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市長定例記者会見(平成22年1月26日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成22年1月26日(火曜日) 午前11時30分~11時50分
(場所)4階会議室

報告事項

1 災害時におけるし尿収集業務等の支援に関する協定の締結について
2 「大型複合遊具広場」の愛称募集について
3 中央公園におけるイサム・ノグチ遊具の設置について
4 屋嶋城跡城門遺構整備事業に伴う現地説明会の開催について
5 第45回香川菊池寛賞受賞者の決定について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。
 本日は、5点について、私から発表します。

 まず、1点目は、「災害時におけるし尿収集業務等の支援に関する協定の締結について」です。
 今世紀前半には、東南海・南海地震が発生して、市内全域で甚大な被害が生じ、5,000人以上の市民がコミュニティセンターや学校施設などに避難すると予想されています。
 そのような避難時に、衛生面で非常に重要になるのは、避難所のトイレの問題です。
 避難所のトイレだけでは対応が困難になるとともに、し尿の収集業務についても、何らかの対応を講じておかなければなりません。
 そのような問題意識のもと、今回、本市と高松市清掃業者連合会との間で、「災害時におけるし尿収集業務等の支援に関する協定」を締結することとなりました。
 協定の協力業務内容としては、災害時の仮設トイレ調達の手配や避難所への仮設トイレの設置のほか、緊急のし尿収集、その他し尿収集に関することと、包括的な協定内容となっています。
 1月29日(金曜日)の午後2時から、市役所4階の市長応接室で協定を締結しますので、取材について、よろしくお願いします。

 次に、2点目は、「「大型複合遊具広場」の愛称募集について」です。
 現在、峰山公園の西石清尾(にしいわせお)地区の自由広場に、峰山の古墳をモチーフにした大型複合遊具広場を建設中です。
 今年4月末に完成する予定であり、広く市民の皆様に愛され親しまれるような、愛称の募集を行います。
 大型遊具は、財団法人日本宝くじ協会からの現物寄付を受けて設置していますが、峰山公園の周辺には、石清尾山古墳群があることから、古墳をモチーフとするようなイメージで公募し、選ばれたのが、当初のコンセプトによれば「ハニワ3兄弟」というイメージですが、現在設置中の遊具です。
 現在のところ、7,8割程度、工事は進んでおり、完成に近づいている状況です。
 施設の概要ですが、全長58メートルのローラースライダーは、中心部の馬のハニワを経て、滑り降りる迫力満点の滑り台です。
 また、児童・幼児用複合遊具のほか、大人向けの健康遊具や身体障がい者にも優しい滑り台なども設置され、幅広い世代が遊べるよう工夫されており、リピート性も期待できる新しい遊び場になると思っています。
 ちょうど今年が市制120周年ということもあり、これに合わせる形で、4月末のオープニングに向けて、現在、整備を進めています。
 この広場の愛称募集ですが、2月1日から2月22日までの約3週間にわたって行います。
 応募資格には、特に制限は設けておらず、どなたでも応募できます。
 なお、4月には、入選作を選び、発表する予定です。

 次に、3点目は、「中央公園におけるイサム・ノグチ遊具の設置について」です。
 本市が管理している公園の遊具のうち、老朽化が著しいものの更新は、長年の懸案でした。
 少しずつは行っていましたが、今回、国の平成21年度第1次補正予算における地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用して、市内の55公園にある老朽化した遊具99基について、総事業費1億6,600万円で、現在、撤去・更新に、一斉に取り組んでいます。
 その一環として、市の顔である中央公園で、遊具の更新を行うに当たり、新たに設置する遊具として、本市にゆかりの深い、世界的な芸術家であるイサム・ノグチ氏が考案した遊具3基を設置します。
 3基は「オクテトラ」、「プレイスカルプチュア」、「シーソー」という遊具で、「オクテトラ」、「プレイスカルプチュア」は、公園南側の銅像等の芸術作品がある「こかげ広場」に、「シーソー」は、公園の南西側の現在遊具のある「ちびっこ広場」に設置します。
 中央公園の魅力づくりなど、本市の顔づくりは、私のマニフェストにも掲げており、第1弾として、昨年6月に、市民の皆様に協力いただき芝生化にも取り組みましたが、今回のイサム・ノグチ氏が考案した遊具の設置は、第2弾ということです。
 中央公園が、更に本市のシンボルとなるような遊具を設置する事業ですが、今後、発注を行い、本年5月には完成予定です。

 次に、4点目は、「屋嶋城(やしまのき)跡城門遺構整備事業に伴う現地説明会の開催について」です。
 屋嶋城跡城門遺構は、平成14年に発見されましたが、今回、19年度から実施している整備工事の現状を一般公開します。
 屋嶋城は「日本書紀」にも登場しますが、白村江(はくすきのえ)の戦いに敗れた日本軍が、唐・新羅軍が攻めてくるのではと考え、拠点ごとに、見張りや防御のために作った山城の一つと伝えられていました。
 以前は、存在した場所が明確ではありませんでしたが、14年に発見され、19年度からは、その復元に取り組んでいます。
 屋嶋城跡は、先ほども述べたとおり「日本書紀」にも記載があり、当時の社会情勢を反映する古代山城を語る上でも、非常に重要で大規模な遺跡です。
 この屋嶋城跡の城門遺構を保存するとともに、その存在を広く周知することを目的として、崩壊の危険性が高い石垣の解体や積直しを行うとともに、見学者用の環境整備を実施し、後世に伝えようとしています。
 その現況の現地説明会を、2月7日(日曜日)の午後1時から、屋嶋城跡の城門で行います。
 なお、受付は午後3時までとなっています。
 また、これに先立ち、報道用の現地説明会を、2月3日(水曜日)の午前9時から午後5時までの間、現地での取材を随時受け付けますので、取材について、よろしくお願いします。
 このほか、屋島西町の浦生(うろ)地区に所在する石塁の調査を実施します。
 屋嶋城との関連を示す資料を得ることを目的として、1月下旬から3月上旬にかけて試掘調査を行います。
 こちらの取材も、文化財課で受け付けますので、よろしくお願いします。

 最後に、5点目は、「第45回香川菊池寛賞受賞者の決定について」です。
 「香川菊池寛賞」は、本市が生んだ文壇の大御所「菊池寛」を顕彰するとともに、郷土等で、創作活動を続けている優れた新人の発掘、育成や、地元の文化の振興を図ることを目的として、表彰を行っているものです。
 今回、「第45回香川菊池寛賞」の入選作と奨励賞の受賞作が決定したので、発表するものです。
 受賞者と選考委員による記者会見は、本日(1月26日)の午後2時から、市役所52会議室で行いますので、受賞者等への直接の取材は、そちらでお願いしたいと思います。
 今回の入選(香川菊池寛賞)は、60歳の主婦、遠藤 まこ(本名:遠藤 和代)さんが書かれた「まどろみ」という作品です。
 また、奨励賞に選ばれたのは、牟礼中学校の3年生で15歳の、高橋 大智(たかはし だいち)さんが書かれた「フィフティーン」という作品です。
 奨励賞の高橋 大智さんは、これまでで最年少の受賞者です。
 なお、「第45回香川菊池寛賞」は、昨年の7月1日から10月10日までの間、募集していましたが、応募総数は39篇でした。
 昨年12月15日、候補作を8篇選定した後、去る1月19日に、入選、奨励賞の決定を行っています。
 私も、双方の作品を読みましたが、それぞれ特徴のある作品で、特に、15歳の高橋さんの作品は、非常におもしろいと感じました。
 是非とも、取材の上、情報発信していただきたいと思います。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 「災害時におけるし尿収集業務等の支援に関する協定」について、このように包括的な協定を締結するのは、四国では初めてのことなのか。
 また、地震の規模にもよると思うが、仮設トイレについて、想定している最大の設置基数は。
(市長)
 例えば、香川県では、災害時の浄化槽の復旧支援に関する協定を、また、徳島市では、仮設トイレの設置のみに関する協定を、それぞれ締結している。
 しかし、本市のように、災害時の、し尿収集や仮設トイレの設置に関する包括的な協定を締結している事例は、県内市町や四国の他の県都市ではなく、おそらく四国では初めてのことだと考えている。
(衛生処理センター長)
 最大の設置基数は、市内全域で100基の予定である。
(記者)
 本日(1月26日)の午後、四国地方整備局で、四国内の市町村長など参加し「四国防災トップセミナー」が開催されるが、災害時の事業継続に係る計画策定等の状況は。
(市長)
 「地域防災計画」の中に、危機管理体制や通常業務の継続体制などを盛り込んでいる。
(総務部長)
 本年度、新型インフルエンザ関係では、特に詳細な計画の策定を行っている。
 それ以外の関係でも、平成22年度において、詳細な計画を策定する予定である。
(記者)
 今回、高松市清掃業者連合会との間で協定を締結するが、他の団体等との協定の締結状況は。
(危機管理課長)
 建設業の業界団体や、老人福祉施設の団体、スーパーマーケット、アマチュア無線の団体など、各方面の団体等と、同様の協定を締結している。

(記者)
 イサム・ノグチ氏考案の遊具を中央公園に設置するとのことだが、「考案」の意味合いは。
(市長)
 今回設置する「オクテトラ」、「プレイスカルプチュア」などは、イサム・ノグチ氏がデザインし、既に製品として、市場に出されているものである。
(記者)
 香川県内で、既に「オクテトラ」などが設置されている場所は。
(市長)
 「オクテトラ」は五色台などに、また、「プレイスカルプチュア」は牟礼のイサム・ノグチ庭園美術館の隣の公園に設置されている。
(記者)
 遊具の設置に要する総費用は。
(公園緑地課主査)
 3基分の合計で、約1,000万円を予定している。

(記者)
 国では、永住外国人に地方参政権を付与する法案提出に向けた動きがあるようだが、これに対する賛否と、その理由は。
 また、仮に法案が成立した場合、市政への影響について、現段階での考えは。
(市長)
 永住外国人の地方参政権の問題については、これまで種々の議論があり、また、裁判での判例も示されている。
 ただ、参政権という基本的な権利や、国籍にも関する件であるので、国民的な、しっかりとした議論を経た上で、最終的な結論を得るべきものだと考えている。
 この件について、個人的に、現段階では、賛否の考えを持ってはいない。私自身、この件については、もう少し勉強しなければならないと思っている。
 国会で、しっかりと国民的な議論を踏まえた上で、慎重に結論を出していただきたいと思っている。
 また、市政への影響については、どのような形で法案が成立するかにもよるので、その時点で、適切に判断しなければならないと思っている。
 現段階で、具体的な考えはない。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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