【高松アーティスト・イン・レジデンス2015 活動報告】 茂呂毅「カラオケ高松商店街」
更新日:2024年6月19日
高松アーティスト・イン・レジデンス2015にて、アーティストの
活動期間
2015年9月14日~11月10日
カラオケ高松商店街
概要
日時:2015年11月7日(土曜日)、11月8日(日曜日)12:00~17:00
場所:トキワ一丁目(高松市南新町8-13)
料金:無料
内容:高松南部商店街新世代協議会とアーティスト茂呂毅がコラボレーション制作した、商店街の風景のカラオケビデオ化作品を一般参加型で発表しました。
アーティストトーク
日時:2015年11月7日(土曜日)17:00~
内容:「カラオケ高松商店街」のプロジェクトに至るまでの制作過程、過去の作品紹介
活動報告
私は高松で滞在制作するにあたり、高松南部商店街新世代協議会の協力のもと、高松南部3町商店街(田町、常磐町、南新町)にある6つの店舗・店主の方々とそれぞれカラオケ映像を共同制作しました。本来カラオケは、曲を聴き、歌詞に沿い歌い、またその歌唱する人を観るといった視聴覚に働きかける表現旺盛なメディアとして、多くの人々に愛されているように思います。普段私たちが目にするカラオケの映像は、たわいもない風景やどこかのようでどこでもないような景色であったり、取って付けたようなストーリーであったりと、当たり障りのない映像が使用されています。そういったカラオケの映像を今回、各店舗の皆さんと共同制作したものにすることにより、普段私たちが何気なく見ていた商店街の記憶に触れ、これまでと違った商店街の景色の見え方を促すことができればと思い制作に取り組みました。
制作のプロセスは、映像に映り込む内容を重視したもの、ストーリー性に注目したもの、音楽と映像を対比させたものなど、それぞれの店舗で異なり店主との話し合いで制作を進めていきました。商店街には世代を越えてお世話になっているお店、最近オープンしたお店、行きつけのお店、通りがかったことしかないお店など、地域住民の方々にとっても様々な想いが詰まっていると思います。この作品を通じて、時代とともに移り変わりゆく商店街を新たな視点で再発見できればと考えています。
9月中旬から調査を始め、10月12日からカラオケの共同制作を開始しました。参加していただいた店舗は、三びきの子ぶた、としの花屋、丸一、たも屋女道場、高嶋金物店、Olive Hillsです。11月に入ってからは、映像編集、店主様との打ち合わせ、制作発表の準備に取り組みました。
11月7日・8日の発表は、今回制作したカラオケビデオを鑑賞、そして歌唱していただくイベントでした。発表の場は「トキワ一丁目」という常磐街商店街の振興組合が運営している空き店舗を利用しました。これは、3つの商店街が交差する場所に近く、作品をご覧になった方が、そのまま商店街を探索することができると思い選びました。
茂呂 毅
(活動報告書より一部抜粋・編集)
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