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市長定例会見(令和6年1月9日)

更新日:2024年1月23日

日時・場所

日時 令和6年1月9日(火曜日) 11時30分~11時55分
場所 防災合同庁舎3階 301会議室

報告事項

1 報告事項
(1)「オンライン高松ファンコミュニティ」のメンバー募集開始について

2 記者質問

報道発表資料

市長説明及び記者との質疑応答要旨

市長定例記者会見(令和6年1月9日)録
11時30分~11時54分
 皆さま、新年明けましておめでとうございます。今年も、よろしくお願いいたしたいと存じます。
 今年、初めての記者会見となりますので、年始にあたりまして、一言、皆さま方にごあいさつ申し上げたいと存じます。 
 今年は、本市を始め、各地で、にぎわいに溢れまして、未来への夢と希望が持てるような、アフターコロナの新時代が本格的に進み出す中で、新年を迎えられるのではないかと、大変喜ばしく思っていたところでございます。しかしながら、御承知のとおり、年明け間もない元旦の夕方、石川県能登地方を震源とする地震が発生いたしまして、日が経つにつれて、被害の大きさを、まじまじと感じているところでございます。さらに、翌2日には、羽田空港で航空機事故が発生し、穏やかな、お正月の光景が一変するような、ショッキングな出来事が続く、まさに災禍の幕開けとなったところでございます。
 地震や事故によりまして、お亡くなりになられた方々の御冥福を、お祈り申しあげますとともに、被災された、また、事故に巻き込まれた、全ての皆様方に心からお見舞いを申しあげます。
 また、いまだ余震が続く中で、不安な毎日をお過ごしのことと思いますけれども、まずは、被災された地域の皆様の安全と、一日も早く日常生活を取り戻せるよう、心よりお祈り申しあげます。
 能登半島地震の被災地であります石川県内には、本市と交流を行っております「金沢市」と「かほく市」がございます。先日、両市に支援物資を届けたところでございますが、本市といたしましては、今後とも、被害状況や、被災地の要請などに応じまして、支援できることがありましたら、積極的に対応してまいりたいと考えております。
 さて、年末から年始にかけて、冬とは思えないほどの暖かさとなりました。そんな中、私は、年末の大みそかには、高松の氏神として市民に親しまれております「石清尾八幡宮」で年越しのイベントに参加し、市民の皆様と一緒に、新年の幕開けをお祝いしたところでございます。
 今年は、新型コロナウイルスが「5類」に移行してから、初めて迎える新年ということもございまして、家族連れの方々ら、本当に多くの参拝客が詰めかけておりました。年越しの瞬間が近づくと、一斉に「5、4、3、2」とカウントダウンの声があがって、日付が変わる午前0時ちょうどに、境内は、大きな歓声に包まれたところでございます。その活気と熱気があふれる雰囲気に、圧倒されまして、今回、感動すら覚えたところでございます。新年の、いいスタートが切れたのではないかと思っております。このように、コロナ禍で中断しておりました祭りやイベントも、次々と再開をいたしまして、多くの皆様が、楽しまれている様子を拝見いたしますと、まちに賑わいと活気がある日常が、着実に戻ってきていることを肌で感じたところでございます。
 そして、私は、令和6年の年頭にあたりまして、今年の抱負を表す一文字として「新」(しん、あらた)という字を選びました。「新(しん)」という字には、「あたらしい」という意味のほかにも、「初めてである」や「新鮮である」、また「今までになかった様」という広がりのある意味もあるようでございます。
 今年は、御承知のとおり、第7次となります新しい高松市総合計画がスタートする年であります。
 この新しい総合計画に掲げる目指すべき都市像、「人がつどい 未来に躍動する 世界都市・高松」というものでございますけれども、今後ますます複雑化・多様化すると考えられる社会課題に、的確に対応し、ここ高松が、世界から選ばれる都市として持続的に発展していくために、「新鮮な気持ち」で、既存の枠組みを越えた、「斬新な発想」、ただ単に、コロナ禍前に戻るのではなく、「新時代」に即した、「新たなまちづくり」といったものに取り組んでいく、そんな年にしてまいりたいという思いを、この「新」の字に込めているところでございます。
 さらには、今年は、昭和9年3月16日に、屋島や備讃瀬戸を中心とする地域が瀬戸内海国立公園として、日本で初めて国立公園に指定されてから90周年を迎える記念の年であります。本市の更なる賑わい創出が期待されるところでございます。
 また、サンポートエリアでは、今年3月に開業が予定されております高松駅ビル「タカマツオルネ」を始めといたしまして、「県立アリーナ」や徳島文理大学の「高松駅キャンパス」の整備が進められています。昨年12月には、外資系高級ホテルのサンポートエリアへの立地も、正式に発表されたところでございます。
 このように、サンポートエリアが、「新しい時代に相応しい」、本市の顔として再整備が進む中で、来年2025年でございますけれども「大阪・関西万博」や「瀬戸内国際芸術祭2025」が開催される予定となっております。
 アフターコロナによる都市間競争が激化する中で、本市としてこの機会を捉え、本市の魅力を、国内外に広く発信するとともに、市民の皆様に、本市に対する誇りと愛着、いわゆるシビックプライドを持っていただけるような、シティプロモーションを始めとした各種施策を、戦略的に展開して、交流人口・関係人口の拡大に注力し、将来的な定住人口の増加につなげてまいりたいと考えております。
 一方、グローバル化が加速する中、世界の流れを意識して、「世界都市・高松」のまちづくりを進めていくうえで、欠かせないキーワードとして、私は3つ掲げさせていただいております。「多様性の尊重」、「持続可能性の追求」、「ウェルビーイングの実現」の3つでございます。「多様性を尊重」しながら、誰一人取り残されることなく活躍でき、人口減少を抑制するとともに、人口減少社会に対応できる「持続可能性を追求」したまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
 そして、「高松で暮らす人」、「高松を訪れる人」、「高松で生まれ育った人」など、高松に愛着を持つ、すべての人が「ウェルビーイング」「幸福感を実現」して、その心地よさを感じ、国内外から注目される「世界都市・高松」を目指してまいりたいと存じます。
 今年は、これまで大切に育んできた各種施策が、根を張り、実を結ぶ年であるとともに、将来に向けて新しいまちづくりの種をまき、大きな花が開くよう、育てていく年にしていきたいと考えております。今年の干支は、「甲辰(きのえたつ)」でございます。「甲(きのえ)」は、十干の一番目の文字で、「物事の始まり」を表します。また、「辰(たつ)」は、万物が成長して動きが盛んになるという意味を持つのだそうです。新たな飛躍が期待できる年でございます。この字のごとく、新たな気持ちで、「人がつどい 未来に躍動する 世界都市・高松」の実現に向けて、「選ばれるまち」となるためのシティプロモーションの展開を始め、大学や企業などと連携し、ICTを活用してイノベーションを創出する「スマートシティ」の推進や、都市機能や居住の誘導と公共交通の充実によります「コンパクト・プラス・ネットワーク」のまちづくり、「子育てするなら高松市」と言われるような、「子どもを産み育てやすい」まちづくりなどを進めて、世界を視野に、そして、未来を見据えて、本市の新しい成長に向けて、天を駆けのぼる龍のごとく、力強く高松市を成長・発展させていく年にしたいと考えております。
 以上、長くなりましたが、新しい年が、市政記者の皆様方はもとより、高松市民の皆様方にとりまして、安全、安心で、良き年となりますよう、心から祈念を申しあげまして、私の年頭のあいさつとさせていただきます。
 本年もどうぞよろしくお願いします。 
 それでは、報告事項に移ります。スライドをご覧ください。
 本日は、「オンライン高松ファンコミュニティ」メンバー募集についての1件でございます。
 既にプレスリリースをさせていただいておりますが、改めて、私の方から説明をさせていただきます。
 この度、関係人口の創出や、拡大につなげるために、高松に愛着や関心のある人たちが、集まり、高松に関する様々な情報交換ができるオンラインコミュニティを、先月26日(火曜日)に開設いたしました。
 このオンラインコミュニティは、オンラインチャットツール「Slack(スラック)」を活用したものでございまして、高松を一緒に盛り上げたい人や、高松の事が、ちょっと気になる人などがメンバーとなって、趣味や観光、仕事、暮らしなどの情報を、気軽に交換して、つながることで、より高松のことを知ってもらい、好きになってもらう、つまり「高松のファン」になっていただくといったものでございます。
 また、メンバーになりますと、情報交換のほか、オンラインやオフラインのトークイベントや、メンバー限定のイベントに参加して、交流を楽しむことができます。現在、大都市圏に在住している人を中心に、参加メンバーを募集しております。参加費は無料で、市ホームページ内の「高松市移住ナビ」からお申し込みいただけるようになっております。
 また、立上げ期の今年度限定で、初期メンバーの中から「コアメンバー」を募集しております。オンラインコミュニティの名称やトークテーマを決めるなど、今年度しか関わることができないコミュニティの輪を広げる活動をしていただけるメンバーということでございます。また、今月下旬ごろに、高松にゆかりのあるゲストを招いて「妄想仕事会議(仮称)」の開催を予定しております。多くの皆様の参加をお待ちしているということでございます。
 今後、この「高松ファンコミュニティ」を通じて、若者を中心とする多くの方に、高松の魅力や良さを身近に感じてもらいながら、更なる関係人口の創出・拡大につなげてまいりたいと考えております。

記者質問

【記者】
 能登半島地震の被災地に対する高松市の対応は
【市長】
 能登半島地震に対する支援でございますけれども、先ほどの年頭のあいさつの中でも少し触れさせていただきましたが、先週の6日(土曜日)に、本市と交流のある「かほく市」と「金沢市」に対しまして、それぞれの市からの要請に基づきまして、支援物資をお届けしたところでございます。「かほく市」の方には、土のう袋1万枚とブルーシート80枚など、「金沢市」におきましては、飲料水、使い捨てカイロ、生理用品、毛布など。「金沢市」の場合は、金沢市に運び込んでそこを基地として、能登半島の必要なところに配っていただけるという話でございます。
 「かほく市」の方は、避難所関係については、特に必要としていないけれども、特に道路に屋根瓦が落ちているということで、土のう袋とブルーシートによって雨風を防いだり、道路の段差を若干でも解消したりして、そういうものに使いたいということで要望があったものでございます。それに基づいて、要請のあった支援物資をお届けしたということでございます。
 また、5日(金曜日)から、市役所本庁舎や各総合センター・支所など、11か所で、義援金箱を設置しております。
 このほか、香川県からの協力依頼に基づきまして、1月17日(水曜日)からになりますが、保健師1名を派遣いたします。なお、今後の派遣につきましても、香川県と調整を行うこととしております。
 また、今回の地震では、多くの建物が倒壊などの被害を受けておりますので、「被災建築物応急危険度判定士」も、今後、必要になってくる可能性もございます。派遣要請に備えて、現在、待機・準備をしているところでございます。また、被災された方に対しまして、市営住宅の空き住宅を17戸提供することといたしております。これにつきましても、情報発信をして必要な方に提供できたらと思っております。
 今後、更なる人的支援等につきましては、香川県や全国市長会、中核市市長会等と情報共有や連携を図りながら、要請があり次第、速やかに対応してまいりたいと思っています。今回の能登半島地震からも分かりますように、我が国は、地震や大雨などによる大規模災害の頻発期に入ってきていると言われております。
 「天災は時と場所を選ばない」ということを、災害が起きるたび痛感させられますが、今回の地震は、改めて、そんな厳しい現実を突き付けられたという思いでございます。
 私たちとしては、ここに至っては、やはり、南海トラフ地震を意識せざるを得ないということですが、いつ何時、災害が発生しても、迅速かつ的確に対応できるよう、常に業務継続計画の見直し、あるいは点検を怠らないように、年始の挨拶等で職員に対して、周知啓発を行っているところでございます。
 そして、今後とも、自治体や民間企業との災害協定の締結を始めとして、災害時の情報伝達手段の整備、あるいは津波避難ビルの指定の見直し、緊急物資の備蓄などを推進してまいりたいと考えているところでございます。
 また、市民の皆様に家屋の耐震化や、家具類の転倒防止、家庭内備蓄の確保など、御家庭でできる災害への備えについて、特にこの機会に周知啓発にも努めてまいりたいと考えているところでございます。

【記者】
 <能登半島地震について>
 被災者の市営住宅への受け入れを開始する時期は
【市長】
 今空いている住宅を一覧にしてホームページ等に掲げながら、被災地に通知をして進めてまいりたいと思います。

【記者】
 <能登半島地震について>
 今回の地震を踏まえ、南海トラフ地震への備えで改善すべき点はあるか
【市長】
 今回の地震は、直下型の震度7という激しい地震でございまして、日本家屋が非常に多いところで、ほとんどが倒壊するような直下型地震であったということです。家屋の倒壊、また、津波も同時に起こったということ、しかも津波の到達時間が、短いところで1分程度だったのではないかと言われております。基本的には、南海トラフ地震の想定というのはこれでまだ変わっておりませんので、それに基づくということになりますが、今回の事案等も注視をしながら、そういう場合にどういう対応ができるのか、いろんなシミュレーションをやってみることが必要かと思っております。
 そのうえで一番大事なのは、市役所機能として、災害が起こった時に職員の参集の問題でありますとか、どの業務を継続して、どの業務を後に回すのか、あるいは、今回のようにすぐに避難所の開設が必要な場合に、元旦で起きた時に対応できるのかどうなのか、時期と場所を選ばないと先ほど言いましたけれども、そういうことも踏まえた上で、もう一度、業務継続計画も見直していく必要があるだろうということで指示をしたところでございます。

【記者】
 <能登半島地震について>
 地震発生が元旦で、帰省客が多かったため、備蓄物資が足りないとの報道もあるが、南海トラフ地震への備えとして備蓄物資を補充する考えは
【市長】
 外国人への対応とかあるいは観光客への対応ですね。今の備蓄状況で果たしていいのかどうなのか、どの程度対応ができるのか、しかもこれまでは観光客とか外国人の対応ということがなかったわけなので、果たしてきちんと想定をしたうえで、対応ができているのかどうか、しかも昔と違って今はインバウンドが非常に多い状況になっておりますので、言語の問題、事前の周知の問題など、そういうものも含めて外国人対応、観光客対応といった視点からもう一度、対応について見直していく必要があろうかと思っております。今のところ十分にできていないところもありますので、しっかりと見直していきたいと思っております。

【記者】
 <オンライン高松ファンコミュニティについて>
 関係人口の増加に対する思いと、参加メンバー数の目標値は
【市長】
 人口減少・少子超高齢社会ということで、本市におきましても、人口減少の傾向になってきておりますし、また、高齢化も進んでいるということで、そういう中にあっても、いかに地域を活性化して進めていくかといくことが、大事だということです。関係人口という、定住人口ではないし、観光客でもないけれども、高松に関心を持っていろんな活動をしていただける方々の存在というのは、非常にありがたく、その方々と一緒になって、高松を盛り上げていく方策を考えていきましょうというのが、高松ファンコミュニティの試みというわけでございます。従いまして、人口減少の厳しい中にあっても、活力を失わずに豊かな社会が築けられるような手段として、非常に期待をしているところでございます。
 いつまでに何人という枠組みは決めておりませんけれども、コアメンバーとなる方々に、こちらからもいろいろ呼びかけをしながら集まっていただきまして、そこで枠組みを決めていただいて、それで進め方をはなしあっていただければと思っております。基本的には関係人口、外部の方中心のコミュニティということになりますので、こちらが枠組みを設定したり、議論を誘導したりしないように、自由な発想でやっていただければ。先ほど言いましたように、妄想仕事会議みたいな、そういう自由なアイデアを出していただけるような形で運用できればと思っております。人数については、できるだけ多くの方に集まっていただきたいと思っておりますが、年末に開始をしてまだ十分な周知もできておりませんので、これからやっていきたいと考えています。

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