ヘルパンギーナ
更新日:2023年10月11日
ヘルパンギーナとは
発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎です。乳幼児を中心に夏季に流行する、いわゆる夏かぜの代表的疾患です。多くはエンテロウイルス属に属するウイルスで、主にコクサッキーウイルスA群である場合が多いです。
症状
2~4日の潜伏期を経て、突然の発熱に続いて咽頭痛、咽頭粘膜の発赤、口腔内に小さな水疱が出現します。水泡はやがて破れ、痛みを伴います。発熱時に熱性けいれんを伴うことや、口腔内の疼痛のため不機嫌、拒食、哺乳障害、それによる脱水症などに注意が必要ですが、ほとんどは予後良好です。
※まれに、無菌性髄膜炎、急性心筋炎などを合併することがあるので、発熱以外に頭痛、吐き気、嘔吐などの症状がある場合は、すぐに主治医に相談してください。
感染経路
接触感染を含む糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)と飛沫感染です。急性期にもっともウイルスが排泄され感染力が強いですが、回復後にも2~4週間の長期にわたり便からウイルスが検出されることがあります。
治療・予防方法
特異な治療法はなく対症療法のみです。
また、特異な予防法もありませんが、感染者との密接な接触を避けること、流行時にうがいや手洗い、手指の消毒を実施することが重要です。
関連情報
園・学校における感染症対策ガイドブック(第2版)(香川県小児科医会)(外部サイト)
お問い合わせ
このページは感染症対策課が担当しています。
〒760-0074 高松市桜町一丁目10番27号保健所2階
電話:087-839-2870
ファクス:087-813-0221