市長定例記者会見（平成24年6月27日）

（日時）平成24年6月27日（水曜日）午後2時～2時25分
（場所）4階会議室

（1）登録型本人通知制度の実施について

（2）節電キャンペーン「たかまつ節電チャレンジ15」の実施について

（3）「にぎわい大使任命式」について

（4）中国（南京）訪日教育旅行について

（5）「丸亀町レンタサイクルポート」の供用開始について

　こんにちは。

　それでは、私から5点発表させていただきたいと存じます。
　まず、1点目は、登録型本人通知制度の実施についてでございます。
　これは、高松市に住民登録や本籍がある人が、事前に、市へ登録しておけば、その人の住民票の写しや戸籍謄本・抄本などの証明書を、本人の代理人や第三者に交付した場合、交付した事実を登録者本人にお知らせする制度でございまして、7月9日から実施いたします。
　目的としましては、新たな人権問題の一つである戸籍などの不正な請求を防止すること。また、個人の権利利益の不当な侵害を未然に防止することでございます。
　対象者としましては、本市の住民基本台帳又は戸籍の附票に記録されている人、本市の戸籍に記録されている人で、登録して3年間有効でございます。

　次に2点目は、節電キャンペーン「たかまつ節電チャレンジ15」の実施についてでございます。
　今年の夏は、電力需給の逼迫が予想されておりますが、市民の皆様に、より積極的に節電に取り組んでいただくため、新たに「たかまつ節電チャレンジ15」を実施するものでございます。
　7月から9月を「節電取組期間」に設定しまして、四国電力が発行します検針票「電気ご使用量のお知らせ」の8月分と9月分の合計使用量が、昨年同期の合計と比較して、15パーセント以上節減できた方が応募対象になります。
　検針票のコピーを貼付し、持参か郵送により応募していただきますと、LED電球かIruCa(イルカ)の1,000円分のチャージ引換券、いずれかを差し上げるものでございます。
　応募期間は、9月3日（月曜日）から10月19日（金曜日）までといたしておりまして、応募用紙は、市ホームページ「もっと高松」からダウンロードできますほか、市役所、支所・出張所、コミュニティセンターに備え付けておりますので、市民の皆様に積極的に節電に取り組んでいただきたいと考えております。

　次に、3点目は、ブリーザーズスクエアの開設3周年イベント「T－PARTY」にあわせまして、高松にぎわい大使の任命式を行うものでございます。
　高松にぎわい大使には、常磐町商店街の「ときたま」と兵庫町商店街の「ひょこたん」の各商店街のマスコットキャラクターを任命するもので、7月1日（日曜日）の午後1時から任命式を行います。
　当日は、常磐町商店街のジャンヌガーデンにおきまして、「ときたま」と「ひょこたん」に、高松にぎわい大使の襷を交付いたします。また、高松保育園の子どもたちによる「ときたまソング」と「ひょこたんソング」の歌が披露されます。
　また、高松にぎわい大使任命式に続きまして、「ときたまお誕生会」や、県内外のゆるキャラが集まるなど、お楽しみいただけるイベントがございますので、取材の方、よろしくお願いします。

　次に4点目は、中国・南京市からの訪日教育旅行の来高についてでございます。
　春秋航空の上海・高松便を利用いたまして、中国・江蘇省南京エリアから、初めて小・中学生の訪日教育旅行の一行が高松へ来られるものでございます。
　これは、（公財）高松観光コンベンション・ビューローが、四国運輸局などと連携をいたしまして、ビジットジャパン事業の一環として、高松へ誘致したものでございます。
　一行は、高松など、四国内を巡った後、東京観光を経て帰国する予定でございますが、第1班の57名は、7月5日（木曜日）に高松に入りまして、その日に、高松第一学園の子どもたちと交流する予定となっており、第2班の54名は、7月8日（日曜日）に高松に入り、高松を観光した後、徳島に向かう予定でございます。

　次に5点目でございますが、「丸亀町レンタサイクルポート」の供用開始についてでございます。
　現在、高松市では、ことでん瓦町駅やJR高松駅など、市内7か所にレンタサイクルポートを開設し、およそ1000台のレンタサイクルを運用・活用しております。
　このうち、利用が極端に少ない、高松市観光通の「南部駐車場レンタサイクルポート」を6月末で閉鎖し、ポート開設のニーズがある丸亀町グリーンに、「丸亀町レンタサイクルポート」を新設するものでございます。
　新たなポートは、丸亀町グリーン東棟の地下駐輪場内に整備し、7月11日（水曜日）から供用を開始いたしまして、およそ100台のレンタサイクルを収容する予定としており、今年度は、1日当たり150件程度の利用を見込んでおります。

　私からは以上です。

【記　者】
　四国電力が公表した四国内の計画停電の実施計画に対する所見は。また、これを受け、高松市の計画停電時の「業務継続計画」に変更などはあるのか。
【市　長】
　四国電力から計画停電を実施する場合の具体的な内容が発表され、高松市も7グループに区分されている。特に所見はないが、対応として、各施設に計画停電の具体的な内容を周知し、計画停電に備えた対策の再点検をしていきたい。
　また、計画停電の実施計画に対して、本市の業務継続計画の内容を変更する必要は無かったので、計画停電の際は、市民の皆様への事前周知や、停電中における事故防止など、業務継続計画に基づき対応したい。

【記　者】
　計画停電に備え、医療機関や水道局など、市民の安全や生命に関わる分野について、事前に訓練したり、自家発電の点検をしたりする予定はあるのか。
【市　長】
　現在、計画停電に限った訓練の実施は考えていない。非常用自家発電機については、これまでも、年1回程度は定期的に点検しているが、今回は、計画停電の実施が想定されるので、今一度、点検するよう周知したい。
　また、本庁舎のほか、消防局・各消防署は、計画停電の影響緩和措置施設となっているので計画停電の実施対象にはならないが、それ以外の施設は、計画停電の実施対象地区であるため、業務継続計画に基づく対応ができるよう、チェックしていきたい。

【記　者】
　登録型本人通知制度は、県内初の試みなのか。
【担当課】
　県内では、高松市・さぬき市・東かがわ市の3市が7月9日から、その他の5市9町は7月1日から実施することになっている。

【記　者】
　衆議院本会議で消費税増税法案が可決されたが、これに対する所見は。また、民主党の分裂に対する見解は。
【市　長】
　消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革関連法案が衆議院本会議で可決されたが、消費税率の引き上げについては、過度の負担を次の世代に先送りせずに、増大する社会保障費の安定的な財源を確保する意味で必要と考えている。
　このため、今回の法案の可決は、一歩前進したものと評価するが、消費税率の引き上げによる、経済への影響や低所得者の負担増などの問題に対しては、国が責任をもって対処してもらいたい。まだ、参議院での審議も残っているので、今後、国の動向を注視していきたい。
　また、民主党内の問題については、民主党マニフェストの整合性が議論となり、現在の状況になっていると認識しているが、これについては、政党内部の抱えている問題なので、与党内で、きちんと議論した上で、決着をしてもらいたい。