マイコプラズマ肺炎
更新日:2025年3月14日
マイコプラズマ肺炎とは
「肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。
症状
潜伏期間は通常2~3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などです。咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、当初は乾性の咳ですが、経過に従い徐々に強くなり、湿性の咳になることも多いです。また、咳は解熱後も長く続く(3~4週間)のが特徴です。
感染した人の多くは、気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎になったり、重症化することもあるほか、中耳炎や髄膜炎等の合併症を併発することもあります。
感染経路
飛沫感染と接触感染です。濃厚接触が必要と考えられています。
予防と対策
短期間の曝露による感染拡大の可能性はそれほど高くなく、濃厚接触により感染することが多いと考えられています。手洗いやうがいなどの一般的な予防策をとることが大切です。また、感染した場合は、家族間でのタオルの共有は避け、咳の症状がある場合には、マスクを着用しましょう。
治療
抗菌薬による化学療法が基本とされています。
関連情報
マイコプラズマ肺炎に関するQ&A(厚生労働省)(外部サイト)
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