林町(亀ノ町)の高荷
更新日:2025年3月28日
伝承地
林町(
林町(亀ノ町 )の高荷
高荷の奉納は約220年以上の歴史があるという。文化年間(1804~1818年)に当時の六条村西村免の八人衆によって、一宮田村神社から伝えられたのが始まり。嘉永年間(1848~1854)には六条下り原免、下林西原免、亀ノ町免の3地域から奉納されていたが、現在は亀ノ町のみとなっている。
高荷とは江戸時代、百姓が領主に貢物を献上する時、馬に献上物を積んで運んだというものの再現である。飾荷の飾り方には、それぞれ意味が含まれている。俵は米で、飾り布団の中味は綿、外は手織の金襴錦布で13段重ねは、数が多いという意味がある。荷造り用の白布は領主の奥方へ岩田帯を献上するという意味、後につけたすすき花は、元は甘蔗(サトウキビ)の花だった。これにつけたぼたんの花は供花で、前につける毛槍2本は、この奉納物を守護する武器、毛掃は奉納物の塵埃を払い落とす道具、杓子は道中馬に水を飲ます用具、玉串は奉納物を払い清めた印、掲げた額は献上する神の御名である。
現在は、荷を積む馬がいなくなったことから、架台を作り、これに鞍を取り付けその上に飾りを載せて、車輪をつけて人が引いている。
祭の1週間前から集会場で練習及び荷の組み立てをする。集会場ができるまで(約50年前)は各戸持ち回りで実施していた。
全員法被を着用している。
奉納歌は次のようなものである。「きけばやれ生の島 はなれ出島 このよさは つしまあらせが さむござる これもみそきゆえ」
基本情報
実施主体 | 亀ノ町自治会 |
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実施日 |
三宮神社秋祭(10月第1土曜日・日曜日) |
実施場所 |
三宮神社 |
三宮神社のマーカーリスト
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