RSウイルス感染症に注意しましょう!
更新日:2021年10月8日
RSウイルスは、例年秋から流行が始まり、冬期に報告数のピークがみられ、夏季は報告数が少ない状態が続いていましたが、平成23年以降、7月頃から報告数の増加傾向がみられています。
令和3年においては、全国的に報告数が大幅に増えており、今後もさらなる注意が必要です。
RSウイルス感染症とは
- RSウイルスの感染によって発生する呼吸器感染症です。
- 症状は、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。
- 2歳までに、ほとんどすべてのお子さんがRSウイルスに感染すると言われていますが、どの年代でも再感染は起こります。
- 特に基礎疾患を有する小児(特に早産児や生後24か月以下で心臓や肺に基礎疾患がある小児、神経・筋疾患や免疫不全の基礎疾患を有する小児等)や、生後3か月以内の乳児は重症化のリスクが高く、注意が必要です。
感染経路
- ウイルスを含むしぶき(飛まつ)が患者のくしゃみや咳で空気中に放出され、それを吸い込む(飛沫感染)、あるいは手指を介して接触すること(接触感染)により感染します。
- 潜伏期間は2~8日(典型的には4~6日)
- 熱などの症状が消失しても、ウイルスが排出される期間(発症から1週間程度)は咳などにより感染を拡げることがあるため、注意が必要です。
治療
- 特効薬はなく、安静、補液、去痰剤などの対症療法(症状を和らげる治療)が行われます。
感染拡大の防止対策
- 飛沫感染への対策:マスクの着用や咳エチケット
- 接触感染への対策:子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりの消毒、流水・石鹸による手洗い又はアルコール消毒
- 集団生活においては、年長児から乳児への感染を防ぐために、流行期には乳児と年長児の接触をできるだけ避けることが大切です。
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お問い合わせ
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