市長定例記者会見
最新の会見(令和7年9月2日)
市長定例記者会見を収録した動画をYouTubeで配信しています。
日時:令和7年9月2日(火曜日)11時30分~11時52分
場所:防災合同庁舎3階301会議室
1.報告事項
(1)「姉妹城・親善都市と交流都市の観光と物産展」の開催について
(2)高松観光コンベンション・ビューローによる「TKMT」ポロシャツの販売について
2.記者質問
市長説明及び記者との質疑応答要旨
それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
報告事項の前に、先日、「大阪市中央区で発生したビル火災を受けての対応」と「たかまつ認知症フェア」について、お話をさせていただきます。
まず始めに、8月18日(月曜日)、大阪市中央区で発生した火災におきまして、消火活動中に、二人の消防職員の方がお亡くなりになられました。お二人の御冥福を心からお祈り申しあげたいと存じます。
この火災を受けまして、本市におきましても、類似施設の建物関係者に対して、消防用設備の状況や避難経路の確認などの防火指導を行い、消防職員が火災時に安全かつ効果的に活動できるよう、特別査察を実施いたします。
この査察でございますが、9月11日(木曜日)から開始いたします。対象施設につきましては、飲食店、物品販売店などの不特定多数の人が利用するもので、地上へ通じる屋内階段が一つしかない建物が密集しております、北消防署管内の約100件の物件について予定をいたしております。
査察の結果、違反が確認された場合には、速やかに改善が行われるよう適切に指導を行い、今後、ビル火災等の発生時におきまして、消防職員が安全性を確保した上で消火活動を行えるように、万全を期してまいりたいと存じます。
次に、先日、プレスリリースいたしました「たかまつ認知症フェア」の開催について、改めて、お知らせいたします。
高齢化が進行する中で、昨年1月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されるなど、認知症に対する社会の関心が高まってきております。
このような中で、本市では、毎年9月の「認知症月間」や、そして9月21日の「認知症の日」に合わせまして、認知症に関する正しい知識を普及啓発するイベントといたしまして、「たかまつ認知症フェア」を開催いたしております。
今年は、9月13日(土曜日)に香西本町の「イオンモール高松」におきまして、「香川高等専門学校」の学生や企業の皆様に御協力いただきながら、テレビゲームを活用した認知症予防のための「脳トレ講座」や、「健康チェック」など、誰でも気軽に参加いただけるイベントのほか、専門職による認知症の相談やお薬相談、認知症カフェの活動状況などのパネルを展示いたします。
その他、関連行事といたしまして、「屋島レクザムフィールド」での認知症予防を啓発するオレンジ色の夜間ライトアップと共に、「夢みらい図書館」など市立図書館に「認知症関連本の特設コーナー」を設けるなど、認知症への理解促進を図ってまいりたいと存じます。
それぞれ参加は無料でございますので、是非、この「たかまつ認知症フェア」に、多くの方に訪れていただき、御家族とともに、認知症について考える機会やきっかけとしていただきたいと存じます。周知方、よろしくお願いいたします。
それでは報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧ください。
本日は、「『姉妹城・親善都市と交流都市の観光と物産展』の開催について」「高松観光コンベンション・ビューローによる「TKMT」ポロシャツの販売について」の2件でございます。
まず、1件目でございますが、本市と歴史的に深いつながりがあります「姉妹城都市・滋賀県彦根市」及び「親善都市・茨城県水戸市」と、本市高松市の3市が、昭和49年度から持回りで、「姉妹城・親善都市と交流都市の観光と物産展」を開催しております。今年度は、本市で開催するものでございます。
日程は、10月4日(土曜日)から6日(月曜日)までの3日間、「JR高松駅コンコース」及び「高松オルネ」におきまして、彦根市及び水戸市に加え、本市と交流がございます「秋田県由利本荘市」、「石川県金沢市」及び「石川県かほく市」、それに本市を合わせた6都市が一堂に会して実施いたします。
初日の10月4日(土曜日)は、午前10時から、「高松オルネ」前におきまして、開催式典を行い、彦根市の「ひこにゃん」や水戸市の「みとちゃん」などの、各都市のご当地キャラクターのほか、高松特別ゆめ大使の「うどん脳」「ことちゃん」「ことみちゃん」も登場いただく予定でございます。
なお、開催時間は、4日(土曜日)及び5日(日曜日)は、午前10時から午後8時まで、最終日の6日(月曜日)は、午後6時まででございます。
各都市の出展品の一部を御紹介させていただきますと、彦根市からは和菓子「埋れ木」や「近江牛ビーフカレー」「ひこにゃんグッズ」などが出展されます。また、水戸市からは「わら納豆」や「水戸の梅」「レア
チーズタルト」などの商品が並ぶ予定でございます。
また、本市の特産品である、「香川漆器」や「高松盆栽」を販売いたしますほか、高松工芸高校の生徒によります、香川漆芸PRプロジェクト「クリエイティブ7」が、漆マグネット作りのワークショップイベントを行う予定でございます。
各地方で愛される特産品や名物グルメ、伝統工芸品などを実際に手にとることができ、子どもから大人まで楽しめるイベントとなっておりますので、是非、御家族や御友人をお誘い合わせの上、会場にお越しいただきたいと存じます。
続いて2件目は、「高松観光コンベンション・ビューローによる「TKMT」ポロシャツの販売について」でございます。
本年6月に、職員自らが本市の新しいロゴマークであります「TKMT」に愛着を持ち、更に高松の魅力を発信することで、シビックプライドの醸成やシティプロモーションの推進を図ることを目的として、まず「政策局職員によるTKMTポロシャツDAY」を実施したところでございます。
この取組後、多くの職員から、「TKMT」ポロシャツの購入希望の申出があり、現在、多くの職員が着用しております。
一方で、私の方にも、市民の方からも「購入したい」との問合せがあったことや、職員からも追加注文の声が多かったことから、一般販売について検討しておりました。そしてこの度、「高松観光コンベンション・
ビューロー」において、取り扱っていただけることとなったものでございます。
注文の受付は、明日9月3日(水曜日)午前9時からでございます。取り扱いますのは、ネイビーやホワイトなど全10色でございます。私が着用しているこの色、コバルトブルーは販売されないようですが、10色の種類があるということでございます。サイズはXSから5XLまででございまして、価格は税込みで1着2,980円と伺っております。
なお、受注生産でございますので、納期が約1か月とのことでございます。
注文は「高松観光コンベンション・ビューロー」のホームページで受け付ける予定となっております。
より多くの方に、「TKMT」ポロシャツを着用していただき、シビックプライドの醸成やシティプロモー
ションの推進につなげてまいりたい、あるいは御協力いただきたいと存じます。周知方、よろしくお願いいたします。
私からは、以上でございます。
記者質問
【記者】
先月31日に閉幕した瀬戸内国際芸術祭の夏会期について、市長の所感
また、秋会期への意気込みと、これまでに浮かび上がった課題について
【市長】
瀬戸内国際芸術祭2025の夏会期ですが、8月1日(金曜日)から始まって、8月31日(日曜日)に終えたところでございます。連日、非常に暑い中ではございましたけれども、多くの方に御来場いただきまして、非常にうれしく思っているところでございます。
春会期に引き続きまして、公式ウェブサイトや公式アプリを活用して、できるだけ混雑を緩和しようということで、積極的に混雑情報を提供し、平準化を促進したことにより、全般的に極端な混雑は発生しておらず、大きな混乱もなく開催できたものと感じております。酷暑の中でも多くの方に来ていただきまして、非常にスムーズに運営ができたのではないかなと思っております。
また、夏会期中、「高松港キャッスルプロムナード」で、初めて「ベトナムプロジェクト」が開催されまして、ベトナムの食や文化を多くの方にお楽しみいただけたものと存じます。私も一度だけ行かせていただきましたが、多くの来場者でにぎわっておりまして、昔ベトナムに行ったときに飲んだ、ベトナム産のビール「333」をおいしく飲ませていただきましたし、ベトナムのうどんとも言える「フォー」もございましたし、サンドイッチで有名な「バインミー」、ホットドッグのようなサンドイッチですけれども、この「バイン
ミー」などの人気のベトナム料理を楽しめたということでございます。更には、現地の職人が作成していた竹細工などの工芸品も非常に売行き好調であったと聞いています。
併せて、高松市美術館で開催中の「瀬戸芸美術館連携プロジェクト」参加展覧会の「石田尚志 絵と窓の間」につきましても、夏会期の間、金曜日、土曜日は20時まで開館することで、日中だけでなく、夏の夜において美術館で楽しんでいただけるといったものも行われたというものでございます。
夏会期の課題といたしましては、やはり暑さ対策が大変であったということでございます。過去の芸術祭の夏会期と比べましても、今年は非常に気温の高い日が多かった、史上最高の気温だったと発表されておりますが、そういう中で、公式ウェブサイトや公式アプリを活用して、来場者の皆様に暑さ対策を丁寧に呼び掛けさせていただいたところでございます。
また、熱中症対策として、人が多く集まる場所でのテントやミストファンの設置、また港や作品展示施設等で日傘やうちわの貸出しなどを行ったことによりまして、本市の会場での熱中症疑い事例の報告は、十数件程度と聞いております。いずれも各案内所で適切に対応できたと報告を受けています。
今後、秋会期は10月3日(金曜日)から始まります。10月4日(土曜日)に、「あなぶきアリーナ香川」で平田オリザ氏のシアターオペラ「その星には音がない ―時計仕掛けの宇宙―」が開催されるほか、10月19日(日曜日)には、四国村ミウゼアムにおいて「瀬戸内仕事歌&~瀬戸内源平合戦絵巻~オペラ「扇の的」ダイジェスト版」という演劇舞台が開催されるなど、様々なイベントが予定されております。さらに春夏会期以上の多くの来場者にお越しいただけるものと、大いに期待しているところでございます。
本市といたしましては、引き続き、現代アートと併せて、本市の豊かな自然や景観、歴史など本市の魅力を広く発信することで、秋会期におきましても、国内外からの誘客に努め、芸術祭の盛り上げに注力してまいりたいと存じます。
【記者】
夏会期の熱中症疑いの件数は、高松会場においてのものか
【市長】
市内の会場における熱中症疑い事例の報告は、十数件程度あったというものでございます。いずれも、各案内所で適切に対応できたと聞いております。
【記者】
「TKMT」ロゴを発表した当初は、パブリックコメントでの厳しい声があったり、サイト閲覧数、ダウン
ロード数が伸びなかったということもあったと思うが、「TKMT」の最新の利用状況について
また、「TKMT」の市民への浸透状況、認知状況について市長の所感
【市長】
「TKMT」の使用状況については、後ほど事務局から話をさせていただきます。
「TKMT」について、なかなか市民の皆様に広く浸透するわけにはいきませんが、少なくとも、市役所の職員が、「TKMT」マーク入りのポロシャツを着ることで、盛り上げてきていることもございますし、最初、「TKMT」の入ったTシャツでビアガーデンのオープニングとコラボしたイベントもやって盛り上げましたが、その分、市民の皆様にも少しずつ広がってきているのかなと思っております。
それと発表当初はいろいろと意見がございましたが、最近はなじんできて、この「TKMT」のマークのついた名刺を配らせていただくと、「これなんですか、かっこいいですね」と、割と高評価をいただくことが多くなっております。そのように少しずつ広げていければと思っております。
【広聴広報・シティプロモーション課】
現在の「TKMT」の使用状況でございますが、市内部、市外部でいくつか取扱いをしていただいている状況ですが、詳しい数字等については、今持ち合わせておりませんので、後ほど御報告させていただきます。
【記者】
令和6年度の市長マニフェスト2023の関連施策の公約達成状況を受けて、市長としての所見
また、達成状況が80%に満たなかったものについて、在任期間中どう改善していくのか市長の考えは
【市長】
任期が始まって、ちょうど2年と4か月ということで、折り返し点を過ぎて4か月が経ったわけでございます。
マニフェスト2023で発表させていただきました施策について、進捗状況をお示ししたところですが、全体としてはおおむね順調ということで、8割以上の成果が出ている施策が非常に多いということになっています。
ただ、塩江の温泉施設、道の駅等の再整備でありますとか、あるいは、競輪場にしても、中央卸売市場にしても、若干遅れ気味のところはございますけれども、基本的には前向きに進められているものと思っています。
残りの任期も半分を切っているわけですので、最後までマニフェストに掲げました事業の進捗ができるだけ図られるように、精一杯取り組んでまいりたいと思っております。
【記者】
県で取水制限の対応があり、県庁では節水の取組みも公開していましたが、市として節水に対する市民への呼び掛けについて
【市長】
今年は最初の頃は梅雨がありましたが、6月27日に史上最速で梅雨明けをして、それからパタッと雨が降らなくなりまして、7月14日にまとまった降雨があって、早明浦ダムも100%に回復したということでございます。それで一安心しましたが、そこからずっと雨が降らないという状況になりまして、貯水率が60%台になったということで、このまま雨が降らなければ渇水が起こるということで、今日、9月2日9時から取水制限20%が行われることになったということで、聞いています。
非常に本県、本市は渇水県、渇水市の状況が頻繁に起こるところですので、できるだけ市民の皆様もこれまでやっていただいておりますが、節水を心掛けていただいて、日常的にいろいろな節水対策をやっていただきたい。例えば、風呂の残り湯をいろいろな用途に使っていただくとか、工夫をしながら、一人一人の市民の皆様ができるだけ節水に御協力いただけるようにお願いしたいと思います。
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