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市長定例会見(令和5年8月22日)

更新日:2023年9月5日

日時・場所

日時 令和5年8月22日(火曜日) 11時30分~12時25分
場所防災合同庁舎3階 301会議室

報告事項

1 報告事項
(1)高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入について 
(2)新型コロナワクチンの令和5年秋開始接種について
 
2 記者質問

報道発表資料

市長説明及び記者との質疑応答要旨

市長定例記者会見(令和5年8月22日)録
11時30分~12時25分

 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず、冒頭で、少しお話しさせていただきたいと思います。
 8月に入りまして、台風6号、台風7号と、立て続けに台風が西日本に接近・上陸し、西日本を中心に各地で被害が発生いたしました。被災をされた皆さまに、心からお見舞い申しあげます。
 本市でも、台風7号の影響により、高松まつりの終了と、ほぼ同時に暴風警報が発表されまして、翌15日の夜にかけて大雨洪水警報も発表になり、警戒体制を整えておったところでございます。被害でございますが、ケガをされた方がおられたり、塩江地区で小規模な土砂崩れが発生したりするなどございましたけれども、結果的に、大きな被害は、ございませんでした。
 今後とも、10月頃までは、台風シーズンが続くと思われます。私といたしましては、皆様の命と暮らしを守るため、引き続き、迅速な情報発信など、緊張感を持って、防災対策に取り組んでまいりたいと存じます。
 それから2点目でございますが、去る8月8日に、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を手がけます、日本法人「ZVC(ゼット・ヴイ・シー)ジャパン」と包括協定を締結いたしております。
 その締結式で、本市としては、会議のほか、移住相談や窓口対応などをオンラインで実施できるようにすること、また、市内のアートに触れる機会の拡充など、市民サービスやシティープロモーションの分野でZoomを活用して、本市の活性化に取り組んでまいりたい考えを報告させていただいたところでございます。
 今回の協定によりまして、新たな取組を進める上で、Zoomからの全面的な支援を得ることができましたこと、感謝したいと思っております。Zoomは、コロナ禍で成長した新たな形のインフラでありまして、今や、ビジネスや生活にかなりの範囲で有効に活用されております。私としては、観光やスポーツを始め、防災、教育、農業、福祉といった、様々な分野での活用を期待しておりますけれども、とりわけ、今、Zoomをプラットフォームとして活用して、市民だけでなく、広く国内外に、観光情報などの本市の魅力を発信できないかと考えているところでございます。
 例えば、いわゆるワーケーションというのがございますが、本市の島の魅力を生かした「島ワーケーション」、また、山あいの温泉地である塩江での「山ワーケーション」、また、市中心部での「まちなかワーケーション」を体験していただけますので、こうした本市のワーケーションの推進の手段としても、Zoomの活用を検討していきたいと思っているところでございます。
 では、報告事項に移りたいと思います。スライドをご覧ください。
 本日は、2件ございまして、「高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入」と「新型コロナワクチンの秋開始接種」となっております。

高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入について

 まず、「パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度の導入」についてでございます。
 本市では、令和2年4月1日から、性的少数者等のカップルを結婚に相当する関係と認めます「高松市パートナーシップ宣誓制度」を導入しております。この宣誓者の子どもや親など、3親等内の親族を家族として認めます「ファミリーシップ宣誓制度」を、今回9月1日(金曜日)から新たに導入いたします。
制度の名称でございますが、「パートナーシップ制度」を基本としながら、様々な家族の形にも応える制度として創設するということで、「パートナーシップ」と「ファミリーシップ」を並列して名称としております。
 これによりまして、市立みんなの病院におきまして、家族として病状説明を受けることができます。また、高齢者運転免許証返納によるIruCaカード等乗車券の交付を受けることができる、あるいは、今後においては、市営住宅の入居の申し込み、また、放課後児童クラブへの入会が家族として申請できるようになります。
 私といたしましては、今後とも、利用可能となる行政サービスを少しずつ拡充し、性的少数者の方やその御家族が自分らしく安心して暮らせるとともに、まさに多様性を尊重するまちづくりの推進に取り組んでまいりたいと存じております。

新型コロナワクチンの令和5年秋開始接種について

 2件目は、「新型コロナワクチンの令和5年秋開始接種について」でございます。
 まず、本市のオミクロン株対応ワクチンの接種率でございますが、春開始接種ですが、8月17日(木曜日)時点で、65歳以上の高齢者の接種率は52.0%でございまして、全国平均の54.4%を、やや下回っている状況でございます。
 前回の定例記者会見でも申し上げましたが、ワクチンの「秋開始接種」を、9月20日(水曜日)から開始いたします。
 接種券でございますけれども、「春開始接種」を受けられた高齢者の方などへは、9月6日(水曜日)から、順次、新たな接種券を発送いたします。また、64歳以下の方など「春開始接種」の対象でない方々は、今年4月にお送りしております接種券を使用していただくことになります。
 なお、接種券がお手元に見当たらない場合は、オンラインの本市接種券発行申込フォームか、あるいは本市コールセンター(0120-525-207)へお問い合わせください。
 「秋開始接種」の予約受付でございますが、9月12日(火曜日)から開始いたします。これまでと同様に、地元医師会等の御協力をいただきながら、市内222の協力医療機関でワクチン接種を受けることができる予定でございます。
 今回、協力医療機関などの情報につきましては、9月6日(水曜日)から本市ホームページでお知らせするとともに、9月10日(日曜日)の新聞に、お知らせ用のチラシを折り込むことといたしております。
 ワクチンの効果というものは、どうしても、時間の経過とともに下がってくると言われておりますので、ワクチン接種を希望される方は、御検討いただきたいと思っております。

記者質問

【記者】
 今年の高松まつりを終えての所感は
 また、約3年ぶりに解禁された中国の団体旅行に対する所感と、インバウンド需要を促進する取組みは
【市長】
 「第56回さぬき高松まつり」が、どうにか台風の影響もほとんどなく、3日間の全日程において、大きな事故やトラブルもなく、安心・安全に開催することができ、これまで御尽力いただきました、まつり振興会を始めとした、関係者の皆様方に、心から感謝申しあげたいと存じます。また、私自身も、3日間無事終えることができて、ホッとしているところでございます。
 今回、花火大会は5年ぶりということで大きな期待もございましたが、一方で観覧席が確保できないという事情等もございまして、大幅な規模縮小でございました。ただ、初めて音と光のコレボレーションという形で行ったところであり、例年よりは少ないとはいえ、約12万人もの皆様に楽しんでいただいたところでございます。見物者の皆様方からは、報道等で声を拾い上げてみますと、「音楽にあって花火が舞って迫力があった」「今年の夏で、一番きれいな花火だった。感動した」、「10分間で短いかと思っていたけど、とても良かった。ほんと来たかいがあった」といった声や、一方で「もう少し見たかった」「10分は短いなぁ」といった言葉をいただいておると聞いております。
 いずれにいたしましても、こういう声自体が、花火大会を心待ちにしていた、皆様方の期待なのだなと肌で感じたところでございます。
最後の14日の総おどり、フィナーレでございますけれども、台風の影響で、天気が心配されましたが、私「自称・晴れ男」と言っておりますが、どうにか大きな雨に降られることもなく、予定通り無事に総おどりが終了することができたということで、こちらにつきましてもホッとしているところでございます。
 それなりに、踊り子の威勢のいい、かけ声や、笑顔と活気にあふれるパフォーマンスが展開されましたし、沿道や公園には、多くの観客の皆様に詰めかけていただきました。「高松を代表する夏まつりとして、高松まつり期待されているなぁ」ということを感じたところでございます。
 ご承知のとおり、中国が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて停止しておりました団体旅行を、約3年半ぶりに解禁いたしまして、これに伴いまして、昨日、県から発表がありましたように、春秋航空の「高松―上海線」が、9月28日 (木曜日)から、週4便(火・木・土・日曜日)で再開されることになったわけでございます。これにより、回復傾向にあるインバウンド需要が、さらに加速化して伸びることが見込まれます。
 また、コロナ禍前の本市を含む香川県の外国人宿泊者数、いわゆるインバウンドの宿泊数は、台湾に次いで中国が2番目ということでございますし、高松空港から入国したインバウンド観光客のうち、国別で消費単価を見てみますと、中国からの入国者が一番高額であると聞いています。従いまして、中国便が復活するということは直接中国の方が多く高松を訪れるということでございますので、落ち込んだ観光業界の回復を通じて、本市経済の回復・活性化へ大きく寄与していただけるものと大いに期待をいたしているところでございます。
 その一方で、全国同様に、飲食や宿泊事業者を中心とした観光業界は、全国的なものでございますが、働き手の確保、いわゆる人材確保に苦労していると伺っているところでございます。中国人観光客が急に増えるということになりますと、宿泊料金への影響など、国内旅行者にも影響が出る可能性も考えられますので、上海便再開後の状況を注視しながら、県や高松空港株式会社など関係機関と連携して、色々と検討しながら、インバウンド観光の促進に今後とも取り組んでまいりたいと思います。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 市議会議長あてに申し入れを行ったことに対する市長の考えは
【市長】
 この度、市議会議長に対して、市長名で今回申し入れを行ったところでございますけれども、これにつきましては、議会関連業務において、市議会議員から市の職員に対してパワーハラスメントだと思われる言動があったということでございまして、それを検討した結果、これは重大なパワハラ等のない職場づくりにおいて非常に重大な事案であると判断をし、看過できないということで、それにつきまして、議会に対して適切な対応を求めるべく申し入れを行ったということでございます。
 あくまで事案等を検討した結果、パワーハラスメントと思われる言動があったということで、それについては議会側で調査をやっていただいて、事実関係を確定の上適切に対処していただきたいということでございます。
 いずれにいたしましても、執行部と議会側が、車の両輪として、適切な関係を保ちながら、議論しながら市政を遂行していくということが非常に大事なことでございますので、そういうハラスメントが起こるような状況は好ましくないということで、議会側として、議員の言動に係るものでございますので、責任をもって適切に対処していただきたいという気持ちで申し入れを行わせていただいたものでございます。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 パワハラと思われる行為を行った議員にではなく、市議会に申し入れた理由は
【市長】
 議会関連業務に伴う言動でございますので、言動を発したのが市議会議員ということですから、市議会議員に対する調査権限というのは議会側で行ってもらうということが筋であるということで、議長に対して申し入れを行ったところでございます。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 市職員がハラスメントを訴えた場合、通常は人事課のハラスメント対策委員会で対応すると思うが、今回なぜそうしなかったのか
【市長】
 市議会議員の言動がハラスメントだと思われる事案であるということで、その辺の事実認定も含めて議会側で対処してほしいということで申し入れを行ったところでございます。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 パワハラと思われる発言と、厳しい質問との区別について市長の考えは
【市長】
 議案の説明等を行っていたということでございますけれども、内容について色々、丁々発止で議論されるのは問題ないと思っておりますけれども、個人的な攻撃的な発言、事実関係は手元にありませんので言葉が若干違うかもしれませんが、嘘つき呼ばわりをするなど、そのようなハラスメントと思われるような言動はやはり慎んでいただくべきと思っておりまして、そのようなハラスメントと思われる言動があったということで、これは看過できないということで今回議会側に申し入れることにしたというものでございます。

【記者】
【高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について】
 県内では何例目となるのか
 また、他の自治体との連携や手続きの引継ぎなどは考えているのか
【男女共同参画協働推進課】
 ファミリーシップ宣誓制度の導入状況でございますが、県内では三豊市、観音寺市、丸亀市についで4例目となります。

【記者】
【高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について】
 他の自治体との連携は、どのように考えているのか
【市長】
 いろいろ各市によって制度の立ち上げの時期も違いますし、施設の内容等も違ってきますので、必ずしも一律にというわけにはいきませんけれども、連携できる部分はできるだけ連携する方向で今後話し合いをしていきたいと思います。

【記者】
【高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について】
 拡大したのはニーズが高まっているとの認識からか
【市長】
 非常にまずパートナーシップ制度を作ったときにそういう課題の意識を持っている方が非常に多いということが分かってきたわけでございまして、パートナーシップだけではなくファミリーシップというのが非常に大事な要素であると、例えば病院での病状説明を聞くとか、ニュースでも昨日も報じられていましたが、裁判等で家族として弁明の機会を与えられるとか、そういうものについて非常にニーズは高いものかなと私自身も感じているところでございまして、市としてできる範囲でということではございますけれども、そういうものに拡充していきたいということで、今回ファミリーシップ制度も導入することにしたということでございます。

【記者】
【高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について】
 法律に関わる部分まで広げていく考えや、国に申し入れを行う考えはあるのか
【市長】
 最終的には法律改正、国で制度を容認するかどうかという議論でしょうけれども、その辺につきましてはやはり国民的な合意ができないとなかなか同性婚を認めるなど話はすぐには進まないのかなと思っております。
 そういう中で市としてできる範囲内である程度認められるような融通的な制度について、今回、広げることにしたということでございます。

【記者】
【高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について】
 市としても出来る限りのことを行っていくという考えなのか
【市長】
 そうですね、出来る限りそういう市民の声には少しずつは応えていきたいと思っております。ただ、法律事項になりますとやはりそこは一定の壁があり、国民的な合意の基に国で措置していかなければならないと思っております。

【記者】
【高松市パートナーシップ・ファミリーシップ宣誓制度について】
 利用できる行政サービスとして市営住宅の入居申込みがあるが、パートナーシップ宣誓制度でも可能なのか
【男女共同参画協働推進課】
 既にパートナーシップ宣誓制度されている方も利用できるサービスのうえに、家族の方もということでございます。
 市営住宅の要綱改正の時間が必要になりますので、改正ができましたら家族の方も同様に入居していただけるということで、今後の予定となっております。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 事実認定を含めて議会で対応して欲しいとのことだが、市長はパワハラ行為があったという認識のうえで申し入れを行ったのか
【市長】
 コンプライアンス推進課の見解もつけておりますけれども、パワーハラスメントと思われる事案であると認識しております。ただ、そこの事実認定は、市議会議員の言動だということでございますので、市議会の方に事実確認をしていただくということで申し入れしました。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 職員への聞き取りも議会にやってもらうという形なのか
【市長】
 職員からの聞き取りというのは市でやります。
 議会が職員からの聞き取りというのはもちろん参考までにやるかもしれませんけれども、そこは直接的には色々配慮が必要かなと思っております。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 事実認定を議会だけでするべきなのか、市も含めて行うべきではないのか
【市長】
 ハラスメントの言動があったかどうかの事実認定でございますので、そこについては、議会側にお任せしたいと思っています。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 市議会へ申し入れを行った理由は
【市長】
 その辺は、議会側の判断だと思っておりますけれども、やはり、あくまでも市議会の業務も含めて、ハラスメントのない職場づくりというのは、非常に重要であると思っているところでございまして、そのために、市議会としてこれを今回の教訓として何らかのハラスメント対策というものを考えるのかどうなのか、その辺は、まさに適切に市議会の方で判断をしていただいて、結果を出して欲しいということです。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 市議会への申し入れについて、要望などはあるのか
【市長】
 今回の言動の話につきまして、どうこうして欲しいとこちらが決めてかかっているものではございません。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 パワハラに対して、議会として最終的にどう取り組んで、どういう形になればいいと考えているのか
【市長】
 議会として言動等に対してこういうのは慎むべきであると、対執行部側に対して、議会側としてこういう行為、あるいはこういう言動は慎むべきであるという、何らかの要項的なもの、あるいは取り決めなど、そういうものを何らか作っていただきたいという思いはありますけれども、それは最終的に議会側が判断すべきことだと思っています。

【記者】
【ことでんの踏切トラブルについて】
 8月19日に再度、遮断機が下りないトラブルが発生したが、市長の所感は
【市長】
 前にことでんインシデントについては、重大な問題であって、今後このようなことが起こらないようにしっかりと対応していただきたい、非常に遺憾であるという旨を表明させていただきましたが、今回、さらにまた19日に踏切インシデントが起こったということでございまして、公共交通は、何よりも安全の確保が重要であり、その点について、このように立て続けに問題が起こっていることに対して、再び遺憾であると言わざるを得ない状況かと思っています。
 これにつきましては、昨日、ことでんの真鍋社長が会見をして、今後の方向性と自らの引責辞任等も含めて発表いたしておりますけれども、早急に体制を立て直していただいて、安全・安心の確保に尽力いただきたい、早急に行っていただきたいと思っています。

【記者】
【ことでんの踏切トラブルについて】
 ことでんに対してヒアリングなどは行っているのか
【市長】
 ことでんとは、7月20日、8月3日に市としてことでんに対してヒアリングを行っています。その時に原因究明と再発防止の徹底を要請しております。
 また、ことでんから当面の対応策について聞き取りを行ったということでございます。いずれにいたしましても、この時点におきましては更新周期を見直して、短縮または新たに設定をして、全ての問題のある機器の保安設備の交換を実施していくと伺っていました。

【記者】
【ことでんの踏切トラブルについて】
 真鍋社長が辞任の意向を表明したが、それに対する受け止めは
【市長】
 記者会見でこれから真鍋社長がリーダーシップを取って安全確保に尽力していただけると思っていましたが、辞意表明については、はっきり言ってびっくりしました。ただ、今後とも役員に留まって責任を持ってやっていくということなので、ことでん全体として安全・安心の確保について全力で尽力をしていただきたいと思います。
 とにかく原因究明と再発防止の対策としてハード、ソフト両面に渡って必要な対策を早急に実施していただきたいと思っています。

【記者】
【ことでんの踏切トラブルについて】
 ことでんは、整備を進める上で、自治体への支援要請を挙げているが、市として検討していることはあるのか
【市長】
 今までも公共交通の存続が重要な行政課題であるということで、いろんな形でことでんに対して、新駅整備、複線化の補助、ソフト面では利用促進対策として乗継の補助、高齢者に対する割引のゴールドIruCaカードなどをやってきておりますけれども、今回は事故の安全設備等に係る話でございますので、中心は県あたりの支援が中心になるかと思いますが、県と連携をしながら、市としても必要があれば公共交通の充実確保といった視点から、必要な支援であれば検討していきたいと思っています。

【記者】
【ことでんの踏切トラブルについて】
 真鍋社長の辞意を受けて、新社長に期待することは
【市長】
 安全・安心の確保を早急に取っていただきたいということが一番大事なことでございますが、それと同時にこれまでやってきた、公共交通の利用促進策、あるいは維持のための対策について、市とも十分連携を取りながら、しっかりとこれまで通り進めていただきたいということで期待したいと思います。

【記者】
【障害者支援施設での退所通知を巡る問題について】
 施設側が職員の大量退職を理由に入所定員を減らすため、利用者11人に退所を求めているが、それに対する市長の受け止めは
【市長】
 知的障がい者施設におきまして、職員の一斉退職が起こり、施設の利用定員を削減して、一部の利用者に対して契約解除を通知するという状況が発生しています。法人側としては今、職員確保を今尽力しているのだけれども、利用者の安全面を考えれば、定員の減少は苦渋の選択としてやらざるを得ないと弁明されているところです。この定員削減に関しては、法人の理事会の決定事項でございまして、契約解除についても施設と利用者の契約上の問題でございますので、市としてその是非を判断するということはできないところでございます。しかしながら、利用者の安全面を考えると言いましても、利用者や保護者の同意なしに利用者を強制退所させるということは人権上問題があり、あってはならないものであると考えております。
そのため、法人に対しましては利用調整が困難な場合にあっても、強制的に対処させることがないよう、利用者の人権を擁護すべきと文書指導をしています。今後とも強制的な退所ということが起こらないように、しっかりと指導してまいりたいと思っています。

【記者】
【障害者支援施設での退所通知を巡る問題について】
 令和2年1月に市に対し、職員や保護者から内部告発があったが、これまでの市の対応について、市長はどのように考えるのか
【市長】
 これまでも関係者から色んな声をお聞きいたしておりますし、相談も受けております。私自身も保護者会とお会いしたこともございますけれども、そのような形で法人の運営に対しては市がどうこう直接指導することはできませんけれども、これらの一斉退職が起こり、契約解除をやらざるを得ないといったような切羽詰まった状況がありますので、そのへんについては指導をしながらやってまいりたいと思っております。
 そして今後職員の確保を引き続き求めて、どうにか利用者を契約解除に至らないような努力をしていただきたいということでございますが、万一強制的な退所の動きがあれば、社会福祉法の基本理念に反することでございますので、そのへんについては業務改善勧告の検討も行ってまいりたいと思います。

【記者】
【障害者支援施設での退所通知を巡る問題について】
 9月9日が利用者の契約解除日だが、一方的な強制退去にならないよう施設に対して指導を行っていくのか
【市長】
 それについては指導というか、契約解除については当事者同士の合意が必要なのでそれができるように色んな形で指導をしてまいりたいと思っています。

【記者】
【ことでんの踏切トラブルについて】
 原因究明と対策を申し入れた後、再びトラブルが発生したが、ことでんに対し、さらに踏み込んだ申し入れを行うのか
【市長】
 重大な事態だと捉えていますし、そのへんはことでんも意識をして体制を刷新しながら対策を講じていくということなので、まずはことでんの方の考え方をしっかりしていただき、必要とあらば市としても聞き取り等を行いながら、あるいは何らかの対策が必要であれば申し入れていくということになろうかと思っています。まずは、今、起こったばかりなので、ことでんが対策を立て直しして、どういう方向性を出すのかそれを早く固めていただきたいということかと思っています。
 時間的に、踏切の設備自体に問題があったかどうかチェックができなかったということかも分かりませんし、今のところ問題点がはっきりしていないということなので、その部分は今の段階では何とも言えないことかと思います。
 ただこういうことが起こったこと自体、重大に受け止めていただいて、抜本的に安全対策を見直していただくということが必要かなと思っています。

【記者】
【高松競輪場の再整備方針案について】
 整備に対する今後の展望と、過去の有識者会議で改修費用を11億円と試算していたが、今回75億円まで費用が膨らんでいることへの受け止めは
【市長】
 競輪場につきましては、その存続に関しまして、競輪場の在り方検討委員会を作っていただいて、存続するのかどうなのか、存続するとしたらどういう考え方がいいのかということで案を出していただいたということでございます。その後競輪場の存続というのを決めて、建て替えでやっていこうということでございます。耐震改修が必須であったわけでございますけれども、それに合わせて、今回大幅に建て替えをすることにして、PFI等民間委託の手法を使って、民間活力の手法を使って建て替えをやっていこうということでまとめさせていただいているところでございます。
 在り方検討委員会の時には改修して残すとすると最低限いくらかかるかということで出した数字でございますけれども、その後の検討において、全面的な建て替えをして、民間の運営ノウハウを以て全体を運営していただく、と。建て替えをして、合わせて、サイクルスポーツとしての拠点というのと同時に余剰地において新たな活用策ということで都市型スポーツの設備等についても検討していくということで今打ち出させていただいているところでございます。今年度に基本設計をやっているところでございますので、それがはっきりした段階で再度議会を中心として関係者等に説明をして、市民の御理解を得ていくということになろうかと思います。

【記者】
【高松競輪場の再整備方針案について】
 競輪場をどのような施設にしていきたいのか、市長の考えは
【市長】
 競輪の運営自体を民間に業務委託でやっていますが、それを継続しながら、施設としては競輪を最低限やりながら、アマチュアの自転車競技等も含めて自転車競技の拠点としていく、余った余剰地におきまして親子や子どもや女性も来やすく、そこで遊んだりできるような施設、または都市型スポーツとして若者たちがいろいろ活動できるような施設を作ってまいりたいと考えています。

【記者】
【ことでんの踏切トラブルについて】
 新駅の整備計画に与える影響は
【市長】
 今のところ新駅の整備に直接的な影響はないと思っておりますので、基本的に進めていきたいと思っていますが、ことでん自体の経営状況もありますので、今後の話し合いかなと思っております。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 今回のような申し入れは初めてだと思うが、それはパワハラと思われる行為を受けた職員の訴えを重く受け止めたということか
【市長】
 重大な事態であると受け止めたということです。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 改めて聞くが、市議会に対して申し入れを行った理由は
【市長】
 ハラスメントのない職場づくりというのは非常に重要な課題であると思っておりまして、市長部局の中でもいろんな対策をやっておりますけれども、議会との関係においてもそこはきちっと守っていただきたいということでございまして、議会側としてもハラスメントのないような業務運営、そのような議会を作っていくといったようなことで適切な対応をよろしくお願いしたいということで、今回申し入れを行いました。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 この度の申し入れは、ハラスメントから職員を守るという考えでの行動なのか
【市長】
 職員を守るというか、議会と執行部側として適正な関係として、そういう中にハラスメント行為が入ってくるのはだめだろうということで、そこはきちっと適正な関係を維持しながら、市政発展のためにお互いが努力する関係でいきたいと思っています。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 この度の市議の言動をどう感じているか
【市長】
 議案自体の議論をするのはいいのですが、それ以外の人格否定なところまで発言が及んでいると聞いていますので、それ自体はハラスメントと取られても仕方がないのではないかと思っています。そのへんの事実認定は議会にお任せしたいと思います。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 市議は、語気が強くなったことは認めているが、ハラスメントに当たる可能性は極めて低いと言っているが、それに対する受け止めは
【市長】
 発言自体を確認したわけではございませんので、なんとも言えませんが、先ほども言いましたように、議案の内容自体のやり取りで語気が激しくなったりするのであれば仕方がないかなと思っていますが、それ以外の人格否定的なところで発言があったということでございますので、それについては、慎んでもらうべきでなかったかなと思います。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 やり取りで語気が強くなったのであれば仕方ないとのことだが、申し入れでは、語気も含めての判断なのではないか
【市長】
 言い方の問題ですけれども、そこは同じ発言をするのでも語気が強くなったり色々あろうかと思いますが、それが全体として強圧的なパワーハラスメントと捉えられるかどうかというのは事実認定の問題かと思っています。
 ただ私が聞いている限りは直接的な内容と関係のない発言があったということでございますので、やはり問題があったのではないかと判断しています。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 議会の調査には第三者が入っていないとの批判もあるが、その点について議会に申し入れを行う考えは
【市長】
 調査は申し入れしましたが、それをどういう風にやられるかというのは議長を筆頭とした議会の判断であると思っています。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 発言を確認できていないとのことだが、言動を含めて、やり取り全般をまだ確認していないということなのか
【市長】
 やり取り全般というか、コンプライアンス推進課に職員が相談に行って発覚したものなので、それについてどういうやり取りがあったかというのは確認していますが、言動自体、録音されたりしているわけではございませんので、その辺について、正確に全体を把握しているわけではないという風にお話させていただきました。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 コンプライアンス推進課が職員から聞き取った内容を把握しているということか
【市長】
 そうですね。ですから、パワーハラスメントと思われる言動があったので申し入れを行ったということでございます。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 コンプライアンス推進課が対応した経緯は
【市長】
 法律的な見解でハラスメントにあたる、一般的にあたるかどうかという判断をコンプライアンス推進課の担当弁護士に法律的な判断を求めたということでございまして、疑いがあるということで今回申し入れに至ったということです。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 コンプライアンスにあたるかどうかは、「高松市職員ハラスメント対策委員会」で行われるべきことではないのか
【市長】
 職員は受けた方でございますので、ハラスメントをなくす職場づくりという趣旨で議会側の対応を求めた申し入れでございます。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 今回は、コンプライアンス推進課が対応したということでもないのか
【市長】
 ハラスメントにあたるのではないかというところで、判断をコンプライアンス推進課に求めたということです。
 市の職員が執行部の中で同様の事例が起こったら、担当の人事課がそれを調査し事実確認をした上で対応することになりますが、今回は市議会議員からの言動であるということでございますので、その辺の認定判断を市議会に、申し入れたということでございます。

【記者】
【市議会議員による市職員へのパワハラと思われる言動について】
 見解を求めるという意味で、コンプライアンス推進課に判断を求めたということなのか。
【市長】
 判断というか、法的な見解というものでハラスメントにあたる可能性があるのかどうかということで見解を求めたというものです。

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