マイコプラズマ肺炎
更新日:2025年2月14日
マイコプラズマ肺炎の患者発生数が近年稀に見る多さになっていますので、ご注意ください。
マイコプラズマ肺炎は、香川県の小児科定点において2024年の第34週(8月19日から8月25日の1週間)で4.0人を観測して以降、高い水準で推移していましたが、2025年の第6週(2月3日から2月9日の1週間)では0.46人と、減少しています。しかし、過去10年平均と比べると、依然として多い状況が続いています。患者として報告されるもののうち、14歳以下が大部分を占めていますが、成人の報告もみられます。引き続き、体調管理に気をつけて、感染予防対策をお願いします。
○ マイコプラズマ肺炎の発生状況について(国立感染症研究所)(外部サイト)
○ マイコプラズマ肺炎(厚生労働省)(外部サイト)
○ マイコプラズマ肺炎増加に関する学会からの提言について(周知)(令和6年10月24日付け厚生労働省事務連絡)(PDF:278KB)
マイコプラズマ肺炎とは
「肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)」という細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人の肺炎の原因として、比較的多いものの一つです。
症状
潜伏期間は通常2~3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠、頭痛などです。咳は初発症状出現後3~5日から始まることが多く、当初は乾性の咳ですが、経過に従い徐々に強くなり、湿性の咳になることも多いです。また、咳は解熱後も長く続く(3~4週間)のが特徴です。
感染した人の多くは、気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎になったり、重症化することもあるほか、中耳炎や髄膜炎等の合併症を併発することもあります。
感染経路
飛沫感染と接触感染です。濃厚接触が必要と考えられています。
予防と対策
短期間の曝露による感染拡大の可能性はそれほど高くなく、濃厚接触により感染することが多いと考えられています。手洗いやうがいなどの一般的な予防策をとることが大切です。また、感染した場合は、家族間でのタオルの共有は避け、咳の症状がある場合には、マスクを着用しましょう。
治療
抗菌薬による化学療法が基本とされています。
関連情報
マイコプラズマ肺炎に関するQ&A(厚生労働省)(外部サイト)
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