市長定例記者会見
最新の会見(令和6年9月3日)
市長定例記者会見を収録した動画をYouTubeで配信しています。
日時 令和6年9月3日(火曜日)11時30分~11時56分
場所 防災合同庁舎3階 災害対策本部室
1 報告事項(1)高松市市民栄誉賞表彰式の開催について
(2)新しいデザインマンホール蓋の完成について
2 記者質問
報道発表資料
市長説明及び記者との質疑応答要旨
市長定例記者会見(令和6年9月3日)録
11時30分~11時56分
題材に入ります前に、「令和6年台風第10号」と「たかまつ認知症フェアの開催」について、一言申しあげたいと思います。
まず台風10号ですが、消防庁の発表では、犠牲になられた方は、愛知県や徳島県など4県で、7人に上ったようでございます。まずは、お亡くなりになりました方々に、心から哀悼の意を表しますとともに、御遺族の方々、また、被災されました全ての方に、お見舞いを申しあげます。
台風10号でございますが、御承知のとおり、大変動きが遅く、同じような場所で長時間にわたり大雨が降り続いたということで、土砂災害や河川の氾濫など、甚大な災害発生の危険度が高まるため、厳重な警戒が必要となりました。
県内では、8月29日(木曜日)午後6時半ごろに、県内では初めてということですが、線状降水帯が発生し、1時間で、東かがわ市で約110ミリ、小豆島町でも約90ミリの、記録的な大雨が観測されたところでございます。
また、本市におきましては、8月30日(金曜日)午後4時11分に大雨警報(土砂災害)が発表されたことに伴い、水防本部を設置し、対応に当たったところでございます。
幸いにも、大きな被害はございませんでしたが、改めて早めの防災対策の大切さや必要性を認識したところでございます。
今後におきましても、風水害を始め、南海トラフ地震など大規模災害は、必ず起こり得るという考えの下で、防災・減災対策に万全を期してまいりたいと考えております。
次に、昨日2日(月曜日)、プレスリリースさせていただいておりますが、本市では、毎年9月の「認知症月間」や、9月21日が「認知症の日」ということでございまして、これに併せて、認知症に関する正しい知識を普及啓発するイベントとして、「たかまつ認知症フェア」を開催しております。
今回のフェアは、10回目の記念回となるということでございまして、多くの方々に御参加いただけるように、二部構成での開催としております。
第1部は、9月21日(土曜日)でございます。新たに会場を設けました「イオンモール高松」で、香川高等専門学校の学生や、企業の皆様に御協力いただきながら、TVゲームを活用した「認知症予防のための脳トレ講座」や健康チェックなど、誰でも気軽に参加いただけるイベントを開催いたします。
第2部は、9月26日(木曜日)から30日(月曜日)までの間、瓦町FLAGを会場に、認知症VR体験や認知症予防のための体操講座など、認知症を体験できるイベントや、知識を深める講座を開催いたします。なお、第2部の参加には、事前の申込みが必要ですので、詳細はホームページ等を確認いただきたいと思います。
その他、関連行事といたしまして、屋島レクザムフィールドでの認知症予防を啓発する夜間ライトアップを行います。また、市中央図書館に認知症関連本の特設コーナーなどを設け、認知症への理解促進を図ってまいりたいと存じます。
今年1月には、「認知症基本法」が施行されております。認知症に関する社会の関心が高まっているところでございまして、ぜひ、「たかまつ認知症フェア」に、多くの方に訪れていただき、御家族とともに、認知症について考える機会やきっかけとしていただきたいと存じます。周知方よろしくお願いいたします。
それでは、報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧ください。
「高松市市民栄誉賞表彰式等の開催について」と「新しいデザインマンホール蓋の完成について」の2件について、御報告いたします。
前回、8月22日(木曜日)の市長定例記者会見で発表させていただきましたが、パリ2024オリンピック競技大会レスリング男子グレコローマンスタイル77kg級に出場し、見事、金メダルを獲得された、本市出身の日下 尚選手に対する、「高松市市民栄誉賞」の贈呈につきまして、この度、表彰式の開催日程等が決定いたしましたので、御報告させていただきます。
表彰式につきましては、凱旋パレードが16日(月曜日)に行われますが、その次の日、今月17日(火曜日)の午後4時から、市役所1階市民ホールにおいて執り行いまして、表彰状と記念品を授与いたしたいと存じます。
また、日下選手には、高松市の観光や物産などを、県外に幅広くPRしていただく「高松市観光大使」にも御就任いただくこととしておりまして、表彰式に併せて、観光大使の委嘱もさせていただきたいと存じます。
本市の名声を高め、市民に勇気や明るい希望を与えていただいた日下選手の市民栄誉賞の受賞を、ぜひ、多くの市民の皆様とともに、お祝いしたいと存じます。周知方、よろしくお願いいたします。
2点目は、「新しいデザインマンホール蓋の完成について」でございます。
本市では、毎年9月10日の「下水道の日」に併せて、市民に下水道の仕組みや大切さを広く知っていただくため「げすいどうフェスタ」を開催しております。今回、新しいデザインマンホール蓋が完成いたしましたので、フェスタに合わせてお披露目したいと存じます。
新しいデザインマンホール蓋は、香川県を舞台とした漫画「うどんの国の金色毛鞠」の、さぬき高松まつりのポスターにも採用されたことのあるキャラクター「ポコ」と、屋島をモチーフにしております。原作者である篠丸のどか氏本人に、イラストをデザインしていただきました。
新しいデザインマンホール蓋のお披露目会は、9月14日(土曜日)午前11時から、瓦町FLAG8階IKODE瓦町で行い、当日は、篠丸氏にも登場いただく予定でございます。ぜひ、多くの皆様に御参加いただきたいと存じます。
なお、今後、新しいデザインマンホール蓋2枚を、屋島レクザムフィールド西側歩道とJRクレメントイン高松東側歩道に、実際に設置する予定でございます。
設置時期や場所等の詳細につきましては、改めて報告させていただきたいと存じます。
また、「げすいどうフェスタ」に合わせて、彦根市、水戸市、高松市の3種類のマンホールカードを初めてセットにした「姉妹城・親善都市マンホールカードセット」も限定配布いたします。
配布期間は、9月15日(日曜日)と16日(月曜日)の午前10時から午後5時までで、配布場所はIKODE瓦町でございます。
なお、このマンホールカードセットの配布は、各日50セットずつで、先着順の事前申込制となっております。明日4日(水曜日)から10日(火曜日)まで、申込みを受け付けております。詳細につきましては、市ホームページ等を御覧いただきたいと存じます。
私からは、以上でございます。
記者質問
【記者質問】
【記者】
<サンポート高松のプロムナード化について>
サンポートの歩道化について市長の受け止め
番町交差点の横断歩道設置について、中央公園の再整備や市中心部の回遊性、今後の人流調査の実施も含めて、市長の考えや課題
【市長】
まず、サンポートでの遊歩道化の方針が決まったことへの受け止めでございますが、プロムナード化事業につきましては、まず、当初の計画では、高松駅北線の全面通行止めでありましたが、周辺住民の影響も勘案しながら、いわゆる歩行者天国的な扱い、土・日・祝日の9時から21時のみ通行止めとして、災害時には、緊急車両などが通行できる運用とする、整備方針で進めているものでございます。
このプロムナード化につきましては、本市といたしましても、過度な自動車依存から脱却し、歩行者中心のウォーカブルなまちづくりを推進しておりますことから、サンポートエリアのプロムナード化は、それに効果的な事業であるものと、受け止めているところでございます。県と協調しながら進めてまいりたいと思っております。
また、番町交差点の横断歩道設置についてでございますが、先月8日(木曜日)に、開催をされました、「高松中心市街地プロムナード化検討会議」におきまして、県から、本市中心市街地における回遊性・滞在性の向上を図るため、今後、人流調査等を実施し、番町交差点の平面化を検討していくことが示されました。
このことにつきましては、本市が再整備を行う中央公園を含めた、中心市街地のにぎわい創出や、回遊性の向上が期待できる方策の一つではあるものと存じますが、しかしながら、番町交差点の平日の自動車交通量が、約5万台と非常に多くございます。そのようなことを踏まえますと、交通渋滞対策など、検証すべき多くの課題があり、直ちに実現可能性は見通せないものであると考えております。
このため、本市といたしましては、番町交差点の平面化の実現可能性につきまして、引き続き、「高松中心市街地プロムナード化検討会議」の中で議論を深めながら、慎重に検討を進めていく必要があるものと存じております。
【記者】
8月12日(月曜日)から21日(水曜日)まで玉藻公園で行われたライトアップイベント「玉藻あかり物語」を終えて、期間中の来場者数や、今後の在り方を含めた所感
【市長】
瀬戸内海国立公園指定90周年を記念するとともに、サンポートエリアにおける夜型観光の推進や、にぎわい創出を図るため、先月12日(月曜日)から21日(水曜日)までの10日間、玉藻公園でイベントを開催したものでございます。
中身といたしまして、艮櫓などのライトアップや、西門・桜御門でのプロジェクションマッピングの上映のほか、音楽やダンスなどのステージイベント、キッチンカーの出店に加え、本市出身の能楽師である伶以野 陽子氏の能楽演舞など、多彩な催しを開催いたしました。
私も、開催期間中に玉藻公園に参りましたが、石垣や桜御門などの構造や意匠を生かした照明による演出に、普段とは違った、より趣深い、夜の玉藻公園の魅力を再認識したところでございます。
イベント期間中は、夜間だけで、約3,300人もの方に御来園いただいたところでございます。来園者に実施したアンケートにおきましても、約9割の方に、「来年も参加したい」との回答をいただくなど、サンポートエリアの夜型観光の推進には、一定程度、寄与できたものと存じております。
今後、アンケートの結果を踏まえ、実施内容や開催時期などの課題を整理した上で、今後の在り方を検討してまいりたいと存じます。
【記者】
<サンポート高松のプロムナード化について>
来週から始まる工事に向けての市長の受け止め
スケジュール等の詳細で決まっていることを教えてほしい
【市長】
プロムナード化につきましては、特に地元住民の御理解が必要であるということで、数回に渡り地元説明会を行うと同時に、工事に着手する前段階におきましても、最終的な説明会も行わさせていただいたところでございます。
全員、皆様の賛同が得られたかというとそうではない、懸念を表明される方もいらっしゃいますが、ある程度こういう方向でやる、ということで周知ができて、それが高松市としてもにぎわい創出、ウォーカブルなまちづくりに資するものであると、そういう方向性については、概ね理解を得られているのではないか、ということで着工させていただきます。
予定では、県立アリーナの完成する時期に合わせてプロムナード化も一緒に施工したい、という予定で進めていくと県からも聞いております。
【記者】
香川県発注工事で、県内土木建設業者数十社に、談合が繰り返し行われていたという理由から、公正取引委員会が立ち入り調査を行った、と情報があります。高松市内での発注分について、調査する考えはあるか
【市長】
その内容については、まだ存じておりません。今後、情報を得ていきたいと思います。
【記者】
<障害者支援施設の利用者の契約解除問題について>
今月9日(月曜日)で、契約解除から1年が経過するが、現状の受け止め
【市長】
仮処分申請を行い、法廷で争われていましたが、仮処分については却下されたということでございます。今後、本訴訟ということで、両者の話を進められていくということになろうかと思っております。
なかなか接点が見いだせないというか、お互いに主張が平行線になっておりますし、施設の第三者調査委員会についても、解散したということで、そちらの方は、市としても、今指導を行っているところでございます。大きな動きはない状況ですが、あくまで利用者本意で物事を考えていきながら、どうにか両者の接点を見出していきたい。そのために、市もある程度汗をかいていきたいと思っています。
【記者】
<障害者支援施設の利用者の契約解除問題について>
第三者調査委員会の契約解除があり、6月議会で事実確認を進めていくと話があったが、どのように行うのか
【市長】
施設側とやりとりをしながら進めていくことになろうかと思っております。第三者調査委員会の設置について、調査・内容等について、今後しっかりと進めてくださいとお願いをし、調整をしていくということになろうかと思います。
【記者】
<障害者支援施設の利用者の契約解除問題について>
改めて第三者調査委員会の設置を法人に要望にしていくのか
【市長】
第三者調査委員会では、事実関係を確認していくことになっていましたので、それをしっかりとやっていく必要があるかと思っています。
それが第三者調査委員会になるのかどうなのか、というのはちょっと分かりませんけれど、そのあたり、市がある程度指導をしながら、特別監査の最中でもございますので、特別監査等で対応をしていきたいと思っています。
【記者】
<障害者支援施設の利用者の契約解除問題について>
議会で、市が事実確認を調査進めていくということで、市としてはどのように調査を進めていくのか
【市長】
経営者による行動・活動などに対する訴え等が出たりしていますので、そのあたりの事実関係としてあったのかどうなのか、確認していくことが必要かと思っております。
【記者】
<障害者支援施設の利用者の契約解除問題について>
調査期間や、いつまでに結論を出すのか、などの目途はあるか
【市長】
仮処分申請を却下した3月の高松地裁の決定でございますが、この8月6日付で高松高裁が、仮処分を却下した決定を支持して、契約解除した利用者らの即時抗告を棄却した、という動きもあったということで、仮処分はそこで決着がついた、と思っております。
第三者調査委員会との契約解除をして、今、法人に対する調査の結論が出ていない状況がありますので、本市としては、特別指導監査を継続して取り組む必要があるということで、ヒアリングの協力を求めているところです。
施設関係者、理事長以下関係幹部の方に来ていただきまして、調査の協力、ヒアリングの協力を求めたところです。今後、具体的にヒアリングをしていき、事実関係があるのかどうなのか、その対応をどうしていくのかといったことを、特別指導監査の中で進めていきたいと思っています。
【記者】
<障害者支援施設の利用者の契約解除問題について>
その調査期間と結論を出す目途は
【市長】
1年経ってからですので、今までも行ったり来たりしながら、第三者調査委員会を作ったが、解散になったりしていますので、いつまでに結論を出せるかというのは、今は難しい。ただ、施設側もしっかりと誠実に対応していただいて、ヒアリングには応じていただけることになっていますので、それを鋭意進めていきたいと思っています。
【記者】
<障害者支援施設の利用者の契約解除問題について>
高松市は、係争中は基本的には経過を見守るというスタンスを取ってきたと思うが、今回は本訴訟の係争中で、事実確認を進めることにした理由や意思はどのような考えからなのか
【市長】
まずは、利用者の契約解除の原因となったところを、施設側にパワハラ等も含めて、あったことが理由でしたので、それをしっかりと是正をしなければならない。あるいは事実を確認して、是正をしなければいけないということで、市が指導をして、第三者調査委員会を作ったのですが、それを法人側が解散してしまったということでございますので、それを一からまた進めなければならない、という状況にあろうかと思っております。
従いまして、本訴訟としてやられていますが、市の特別指導監査の権限において、そのあたりの調査、体制の整理を進めていくということは、それは平行してやるべきだと思っています。
【記者】
<6月議会等の茂木議員の発言について>
最終日の討論で、議案に対する賛否を茂木議員が述べる際に、「形だけのパブリックコメントを乱用されて、大西市政がよくやる形だけの市民参加だ」とか、消防団に対してだと思われるが、「パワハラや差別を平気で行う組織だ」との発言があった。
7月の議運では、他の市議から誹謗中傷に近い発言や、過剰に攻撃的な発言があったとの声も出ているが、茂木議員の一連の発言についての、市長の受け止め
【市長】
6月議会で、最終日に行われた討論の中で、茂木市議からの発言の中には御指摘いただきました、私の政治姿勢や、市政運営のやり方を揶揄するような発言があったと認識しておりまして、それにつきましては、残念だと思っております。
ただ、自由闊達な議論の場であります本会議場で、行われた言動の内容でございまして、それは私としても1つの御意見として、十分に承ってまいりたいと思っております。
従いまして、特に市議会にこれについて申し入れをするなどは考えておりません。
いずれにしましても、市議会と執行部が議会での議論を通じまして、お互い車の両輪として市政をより良い方向に進めていく、というのが本来の使命でございますので、今後とも議会と活発な議論を行いながら、市政運営をよりよく行ってまいりたいと思っております。
【記者】
<6月議会等の茂木議員の発言について>
パワハラや差別を平気で行うような組織というのは消防団のことだと思うが、そのあたりについての市長の考え
【市長】
何をもってパワハラや差別と言われているのかな、と。詳しい内容を聞いておりませんので、それは分かりません。
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