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高松アーティスト・イン・レジデンス2023〈活動報告〉

更新日:2024年7月25日

本市の地域資源を活用し、地域の中で滞在しながら、地域との協働及び交流を通じて、地域に賑わいをもたらす作品制作を展開するため、本年6月19日~7月28日にアーティストを募集した「高松アーティスト・イン・レジデンス2023」事業については、たくさんの御応募ありがとうござました。
参加アーティスト3組の活動については、各詳細ページより御確認ください。

参加アーティスト

安部良アトリエ+エレナ・トゥタッチコワ

■滞在期間 令和5年10月2日(月曜日)~令和6年2月5日(月曜日)のうち、27日間

■詳細ページ(安部良アトリエ+エレナ・トゥタッチコワ)
高松アーティスト・イン・レジデンス2023成果発表展「Playground: An Island|プレイグラウンド‐島の遊び」及び関連イベントの開催について

隣屋 Tonali-ya

■滞在期間 令和6年1月8日(祝・月曜日)~1月29日(月曜日)

■詳細ページ(隣屋)
高松アーティスト・イン・レジデンス2023「土地の記憶が歩く街」開催について

chihuako

■滞在期間 令和5年10月19日(木曜日)~12月5日(火曜日)

■詳細ページ(chihuako)
高松アーティスト・イン・レジデンス2023成果発表展「イトヨリつむぐmomento」及び関連イベントの開催について

選考委員総評

西村 和宏(四国学院大学准教授/サラダボール主宰)

まずは、選考委員会のメンバーとして、高松アーティスト・イン・レジデンス2023に応募して下さったたくさんのアーティストに感謝いたします。実績もプランも素晴らしい、たくさんの方々が国内外から応募してくださり、非常に驚きました。平成27年度から地道に活動を続けられた高松市の文化芸術振興課の努力の成果が、こうした応募数、レベルの高さに繋がったのだと思います。かなりの僅差で3組のアーティストが選ばれたわけですが、その3組に共通したのは、高松市の歴史と生活に直接繋がり、その繋がりをユーモアを持って、広がりを持たせられた点であったように思います。アーティストだからこそ、マレビトだからこその視点で街や島や風景や歴史を捉え直し、特に子どもたちに新たな種を蒔いてくれました。それは小さく、数も少なかったかもしれませんが、どこかで芽を出し、実が成る種だったと思います。特に「安部良アトリエ+エレナ・トゥタッチコワ 」は継続しての採択ということもあり、男木島でその関係性の構築と目に見える成果が出始めたように感じます。chihuakoさん、隣屋さんも準備期間が少ない中で、人と繋がり、街と歴史に新たな風景と市民の笑顔をつくってくれました。レジデンスしてくださった3組のアーティストに香川県に住む住民として、感謝いたします。

アートはいかに間口を広く、沢山作ることが大事だと私は思っています。瀬戸内国際芸術祭だけでなく、こうして高松市がアーティスト・イン・レジデンスを開催してくださること、そして市の職員が一生懸命、アーティストに伴奏してくださることを誇りに思っています。この企画が長く継続されること、そして、より多くのアーティストや市民に認知されることを望んでいます。

原 久子(大阪電気通信大学教授/高松市美術館アドバイザー)

応募人数が多かっただけでなく、既に各分野で活躍され、高い評価を得られているアーティストからの応募が多かったことに驚きました。要因として考えられるのは、高松市が好立地にあること、さまざまな面で魅力のある土地として広く知られていること、またサポート面も参加アーティストにとって好条件がそろっていたからでしょう。

そんな中で採択された3組の方は、いずれもユニット(グループ)での活動をする方々でした。活動計画書だけでなくこれまでの活動歴も併せて評価し、採択されました。

いずれのアーティストも市民参加型のプログラムを実施され、とりわけchihuakoさんたちは、市内各所に自転車で赴き、精力的な活動をされたことを目の当たりにすることができました。たくさんの市民が参加し、成果展示として高松市美術館市民ギャラリーにて展示が行われました。

安部良アトリエ+エレナ・トゥタッチコワさんたちは、男木島に拠点を構え、主に島に住む幅広い世代が共に参加し、島の図鑑づくりという形をアウトプットとして島内で成果展示をされました。“教える”或いは“指導する”というのではなく、日常生活では見過ごしがちなさまざまな事象に興味を持つ環境を作り、自発的な活動を促すような時間の作り方は、参加者にとってかけがえのない時間になったことでしょう。

隣屋さんの活動はAIRの公式instagramを拝見したのみではありますが、申請書類を読んだ時とは全く異なる印象の活動でした。

時期が少しずつズレており、参加アーティスト同士の交流はなかったのかと思われます。採択者が事前にオンラインででも相互交流をして、活動計画について理解を深めておくようなことも必要だったと感じました。また、この事業目的に「〜地域と交流しながら作品制作を行うことで、地域との協働を出み、地域に賑わいをもたらす〜」とありますが、それらを果たすために、アーティストの活動が市民に伝わる仕組みが整っていなかった部分もあり、こうしたところが今後改善され、より多くの市民と活動が共に実施されることを期待します。

山本 政子(『せとうちスタイル』編集長、コピーライター)

高松アーティスト・イン・レジデンスの選定のため、アーティストのみなさんから届いた書類や作品映像などを拝見するとき、個人的に心がけているのは、どんな風景が広がるだろう、と想像することです。海と島々とまちが近い高松という場所で、アーティストと高松に暮らす人たちが出会い、話したり、笑ったり、考えたり、手を動かしたりしながら、商店街や島々などさまざまな場所で新しい何かを創作する。そこに生まれる風景を想像しながら、毎回選定しています。

新型コロナ感染症のため数年ぶりに再開された今回は、特に子どもたちの笑顔を思い浮かべながら考えました。子どもたちが生き生きと自由に、誰かと一緒に創作する喜びを感じられるか、いい意味で予想外の何かが起こりそうなプロジェクトにも心惹かれました。アーティストのみなさんから活動を通して届けられたメッセージは、子どもたちや高松というまちの未来に蒔かれる種のようなものではないかと思っています。一人ひとりの心のなかで時間をかけて育てられ、いつかさまざまな色や形をした花が咲くように。次はどんな風景が広がるか、とても楽しみです。

過去の高松アーティスト・イン・レジデンスの活動について


高松アーティスト・イン・レジデンス

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このページは文化芸術振興課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎7階
電話:087-839-2636
ファクス:087-839-2659

Eメール:bunka@city.takamatsu.lg.jp

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