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市長定例会見(令和5年10月24日)

更新日:2023年11月10日

日時・場所

日時 令和5年10月24日(火曜日) 11時30分~12時08分
場所防災合同庁舎3階 301会議室

報告事項

1 報告事項
(1)オペラ公演鑑賞希望者の募集について

2 記者質問

報道発表資料

市長説明及び記者との質疑応答要旨

市長定例記者会見(令和5年10月24日)録
11時30分~12時08分

 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 本日は、まず、セント・ピーターズバーグ市等への訪問団の派遣を終えての所感について、お話しさせていただきます。後ろに写真等も出てきますので、それも見ながらお話をお聞きいただければと思います。
 本市とフロリダ州セント・ピーターズバーグ市でございますが、姉妹都市提携60周年を2年前に迎えております。それを記念いたしまして、2年遅れになりましたけれども、去る10月4日から10日までの間、私を団長といたします公式訪問団が、セント・ピーターズバーグ市と、ちょうど合併前の牟礼町の時代にお互い「石の産地」であることから、姉妹都市提携を結んでおりましたジョージア州エルバートン市、この2つの市を訪問したところでございます。
 まず、姉妹都市提携60周年を迎えたセント・ピーターズバーグ市では、ケン・ウェルチ市長を始め、歴代5人の市長がお見えになり、また、ギャバ―ド議長など8人の市議会議員全員の顔を見せていただき、その議場でご挨拶をさせていただきました。
 朝、議場でご挨拶をさせていただきますとともに、両市の町の様子でありますとか、これまでの交流内容などを紹介する動画を上映いたしまして、臨席されていた皆様とともに、これまでの両市の歩みを振り返り、共に60周年をお祝いしたところでございます。
 その後、ケン・ウェルチ市長と私とで会談を行いまして、今後の両市の交流等につきまして、現在、コロナ禍で中止しております高校生親善研修生の相互派遣事業を、来年度から再開する方向で申し合わせをしております。また、高松第一高等学校への英語教師の招聘事業につきましても、今後、継続するということを合意いたしたところでございます。
 また、セント・ピーターズバーグ市からの訪問団の来高についても働きかけを行いまして、前向きに検討する旨の回答をいただいたところでございます。さらに、セント・ピーターズバーグ市でエッカード大学を訪問いたしました。エッカード大学というのは英語教師を卒業生で派遣していただけている大学、セント・ピーターズバーグ市内の私立の大学でございますが、エッカード大学のジェームズ・アナレリ学長に出迎えていただいたところでございます。エッカード大学では、日本語を専攻している学生と一緒に「一合まいた」を踊ったり、屋島狸を題材にした寸劇を披露していただいたりと、温かいおもてなしを受けたところでございます。ちなみに、今、お見せしている写真でございますけれども、団扇(うちわ)に似顔絵が描かれております。たぬきが葉っぱで化けて、私になったという寸劇で使われた似顔絵ということですが、非常に私自身も、よく似ているなあと思ったところでございます。若干、赤ら顔までつけていただきまして、よく特徴を捉えていて似ていると思います。いかがでございましょうか?
 それから、歓迎レセプションを兼ねた交流会では、これまでのセント・ピーターズバーグ市からの、親善研修生や、あるいは、本市からの親善研修生を受け入れていただいたホストファミリー、また、エッカード大学から高松第一高等学校に招聘した、最初に来られた英語教師のジェーン・ファーガソン・丹羽さんなどが、わざわざニューヨークからおいでいただきました。姉妹都市交流に関わりのあった方々とお会いすることができて、当時の高松での思い出話に花を咲かせたところでございます。
 2日目は、セント・ピーターズバーグ市内の南フロリダ大学セント・ピーターズバーグ校を訪問いたしました。クリスチャン・ハーディグリー校長と、お会いいたしまして、タンパ湾の海洋生物の生態系などについてお話を伺いましたほか、海洋調査船に乗船して、調査船の構造等を見学し、メキシコ湾も、瀬戸内海も、海でもちろん繋がっているわけでございます。非常に、それぞれ共通する課題が、多々あるなということを実感したところでございます。こういう海洋研究としての交流といったものも、考えられるのではないかと思ったところでございます。
 また、アートの関係で言えば、2010年の第1回目の「瀬戸内国際芸術祭」の時に、本市と連携して障がい者アートリンク事業を実施いたしました、セント・ピーターズバーグ市のNPO法人「クリエイティブクレイ」を訪問し、活動内容を視察いたしました。この「クリエイティブクレイ」ですが、芸術祭が縁で、今でも交流を続けております。歌や楽器演奏などのライブパフォーマンスや、絵画などのアート作品の制作過程などを見学させていただいたところでございます。この時、日本語で書いた手作りの画集をいただき、持って帰りましたが、非常に感激したところでございます。
 また、60周年記念事業で、香川大学教育学部附属高松中学校と生徒同士のビデオレター交換を行いましたけれども、それを行った相手校のサーグッド・マーシャル校を訪問いたしまして、生徒たちのジャズの生演奏で歓待を受けまして、授業参観など、生徒たちと交流を行ったところでございます。生徒からは、私に対して「人生でやり残したことは何ですか」といった鋭い質問もいただきました。そいうことで中学生とも交流し、有意義な時間を過ごすことができたところでございます。
 また、セント・ピーターズバーグ市では、「ダリ美術館」と「イマジンミュージアム」というのも見学いたしました。セント・ピーターズバーグ市にあるダリ美術館は、世界有数のコレクションで知られておりまして、巨大でユニークな建築等と合わせまして、見応えがございました。また、イマジン美術館という新しい美術館も見学をしましたけれども、世界トップクラスの現代美術コレクションである、ガラスの彫刻を展示しておりまして、ガラスで作った日本の仏像など、独創的ですばらしい作品が豊富に並んでおり、作品の多彩な魅力を感じたところでございます。このように、セント・ピーターズバーグ市は、全米の中堅都市の中で芸術にあふれる都市として全米トップに選ばれたこともあるということでして、公立私立の美術館がたくさんございまして、芸術性にあふれております。既存のアメリカのガラス工芸作家チフーリ美術館のほか、アーリーアメリカンの芸術作品を集めたジェームズミュージアムといったものも新しくできていて、創造都市を標榜する本市としても、このセント・ピーターズバーグの芸術都市の水準の高さに大いに刺激を受けたところでございます。
 また、送別会を兼ねた夕食会の席上では、ウェルチ市長と、今後の友好親善を続ける証として、互いに野球ボールにサインをし、交換を行ったところでございます。これがその野球ボールでございます。今後は、アイパル香川に展示するなどして、市民の皆様にも披露したいと考えております。
 4日目には、牟礼町と姉妹都市提携を続けておりました、ジョージア州エルバートン市を訪問いたしました。人口5,000人弱の小さな都市でございますけれども、アメリカの花こう岩の主たる産出地ということで、「石の町」が縁で、昭和58年以降、牟礼町と交流が続いております。特に、両市町の高校生は、コロナ禍前までは、毎年数名ずつ相互派遣が行われておりまして、それぞれ親子二代に渡る交流でありますとか、相互のホームステイで、家族ぐるみのお付き合いが生まれているということでございます。
 エルバートン市では、新しく市長になられましたダニエル・グレイブス市長も高松に来たことがあるということですけれども、牟礼地区との交流を推進している「エルバートン姉妹都市委員会」のトム・エバンス会長らとともに歓待をしていただいたところでございます。エルバートン市は、限られた時間ではございましたが、これまでの交流内容を振り返りながら、今後の交流について意見交換を行ったほか、旧牟礼町との姉妹都市関係を記した銘板を視察するとともに、前回の訪問時に記念植樹いたしました樹木の現況を確認するなど、交流を行ったところでございます。また、グレイブス市長には、市の浄水場や石の博物館、ラッセル湖、水力発電のあるようなダム湖なども案内していただきまして、大変、感激したところでございます。
 また、エルバートンからの帰途に立ち寄った、アトランタ空港周辺におきまして、在アトランタ日本国総領事館の前田 未央(まえだ みおう)総領事との会食の機会を持つことができました。牟礼地区とエルバートン市との今後の交流について、総領事館からの支援とご協力を依頼したところでございます。
 今回の訪問では、訪れた先々で、関係の方々から、大変、熱烈な歓迎をいただいたところでございます。セント・ピーターズバーグ市とは、姉妹都市提携60周年を、共にお祝いすることができましたし、交流事業の再開、あるいは継続などについても確認でき、両市の友好親善の絆を、さらに深めることができたものと考えております。また、エルバートン市とも、牟礼地区との地域間交流を、今後、更に発展させるための契機とすることができたと考えております。
 私といたしましては、今回の訪問を契機に、市民レベルでの交流が、さらに活発なものとなり、市民の皆様の豊かな国際感覚の醸成や、あるいは高校生等、若い世代の人材育成等につながっていくということを、大いに期待しております。今回の公式訪問の成果等につきましては、今後、本市ホームページなどで市民の皆様にお伝えしていきたいと思っております。

「オペラ公演鑑賞希望者の募集」について

 それでは、今日の報告事項に移ります。
 本日は、「オペラ公演鑑賞希望者の募集」についての、1件でございます。
 この度、コロナ禍で文化芸術に触れる機会が減少した次代を担う子どもたちを対象に、優良な舞台芸術に親しむ機会を提供することで、豊かな感性や創造性を育んでもらうため、企業版ふるさと納税の財源を活用して、オペラ公演鑑賞に子どもたちを中心に無料で招待をするものでございます。去る、9月25日(月曜日)に、東京都中央区に本社を置きます「株式会社 守谷商会(もりたにしょうかい)」様から、100万円の「ふるさと高松応援寄附金」をいただきました。この貴重な財源を活用いたしまして、「次代を担う世代の芸術鑑賞機会創出事業」といたしまして、12月16日(土曜日)にレクザムホール大ホールで行われます、藤原歌劇団によるプッチーニ作曲「ラ・ボエーム」オペラ公演に、市内の子どもたち200名を、無料招待いたします。対象者は、市内在住か、市内に通学する小学校1年生から高校3年生までで、小学生の場合は、保護者1名の同伴(無料招待)が必要となります。オペラ鑑賞を御希望の方は、専用の応募フォームか、ハガキに、必要事項を記入して、11月1日(水曜日)から28日(火曜日)までの間に、お申込み下さい。
 本格的なオペラ公演を間近で楽しんでいただける、またとない機会でございます。ぜひ、多くの小・中・高校生にお申し込みをいただき、オペラ鑑賞を満喫していただきたいと思います。

記者質問

【記者】
【セント・ピーターズバーグ市等への公式訪問団の派遣について】
 海外派遣に対して市民から厳しい目が向けられているが、リモートで対談を行う考えは
【市長】
 今回のセント・ピーターズバーグ市等への訪問につきましては、先ほどお話をさせていただきましたとおり、昭和36年に姉妹都市提携を結んで、ちょうど令和3年が、60周年の年だったということでございまして、その時に公式訪問団を派遣する予定でしたけれども、コロナ禍によりまして、派遣ができなかったということで、リモートによる記念の会談で、それに代えさせていただいたということでございますけれども、60周年ですので、非常に大きな節目の年であるということですので、コロナ禍が明けたこの機会に、公式訪問団を派遣しようということで、新しいケン・ウェルチ市長とも直接対談をして、交流事業の継続あるいは、再開等についてお話をさせていただいたということでございます。
 実際に行ってお話をしてみますと、リモートで行うやり取りとは違って、やはりその場所に行って、空気感や五感を感じとれるものがあり、より一層の友好親善の絆を深められたと思っているところでございます。
 また、関係者も一同に集まっていただいて、いろんな話の中で、いろんな展開がありましたし、これまでの60年を振り返るということも、色々やれたわけでござまして、その辺については、リモートだけではやっぱり成し得ない、色々な交流の成果というものができたのではないかなと思っておるところでございます。
 いずれにいたしましても、こういう都市間交流について、国内外に問わず、必要に応じて実際の対面での交流にするのか、あるいはリモートを使った交流にするのか、それぞれ、その時々で必要性に応じて、やり方を考えていきたいと思っております。
 また、特に海外との交流で訪問団を派遣するような場合には、けっこうな経費もかかるわけでございますので、その派遣人数の規模、経費などの妥当性を十分に考慮した上で、必要最小限、これで成果が上がると判断をされる場合に派遣をするということで考えてまいりたいと思っております。
 一方で、リモートの活用というのも、このコロナ禍におきまして非常に有効性があって、対面にはないようなこともできるということもございますので、その辺につきましても、メリットを十分把握した上で、活用も考えていきたい。例えば、子どもたちの交流というのをリモートでやるというのは非常に手軽に、最小限、少ない経費で、時間等も、ある程度融通をきかせながらやれますので、そういう活用も、今後考えていきたいということでございます。
 いずれにいたしましても、対面でやるのかリモートでやるのか、使い分けをしながら、それぞれメリットが大きいやり方を勘案しながら、これからも交流を進めてまいりたいと思っております。
【記者】
【セント・ピーターズバーグ市等への公式訪問団の派遣について】
 今後は、海外訪問を一部リモートで行う考えはあるのか
【市長】
 必要に応じてそういうことで、リモートの方がいいであろうという場合には考えていきたいと思っておりますし、公式訪問団の必要性もあろうかと思いますが、その場合でも経費、あるいは規模等についても合理的な範囲内でということで、より厳しい目で見ていくということで考えていきたいと思っております。
【記者】
【セント・ピーターズバーグ市等への公式訪問団の派遣について】
 訪問での効果もあるだろうが、リモートを活用して合理的に行う考えはないのか
【市長】
 全てが全て会った方がいいということではなくて、その時々に応じて、必要性を判断した上で進めていくべきだと思っております。
【記者】
【セント・ピーターズバーグ市等への公式訪問団の派遣について】
 今回の公式訪問は、直接会って話し合う方がいいとの判断で行ったのか
【市長】
 この10年間ずっと行っていないということですので、60周年という1つの大きな節目であったということと、コロナ禍で交流が中断していた、それを再開するのは、1つの大きな契機とするために、実際現地に行って、直接、新しいケン・ウェルチ市長とお話をした上で、それを決めていった方がいいだろうという判断のもとに訪問させていただいたということでございます。
【記者】
【セント・ピーターズバーグ市等への公式訪問団の派遣について】
 今回の公式訪問の一番の収穫は
【市長】
 これまでの交流を確認できて、例えば、英語教師の派遣について継続するということが確認できたということと、高校生等を中心とした相互交流について来年度から再開をするということができたこと、また、新しい南フロリダ大学の海洋学部の海洋船も見学させていただきましたけれども、そういう専門家の、専門分野での交流、互いに海洋開発についての共通の課題を持っているので、専門的な交流も考えることができないだろうか、という、これは意見交換には終わりましたけれども、ケン・ウェルチ市長との間で意見交換ができたということは大きな成果であったと思っております。
【記者】
【セント・ピーターズバーグ市等への公式訪問団の派遣について】
 公式訪問団の人数と経費は
【市長】
 私が団長で、白石議長が副団長で、随行3人の計5人でございます。経費につきましては、行く前にもお話しましたけれども、約500万の見積もりでしたが、結果として、だいたいその程度で収まっているということです。
【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 市民の有志から、当該議員へ事情聴取を行わずに議会へ申し入れを行ったことを問題視し、再調査を求める要望書が提出されたが、受け止めは
【市長】
 今回の問題につきまして、市民グループの方から手続きに瑕疵があったのではないか、あるいは不適切だったのではないかというような申し入れが行われたところでございますけれども、私どもといたしましては、今回の事案につきまして、職員への聞き取りや、あるいはコンプライアンス推進課の弁護士との意見を踏まえまして、ハラスメントと思われる事案が発生したということで、直接、市の当局から議員に対して調査をするということはできませんので、議会に適切な対応を求めたということでございまして、その手続き等について瑕疵があるとは考えておりません。
 いずれにいたしましても、発言は、会派と市当局との間で行われたものですし、第三者、他の方もおられたところですし、また、2日目の発言につきましては、正式な議会の委員会で行われたものでございまして、公にもなっているということでございますので、あえて議員から発言について調査をする必要性もないと判断しているところでございまして、それで適切な対応について議会に申し入れたということでございまして、瑕疵があるとは考えておりません。
【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 再調査をする考えはないということか
【市長】
 はい。今回の問題につきましては、議会の方で調査をした上で、概ね事実であったとされておりますし、当該所属会派の議員からもお詫びが議場でされているところでございます。また、当該議員の方もSNS等でお詫びの旨の発言をされているということで、一定の区切りがついていると考えておりまして、さらなる調査等を行うつもりはございません。
【記者】
 来年3月からJR四国が端岡駅を無人化すると発表したが、受け止めは
【市長】
 昨日JR四国の方から四国内の12の駅の無人化の発表がありまして、その中の1つとして高松市内の端岡駅が入っていたというわけでございます。端岡駅は、市内では高松駅に次ぐ乗降客数、1日約2,600人でございますが、バリアフリー化も図られていないということも考えますと、無人化の発表は突然で驚いているというところでございます。
 今後、JR四国から、詳しい状況を、お聞きしたいと思っているところでございまして、その上で、今後の在り方等について協議をしていきたいと思っております。JR端岡駅につきましては、1つの拠点の駅であるということで、駅前広場開発、あるいは駅舎の改修等について、JR四国とも、お話を進めてきているところでございますので、今後とも、その方向性については、変わらないような形で進めてまいりたいと思っております。
 ただ、無人化の発表が今回されましたので、これにつきましては、今後の在り方等も踏まえて、JR四国と協議をしてまいりたいと思っております。
【記者】
【JR端岡駅の無人化について】
 JR四国は自治体への説明は行っているとのことだが、高松市にはなかったのか
【市長】
 担当レベルでは、全体として経費節減等のために無人化の検討は総論的にしているという話では聞いていたところでございます。もちろん端岡駅も、その対象にはなっていたのでしょうけれども、具体的に端岡駅をということでは、まだ聞いていませんでしたので、今後、詳しい話をJR四国としたいと思っております。
【記者】
【JR端岡駅の無人化について】
 JR四国に対して要望などはあるのか
【市長】
 無人ということになりますと、バリアフリー化されていない駅なので、非常に障がい者が利用する時に不便になる、困るといったいろんな問題が出ると思います。従いまして、無人化することによる影響を、より具体的にしながら、JR四国に改善、それに対する対応を求めていくということになろうかと思っています。
 先程も言いましたように、端岡駅は1つの拠点駅として、駅前開発等も構想しているところでございますので、その辺について、無人にした場合にどういう形に駅舎の改修、駅前広場を考えていったらいいのか、その辺の具体的な整備方針等について協議をしていくことになろうかと思います。
【記者】
【障害者支援施設での強制退所を巡る問題について】
 施設に対して業務改善勧告を出す予定と聞いているが、現状は
【市長】
 契約の強制的な退去ということになりますと、非常に人権上の問題があるということで、そのような場合には、業務改善勧告についても検討するというお話でしたけれども、現在、利用者側の方から仮処分の申請が司法の場において行われているところでございますので、それを見極めた上で慎重に対応してまいりたいと思っております。
【記者】
【障害者支援施設での強制退所を巡る問題について】
 施設に対する業務改善勧告は、まだ行っていないのか
【市長】
 はい、まだ仮処分の結論が出ておりませんので、それを見た上で、慎重に判断していきたいと思います。
【記者】
【中央公園の再整備計画について】
 計画を再考して欲しいとの意見に対する受け止めは
【市長】
 Park-PFIという民間の手法を導入した上で中央公園をリニューアルしたいということで打ち出させていただいておりますが、その手法や具体的な整備方針はこれからということになろうかと思っております。見直して欲しいという意見は、中央公園の木を全て切ってしまって民間施設にするのではないかという危惧の声かなと思っていますが、そういうことにはならないと思っておりますので、より良い公園になるように民間活力を導入していくという考え方で、これからも、いろんな市民の意見を聞きながら進めてまいりたいと思っております。

【記者】
【中央公園の再整備計画について】
 樹木を間引きするとのことだが、どういう意義やメリットがあるのか
【市長】
 中央公園が整備をされて相当な年月が経っておりますので、それぞれの木の樹齢ということから考えても、相当、木の力が弱っているところもあるということで、ある程度、間引いていかないと美しい緑が守られない、木が生き生きしないということがあるようでございます。その辺は専門家の意見も十分にお聞きをしながら、どういう形で整備をしていったら、これから緑も大事になると思っておりますので、緑が守れるのか、地球環境保全という点から吸収源としての緑、木々も考えていかなければならないと思っておりますので、専門家の意見も十分に聞きながらしっかりと対応してまいりたいと思っております。
【記者】
【JR端岡駅の無人化について】
 背景には利用者の減少と深刻な人手不足があると考えられるが、JR四国の現状に対する認識は
【市長】
 JR四国の場合、各路線で、黒字路線が少ないということで、非常に厳しい状況に置かれていると思っております。また、利用客数も少子化、高齢化の影響もあって、どんどん今後減少していく見込みであるということですので、よほどの経営改善を行っていかないと、収支を確保していくことは難しい状況だろうと推察しています。
 そこで、それぞれの自治体、地域との協議や話し合いの中で、地元の市民の足としてのJRの汽車、電車を残していけるのか、それは真剣に我々自治体としてもそれぞれ取り組んでいかなければならない、検討していかなければならない課題であると思っております。
 いずれにいたしましても、これまで以上にJR四国との協議を、より具体的に真剣に進めていく必要があると認識をいたしているところでございます。
【記者】
 JR四国は、公共交通事業者が協力して利用者の増加を目指す取組みを行っているが、市として取組む考えは
【市長】
 それぞれ、地元の足としての重要性は公共交通には、非常に高いものがありますので、それを十分勘案した上で、地元自治体としてJRと協力をしながら、どこまで自治体が負担をできるのか、あるいは、どういう方向に持って行って欲しいのか、JR四国に伝えた上で、協働連携をしながら、新しい公共交通のあり方を探っていきたいと思っております。
 高松の場合は、ことでんの琴平線で伏石駅という新駅を作って、駅前広場を作って、バス路線をして全面的に公共交通の充実を図るというやり方も行っておりますので、それと類似したような方向で、JR四国との間で、どういう話し合いができるのか、今後探ってまいりたいと思っております。
【記者】
【JR端岡駅の無人化について】
 JR四国とは無人化の撤回を含めて協議を行うのか
【市長】 
 無人化の趣旨、理由をお聞きした上で、具体的な協議かと思っております。聞いているところでは、今でも端岡駅は、半日職員が勤務しているという状況でございますので、それをどういうふうにしていくのか、具体的に、こういう理由で、こうして、こういうような場合には、こういうふうな対応をしたいというようなお話を聞かせていただいた上で、今後のあり方を協議してまいりたいと思っております。
【記者】
【JR端岡駅の無人化について】
 無人化はやめて欲しいという考えなのか、やむを得ないと考えているのか
【市長】
 できるならば、やめて欲しい。先ほども言いましたように、障がい者が利用する場合に、駅員がいるのといないのでは全然違いますので、できれば駅員を確保して欲しいという気持ちはありますけれども、JR全体の収支状態などもありますので、その辺、十分お聞かせいただいた上で、今後、協働連携しながら公共交通を維持確保していくお互いの立場でございますので、同じ方向が向けるような協議を進めてまいりたいと思っています。
【記者】
 無人化の撤回を含めた協議ということでよろしいですか?
【市長】
 撤回をすぐに求めるというわけではありませんが、できればよりいいものにしていただきたいということも含めての協議です。
【記者】
 よりいいというのは、撤回を含めての協議ですか?
【市長】
 まあ、はい。

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