市長定例会見(令和6年9月25日)
更新日:2024年11月11日
日時・場所
日時 令和6年9月25日(水曜日)
場所 防災合同庁舎3階 301会議室
報告事項
(1)香川漆器と輪島塗のコラボ作品の完成について
(2)「TAKAMATSU OPEN FACTORY」の開催について
(3)市美術館特別展「五大浮世絵師展-歌麿 写楽 北斎 広重 国芳」の開催について
報道発表資料
市長説明及び記者との質疑応答要旨
市長定例記者会見(令和6年9月25日)録
11時30分~12時04分
題材に入ります前に、「能登地方の記録的豪雨」と「2024ジャパンパラ陸上競技大会」、「屋島レクザムフィールドでのJリーグ公式戦初開催」につきまして、一言申しあげたいと思います。
まず、はじめに、今月21日(土曜日)から22日(日曜日)にかけまして、石川県の輪島市や珠洲市など奥能登地域におきまして、前線や低気圧の影響で記録的豪雨となっております。河川の氾濫や土砂災害により、8人もの方がお亡くなりになられ、2人の方が行方不明ということでございます。住宅の床上浸水や断水が多数発生するなど、大変な被害が出ているところでございます。
御承知のとおり、この地域は、元旦の能登半島地震からやっと復興の緒に就いたような状況でございます。そのような状況の中で、再び大きな災害に見舞われたということでございまして、心より、お亡くなりになられた方に哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての皆さま方にお見舞いを申しあげます。
私はこれまで、災害は時と場所を選ばないと申しあげてまいりましたが、今回もまた、自然の恐ろしさを痛感させられた次第でございます。
今後、被害状況や、被災地の要請などに応じまして、支援できることがあれば、積極的に対応してまいりたいと存じます。
さて、話題は変わりますけれども、いよいよ、今週末の9月28日(土曜日)と29日(日曜日)の2日間、国内最高峰のパラスポーツ競技大会と言われています「2024ジャパンパラ陸上競技大会」が、3年ぶりに、本市の屋島レクザムフィールドにおいて開催されます。
本大会には、パラアスリート328名がエントリーしております。今月8日(日曜日)まで開催されておりました、「パリ2024パラリンピック競技大会」の男子400m車いすの銅メダリスト「伊藤 智也」選手なども出場するということでございまして、世界トップレベルの選手たちの活躍も見れるということでございます。
なお、大会観戦のために、屋島小学校運動場を臨時駐車場として、会場までシャトルバスを運行いたします。また、JR高松駅からことでん瓦町駅を経由して、屋島レクザムフィールドまでのシャトルバスも運行いたしますので、御利用いただきたいと存じます。
ぜひ、多くの子どもたちや市民の皆様に、パラアスリートのパフォーマンスを間近で見ていただき、パラスポーツの魅力や、すばらしさを体感していただきたいと存じます。特に、前回の3年前は、コロナの影響で無観客で開催されましたので、今回が、実質的に市民の皆様にとっては、初めてということでございます。ぜひ多くの皆様に御来場いただきたいと思います。
続きまして、来月10月6日(日曜日)に、屋島レクザムフィールドで、本市で初めて開催される、「カマタマーレ讃岐」のJリーグ公式戦が近づいてまいりました。
「カマタマーレ讃岐」におきましては、多くの観客の来場による騒音や交通渋滞など、課題への解消策といたしまして、鳴り物の全面禁止や、競技場と離れた駐車場からのシャトルバスによる観客輸送など、開催を円滑に実施するための準備を、鋭意進められていると伺っております。
「カマタマーレ讃岐」は、現在、非常に好調でございます。残念ながら前の試合では、クラブ新記録となる6連勝はかないませんでしたが、これまで5連勝してきたということで好調でございました。しかも、今回の対戦相手は「ガイナーレ鳥取」ということで、2013年に、「カマタマーレ讃岐」が、J2昇格を決めたときの入替戦の対戦相手でございます。そういう意味では因縁の対決かな、と思っておりますが、今シーズンの3月にも対戦しておりますが、その時は引き分けということで、双方譲らぬ熱戦が今回も期待できるのではないかということです。
また、試合以外にも、素敵な公式グッズがもらえるダーツ抽選会や会場周辺店舗と連携して、観戦チケットの提示で特典が受けられる、地域連携企画なども行われるということでございます。子どもから大人まで楽しめるイベントも合わせて予定されているということでございますので、多くの方の御来場を期待したいと思っています。
本市といたしましても、この公式戦を、「高松市ホームタウンデー」と銘打ちまして、屋島レクザムフィールドでの、初のJリーグ公式戦開催ということで、これを大いに盛り上げてまいります。ぜひ、多くの方に足を運んでいただきたいということでございます。
それでは、報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧ください。
本日は、「香川漆器と輪島塗のコラボ作品の完成」と「TAKAMATSU OPEN FACTORYの開催」、「市美術館特別展『五大浮世絵師展 ―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳』の開催」の3件について、御報告いたします。
まず、1件目は、「香川漆器と輪島塗のコラボ作品の完成について」でございます。
今年元旦に発生いたました能登半島地震は、甚大な人的・物的被害だけでなく、能登地域独自の伝統的な文化や産業にも、大きな被害を与えたところでございます。特に輪島塗が有名な地域でございますけれども、長く受け継がれてきた伝統文化をどうにか守り、継承していくための支援が必要となっていると認識しておりまして、しかも、今回の大雨災害が、復興への大きな打撃となることも懸念されるところでございます。その支援の必要性がますます大きくなったと思っております。
そういう中で、能登半島地震で被災された輪島塗の伝統工芸士 和宗 貴徳氏が、御家族の実家がある本市に避難され、そこで工房を開き、高松からふるさとの伝統、輪島塗の復興のために懸命に活動しておられます。
この活動を後押ししますとともに、国内有数の漆器の産地であります輪島と香川をつなぐために、本市、それから「香川漆器伝統工芸士会」、また「香川県漆器工業協同組合」が中心となりまして、和宗氏に香川漆器と輪島塗のコラボ作品の制作について働き掛けましたところ、御快諾いただきまして、このほど作品が完成いたしました。
コラボ作品は、香川漆器の伝統工芸士である、岡田 哲吉氏、佐々木 博氏、後藤 孝子氏の3人が制作いたしました、香川の彫漆や後藤塗の「手鏡」や「ぐい呑み」6点に、和宗氏の手で、輪島塗の繊細な蒔絵が施された作品となっておりまして、大変、優美で趣深いものとなっております。
この作品は、10月17日(木曜日)から21日(月曜日)までの期間、栗林公園商工奨励館で開催されます「第40回香川の漆器伝統工芸士まつり」において、披露される予定でございます。
ぜひ、この機会に、多くの方に、作品を御覧いただき、香川漆器と輪島塗の魅力に触れるとともに、輪島市など被災地の復興を応援していただきたいと存じます。
次に、2件目は、「TAKAMATSU OPEN FACTORYの開催について」でございます。
先ほど、能登半島地震の影響を受けた輪島塗の伝統を守る支援についてお話させていただきました。
一方で、日本各地の伝統工芸品の産地では、生活様式の変化による需要の減少などに起因する、深刻な人材不足もございまして、深刻な後継者不足の問題を抱えております。本市も例外ではございません。
このため、本市では、伝統的ものづくりの後継者の発掘などを目的といたしまして、地域一体型オープン
ファクトリー、「TAKAMATSU OPEN FACTORY」を、この度、初めて開催することとしたものでございます。
このイベントでは、本市の伝統的なものづくりに携わりたい、後継者になりたいと考えている方に、実際にものづくりの現場である、工房や工場を訪れていただき、職人との対話や作業体験などを通じて、その魅力や職人の思いを知っていただくことで、伝統的ものづくりの後継者発掘、また事業者間のネットワークづくりを推進してまいりたいというものでございます。
今回は、本市の伝統的ものづくりのうち、「庵治産地石製品」と「香川漆器」を対象といたしまして、「庵治産地石製品」は、「株式会社蒼島」の協力により、来年1月11日(土曜日)と12日(日曜日)に、「香川漆器」は、「有限会社クラフト・アリオカ」と「一和堂工芸株式会社」の協力により、1月18日(土曜日)と25日(土曜日)に、それぞれ二日間、開催いたします。
参加者の募集につきましては、11月1日(金曜日)に開始いたしまして、先着順でございます。応募方法など詳細につきましては、ホームページで御確認いただければと存じます。
ぜひ、本市の伝統的ものづくりに興味を持つ方に参加いただきまして、伝統的ものづくりの未来を担う人材の確保につなげてまいりたいということでございます。周知方よろしくお願いいたします。
続いて3件目は、高松市美術館で、江戸時代に活躍し、今なお、高い人気を誇る5人の浮世絵師、喜多川 歌麿、東洲斎 写楽、葛飾 北斎、歌川 広重、歌川 国芳の代表作を紹介する「特別展『五大浮世絵師展 ―歌麿 写楽 北斎 広重 国芳』」を開催いたします。
特別展におきましては、約10か月という短い活動期間に、150点近くもの作品を残した謎の浮世絵師、東洲斎 写楽の役者絵を始め、葛飾 北斎の代表作「富嶽三十六景」の中で、最も有名な、新千円札の図柄にも使用されている「神奈川沖浪裏」も展示をされます。あるいは、江戸時代に整備された、東海道の53の宿場の様子を生き生きと描いた歌川 広重の「東海道五十三次」などもいくつか、多彩な作品を展示するものでございます。
会期は、10月12日(土曜日)から12月8日(日曜日)まででございます。開催期間中、関連イベントとして、川崎浮世絵ギャラリーの学芸員「山本 野理子」氏による記念講演のほか、浮世絵師展の作品をヒントに、美術館から出された謎を解明する「謎解き!美術館からの挑戦状!」といったようなイベントもやりまして、子どもたちがいつでも参加できる楽しい催しにしてまいりたいと考えております。
ぜひ、江戸時代の浮世絵スターが集結するこの機会に、多くの皆様にお越しいただき、浮世絵というのは世界中から愛されていますが、その名品の数々を御覧いただければと存じます。
私からは、以上でございます。
記者質問
【記者】
鬼無町の盆栽園で、松盆栽が盗まれた事件について、市長の受け止め
また、被害防止に向けて、ICチップや防犯カメラ購入に対する補助など、県と連携して支援を検討する考えはあるか
【市長】
本年7月に、鬼無の盆栽産地において、生産者の皆様が、何世代にもわたり、丹精を込めて育て上げた盆栽が、盗難被害に遭ったということでございまして、誠に遺憾でありますとともに、犯人に対して強い憤りを覚えるところでございます。
これまでの、盆栽生産者を始めとした関係者の御尽力によりまして、本市が、日本一の松盆栽の産地として、国内外から大きな注目を集めるようになっております。海外でも非常に盆栽人気が高まっている中でございます。そういう中に、今回の盗難被害があったということでございまして、改めて、盆栽産地が被害に遭わないように、被害防止対策の重要性といったものを痛感しているところでございます。
御指摘がございました、ICチップや防犯カメラ購入に対する補助の要望等は、盆栽の生産者からお聞きいたしておりませんが、本市といたしましては、盆栽生産者の相談や御意見を伺うという中で、安心して盆栽の生産に取り組んでいただけるように、県やJA香川県など関係団体とも連携し、被害防止対策に関する、まずは、注意喚起の情報発信を行うなどの取組を進めてまいりたいと考えております。
【記者】
9月議会において、パブリックコメントの運用について、募集期間が原則の1か月よりも短いものがあり、また、意見が1件以下のものも多いとして、改善を求める陳情書が提出されたことについて、市長の考えと、改善策についての考え
【市長】
パブリックコメントは、高松市が行ういろいろな計画や事業の、大事なものについて、計画を策定するときに、その策定が固まる以前に、事前に市民の皆さんの意見を広く聴きましょうということで設けているものでございまして、「高松市自治基本条例」で規定している重要な制度であると思っております。その手続等につきましては「高松市パブリックコメント手続要綱」で定めていますけれども、今お話がございましたように、パブリックコメントについては1か月以上の期間をもって、意見を聴くということも定められているところでございます。
ところが中身といたしまして、昨年度で言いますと、半数近くのパブリックコメントが1か月を切る期間しか募集する期間が取れていないというような現状がありまして、その件については遺憾に存じているところでございます。
どうしてそうなったかというのを聞いてみますと、行政の計画というのは国・県・市というような形での関連する計画が、国・県である程度固まらないと、市の具体的な政策が定められないということで、それでどうしても時間がなくなってきたとか、あるいは、上位計画、市の総合計画が最上位計画ですが、総合計画の枠組みの中において作らなければならない、ということで、それとの兼ね合いで時間が取れなかったというようなことでございます。ただ、ある程度の時間を取らないことには広く市民の意見を聴くということにはなりませんので、1か月以上ということで決めておりますので、可能な限りそれを厳守するということでやっていただくように周知徹底をしたいと思います。
どうしてもできないという場合には、1か月の期間が取れない理由というものを併せて明らかにした上で、パブリックコメントを求めるということにしていきたいと思っているところでございます。
パブリックコメント自体がやっていることをあまり知られていないのではないかということで、ホームページやSNS等において広く関係団体・大学等への情報提供等をやっていただき、特に若者の意見を聴くという意味で、大学とか高等教育機関への周知を、これまで以上に力を入れていきたいと思っているところでございます。
それと内容でございますが、決裁を取ってから出すものでございますが、時間との関係で形式的になっているものもあるのではないか、ということでございますので、パブリックコメントの本来の趣旨であります、市民の積極的な御意見、アイデア等を反映するという気持ちで、できるだけ市民の意見をくみ取るような姿勢で、パブリックコメントの回答を計画づくりに生かしていきたい、というようなことについて、今一度、組織内で徹底していけるように周知してまいりたいと思っております。
【記者】
能登半島の大雨災害について、高松市として職員派遣や、その他支援の予定と、市長の考え
【市長】
能登半島の今回の記録的豪雨ですけれども、御承知のとおり、元旦に能登半島地震がございましたので、それに対しましては、必要な支援を市長会を通じた支援要請等に応じて、高松市としてもいろいろな支援を行っておりますし、現在におきましても、職員1人を珠洲市に派遣して対応に当たっているところでございます。
その職員に連絡を取りまして聞きますと、早急に物資などにおいて高松市の支援が必要かということになりますと、今のところは必要ないということでございますが、市としては、いつでも要請等があれば支援できるような体制は執っておきたいと思っています。
また、義援金につきまして、今、まだ能登半島地震の義援金も継続して行っておりますが、それに加えて今回の大雨災害でございますので、さらに義援金を募るような形で周知をしていく、支援策を考えていきたいと思っています。
【記者】
輪島塗と香川漆器のコラボが輪島市にとって、どのような効果を期待しているか市長の考え
【市長】
輪島市の輪島塗と、香川県の香川漆器は、日本を代表する漆器でございますので、輪島から被災をされて香川県に来られている、伝統工芸士の方と協力してコラボの形で作品を作っていく、ということは輪島塗を支援するという意味で、非常に大きな意味がある、意義があると思っているところでございます。
より広い範囲でいろいろな形での輪島塗と、香川漆器との交流を広めていって、輪島塗の産地支援というのにつなげていけたらと思っているところでございます。
県と漆器組合と十分に相談しながら、より支援策を充実していく方向で考えていきたいと思っているところでございます。これだけの伝統工芸ですので、なくすわけにはいかないと思っています。被災地は大変な状況ですので、それを香川の方で後押ししていくという姿勢でやっていきたいと思っております。
【記者】
<高松市出身の元プロ野球選手、故中西太さんの銅像建立について>
銅像の制作費に関して、クラウドファンディングなどが、来月から、その動きを本格化すると思うが、実行委員会の顧問として参画されている市長として、銅像建立への思い
中央公園のリニューアルを契機に、野球王国の舞台であった市民球場がここにあったことを、後世に伝える仕掛けやアピールする考えは。
【市長】
中西太さんは、高松市民栄誉賞第一号の方でもございます。数々の元プロ野球選手として功績があるわけですが、中西太氏の銅像を作ろうということで、「中西太氏銅像建立実行委員会」が作られまして、クラウド
ファンディングなどにより、銅像建立の準備が進められておりますこと、それにつきまして、私は率直に嬉しく思っているところでございます。
中西太氏の銅像は、高松市立中央球場の跡地であり、現在、令和9年のリニューアルオープンを目指して、再整備が進められている中央公園での設置に向けた、検討が進んでいるところでございます。中央公園には、御承知のとおり、今、水原 茂氏と三原 脩氏の銅像が建立されており、この傍らに中西太氏の銅像が加わることとなれば、「野球大国・香川」の礎を築いた偉人3名が堂々と並び立つことでございます。
中西太さんは「怪童」と呼ばれまして、プロ野球界に一時代を築いた方でございまして、本塁打王5度、打点王3度、首位打者2度などの数々の輝かしい御功績を後世に継承するためにも、また、野球王国・香川の復活の機運醸成のためにも、銅像建立は意義深いものと思っています。
また、中央公園のリニューアルを契機に、また銅像建立を契機として、昔ここに市民球場があったことを、後世に伝える仕掛けやアピールする考えでございますが、中央公園は、昭和61年にできましたが、中央球場の跡地に「緑にあふれ、季節感があり、気軽に楽しめる公園」といったものをコンセプトに、市民に親しまれている公園でございます。
また、形として昔の野球場の面影が残されておりますし、園内には、当時のホームベースなどが、そのまま再現されており、球場がここにあったという印には、今でもなっています。また、先ほどもお話したように水原氏や三原氏の銅像が建立されているなど、野球と大変ゆかりが深い公園となっております。
リニューアル後におきましても、ある程度、球場の記憶というのは残していくような方法で、ここに昔中央球場があって、野球王国香川のメッカだったんだよ、というようなことが分かるような設えも考えていきたいと思っております。
【記者】
今月9日(月曜日)にサンポート地区プロムナード化の工事が始まりましたが、地域住民の方が渋滞などを懸念される声もありました。工事が始まったことに対して、市長の受け止め
【市長】
サンポート地区の高松駅の北側道路・周回道路について、北側道路については、歩行者空間として車の通行止めを行った上で、周回道路については4車線化して、アリーナの周辺に公園的な安らぎの場所を増やすということで、できるだけ歩行者中心の界隈にしていきたい、にぎわいを作っていきたいということで、プロムナード構想が発案されて、県の事業としてやるという方向で進めてきたわけでございます。
ただ、今言われましたように、渋滞の問題、災害時における緊急道路としての必要性でありますとか、そのような懸念等が住民の間からも出てきていたということで、丁寧に説明会を開くということで、4回の説明会と工事前の工事説明会等を開いて進めてまいったところでございます。
当初、全面通行止めをすると予定していた北側道路については、いわゆる歩行者天国的な取扱い、土日、休日、祝日の車においては通行止めにするけれども、夜間においては、車が通行できるようにする、平日においても通行できるようにするようにいたしましたし、また、災害等の緊急時においては、緊急道路として車の優先的な通行を認めるということで、ある程度そのような形で話し合いを進めてきましたので、地域住民の御理解も少しは進んできているのかなと存じます。ただ、もちろん反対の声も聞いておりますけれども、その辺は実際に作ってみてから、運用の段階でいろいろと説明等もしながら、実際にプロムナード化ができた後、使用していただきながら、御理解をいただけるように進めていけたらいいかなと思っています。
【記者】
自民党総裁選や、先日、立憲民主党の新しい代表が決まりましたが、新しいリーダーに求めたいことは何か
【市長】
自由民主党、立憲民主党におきまして、それぞれ総裁、代表の選出が行われ、また、行われた、ということでございまして、大きく政界の状況が変わろうとしている段階なのかなと思っています。
また、衆議院選挙の話も出たりしていますので、しばらくはそのあたりの政治の状況を見守っていきたいと思っています。
国内外の状況は、非常に厳しい状況でございますし、待ったなしの課題もいっぱいありますので、できるだけ政治闘争的なものは、早めにおさめていただいて、より着実な政策課題に対する対応を行っていただきたいと思っています。
そのあたりは、選挙との絡みなど、いろいろな政治日程があろうかと思っていますが、できるだけ重要課題にも対応できるような体制で、しっかりと政治を行っていただきたいと望んでいます。
【記者】
市長として、どういったところが課題と感じているか
【市長】
特に、国際紛争がこれだけ厳しい状況にあり、外務大臣も走り回っている状況でございますし、日中関連の問題もありますし、国内におきましては、少子高齢化の問題が待ったなしということでございます。それにつきまして、しっかりと対応しなければならない。もちろん今は、岸田総理でございますので、岸田総理が対応されていますけれども、新しい体制に伴って、早急に手が打てるようにお願いしたいということでございます。
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このページは高松市が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号
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