市長定例会見(令和6年12月24日)
更新日:2025年1月15日
日時・場所
日時 令和6年12月24日(火曜日)11時30分~12時01分
場所 防災合同庁舎 301会議室
報告事項
(1)バタクスの「区域運行」の本格運行開始及び「定時運行」の実証事業の延長について
(2)市公式LINE「たかまつホッとLINE」のリニューアルについて
今年一年を振り返って
報道発表資料
市長説明及び記者との質疑応答要旨
市長定例記者会見(令和6年12月24日)録
それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
報告事項に入ります前に、「高松市文化芸術ホールネーミングライツ事業者の募集」につきまして、一言申しあげたいと思います。
既に、プレスリリースをさせていただいておりますが、12月9日(月曜日)から、「高松市文化芸術ホール」のネーミングライツ事業者の募集を行っております。
高松市文化芸術ホールにつきましては、既に「サンポートホール高松」の愛称がございますため、今回は「名称」を募集するものでございます。
契約期間は、契約締結日から3年以上5年以内としておりまして、契約金額や名称等を審査した上で、ネーミングライツ事業者を決定してまいりたいと存じます。
最初の募集期間の締切りは、来年1月31日(金曜日)となっております。なお、応募方法など詳しくは、市ホームページを御確認いただきたいと存じます。
ネーミングライツにつきましては、市有施設に親しみやすい名称が付与されることで、それぞれの企業のイメージアップにもつながるものと存じます。ぜひ、御応募をいただきたいと存じます。
それでは、報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧ください。
1件目は、バタクスの「区域運行」の本格運行開始、及び「定時運行」の実証事業の延長について、2件目は、市公式LINE「たかまつホッとLINE」のリニューアルについて、御報告いたします。
まず、バタクスの「区域運行」の本格運行開始、及び「定時運行」の実証事業の延長」についてでございます。
「バタクス」というのは、バスとタクシーを掛け合わせたものという趣旨で、名前を付けておりますが、路線バスなどの代替となるタクシーを活用した、新しい交通手段でございまして、公共交通空白地域での運行を視野に入れながら、本市として、令和4年1月17日(月曜日)から来年1月10日(金曜日)までの三年間、場所は仏生山-川島間で、実証運行を行っているところでございます。
この「バタクス」は、現在、正午から午後5時までの間で、エリア内を自由に乗降できる「区域運行」と、朝と夕方に、決められたルートやダイヤで運行する「定時運行」との二つの運行形態がございますけれども、この度、「区域運行」につきましては、運行方法は変えないで、運行区域を「多肥・仏生山」の一部エリアまで拡大して、来年1月14日(火曜日)から、本格運行を開始することといたしたものでございます。
また「定時運行」につきましては、現在行っている実証期間を、来年7月まで延長し、更なる需要動向を見極めますとともに、運行方法の在り方を検討してまいりたいと存じます。
「バタクス」につきましては、引き続き、公共交通空白地域での効果的な運行形態を確立すべく、取り組んでまいりたいと存じますので、ぜひ、多くの方々に御利用いただければと存じます。
続いて2件目は、「市公式LINE「たかまつホッとLINE」のリニューアル」についてでございます。
本市の公式LINE「たかまつホッとLINE」につきましては、防災情報などの、緊急性のある重要なお知らせを始め、イベント、子育てなど、暮らしに役立つ様々な情報を、タイムリーに配信しているところでございます。
この度、「たかまつホッとLINE」のホーム画面にございます、「基本メニュー」と「暮らし」という2つのタブに加えまして、本市の魅力を集約して、分かりやすくお届けするため、新たに観光やシティプロモーションに特化したタブ、「まちの魅力」を設けるなどの、リニューアルをするものでございます。
「まちの魅力」のタブでは、本市の「観光情報」や、まちの「おすすめスポット」、「イベント情報」のほか、「移住」、「ふるさと納税」などの情報に、手軽にアクセスできるようになっており、市内外の方々に、本市の魅力を余すことなくお伝えしたいということで、新たにタブを作るものでございます。
また、本市がタイムリーに情報を配信しております、「ユーチューブ」や「X」、「インスタグラム」などのSNSへも容易にアクセスできるようにいたしております。
新しくリニューアルした「たかまつホッとLINE」につきましては、明日、12月25日(水曜日)午前9時から運用を開始いたします。
なお、今後につきましては、現在、制作しております、本市のシティプロモーション動画など、シティプロモーションにつながる様々な情報を、「まちの魅力」の中で掲載していく予定でございます。ぜひ、多くの方々に御利用いただき、「高松ファン」となっていただきたいと存じます。
報告事項は、以上でございますが、今年最後の記者会見でございますので、今年1年を振り返って、少しお話しさせていただきたいと思います。
今年は、年明け早々、元日の夕方に、能登半島を震源とする、最大震度7の大規模な地震が発生いたしまして、人的被害だけでなく、住宅や道路、港などのインフラの被害も大きく、これまで経験したことのない重苦しい、災禍の年明けとなりました。
また、被災地が復興に向けて踏み出した矢先の9月には、能登半島豪雨に見舞われ、土砂崩れや浸水などによる、更なる被害が発生するなど、まさに、災害は、「時」と「場所」を選ばないことを、私自身、思い知らされたところでございます。
さらに、8月には、「南海トラフ地震臨時情報」が、初めて本市にも発表されるなど、予測できない大災害に対応するためには、日頃から、防災や危機管理の意識を持つことの必要性や重要性を、改めて痛感した1年となりました。
一方で、市民にとって、とても明るく、うれしいニュースがございました。8月に開催されたパリオリンピック レスリング男子グレコローマンスタイル77キログラム級に出場した、本市出身の日下 尚選手が、見事金メダルを獲得したことでございます。
決勝戦当日には、私もパブリックビューイングに参加いたしましたが、深夜にもかかわらず、多くの市民の皆様が駆け付けて応援し、日下選手の勝利が決まった瞬間は、会場に大きな歓喜の声が沸き起こりまして、あの時の感動は、忘れられない思い出となりました。
オリンピックの個人種目での金メダル獲得は、県内で初めての快挙でございまして、日下選手には、本市の名声を高めていただいた栄誉を称え、本市で3人目となる「高松市市民栄誉賞」を贈呈させていただきました。「市民栄誉賞表彰式」や「凱旋パレード」には、多くの市民の皆様が訪れて、祝福していただいたところでございます。
さて、今年1年の市政を振り返ってみますと、4月からは、新しい「第7次高松市総合計画」に掲げる、目指すべき都市像「人がつどい 未来に躍動する 世界都市・高松」の実現に向けた、新たなまちづくりがスタートいたしました。
この「世界都市・高松」を目指すに当たりまして、特に「シティプロモーション」や「観光」の分野には、力を入れて取り組んだところでございます。
4月には、シティプロモーションを庁内で横断的に担う、「広聴広報・シティプロモーション課」を設置いたしましたほか、東京の「WeWork 丸の内北口」に、「東京事務所」を開設し、東京圏における民間企業等との官民連携や、シティプロモーションにつながる情報収集・発信の支援に取り組みました。
また、8月には、「さぬき高松まつり」の開催に合わせて、瀬戸内海国立公園指定90周年記念事業として、玉藻公園ライトアップイベント「玉藻あかり物語」を開催するなど、夜型観光の推進や、にぎわいの創出を図りました。
このほか、本市が参画する「西のゴールデンルートアライアンス」では、他の自治体や事業者とも連携しながら、大阪より西のエリアへの誘客を図るとともに、本市の認知度・知名度の向上に取り組んでいるところでございます。
また、本市が住みやすく、子育てしやすいまちであるための施策といたしまして、子育て支援の分野では、4月に、「こども家庭センター」を設置し、児童福祉機能と母子保健機能の一体的な運営をすることにより、虐待予防や、個々の家庭の事情に応じた、切れ目のない支援など、相談支援体制を強化いたしました。
また、「ヤングケアラー」への支援といたしまして、コーディネーターの配置のほか、ヤングケアラー訪問支援や同行支援、関係機関への周知啓発など、ヤングケアラーの把握や負担軽減に取り組みました。
このほか、小・中学生の保護者の経済的負担を軽減するため、一定期間、学校給食を無償化するとともに、物価高騰分を公費負担とするなどの支援を行ったところでございます。
また、魅力ある資源をいかして、まちの活力を生み出すために、9月には、「屋島レクザムフィールド」におきまして、国内最高峰のパラスポーツ競技大会「2024ジャパンパラ陸上競技大会」を開催し、障がい者の社会参加の促進や、パラスポーツの普及を図りましたほか、10月には、Jリーグ「カマタマーレ讃岐」の公式戦を、本市で初めて開催し、地域一体となって、大いに盛り上がったところでございます。
このほか、同じく10月には、「サンポートホール高松開館20周年記念事業」として、オペラ「扇の的」第2弾を公演いたしましたほか、11月には、水戸市との親善都市提携50周年の記念式典を開催するなど、文化芸術の振興や、都市間交流を推進したところでございます。
また、本市の玄関であり、顔とも言えるサンポート高松地区におきましては、来年2月に、新しい県立
アリーナがオープンいたしますほか、4月には、徳島文理大学高松駅キャンパスが開校するなど、これまで以上に人が集まり、にぎわうことが大いに期待されております。
このため、サンポート高松地区がウォーカブルで、にぎわいあふれる地区となるように「プロムナード化」を進めるとともに、そこで生まれたにぎわいや活気を、中央商店街や中央公園等に波及させるため、民間活力を導入しながら、中央公園をシンボリックで、魅力的な公園にリニューアルする再整備を進めているところでございます。
また、シーフロントエリアにおきましては、「食」と「観光」をいかした新しい観光スポットとなる「中央卸売市場の再整備」や、子育て世代にも親しまれる要素を盛り込みながら、サイクルツーリズムの拠点となる「新しい高松競輪場の再整備」も進めておりまして、これらの再整備等を通して、より魅力的な中心市街地をつくってまいりたいと存じます。
さて、迎える新年も、人口減少、少子・超高齢化社会への対応や、長引く物価高騰など、厳しい社会状況が続くものと存じます。ただ、本市で暮らす人、本市を訪れる人が、ウェルビーイングな心地良さを感じ、国内だけでなく、国外からも認知をされ、注目される「世界都市・高松」の実現を目指して、より良いまちづくりを全力で推進してまいりたいと存じます。
少し長くなりましたが、今年1年を振り返らせていただきました。
結びになりますが、改めて、記者クラブの皆様におかれましては、今年1年、様々な報道、また、市政の情報発信などにつきまして、御協力を賜り、感謝を申しあげます。
皆様方の御健勝と、くれぐれも体調に御留意いただき、良い年をお迎えいただくようお祈り申し上げます。
私からは、以上でございます。
記者質問
【記者】
高松市政における、来年取り組むべき課題について
【市長】
来年の課題ということでございますが、御承知のとおり、現在、我が国におきましては、不透明な国際情勢や、頻発する自然災害への対応、社会保障制度の見直しなど、課題が山積しているところでございます。特に、少子化対策、更に長引く物価高騰への対応は、地方自治体にとって、喫緊の課題であると認識しております。
このような中で、国の経済対策や、物価高騰対策等の補正予算が成立しております。従いまして、まずは、来年取り組むべき課題の一つ目といたしまして、本市におきましても早急に、国の「重点支援地方交付金」などを活用いたしまして、物価高騰に苦しむ市民や、事業者の方の支援策を具体化してまいりたいと存じます。
二つ目の課題についてですが、来年、2025年は、「瀬戸内国際芸術祭」や「大阪・関西万博」の開催などで、高松のまちが、多くの人でにぎわうことが期待され、予想されています。本市が、飛躍・発展するための、またとないチャンスとなる年でございます。
そのため、県とも連携をしながら、「瀬戸内国際芸術祭」や「大阪・関西万博」のほか、新しくオープンいたします県立アリーナでの、様々なイベントなどを活用し、積極的な観光誘客やシティプロモーションに取り組み、本市が持つ魅力や価値を広く発信することで、国内外から訪れたくなるような、更には、住んでみたいと思えるような、まちづくりを進めてまいりたいと存じます。
三つ目の課題といたしましては、サンポートエリアを中心とするシーフロントにおきまして、現在、「中央卸売市場」や「高松競輪場」の再整備を進めているところでございます。これらの整備に関し、高松商工会議所から、「エリア全体の統一感」や「連携の取れた施設整備」などの御要望を頂いておりますほか、香川経済同友会からは、四国四県や地元経済界が誘致を目指す、新幹線の駅をサンポート高松に設けるよう、御提言を頂いたところでございます。
シーフロント全体の「グランドデザイン」や「エリアマネジメント」につきましては、ソフト事業として、今後の高松の趨勢を左右する、重要な事項でございまして、県や民間企業等とも連携をしながら、十分に検討して進めてまいりたいと存じます。そして、そこで生まれるにぎわいを、サンポートエリアに留まらず、中央商店街や中央公園などの、中心市街地へも波及させることができるよう取り組んでまいりたいと存じます。
四つ目の課題といたしましては、「世界都市・高松」を目指すためには、本市が住みやすいまちであり、働きやすく、子育てしやすいまちであることが重要であると思っております。
従いまして、現在、策定中である「高松市こども計画(仮称)」を柱といたしまして、「こどもまんなか社会」の実現のために、子育ての支援策の充実に力を入れるとともに、若者向けの就労支援策などにも、取り組んでまいりたいと存じます。
このほかにも、取り組むべき課題は山積しておりますが、私が先頭に立ちまして、職員一人一人とともに、知恵を出し合いながら、新たなことにも果敢に挑戦をし、「世界都市・高松」の実現に向けて、全力で取り組んでまいりたいと存じます。
【記者】
<バタクスの区域運行の本格運行開始について>
これまで、実証事業を行ってきて、本格運行を開始する手応えや、理由について
また、どのような課題に寄与するのか、市長の期待と意気込みについて
【市長】
今回、区域運行について本格運行を開始するということですが、乗客数はそれほど多くないものの、ある程度利用する方は、おられるということで、現在は、川島-仏生山間だけに限られていますが、更に人口が急増している多肥、仏生山の、まだ区域になっていないところまで広げることによって、十分利用客を見込めるだろうということで、本格運行に踏み切ったところです。エリアを広げて本格運行とすることによりまして、よりPR効果もあり、利用しやすくなるのではないかと、それに期待したいと思っています。
【市長】
バタクスの展開や方向性ですが、御承知のとおり、少子・超高齢化社会になりまして、交通弱者というものが、これからもどんどん増えていき、特に、お年寄りの買い物の足さえ確保できていない状況です。公共交通空白地帯においては、市民が不便な地域になってしまうということで、需要に応じた最低限行えるような、公共交通手段が必要だということで、バスとタクシーのいいところを組み合わせた、バタクスを考案して、これまで実証実験を行ってきたところです。
乗客人数自体は、それほど多くありませんが、本格運行の手応えができたということで、今後、この地域である程度うまくいけば、他の公共交通空白地域においても、横展開ができるようになればと願っています。
【記者】
ことでんが、来年度60数年ぶりに車両の新造を始めることが発表された。新造には2両で約5億円と言われているが、車両の入替えが進めば、継続的に多額の費用が生じることなると思う。設計段階では国や県と沿線市町が、9割の補助をしているが、車両新造にかかる高松市の今後の補助について
【市長】
ことでんについてですが、現在80両の車両があり、全てが大手鉄道会社の中古を購入して、走らせているものでございまして、車齢が平均して54年を超えており、非常に老朽化しているのが事実です。車両の老朽化に起因する輸送障害が、たびたび発生するなど、安全面において車両更新は先送りできない状況である、と聞いています。
ただ、これまでと同じように、車両の中古を購入するとなると、大手鉄道会社も長期間において、車両を使用する傾向にあり、中古車両の調達が困難になっている、ということがございます。
それに加えまして、中古車両自体の価格も、以前より高騰していると聞いていまして、車両の長期使用を前提に費用対効果を考えると、必ずしも中古車両の方が安価で調達できるものではなく、残った耐用年数も勘案しますと、新造するほうが安全面も高まりますし、能力面も高まるということです。
乗り心地の向上、バリアフリー機能強化など、利便性や快適性の向上が期待できるということですし、最近の車両は、省エネになっておりますので、電力使用量も削減できるということで、必ずしも中古車両の方が安いというわけではなく、ことでんとしては、車両の新造に踏み切りたいと聞いています。
その財源について、いくらぐらい補助するかということですが、今の設計段階では9割方、公的補助で賄っており、新造車両をどうするかというのは、国や県、あるいは、他の沿線市町と話合いの協議の中で、決めてまいりたいと思っております。
【記者】
<塩江町の附属医療施設について>
10年以上新しい病院を塩江町に、という議論が続いている中で、今回新築を断念したということが、委員会にて報告された。住民は新しい病院を待ち望んでいると思うが、市長の考えは
【市長】
塩江町で予定していました、附属医療施設について新築を断念し、塩江地域保健活動センターを全面改築し、リニューアルするということで方針転換しました。
そもそも塩江病院の建替えというのは、旧塩江町と高松市が合併するときの、建設計画の一番大きな約束の一つであるということで、早期の建替えでずっと努力してまいりました。しかし、どうしても適地が見つからないということで、延び延びになっていたのと、塩江町の人口減少等もございまして、病院の利用者自体も減ってきている中で、有床の病院が本当に必要なのかどうかという議論も起こり、みんなの病院が仏生山に移転したので、それとの関連をきちっと持たせれば無床の診療所で、有効的な診療体制が取れるのではないかということで、無床の診療所を新たに設置するということで決定しました。そして、その場所として、道の駅エリアの土地に併設する形で造ろうということで進めてきました。
ただ、道の駅エリアの整備の入札不調が2回続くなど、工期が何年も予定より遅れる見込みになった。しかも、診療所だけ早く造っても、診療所の横を工事車両が行き来しながら、工事を行っていくという状況が発生して、非常に良くないということもありまして、それよりは、塩江分院の隣にある保健活動センターでは、新築の診療所が必要とする面積と同等の面積が取れますし、スケルトン工法、居抜きの工法で行えば全面改築で、新しい診療所として機能する病院が造れるという。しかも、予定よりは早く造れるということでございまして、地元の要望もそういう形で、変わってきたこともあり、それを受けた形で、新しい診療所を保健活動センターで改修するということで決断しました。
地元の要望ということもありまして、こちらを御説明した上で、御理解をいただいています。
【記者】
<塩江町の附属医療施設について>
合併から20年が経とうとしているが、待たせていることについての市長の考えは
【市長】
塩江町と合併するとき、私が市長になってすぐ塩江に行きまして、学校と病院、これだけは早くやってほしいという声もお聞きしていましたので、学校の方は統合して、新しい学校が早めにできましたが、病院の方は二転三転した形で、今日まで完成していないことは、私自信、忸怩たる思いがございます。一生懸命対応をしてきたつもりですが、これだけ遅れたことに対しては、率直にお詫び申しあげたいと思います。
【記者】
政治資金の問題や衆院選など、今年は国政もかなり大きな動きがあった1年だったと思うが、市長として国政に対するこの1年の振返りと、来年期待することは
【市長】
今年は新しく石破政権が誕生し、これまで最も短い期間で解散総選挙が行われた結果、与党が大きく負けて、少数与党になったということで、103万円の壁などの議論を中心として、与野党の攻防が見られているところでございます。
地方自治体としては、少子・超高齢化、それから人口減少が厳しくなる中で、今までのやり方をやっていたのでは、日本の国は良くならないのではないかと思っています。地方創生もこれまで10年近くやってきましたが、コロナ禍を経て、また、東京一極集中が進み、そのあたりについて、十分な効果が出ていないと思っております。今後、本格的に我が国をどうしていくのか、国でしっかりと議論をしていただきながら、より現場に近い地方自治体が、有効にいろいろな活用が、できるような財源を手当てしていただいて、それで地方創生に資するような施策が、展開できるように、ぜひとも国にはバックアップを期待したいと思っています。
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このページは高松市が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号
電話:087-839-2011
