手足口病
更新日:2024年12月18日
手足口病とは
口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によっておこる感染症です。子どもを中心に、主に夏に流行します。
病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6、A16、エンテロウイルス71で、その他、コクサッキーウイルスA10などが原因になることもあります。
症状
感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹がでます。
発熱は約3分の1にみられますが、あまり高くないことがほとんどであり、高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発症者は数日のうちに治る病気ですが、まれに髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。
感染経路
飛沫感染、接触感染、糞便感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)です。
特にこの病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは、子ども達同士の生活距離が近く、濃厚な接触が生じやすい環境であること、衛生観念がまだ発達していないことから、集団感染が起こりやすいため注意が必要です。
予防対策
- 有効なワクチンや、発病を予防できる薬はありません。
- 一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗い(流水と石けん)をしっかりと行うこと、排泄物を適切に処理すること、タオルの共有はしないことが挙げられます。
治療
- 特効薬はなく、特別な治療方法はありません。
- 経過観察と、症状に応じた治療となります。
- 次のような症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
- 例:高熱が出る、発熱が2日以上続く、嘔吐する、頭を痛がる、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が早くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりしているなど
関連情報
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