市長定例会見(令和6年4月23日)
更新日:2024年8月16日
日時・場所
日時 令和6年4月23日(火曜日)11時30分~12時11分
場所 防災合同庁舎3階 301会議室
報告事項
(1)令和5年度市民満足度調査結果について
(2)職員の軽装勤務の通年化について
報道発表資料
市長説明及び記者との質疑応答要旨
市長定例記者会見(令和6年4月23日)録
11時30分~12時11分
それでは、定例会見を始めたいと思います。
本日は、題材に入ります前に、まず17日(水曜日)に発生した豊後水道を震源とする地震につきましてお話をさせていただきます。もう1点、昨年5月に市長5期目がスタートしましたけれども、間もなく1年が経ちますことから、この1年を振り返って、少し冒頭でお話しさせていただきたいと存じます。
まず、17日(水曜日)に発生いたしました、豊後水道を震源とする地震でございますが、愛媛県、高知県の両県で一部、震度6弱を観測するなど、非常に大きな地震でございました。四国で、震度6弱を観測したというのは、現在の震度階級が導入された1996年以降では、初めてとのことでございます。
被害状況ですけれども、消防庁の22日(月曜日)発表では、重傷2人、軽傷12人、住家被害は、一部損壊9件でございます。まずは、被災されましたすべての皆様にお見舞いを申しあげたいと存じます。
特に、今回の地震は、夜中の11時過ぎということで、寝ている方も非常に多かったのではないかと存じます。地震はいつどこで発生するか予想がつかず、改めて自然災害の恐ろしさを痛感いたしたところでございます。今後、発生が確実視されている南海トラフ地震への、更なる防災対策の推進の必要性ということも認識をいたしたところでございます。
今後におきましては、大規模災害、大規模地震、特に大規模地震は、必ず起こり得るという考えの下、防災・減災対策に万全を期してまいりたいと存じます。
市民の皆様にも、常に備えといったものを留意していただくよう、周知啓発に力を入れてまいりたいと思います。
次に、5期目の1年を振り返っての感想でございます。
ちょうど1年前になりますけれども、私は、昨年4月23日の高松市長選挙におきまして、本市の進むべき針路を指し示す新たなビジョンとして、「夢と誇りが持てる世界都市・高松を目指して」をテーマに「マニフェスト2023」をお示しをしながら、市民の皆様の御信任を賜ったわけでございます。そして、引き続き、高松市政の舵取り役を担わせていただくこととなりました。
その重責をかみしめながら、この1年間、各般の事業に取り組んでまいったところでございますけれども、この間、市民の皆様方には、施策推進等におきまして、何かと御理解、御協力、御支援を賜り、改めて感謝と御礼を申しあげる次第でございます。
5期目の1年目でございますけれども、就任後間もなく、新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが、いわゆる2類から5類へ移行し、社会経済に大きな影響を及ぼしてきた行動制限がなくなり、社会・経済に少しずつ日常が戻ってきた、明るい兆しが戻ってきたといった1年ではなかったかと思っております。
このような中、まずは5月に、物価高騰対策として、臨時補正を議会にお願いし、電気代や燃料費の高騰に苦しむ事業者を支援いたしますとともに、一定期間、小・中学校の給食費の無償化を実施いたしましたほか、特に、マニフェストの目玉といたしておりました、子ども医療費の無償化の対象を15歳から18歳までに拡充するなど、子育て世代の経済負担の軽減にも取り組んでまいったところでございます。
また、国内の観光需要だけでなく、インバウンド需要も大きく回復する中で、7月には「G7香川・高松都市大臣会合」が開かれまして、本市が国際会議の開催地と十分なりえる、魅力あふれる地であることを国内外に示すことができたと思っております。また、都市大臣会合ということで、都市の在り方について、大きな成果を得たのではないかと思っております。また8月には、「さぬき高松まつり」で、5年ぶりに、縮小した形ではございましたが、花火大会を行うなど、本市の魅力発信や観光振興にも取り組めた1年であったと思っております。
さらに、サンポートエリアでは、先月22日(金曜日)に新しいJR高松駅ビル「タカマツ オルネ」がオープンしましたほか、今後は、香川県立アリーナや徳島文理大学高松駅キャンパス、外資系高級ホテルが建設中でございまして、大規模な再開発が進められているところでございます。
また、シーフロントの新たなにぎわいづくりの拠点となる、高松市中央卸売市場や高松競輪場の再整備も本格的に動き始めております。まさに、高松の一つの顔といえるシーフロントエリアの整備が、大きく着実に動き出したという1年であり、その成果を実感しているところでございます。
来年には、「大阪・関西万博」や「瀬戸内国際芸術祭2025」といった大きな国際的なイベントの開催が控えており、本市が更なる飛躍発展を遂げるためにも、しっかりと次の一手を打ちながら、それを迎えたいというふうに考えているところでございます。
私といたしましては、こうした機会をとらえながら、本市の魅力を、国内外に広く発信するとともに、多くの市民の皆様に、シビックプライドを持っていただけるような、自慢できる都市を、シティプロモーションを始めとした各種施策を戦略的に展開しながら、目指してまいりたいと思っております。まさに、世界を視野に、未来を見据えた、新しい本市の成長の方向に向けて取り組んでまいりたいと考えているところでございまして、市民の皆様の御理解・御協力をよろしくお願いいたしたいと存じます。
それでは、報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧ください。
今日は2件ございます。「令和5年度市民満足度調査結果」と「職員の軽装勤務の通年化」でございます。
1件目は、本年1月に実施いたしました、「令和5年度市民満足度調査」の結果を取りまとめましたので、御報告いたします。
本市では、毎年、市民の皆様の御意見を、今後の市政に反映させるということで、高松市への「愛着度」や「住みやすさ」などのほか、総合計画の基本構想で定めている60項目の施策について、満足度等を調査しております。
今回の調査の概要でございますが、対象者は、住民基本台帳から無作為抽出した18歳以上の市民2500人、期間は、本年1月15日から1月31日までで、回答者は、909人、回収率は、前回より0.4ポイント低い36.4%となっております。
調査結果の詳細につきましては、お配りしております資料を御覧いただきたいと存じます。では、簡単に御説明させていただきます。
まず、本市についての質問では、85%の方が高松市への愛着を感じているということでございます。また、住みやすさは、87.3%の方が感じているということでございます。また、定住の意向があるという方も、88.1%おられたということでございまして、昨年度を上回り、依然として高い結果となっております。
そして、施策に対する満足度・重要度のうち、施策全体に対する満足度は、29.5%と、昨年度に比べ2.6ポイント増加、これは第6次高松市総合計画の下で実施したアンケート調査の中で、最も高い施策の評価の結果となっております。
また、各施策の満足度でございますが、昨年度との比較で、「水の安定供給」や「子育て家庭への支援」などの「満足度」が増加した一方で、「スポーツの振興」や企業や大学など多様な主体との「連携の推進」などの「不満度」が増加しております。
次に、各施策の満足度と重要度の関係でございます。満足度・重要度がともに高い「領域A」に分類される施策数は、昨年度と比べ、6施策増え、18施策になっております。
また、重要度が高いが満足度は低い「領域C」に分類される施策数は、4施策減り14施策となっており、好ましい傾向ではありますものの、この領域の施策につきましては、改善策を講じるなど、特に力を入れていかなければいけないものと存じております。市民が重要度は高いと考えているのに、満足度が低いということですので、この施策については、これから力を入れていかなければならないと思っています。
今回の調査結果を受けまして、新たな事業の実施や現行事業の拡充・見直しもそれぞれ行いながら、市民の皆様が安心して暮らすことができ、また、誰もが暮らしたい、訪れたいと思えるような魅力あるまちづくりに、引き続き、取り組んでまいりたいと存じます。
続いて、2件目は、「職員の軽装勤務の通年化」についてでございます。
本市では、地球温暖化対策の一環といたしまして、5月から10月までを実施期間として、職員がノーネクタイやノー上着で勤務する「クールビズ」のほか、寒い時期には、室温などを考慮して暖かい服装で勤務する「ウォームビズ」に取り組んできたところであります。
これを来月からは、「クールビズ」や「ウォームビズ」の期間にとらわれることなく、職員が一年を通し、天候や気温などに応じて、働きやすい軽装で勤務することも可といたします。
モデルとして2人来ていただいていますが、こういう感じの軽装で勤務することも可とするというものでございます。
軽装勤務の一例として御覧いただければと思います。
この軽装勤務では、「ポロシャツ」や「タートルネック」、「スニーカー」、「ノーネクタイ」、「チノパン」といった軽装での勤務を、職員が選択できるようにいたします。
一方、市民の皆さんなど相手に不快感を与えないように、服装の色や柄、装飾には注意するということにしております。また、例えばランニング1枚でいるということのないように、過度に快適さを求めない、公務にふさわしい服装といたします。
また、公式行事や式典への出席など、社会通念上、上着やネクタイが必要とされる場合には、適切な服装を着用いたします。
軽装勤務の効果といたしましては、快適で働きやすい服装で勤務することにより、業務能率が向上し、市民サービスの充実につながるのではということでございます。気候や温度等の職場環境に応じた服装とすることで、オフィスの適正な室温管理が図られることなどを考えております。
今後におきましても、市民の皆様を温かくお迎えできる、さわやかな市役所づくりの一環ということで取り組んでまいりたいと存じます。
報告は、以上でございます。
記者質問
【記者】
中央公園の基本設計案がまとまったことに対する、市長の受け止め
【市長】
中央公園につきましては、今リニューアル整備をしようとしているところでございまして、令和4年12月にこの基本整備方針を策定し、昨年7月には、「再整備検討委員会」を立ち上げて、市民の皆様や関係機関等の御意見を伺いながら、この度、基本設計案を取りまとめたものでございます。
基本設計案では、老朽化した公園施設の更新ということを柱として、「安全・安心の確保」や「新たなにぎわいの創出」など、5つの取組を中央公園再整備に向けた基本的な考え方としております。
具体的には、商店街などから新たな人の流れを確保するため、公園のエントランスの配置を始め、デザイン性に配慮した遊具でありますとか、水遊びが楽しめる噴水の設置、また、多彩なライトアップによる夜間景観の演出などの魅力づくりを行うこととなっております。
なお、この基本設計案につきましては、広くこれから市民の皆様からの意見をお聞きしたいということで、昨日22日(月曜日)から1か月間、パブリックコメントを実施いたしております。ぜひとも、多くの市民の皆様に御意見を頂きたいと思っております。
私といたしましては、リニューアル後は、まち全体に活気と賑わいが創出され、本市の顔に相応しい、魅力的でシンボリックな公園となるよう、今後とも、検討委員会を始め、市民の皆様や市議会の御意見もお伺いしながら、基本設計案の内容をベースといたしまして、速やかに、実施設計や本体工事などの本格的な整備に着手してまいりたいと存じます。
【記者】
新型コロナウイルスワクチンの3月末以降の廃棄数と、それに対する市長の受け止め
【市長】
本年3月31日(日曜日)をもちまして、新型コロナワクチンにつきましては、特例臨時接種としての取扱いが終了し、接種施設が保管するワクチンは、国の通知に基づき、4月1日以降に、速やかに廃棄することとなっております。
本市におけるワクチンの廃棄数は、本市内の医療機関等において廃棄するものを含めて、4万970回分でございます。
ワクチンが余って廃棄処分となった原因といたしましては、ワクチンの確保数に対し、接種希望者数が下回ったためでございますが、ワクチン接種を希望するすべての方が、必ず接種できるようにするために余裕をもってワクチンを確保していたことが大きな原因かと存じております。
廃棄につきましては、国の指示に基づくものであり、それに従い適切に対応してまいりたいと存じます。
【記者】
<中央公園再整備について>
香川県の1人当たり公園面積が、全国都道府県で8位、この10年での公園面積の伸び率が全国7番目という数字に対する、高松市の寄与度や役割について
【市長】
緑の割合といいますが、緑化の状況でございます。香川県全体では非常に高い数字を示しているということで、その辺は、ある程度自然とまちが調和した、面積は小さいですけれども、いわゆる田園都市のモデルと言われているような香川県として、そういう数字を表しているのではないかと、推測しています。
その中で、中心都市である高松の役割は、大きなものがあろうかと思っています。ただ、香川県全体の面積が小さくて、高松市にある程度、集中している部分もありますので、高松市の割合という意味では、そんなに大きくないのではないかと、これも推測ですけれども、見ています。ちょっと調べてみたいと思います。
ただ、高松市内には栗林公園もありますし、背後に峰山、また屋島なんかもあり、特徴的な大きな緑がある程度あるのかなと思います。
私自身の個人的な感想からいえば、もう少し市街地の中で、各家に生垣があるなど、そういう緑がもう少し増えたらと思っています。
G7の都市問題会議においても、地球環境・ネットゼロの観点からですが、緑の空間の必要性、水辺の空間の必要性といったものは非常に強調されておりましたので、そういう意味で今、いわゆるグリーン化はこれまで以上に取り組んでいかなければならないと思っています。
【記者】
中央公園再整備について、PFI制度を活用するメリットと、中央公園の再整備以外へのPFI制度の活用について
【市長】
Park-PFIを活用して、中央公園の再整備をしているところでございますけれども、そのメリットということでございますが、公園も単なる木々があって、緑があって、遊ぶだけということではなくて、いろいろな機能があって、お茶を飲んでゆっくり屋外でピクニック気分になるとか、そういうものがあってもいいじゃないかと。あるいは、もっと遊び場として人工な施設があってもいいじゃないかということで、いろいろなものをつけたいのですが、都市公園といった場合に、そういう商業施設なんかとのマッチングというのはなかなか難しいということで、一つの解決手法として、公園の一部を設置することによって、商業施設や飲食施設等を行うPark-PFIというのが設けられているのだと思います。
そういう意味で言えば、民間活力を公共インフラである公園に導入することによって、市民の皆様の満足度も 高まると、より現役施設として、安らぎ施設として両方の目的を叶えることができるといったようなPark-PFIは非常に有効だと思っています。
【記者】
<市民満足度調査について>
施策のコンパクト・エコシティの推進について、平成28年度から令和5年度にかけて、不満度が増加した理由と分析について
【市長】
例えば、公共交通の利便性の不満度は非常に高いです。昔はそんなに高くなかったのですが、高松市が公共交通に力を入れだして、いろいろな施策を出すにつれて、不満度が高くなってきたと。これは、公共交通の利便性が非常に重要で、今ではまだまだ十分ではないという声が強くなってきているということかなと思っております。そういう意味では、コンパクト・エコシティの方もまだまだ不満度が高いということで、我々はもっとこれを進めろという趣旨での不満が高いととらえています。
【記者】
<サンポート周辺のプロムナード化について>
平日は車両が通行可能とする運用について、県との協議の現状について
また、プロムナード化に対する、市民の声について
【市長】
サンポート周辺におきますプロムナード化というのは、いわゆる歩行者専用道路化ということでございますが、それにつきましては、県の池田知事が最初提唱されまして、それについて県と市で、あるいは交通事業者も含めて行政機関等で構成する、高松中心市街地プロムナード化検討会議というものを作って、検討を進めてきているところでございます。 基本的に対象としている路線としては、駅北線と、アリーナ周辺の周遊道路をどうするかということで検討してきていますが、最初は、全面通行止めにするという案もありましたが、私どもが市民の意見等を伺いながら、駅北線については、ずっと車両通行止めにするのではなくて、土日祝日等の昼間において一部車両通行止めにして、歩行者天国的に運用していく方向で、今、取りまとめが行われています。また、アリーナ周遊道路については、四車線を二車線化して、一部歩道、公園的な利用をするような余裕地を取って、そこでにぎわいを創出していく、そのような方向で市の意見も反映させていただいたような形で取りまとめが行われています。
市民の皆様の意見については、これまでも説明会を3回開いています。いろいろな形で関係各所の声もお聞きしながら、プロムナード化を進めてまいりたいと思っています。
【記者】
高松競輪場の再整備計画について、市民から提訴された件に関して、市長としての受け止めについて
また、中央公園の再整備にあたり、スケートボードの使用に関するトラブルに関するパブリックコメントが寄せられているが、使用規制など市長の考えについて
【市長】
競輪場は非常に老朽化し、耐震もできていないということで、再整備をして、在り方検討委員会も経て、最小限再整備をしながら、競輪場の中で世代を超えていろいろなレクリエーションが楽しめるような場所として整備をしていこうということで進めています。 具体的には、競輪場のバンクについて観客席を大幅に縮小して、協議するところ自体を小さくした上で、余剰地について親子が一緒になって遊べるような公園施設等を作っていきたいというような基本的な考え方が受託業者から示されました。
それについて、競輪施設の隣で子どもを遊ばせるような施設を作ることは法律違反だというような観点で提訴がなされたと聞いていますが、これにつきましては、裁判上の問題になりますので、粛々と適切に対応してまいりたいと思っていますし、我々としては、公営競技自体に子どもを巻き込むという趣旨では全くございませんので、競輪場でできた余剰地について、子どもの遊び場、あるいは自転車に関するスポーツ施設等を整備していこうということで、より児童福祉等にかなうと考えているところでございます。 都市型スポーツをするところがなくてどこかに作ってほしいという要望は、従来からあるわけでございます。昔、サンポートにスケートボード場がありましたが、アリーナ整備のため廃止となり、今できるところが中央公園の石の広場あたりですので、それについて近隣からいろいろ意見が出ているというのは、お聞きいたしております。
それについては、競輪場の再整備の中で、都市型スポーツの施設も整備をしようということで打ち出されておりますので、それを実現することによって関係者の御理解を得られないかと考えています。
【記者】
新型コロナウイルスワクチンの廃棄した金額について
また、廃棄数の規模について
【感染症対策課】
金額については、国から示されておりませんので、高松市において額をお示しすることはできない状況です。
【市長】
ワクチン確保数ですが、秋会期接種ワクチンとしては総確保数が 12万2,220回分で、そのうち廃棄ワクチン数が4万970回分です。
秋会期接種の本市における高齢者の接種率は、65歳以上で50.27%になっております。従いまして、50.27%で100%が倍ということになり、8万回受けておりますので、それで計算していただければと思います。 全国平均が53.7%ということで、本市の接種率は、全国平均より3%ほど低かったということでございます。それで若干余計に余ったということですが、半分の方は受けることができた、もう半分の方分はもちろん確保していましたが、廃棄することになってしまったということかと思います。
【記者】
新型コロナウイルスワクチンの廃棄数は適切か、不適切か。
【市長】
このワクチンについては特例接種ということで、国の方針の下に行ってきているもので、ワクチンの購入数等にしても国の基準に従ってやってきているので、適切だったとか、こんなに余らせてもったいないじゃないかということには当たらないかと思っています。
【記者】
コンビニ交付システムでの証明書の誤交付について
【市長】
今回、コンビニの本市の住民票交付システムにおいて、別人の住民票がプリントアウトして出てくるという誤った交付が行われたことについては、非常に遺憾に存じているところでございます。当事者の皆様にはお詫びを申しあげたいと思っておりますし、御迷惑をお掛けしたことを謝りたいと思っております。
原因については、システムの運用保守を委託している事業者における、人的ミスによりまして、適応するプログラムを誤っていたということで、この事業者に対しては再発防止の徹底と、管理体制や安全管理体制の抜本的な改善強化を強く要請いたしたところでございます。 すぐに改修もいたしましたし、それ1件だけで終わったということで、すでに改善されているということなので、今後は安心して活用していただきたいと思っています。
【記者】
コンビニ交付システムでの証明書の誤交付についての重大性について
また、マイナンバーカードを活用した事業にどのように取り組んでいきたいか
【市長】
今回の件については、非常に重大な誤った取扱いであったということで、国も厳しい認識を示しているところでございまして、総務省から16日付けで事業者であります富士通ジャパンの親会社である富士通に対して、誤交付の原因究明や富士通ジャパンの全てのコンビニ交付システムの再点検など、5つの事項に関する実施を求めるとともに、その実施状況を報告するよう行政指導を行ったと聞いています。 また、本市に関しても誤交付の発覚直後、担当課から富士通ジャパンに対し、再発防止の徹底を口頭で要請していますが、詳細な原因究明と再発防止の徹底について、改めて昨日22日に文書で要請をしています。
事業者は、これを非常に重く受け止めているということで、必要な改善について万全に行ったということでございますので、今後、特に注意するよう折に触れて指導していきたい、注意していきたいと思っています。
マイナンバー制度については、こういうことがないように徹底していくことが必要でございまして、人為的なミスはどこでも起こり得るものでございますので、できるだけ起こさないようにする対策を、常に考えていかなければならないと思っておりますし、委託業務で民間会社に任せている部分も結構あるので、そのあたりの指導についても今一度見直して、きっちりとやってまいりたいと思っています。
【記者】
職員の軽装勤務の通年化について、業務能率向上の観点以外に、電気代の節減や、省エネルギーの推進・ゼロカーボンの観点についての思いはあるか。
【市長】
働きやすいというのは、暑くない寒くないということですので、そういうことによって、冷房温度、暖房温度を今まで言われていた数字でいうと、冷房は28度、暖房は19度とか、その辺について、部屋において適宜変更も結構ですが、あまりエネルギーを使わないような、省エネに資するような形につながっていくと思っています。 従って、部屋の温度設定等についてはそういう形で行い、その上で働きやすい軽装を進めてまいりたいと思います。
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〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号
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