市長定例会見(令和6年6月14日)
更新日:2024年11月12日
日時・場所
日時 令和6年6月14日(金曜日)11時30分~11時53分
場所 防災合同庁舎3階 301会議室
報告事項
(1)パリオリンピック男子レスリング日本代表日下尚選手の応援イベントの開催について
報道発表資料
市長説明及び記者との質疑応答要旨
市長定例記者会見(令和6年6月14日)録
11時30分~11時53分
おはようございます。それでは定例記者会見を始めさせていただきます。
題材に入ります前に、まず来月開催されます、サンポート高松トライアスロン大会について、一言申しあげたいと思います。
先日、6月2日(日曜日)のサンポート高松トライアスロン総会におきまして、7月7日(日曜日)に、「サンポート高松トライアスロン大会2024~瀬戸内国際体育祭~」が開催されることが決定しました。
昨年に引き続きまして、本大会を開催できることとなりまして、大会実行委員会を始め、協賛をいただいております企業の皆様、ボランティアとして大会運営を支えていただいている関係者の皆様には、心から感謝を申しあげます。
この大会、2010年、平成22年から始まり、今年で15年目を迎えます。中止もありましたが、この15年目を迎える本大会は、サンポートから高松のメインストリートである中央通りをコースといたします。日本を代表する都市型トライアスロンとして、広くその名を知られているところでございます。
今年は、海外から16名と聞いておりますが、海外からのトライアスリートを始め、総勢約520名のトライアスリートが参加することになっております。大会当日は、ユーチューブ配信も実施される予定ですが、ぜひ、多くの皆様に会場にお越しいただき、迫力あるアスリート達の雄姿を間近で体感いただければと存じます。
また、大会前日の7月6日(土曜日)には、高松駅前広場で、大会を盛り上げるための関連イベントが企画されています。高松中央商店街等の店舗協力による「おもてなしキャンペーン」も開催されております。大会当日はもとより、市民の皆様にもいろいろと楽しんでいただければと存じます。
なお、大会当日は、交通規制が行われますので、市民の皆様には御不便をお掛けいたします。御理解、御協力のほど、よろしくお願いいたします。選手や御来場いただいた方、大会に関わった全ての皆様にとりまして、思い出に残る熱い良い大会となることを期待したいと存じます。
それでは、題材に入りたいと思います。スライドを御覧ください。
今日は、「パリオリンピック男子レスリング日本代表 日下尚選手の応援イベントの開催」の1件について御報告いたします。
本市出身で、来月7月26日(金曜日)に開幕するパリオリンピックへ出場いたします、日下尚選手の世界最高峰の舞台での活躍を激励しようということで、応援イベントを開催いたします。日下選手は、高松北高校3年生の時に、全国高校生グレコローマン選手権でチャンピオンに輝いております。また、大学、社会人と数々の大会で優秀な成績を残し、2023年世界選手権で見事、銅メダルを獲得した成績が認められて、パリオリンピック男子レスリング・グレコローマンスタイルの日本代表に選出されております。
また、先日9日(日曜日)、ハンガリーで行われたランキング大会でも優勝し、グレコローマンスタイル77キロ級で、日本人初の世界ランキング・ポイント1位となるなど、オリンピックでのメダル獲得に向けて弾みをつけております。
この応援イベントは、『Bon Courage, NAO!!(ボンコラージュ、ナオ)~高松からパリへ~』と題しまして、日下選手と「高松」にまつわるトークショーや、高松やパリオリンピックに関するクイズなどを行いながら、和やかな雰囲気の中で、日下選手のこれまでのたゆまぬ努力と数々の実績を称えるとともに、オリンピックでの素晴らしい活躍を応援してまいりたいと存じます。
なお、「ボンコラージュ」とは、パリ大会にちなんで、フランス語で「頑張れ」や「幸運を!」という意味の言葉でございます。
開催日時は、6月25日(火曜日)午後6時30分から午後8時までで、本市東京事務所のある「WeWork丸の内北口」のイベントスペースで行います。参加は無料でございますが、事前申込みが必要でございますので、本市東京事務所までお問い合わせください。
日下選手には、ふるさと高松からの応援を後押しにしていただいて、オリンピックでは、最高のパフォーマンスを発揮していただけるよう、我々としてしっかり応援してまいりたいと存じます。
私からは、以上でございます。
記者質問
【記者】
市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」2件が、文部科学省のガイドラインでは、自治体の長に速やかに報告することが義務付けられているにもかかわらず、市長に報告されたのは3~6か月後となっていたことが報道された。
この件の学校や市教委の対応についての考え
【市長】
本件の問題でございますけれども、これにつきましては、事案発生当初から、学校が、学校いじめ対策組織を作って、それによって解決に向けて丁寧に対応していたところでございます。その間に、保護者の方から学校に対し、いじめ重大事態の申立てがあったとのことでございます。
そして、申立てを受けた後も、学校は、教育委員会と連携しながら対応に当たっており、一定の月日が過ぎた後に、いじめ重大事態として、教育委員会を通して、私に発生報告があったものでございます。
文部科学省のガイドラインによりますと、保護者からいじめ重大事態の申立てがあった場合、学校は教育委員会を通じて、速やかに私に発生報告をする必要があるとされており、本件につきましては、その点において、適切ではなかったと認識をいたしているところでございます。
【記者】
<市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」に関する市長への報告の遅れについて>
今回の件で、市長としての責任についての考え
【市長】
学校の方で教育委員会と相談をしながら、適切に対応をしていたということでございますし、後々からいろいろとお話を聞きましたけれども、対応はしっかりされていたと考えているところでございます。
確かに、重大事態として保護者から申立てがあったにもかかわらず、それがしばらく私に報告されなかったというような、ガイドラインに反する状況ではございます。それにつきましては、適切ではなかったと存じておりますけれども、それ以外につきまして、特にどうこうという問題については考えておりません。
【記者】
<市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」に関する市長への報告の遅れについて>
市教委や学校に対して、市からの指導など対応についての考え
【市長】
少なくとも、いじめ重大事態について、それに当たると考えられる場合、あるいは、保護者関係者から申立てがあったような場合には、速やかに私に報告するように教育委員会を通じて各学校に伝えておりますし、そのような取扱いを今後徹底してまいりたいと考えております。
【記者】
<市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」に関する市長への報告の遅れについて>
学校側から報告が遅れた原因についての考え
【市長】
ある程度いろいろなやり取りをやりながら、適切な方法を検討していたということでございますが、個別の内容につきましてコメントは、控えさせていただきたいと思います。
【記者】
<市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」に関する市長への報告の遅れについて>
報告が遅れたことに対する原因を、市としても検討すべきだと思うが、どういう要因があったのか
【市長】
その間におきましても、いろいろと対応はしており、適切な対応をしていたと考えております。いずれにいたしましても、重大事態としての申立て等があった場合には、速やかに報告するというガイドラインになっておりますので、それに従って、今後は、重大事態になった場合、重大事態と申立てがあった場合について、速やかに報告するように徹底してまいりたいと思っています。
【記者】
<市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」に関する市長への報告の遅れについて>
保護者が、市に再調査を求めているが、今後、市としての再調査についての考え
【市長】
再調査につきましても、文部科学省のガイドラインが出ておりますし、一定の要件に該当した場合については、再調査を行うべきとなっております。その点につきまして、我々として検討しておくということですが、個別の事案等の内容については、差し控えさせていただきたいと思っております。
【記者】
再調査をやるかやらないかというのも差し控えるのか
【市長】
再調査を求めているかどうかについても、お答えは控えさせていただきます。
【記者】
保護者が再調査を求めているかどうかということ自体がということか
【市長】
そうです。
【記者】
市が再調査をやるかどうかということも差し控えるのか
【市長】
はい。
【記者】
報告が遅れた理由に、重大事態として取り扱うことを避けるという意図はなかったのか
【市長】
そういう意図ではないと聞いております。
【記者】
三豊市が同性パートナーの続柄を夫(無届)、妻(無届)というように事実婚で表記するというが、高松市としての考え
【市長】
今のところ、具体的にそこまでの検討はしておりませんけれども、三豊市の事例も参考にさせていただきながら、どういう方法が望ましいのか、検討は続けてまいりたいと思います。
【記者】
他都市の事例を見ていくということか
【市長】
そうですね、
【記者】
<サンポート地区のプロムナード化について>
浜ノ町住民から市にも申入れがあったが、申入れに対しての所感
【市長】
プロムナード化は、サンポート地区において、今、県立アリーナを中心として大型施設等ができる、大学等もできるということで、全く人の動きなどが変わってくるということで、サンポート地区の土地有効活用、あるいは、にぎわいづくりの観点、いろいろな観点からどのような土地利用がいいのか、道路ではどのような形がいいのかといった中で、ある程度車両の流入規制をしながら、歩行者用地を確保していこうということで、プロムナード構想が県から出てきたということです。
市としてもその方が望ましいということで、県と市と協議をしながら、進めてまいったところでございますけれども、浜ノ町地区を中心として、結構な人数の方々が住まれている、生活道路でもあるということで、それをプロムナード化することによって御不便をお掛けすることになる。また、新たな車の流入、歩きとの大きな動きがあって、生活が若干阻害される部分もあるということの、住民感情も考えなければならないということです。
当初は、県の構想では、駅北線について全面通行止めという話もありましたが、それではなかなか住民の御理解が得られないということで、私から知事に対して、進めるにしても、ある程度段階的に進める必要があるだろうということで、今、出している案は、土日祝日について、朝9時から夜9時の間、歩行者天国、それ以外の時間帯については、通常の2車線道路として通行していただくという形で、段階的なプロムナード化を進めていきましょうということで、住民の皆様にも説明をしているところでございます。
今後ですが、夏頃に工事説明会を実施をした上で、来年3月のアリーナ開館までに、段階的な整備をしていくということで県からは伺っています。
その段階において、プロムナード化についてのメリット・デメリット、あるいは周辺交通に及ぼす影響などを検証・評価をしながら、今後、最終的にどのような形にしていくのか、検討してまいりたいと思います。
【記者】
<サンポート地区のプロムナード化について>
現状の住民に対する対応は、十分だと考えているか。さらに検討の必要性があると考えているか。
【市長】
当初は、駅北線等については車両通行止め、車両規制ということで考えていましたが、住民の皆様のいろいろな意見を受けた形で、段階的に行う必要があるだろうということで、土日祝日の昼間だけの通行止めという形で行ってはどうか、というようなことを言ってきています。
住民説明会についても、4回開いてきておりますので、それによりまして、住民の皆様にも、ある程度は、納得をいただけてきているのではないかと思っております。
今後におきましても、工事に入る前に説明会、工事の具体的な説明会も開かせていただき、住民の皆様にある程度納得していただいた上で、アリーナに間に合うような形で、プロムナード化が進められたらと思っております。
【記者】
<市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」に関する市長への報告の遅れについて>
学校側の対応は適切だったとの考えか。報告が遅れた理由は
【市長】
遅れたことについては、適切ではなかったと思っております。重大事態のときに施設管理者に報告する、私に対して報告をするというのは、いち早い時点で情報共有をしておくと。今後何かが起こったときに対応が、一緒になってできるような体制をとっておく必要があるということで、このように直ちに報告するというガイドラインになっていると思われます。その意味では適切ではなかったと思っています。
中身はコメントできませんけれども、期間中にもいろいろやり取りを行って、保護者との調整を行っているので、何もしていなかったというわけではないということで、対応をしているのに時間がかかったと。本当は、重大事態を最初から報告してもらっていればそれでよかったんですけれども、そういう対応に追われたというか、対応していて報告を失念していたと考えています。
【記者】
報告の失念なのか
【市長】
そうです。解決のためのやり取りをやっていたことかと思っております。
【記者】
市では、いじめの重大事態は今回のケース以外にはあったか。
【市長】
分かりますか。
【担当課】
それについては、お答えできません。
【記者】
<市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」に関する市長への報告の遅れについて>
やり取りが決まらないと報告できないのか
【市長】
重大事態の申立てがあった場合には、すぐ報告するというガイドラインがあります。
【記者】
<市内の小学校で発生した、いじめの「重大事態」に関する市長への報告の遅れについて>
ガイドラインの周知が十分でなかったということになるのか
【市長】
そのあたりが徹底されていなかったということはあろうかと思っております。ということで、改めて学校に、あるいは教育委員会の方に、そのようないじめ重大事態の申立てがあった場合には、直ちに私に、施設管理者の方に報告するようにということで徹底しているところでございます。
【記者】
いじめ重大事態について、調査結果は文部科学省の方は特段の支障がない限り公表することが望ましいとしている。市では生徒児童への影響を総合的に勘案して公表していないが、公表についての考え
【市長】
いじめの問題は、非常にデリケートな問題でございますし、子ども間の問題でもありますし、あるいは親御さんとの関係もありますので、具体的な内容について公表すべきでない、というのが基本的な考え方だと思っております。
【市長】
報告を失念していたかもしれないと申しましたが、そういう理由ではないということで、訂正をさせていただきたいと思います。
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