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市長定例記者会見(平成21年6月10日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成21年6月10日(水曜日) 午前11時30分~11時49分
(場所)4階会議室

報告事項

1 平成20年度における市長マニフェストに関連する事業の取組状況について
2 「ブリーザーズ スクエア」始動のお知らせについて
3 水源状況と今後の渇水対応について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。
 本日は、3点について、私から発表します。

 まず、1点目は、「平成20年度における市長マニフェストに関連する事業の取組状況について」です。
 私のマニフェストの関連事業について、昨年は、19年度の取組状況を取りまとめ、公表しましたが、20年度についても、私がマニフェストに掲げる50項目について、関連する全173事業の取組状況を、それぞれの所管部局で自己評価し、5点満点で数値化して取りまとめました。
 なお、この内容は、本市のホームページでも公表します。
 マニフェストの政策評価の方法は、昨年と同じですが、20年度における取組状況を、各々の事業ごとに、「A」の「順調に進んでいる」から「E」の「未着手」までの5段階の区分により評価しました。
 その後、各々の項目ごとに、「A」から「E」までの評価を点数化して平均点を算出し、「1」の「未着手」から「5」の「順調」までの5段階の区分により評価を行いましたが、平均点で4.5以上を「5」とし、3.5以上を「4」の「概ね順調」とするなどして、数値化しました。
 結果として、50の政策項目のうち、「5」が24項目で48パーセント、「4」が20項目で40パーセントでしたが、一方で、「2」の「着手段階」も1項目、2パーセントありました。
 なお、昨年の公表分では、「5」と「4」が合わせて90パーセントであるなど、高い評価でした。
 その発表の際には、「いい点をもらい過ぎ」と述べましたが、昨年の場合、政策項目の実現に向けて、ある程度、必要な事業が開始されているとか、取り組んでいる場合に、「5」や「4」の評価を行いましたが、今回は、政策項目ごとに、成果指標として、目指すべき状態が実現できそうかということも、ある程度加味するなど、若干、厳しめに評価しています。
 それでも、「5」と「4」を合わせて88パーセントと、昨年より、わずかに評価が低くなっていますが、かなり高い評価を受けたものと認識しています。
 ただ、昨年は、「1」の「未着手」が、「道州制時代を展望した基礎自治体のあり方の研究」という項目で1項目ありましたが、今年は、50項目全てで着手済みとなっています。
 また、先日発表した「平成20年度市民満足度調査結果報告書」でも、施策全体への満足度が、19年度より少しずつでも高まってきているという結果も出ています。
 また、昨年4月からスタートした総合計画の実施計画「まちづくり戦略計画」も順調に進んでおり、私がマニフェストに示した政策について、かなり着実に進捗しているということは、自分自身としても、非常に喜ばしく思っています。
 また、私のマニフェストには、任期の4年間で行いたいことを掲げていますので、4年に近づいた段階で、改めて自分自身でも評価は行いたいと思っています。

 次に、2点目は、「「ブリーザーズ スクエア」始動のお知らせについて」です。
 この「ブリーザーズ スクエア」は、4町パティオ、常磐町商店街、瓦町駅前地下広場(ブリスク テンチカ)などを活用しながら、「音(おん)・楽(がく)・街(がい)」をコンセプトに、瓦町周辺の商店街に活気を取り戻すための拠点となるスペースです。
 7月5日の正午から、そのグランドオープンに伴い、簡単なものですが、オープニングセレモニーを実施しますが、私が挨拶を行った後、乾杯し、「瓦町駅周辺サマーカーニバル~TOKIWAストリートコレクション~」をスタートさせ、オープニングを飾ろうとするものです。
 この「瓦町駅周辺サマーカーニバル~TOKIWAストリートコレクション~」は、田町交番前の特設ステージから常磐町商店街を通り、瓦町駅前2階広場の特設ステージまでレッドカーペットを敷き、その上で、「SANGAWAよさこい連」を先頭に、高校、大学などの数多くの皆さんが、独自のパフォーマンスを行って練り歩き、盛り上げるというイベントです。
 あくまでも民間主導の活性化のための拠点ですので、あまり派手なオープニングとはせず、私が挨拶、乾杯した後、気軽にイベントを行う予定です。
 取材についても、よろしくお願いします。

 次に、3点目は、「水源状況と今後の渇水対応について」です。
 今年も、また渇水で悩まされています。
 4月、5月の極端に雨が少ない状況を受けて、特に早明浦ダムの貯水量が減少し、6月3日からは香川用水への供給量が20パーセント削減される第一次取水制限が実施されています。
 それ以降も、今日は少し雨が降っていますが、まとまった降雨はなく、早明浦ダムの貯水率は、本日(6月10日)の午前0時現在、50.6パーセントと、平年値の91.1パーセントと比べ、非常に低くなっています。
 本市の水道用水は、早明浦ダムに約6割を依存しているので、非常に厳しい状況です。
 一方、残り約4割の自己処理水源の状況ですが、内場(ないば)池が99パーセント、四箇(しか)池が93パーセント、御殿(ごてん)貯水池が79パーセントで、ため池の平均貯水率は96パーセントで、平年値の89パーセントを若干上回っています。
 ただ、農業用水が主体という池も多いので、これから本格的な田植えシーズンを迎え、各ため池では、これから「ゆる抜き」が始まることから、急速に貯水率が低下することが見込まれ、安心はできない状況です。
 このような水事情を踏まえ、本市では、6月3日の取水制限の開始にあわせて、渇水対策本部を設置し、渇水対応計画を策定した上で、第一次渇水対応に取り組んでいるところです。
 なお、昨年11月25日の渇水対策本部の解散以降も、本市では、減圧給水や節水広報に取り組むなど、日常的に、水を大切にするまちづくりに向けて、事業を推進しています。
 昨日(6月9日)、梅雨入りはしましたが、予報等によれば、今後、平年並みか平年より少ない雨量しか期待できないとされており、渇水の長期化や深刻化が懸念されるところです。
 そうかといって、何か特別なことができるわけでもありません。やはり節水を呼び掛けて、少しでも水を大事に使いながら、降雨を待つという対策しか、基本的にはありません。
 今後の状況に応じて、各種の対策を講じるために、今後の第二次・第三次取水制限の実施を想定して、本市として行うべき渇水対応計画を策定し、順次、適切に実施に移します。
 自己処理水源をできるだけ適切に確保しながら、市民の皆様に節水を呼び掛ける中、「市民との協働」で、今回の渇水状況を乗り切っていきたいと思っています。
 昨年や一昨年にも、渇水状況になりましたので、その経験にも鑑み、できるだけ市民の生活や各種経済活動等に影響が及ばないようにする一方、先ほども述べましたが、節水の呼掛けを行い、「市民との協働」で乗り切りたいと考えています。
 記者クラブの皆様には、これまでも渇水状況等の情報提供や節水啓発について、御協力いただいていますが、今後とも、御協力のほど、よろしくお願いします。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 マニフェストに関連する事業の取組状況の説明があったが、市長就任から2年を振り返っての自己評価は。
(市長)
 マニフェストで示した50項目の政策自体は、ほとんど自分が思っていた方向に進んでいるし、自分が思っていた以上に成果が挙がっている。
 また、皆様の協力を得る中、よい方向に進んでいる政策も結構あり、そのような意味では、非常に充実していたと思っている。
 ただ、種々の事件、事故や不祥事等も、この2年間にはあったので、反省すべき点も種々あるが、全体として、少なくとも政策に関しては、おおむね順調に推移してきていると思っている。
(記者)
 取組状況は、各部局が評価したのか。
(市長)
 それぞれの政策項目を実現するため、各部局で事務事業を始めており、それらについて、どの程度評価できるのかを自己採点したものであり、評価方法としては、昨年と同じである。
 これとは別に、政治家としてのマニフェストの評価について、市長就任から4年経つまでの段階で、市民の皆様に広く評価していただくことは、1回は必要になるものと思っている。
 今回、発表したものは、あくまでもマニフェストに関連する個々の事業について、その取組状況を、各部局で自己評価してもらい、それらを取りまとめたものである。
(記者)
 今後、特に重点的に取り組みたい項目は。
(市長)
 特に、今回の評価が「3」になっている「公共交通の利便性の確保」などの項目については、取り組んではいるが、まだ具体的に成果が見えていないものであり、そのような項目が大事だと思う。
 そのような項目について、具体的な成果を、より早く見せられるように、がんばっていきたい。

(記者)
 「ブリーザーズ スクエア」のオープンに寄せる期待は。
(市長)
 中心市街地や中央商店街の活性化に向けた取組みの一つであり、「ブリーザーズ スクエア」ができたから、すぐに、どうなるというものではないとは思う。
 ただ、このような取組みを発想した契機としては、常磐町商店街を始めとする中央商店街の南部には、若者が活躍できる場が少ないこともあり、活気がなくなって、人通りも少なくなったことがある。
 そのような場というか、拠点を設ける意味で、「ブリーザーズ スクエア」をオープンするもので、そのようなねらいどおりに、若者たちが集まってきて、街全体に活気が出るような方向に動いていけばと思っている。

(記者)
 先日(6月5日)開催された「総合都市交通戦略検討協議会」では、事務局から、ことでんの既存の路線に沿ったLRTの運行に係る4つの案が示されたが、そのような方向性についての所見は。
(市長)
 私がLRTの導入検討を行いたいと打ち出したのは、あくまでも中心市街地での公共交通手段として考えられるという趣旨である。
 もちろん軌道なので、延ばしていこうと思えば、郊外にも延ばせるが、あくまでも中心市街地が基本になるものと考えている。
 ことでんとの関係を全く無視した形で、ことでんが全くないような地域に、LRTだけを運行させるのは、非現実的だと思っているので、ことでんとの関係を調整していくのが一番の課題になると思う。
 したがって、ことでんの活用方策の一つとして、あのようなシミュレーションが示されたものと思っている。
(記者)
 示された4案の中で、現時点で選ぶとすれば。
(市長)
 今のところ、全く考えはない。種々の意見が出される中、最終的には、一つの方向性が出ればいいと思っている。
 また、先日(5月29日)、ことでんの連続立体交差事業に係る「高松琴平電鉄交差問題等検討委員会」が、あのような形で解散したが、連続立体交差との関係も大きいので、そのような状況も見ながら、種々の立場からの市民の皆様の意見も聞く中で、一定の方向性が出されることを期待している。
(記者)
 「高松琴平電鉄交差問題等検討委員会」での検討結果に対する評価は。
(市長)
 結局は、どの案も現実的ではないと聞いているので、そのような状況も受けて、今後の検討は進めなければならないものと考えている。
 また、連続立体交差は、あくまでも香川県の事業なので、本市としても、もちろん意見を述べたいとは思うが、それらを踏まえた上で、最終的には、県が適切に判断していくべき内容だと考えている。

(記者)
 渇水対応計画について、昨年度との変更点は。
(水道局経営企画課長)
 昨年度と大きく変わっているのは、広報車による広報の開始を、第二次対応から第三次対応に移していることである。また、先ほど市長が述べたとおり、現在のところ、市民生活等に影響が少ないような形で、対策は実施している。
 このような見直しは、現在のところ、自己処理水源は、ほぼ満水の状況にあることや、3年連続の渇水という状況を踏まえたものである。
(市長)
 例えば、昨年や一昨年は、セスナによる広報を行ったが、今年は、昨年11月の渇水対策本部の解散後も、節水の呼掛けを始め、水を大切にするまちづくりに取り組んできたこともあり、早明浦ダムの貯水率が一定以下になったからといって、すぐにセスナや広報車で呼掛けを行うようなことは、若干控えるようにしている。
 日常的に市民の皆様方が、節水に実質的に協力してもらえればいいという考えで、見直しを行っている。
(記者)
 渇水状況の今後の見通しは。
(市長)
 こればかりは、お天道さま次第で分からない。
 一昨年(平成19年)と似ているとは思うが、一昨年は、自己処理水源の状況もかなり厳しかった。
 また、一昨年は、7月14,15日という異例の時期に、台風4号が上陸し、一挙に早明浦ダムの貯水率が100パーセントに回復したが、それがなければ、かなり深刻なものになっていたと思う。
 お天道さま次第だが、かなりの長期化を覚悟して、7月、8月になっても水が足りない状況になった場合、どのような対応をとるのかを、あらかじめ想定しながら対応していきたい。
 本当に危機的な状況になれば、イベントや学校のプールなど、種々の影響が出てくると思うが、そのような状況は、できるだけ避けられるように、今のうちから準備を進め、対応したいと思う。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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