梅毒
更新日:2022年1月5日
梅毒とは、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。梅毒トレポネーマという病原体が原因で、感染すると全身に様々な症状が出ます。
!2010年以降梅毒の報告数は全国的に増加しています!
症状
早期顕症梅毒 第Ⅰ期
感染後約3週間後に梅毒トレポネーマが進入した部位に、初期硬結(しこり)、硬性下疳(潰瘍)が形成されます。無痛性のリンパ節腫脹を伴うことがあります。
早期顕症梅毒 第Ⅱ期梅毒
第Ⅰ期梅毒の症状が一旦消失したのち4~10週間の潜伏期を経て、手掌・足底を含む全身に多彩な皮疹、粘膜疹、扁平コンジローマ、梅毒性脱毛等が出現します。
潜伏梅毒
第Ⅰ期と第Ⅱ期の症状消失後の状態をさします。
晩期顕症梅毒
感染後、数年から数十年後に非特異的肉芽腫様病変(ゴム腫)が発生することがあります。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器の病変に進展します。
先天梅毒
梅毒に罹患している母体から胎盤を通じて胎児に感染し、死産、早産、新生児死亡、奇形が起こることがあります。
感染経路
感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触で感染します。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等が原因となります。
予防方法
感染部位と粘膜や皮膚が直接接触をしないように、コンドームを使用すすることが勧められます。ただし、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染する可能性があるため、コンドームを使用しても100%できると過信はせず、皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。
関連情報
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