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市長定例記者会見(平成22年2月9日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成22年2月9日(火曜日) 午前11時30分~11時55分
(場所)4階会議室

報告事項

1 「瀬戸の都・高松」ロゴマークの入賞作品の決定について
2 岡山市と高松市との都市交流について
3 「たかまつ水環境シンポジウム2010~みんなの水を みんなで考えよう~」の開催について

市長説明

 それでは、定例記者会見を始めます。
 本日は、3点について、私から説明します。

 まず、1点目は、「「瀬戸の都・高松」ロゴマークの入賞作品の決定について」です。
 市制120周年という記念の年に当たり、多島美を誇る波静かな瀬戸内海と、経済・文化など様々な面で深い関わりを持って発展を続けてきた「瀬戸の都・高松」を広く周知するため、去る1月4日から25日までロゴマークを募集しました。
 その結果、全国各地から、合計483点もの応募をいただきました。
 その中から選定を行ったわけですが、まず、デザイン関係の専門家による審査を行い、5点を選んだ上で、私が優秀賞(入賞作品)1点と、佳作2点を決定しました。
 決定した作品は、非常にシンプルにできていますし、瀬戸内海や空を表す青を基調としており、非常にさわやかなイメージであることや、波により瀬戸内海を表していること、また、高松の「高」の字の古代文字を図案化し、高松を示すことで、一目見て「瀬戸の都・高松」にふさわしいと感じたことで、選んだものです。
 また、この作品を見て、すぐに思い出したのが、「讃州さぬきの高松さまの城が見えます波の上」と江戸時代から伝えられている歌がありますが、まさに、それにもふさわしい図案だと思いました。
 図案の制作者は、東京都千代田区在住のグラフィックデザイナー、須賀 裕明(すが ひろあき)様です。
 制作意図について、御本人によれば、波頭で調和を表わす円形をかたどり、高松の「高」の文字の象形(古代文字)である櫓のような形を中央に図案化し、瀬戸内海を原点として発展し続ける海に開かれた都市のイメージを表現したもので、波の永続的で規則的な繰返し、止むことのない運動は、高松市の限りない可能性と、恒久的な発展性をシンボライズしているとのことです。
 なお、優秀賞の表彰式を、本日(2月9日)実施する予定でしたが、優秀賞の受賞者が東京在住ということもあり、日程の調整がつかず、実施できませんでした。
 代わって、御本人のコメントをいただいていますので、私から紹介します。
 この度は、私の作品を「瀬戸の都・高松」ロゴマークとして採用いただき、誠にありがたく謹んで御礼申しあげます。
 本ロゴマークが、高松市のシンボルとして、市の内外を問わず皆様に愛され、「文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松」を創造していく旗印の一端を担えますよう願っております。
 以上のようなコメントが寄せられました。
 また、佳作は2点、高松市生島町在住の生西 順(いくにし じゅん)様、愛知県春日井市在住の角井 志保(つのい しほ)様の作品を、それぞれ選んでいます。
 優秀賞を含め、いずれの作品も甲乙を付けがたく迷いましたが、優秀賞には、シンプルさと、一目見て「瀬戸の都・高松」が表されているということで、この作品を選んだところです。
 今後は、「瀬戸の都・高松」を広く周知するため、特に、今年開催される、市制施行120周年の記念事業のPRや、「瀬戸内国際芸術祭2010」の際にも、高松市のロゴマークとして、広く活用していきたいと思っています。
 また、職員の名札や封筒、観光名刺などにも、このロゴマークを掲載し、PRに取り組みたいと考えています。

 次に、2点目は、「岡山市と高松市との都市交流について」です。
 岡山市との交流については、昨年7月に、本市の玉藻公園披雲閣において、高谷・岡山市長さんに、高松に来ていただき、私との間でトップ会談を行いました。
 その際には、この会談を契機として、今後、民間レベルも含め、様々なイベントなどによる交流や、両市間にある瀬戸内海などの地域資源を生かしたまちづくりの推進などを、相互協力のもとに、相乗効果が得られる形で、連携を図っていくことを話し合いました。
 前回は、本市の玉藻公園披雲閣で行いましたので、次は、岡山市で行うという話になっていましたが、今回、岡山市側から、ちょうど2月20日に行われる勇壮な裸祭りで知られる「西大寺会陽(さいだいじえよう)」の機会に合わせ、私が岡山市に行って、今後の交流の取組みについて、懇談を行いたいという話がありましたので、それに応える形で、岡山市を訪問したいと思っています。
 具体的には、2月20日(土曜日)の午後8時から、東区役所の会議室において、私と岡山市長との懇談を行い、今後、両市が連携した観光PRや情報発信、人事交流の拡大などの事業の具体化、また、新たな連携の可能性についても話し合いたいと思っています。
 その後、西大寺で会陽を視察しますが、その際、岡山市のケーブルテレビへのゲスト出演等も依頼されています。
 この西大寺の会陽は、本堂の御福窓(ごふくまど)から投下される2本の宝木(しんぎ)をめぐって、それを奪い合うように、約9,000人と聞いていますが、多くの裸の男性が激しい争奪戦を繰り広げる祭りということでも有名です。
 ちょうど今年で500周年の節目の年を迎える、この勇壮な祭りには、数万人の観光客が訪れる一大イベントであり、その様子など、岡山市の観光活性化策を拝見しながら、本市の地域活性化等の施策の参考にしたいと思っています。

 次に、3点目は、「「たかまつ水環境シンポジウム2010~みんなの水を みんなで考えよう~」の開催について」です。
 今後の、言わば本市と水との付き合い方を考えていただくため、平成20年2月に「高松水環境会議」を設置し、昨日(2月8日)までの約2年間にわたって、議論を行っていただきました。
 昨日の第8回会議において、提言書「みんなの水を みんなで考えよう ~未来の子供たちに持続可能な水環境を~」が取りまとめられ、本市に提出されました。
 この提言を受けて、その内容を具体化していくために、各施策を推進したいと考えていますが、ちょうどこの機会に、これからの水環境の整備について、市民の皆様とともに議論するシンポジウムを開催します。
 シンポジウムは、3月6日(土曜日)午後1時30分から、サンポートホール高松の4階第1小ホールで開催します。
 その内容ですが、まず、基調講演として、高松水環境会議の会長でもある京都大学の植田 和弘先生から「水からつくる持続可能な社会」と題した講演をいただくこととしています。
 また、第2部では、「みんなの水を みんなで考えよう」をテーマに、メタウォーター株式会社の技監で、高松水環境会議の委員である栗原 秀人さんをコーディネーターとして、竹濱・立命館大学教授、角道(かくどう)・香川大学准教授のほか、香川大学の大学院生2人や、私がパネリストとして参加し、パネルディスカッションを行いたいと考えています。
 シンポジウムは、もちろん無料ですが、定員が300名で、お申し込みの先着順の予約制にします。
 シンポジウムのちらしを、市役所の案内所や支所・出張所等に配置していますが、報道を通じたPRも、よろしくお願いします。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 新年度の当初予算案について、先日、香川県から規模等の見通しが発表されたが、高松市の予算規模の見通しは。
(市長)
 新年度の当初予算案については、現在、最終調整中であるが、その概略を述べると、歳入面では、税収の落込みが非常に厳しい状況である。
 国全体でも、地方税の税収は約3兆7,000億円落ち込むが、その分、国の地方財政対策等により、国全体では、地方交付税が1兆1,000億円ほど増額されるとともに、借金ではあるものの、実質的には地方交付税の代替となる臨時財政対策債が2兆5,000億円ほど増額され、一般財源的な地方財源としては、合計で約3兆6,000億円が増額される。
 そのようなことから、本市でも、税収の落込み分は、それらによってほぼカバーできることになる見通しであり、非常にありがたく思っている。
 その上で、歳出等を見積もり、予算規模等が決定するが、新年度の特殊要因としては、暫定的な形ではあるが、子ども手当の支給が開始されることがある。
 それだけで、予算規模が60億円近く膨らむ要因になるので、その程度は、増加するのではないかと考えており、まだ、最終調整中で、あまり詳細は確定していないが、対前年度比では、若干増になるものと見込んでいる。

(記者)
 昨日(2月8日)、学識経験者や公募委員等により組織された「美術館協議会」から、現在は無料の65歳以上の高齢者の観覧料を一部有料化する案について、慎重な判断を求める答申が示されたことから、本年4月からの実施を見送ることにしたが、一連の経緯と、それに対する所見は。
(市長)
 美術館では、2年前の平成20年2月に行われた「美術館のあり方検討委員会」からの提言を受け、様々な形で、より市民に親しまれるような文化の拠点施設として、今後とも発展できるよう、種々の見直しを行っている。
 その一環として、観覧料の減免制度なども見直すべき旨の提言を受けて、65歳以上の高齢者は、これまでは全て無料だったものを、常設展は無料を継続するが、特別展は、一般と同額の観覧料を支払っていただくという方向で、見直しを行おうとしていた。
 この件について、今回、「美術館協議会」で審議したところ、種々の意見が交わされた。その結果、「美術館協議会」からは、さらに広く市民の意見を聴いた上で、再度検討すべきである旨の答申が示された。
 本市としては、この答申を尊重し、この件以外の見直し案は、本年4月から実施に移すが、この件は、取りあえず実施を見送ることにした。
 この件については、若干、説明不足があったものと反省している。
 美術館の観覧料の考え方だが、そもそも文化芸術の振興は、市民が自発的に、任意に支えていただく、また、一定の理解のもとに協力していただくことが必要だと思っている。
 美術館についても、今後、持続可能な形で、しっかりと文化の拠点として、円滑に運営を進めるためには、市民が支えていただけるような体制の強化が不可欠だと思う。
 そのような中で、美術館を支えていただくのは、60歳で定年を迎えられ、ある程度、時間的なり金銭的に余裕があり、芸術文化に関心が高い中高齢者ではないかと思う。
 したがって、現在の一律65歳以上は全て無料ということが、果たして良い施策なのかという点については、個人的にも疑問を抱いている。
 また、「美術館のあり方検討委員会」からの提言や、内部での種々の議論を踏まえ、本市では、税を使い、市民の文化の拠点として美術館を整備し、広く開放しており、市民が文化に親しみやすい環境を維持していく上で、高齢者の生きがい対策としての減免制度は、一部にはあってもいいと思う。
 そこで、常設展は無料を継続するが、特別展は、そもそも種々の団体が観覧料に見合う価値のあるものとするために、様々な企画を行い開催するものである。
 例えば、サンポートホール高松では、市民により行われるような通常の催し物は無料だが、特別なコンサートなどは、65歳以上でも無料にはなることはあり得ない。
 そのような意味で、美術館でも同様に、特別展は、65歳以上でも、一般と同額の入場料を支払っていただくべきとの観点で、私自身、減免制度の見直しを決断したものである。
 今回の見直しを、そのような趣旨で行おうとしていることについて、若干、説明不足だったと思う。
 特に、高齢者の生きがい対策にも鑑み、あまり高額では行きづらいと感じる方のために、新たに1年間有効の年間観覧券(パスポート)を、3,000円という価格で設定しようとしている。
 3,000円を払って年間観覧券を購入していただければ、期間中は、何回美術館に行っても、どんな企画展に行っても、それ以上はかからない。
 特に、美術に興味のある方には、この年間観覧券を活用していただき、美術館に親しんでいただきたい。また、そのような方にこそ、美術館を支えていただきたいと思っている。
 そのような趣旨を、いま一度、広く説明するとともに、関係者の意見を、もう少し広く聴くべきとの提言も、「美術館協議会」からいただいたので、例えば、老人クラブ連合会の意見なども広く聴いた上で、改めて最終判断を行いたいと思う。
(記者)
 今後、市民の理解も求めた上で、有料化したいという考えなのか。
(市長)
 私が直接聴いた範囲では、興味のある人が美術作品を鑑賞するのに、65歳以上だからといって無料というのは、疑問であるとの意見は結構ある。
 逆に有料化に疑問を呈するような意見には、これまで私は接していなかったので、さきの「美術館協議会」の取りまとめ結果には、少し驚いた。
 ただ、もちろん今まで無料だったものを有料化するのだから、しっかりと説明は行うべきで、説明不足だったとの思いはあるので、改めて本市の考えを説明した上で、判断していただきたいと思っている。
 また、例えば、一定の年齢以上の高齢者の方に向けた、何らかの来館促進策が必要だとの思いもある。
 そのような点も含め、様々な方々の意見を聴きたいと思っている。
 私自身、特に、有料化したいと思うようになったのは、昨年、大好評を博した「加山又造展」には2万4,000人ほどが来場したが、そのうち、65歳以上の方は、8,700人くらいと、実に約36パーセントを占めていた。
 それらの方の入場料は無料だったということもあり、約2万4,000人の入場者を得るなど、近年にないほど好評だった「加山又造展」でも、赤字に終わった。
 この8,700人、36パーセント程度の方に、1,000円の入場料を支払っていただくと、870万円の収入が得られるが、そうすると、黒字だったのである。
 そのようなことがあると、どうしても高齢者に好まれるような美術展を開催しようとするインセンティブが薄れてしまう。
 高齢者にも喜ばれる美術展を開催しようというインセンティブを保つ意味でも、やはり高齢者に支えていただくという意味で、特別展など一定の有料化は行うべきだと考えている。
(記者)
 最終判断を行う時期の目途は。
(市長)
 本年4月からの実施は見送る。
 今後、新しい案を示すことになるかもしれないが、それに全体の理解がいただければ、できるだけ早期に実施に移したい。
(記者)
 来年度内にも実施したいという考えか。
(市長)
 そうである。
(記者)
 高齢者への新たな優遇策について、具体的な考えは。
(市長)
 個人的な考えにはなるが、例えば、年間観覧券の価格設定を、65歳以上の方には、若干、割り引くことなどが考えられる。
 ただ、年齢設定について、65歳以上とすればいいのか、あるいは、例えば、もう少し上の70歳以上とすればいいのかというような考えもあると思うので、様々な意見を聴きながら、判断していきたい。
 美術館について、よく言われることだが、ルーヴルやメトロポリタンなど、欧米の美術館では、入館料は無料が基本で、その運営は、寄付で成り立っている。
 日本の場合、入場料がないと気持ち悪く感じる人も多く、欧米のような考え方になじんでいないことから、大方は入場料が設定されているが、基本的には、任意に支えていただくのが、本来の文化のあり方だと思う。
 そのような意味でも、美術の好きな中高齢者の方々に理解をいただきたい。
(記者)
 今回の有料化は、財政的な側面を考えて実施するのではないのか。
(市長)
 文化というものを、財政的に支えることは必要だと思っている。
 今回の件は、財政的な側面というよりは、むしろ、どのように市民に負担していただくのかという規律の問題だと考えている。

(記者)
 2月20日の岡山市長とのトップ会談で、新たな連携の可能性について話し合う旨の説明があったが、その具体的なイメージは。
(市長)
 前回(昨年7月)のトップ会談で、種々のイベントの相互PRや、人事交流などを行うことにしているので、その具体化が話し合われることになると思う。
 特に、今年は、本市において、3月には「第2回高松国際ピアノコンクール」が、また、7月からは、岡山市の犬島も舞台に、「瀬戸内国際芸術祭2010」が開催されるので、そのような本市の国際的な文化イベントに、是非、岡山市からも、たくさんの方に来ていただきたいので、そのようなPRは、私から行おうと思っている。
 また、岡山市側からも、同じような話が持ち出されるのではないかと思う。

(記者)
 「瀬戸の都・高松」ロゴマークを、公式行事等で使用を開始する時期は。
(市長)
 2月15日の「自治基本条例制定フォーラム」でも使用する予定である。
 また、例えば、私の名刺も、観光名刺などには、このロゴマークを入れたものを、現在作成中である。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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