市長定例記者会見(令和元年10月23日)
更新日:2019年11月1日
日時・場所
(日時)令和元年10月23日(水曜日) 午前11時30分から11時43分まで
(場所)4階会議室
報告事項
(1)たかまつUIターンセミナーの開催について
(2)高松市美術館特別展「安野光雅 空想と風景 絵本原画の魅力」の開催について
市長説明
おはようございます。それでは定例記者会見を始めます。
本日は題材に入る前に、この度の、台風19号により日本の広範囲に渡り、甚大な被害がもたらされた災害ですが、これにより亡くなられた皆様に、心から哀悼の意を表すとともに、ご遺族、また、被災された全ての皆様にお見舞いを申しあげたいと思います。
被災地の一日も早い復興をお祈りしたいと思いますし、既に親善都市である水戸市などに支援をしていますが、本市としても、できる限りの復興支援等に努めたいと思っています。
それでは、題材に入ります。本日は2点です。
まず1点目は、「たかまつUIターンセミナーの開催について」です。
本市では、本市を含む3市5町の瀬戸・高松広域連携中枢都市圏の取組として、昨年6月に渋谷駅の近くに「瀬戸・たかまつ移住&キャリアサポートセンター」を開設しています。これまで、首都圏から本市をはじめとする圏域への移住・定住に関する相談や情報発信の拠点として、移住アドバイザーによる相談対応を始め、学生向けの就職セミナーの実施や、県内出身者が多い大学に訪問し、就職情報などの提供、地元企業の首都圏での採用活動の支援などに取り組んでいます。
その結果、これまでにサポートセンターで延べ300件以上の、移住や就職に関する相談が寄せられ、うち7世帯の方が圏域への就業に伴う移住をされており、徐々にではありますが、取組の成果が表れてきていると思います。
ただ、依然として本市を含む圏域では、進学や就職を機に首都圏へ転出する若者が、非常に多い状況が続いています。今後、将来を担うことが期待される大学新卒世代や、子育て世代などの若者を、いかに呼び込み、呼び戻すかが非常に重要であると考えています。
そこで、進学等で首都圏に流出した若者等を対象に、圏域へのUIターン就職の動機付けを図るために、「たかまつUIターンセミナー」を開催することとしました。
当日は、私のほか、たかまつ移住応援隊移住リーダーの坂口 祐さんや、たかまつ移住応援隊仕事サポーターである地元企業の若手社員の方などの参加者が、高松での就職事情や生活などについて、意見交換を行います。それにより、参加した若者に地元就職の良さや、地元で生活することの魅力などを感じてもらうこととしています。
開催日時は、11月13日水曜日午後7時から9時まで、会場は東京都新宿区にあるJR新宿ミライナタワー12階のマイナビルームです。参加費は無料ですが、事前予約が必要ですので、周知方、よろしくお願いいたします。
2点目は高松市美術館特別展「安野光雅 空想と風景 絵本原画の魅力」の開催についてです。
11月12日火曜日から12月22日日曜日までの間、高松市美術館において、特別展「安野光雅 空想と風景 絵本原画の魅力」を開催します。
安野さんは、1968年に絵本作家としてデビューした後、装丁家、デザイナーなど幅広く活動され、国際アンデルセン賞を始め、様々な賞を受賞されている方です。
また、1945年に陸軍船舶兵として現在の坂出市王越町に派遣され、青年期を過ごすなど、香川にゆかりのある作家でもあるということです。
この展覧会では、「空想」と「風景」をテーマとして、絵本デビュー作である『ふしぎなえ』から、クスリと笑いを誘うような機知に富んだ『空想工房の絵本』、細部まで緻密に描かれたヨーロッパの風景、そして、坂出市王越町を含む日本の風景まで、それぞれ取り揃えて約130点の原画を展示することとしています。
会期中には、「段ボールのお城めいろで遊べるよ!」と題し、1階エントランスホールに幅11メートルの段ボールの迷路を設置します。それから、安野さんの絵本「おおきな ものの すきな おうさま」を題材として、市内を中心に県下の小学生から募集した絵を展示するなど、絵本に親しむ親子世代が楽しめる関連イベントも開催予定です。
親しみやすさとノスタルジーに溢れた安野さんの作品には、絵の中に数学的、文学的な仕掛けが施されているものも特徴です。そういった仕掛けに対して驚きと不思議に満ちた絵本の世界をお楽しみいただける展覧会であると思っています。
こちらについても周知方、よろしくお願いします。
記者との質疑応答要旨
【記者】
東日本における台風19号の被害への受け止めと、高松市の大雨対策について
【市長】
台風19号の前の、台風15号でも関東地方で大変な被害があった。それに加えて、台風19号が来て、今のところ新聞報道等によると、13都県で80人を超える方が亡くなるという大変甚大な被害をもたらした災害となった。改めて亡くなった方に対して哀悼の意を表すとともに、被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げ、一日も早い復興をお祈りしたい。
今回最大で9都県で210万に避難指示が発令をされたと聞いているが、命を落とされた方のうち、多くの方が住宅内や車での移動中に犠牲になったようだ。住宅で避難しないまま亡くなられたり車での移動中に亡くなったということで、改めて、早期避難の重要性を認識したところだ。
香川県はどちらかというと雨は少ないなど色々と言われているが、最近は気象状況がこれまでとは全く異なっている。雨の降り方自体が異なっている中で災害のリスクを低くしていくために、河川改修などのハード面の取り組みはもとより、市民の皆さんが逃げ遅れることのないように、いかに市民の皆さんに的確かつ早期に避難を周知し、迅速な避難行動につなげていくかといった、ソフト面、いわゆる減災の取組が非常に重要であると思っている。その点について本市としても力を入れていきたいと思う。
また、スマートシティたかまつの推進の一環として、ICTを活用し、市内各所に水位計や潮位計、また、ライブカメラも設置し、早期に水位等の状況が確認できるようにモニターしている。
これらの情報を把握しながら、的確な指示に繋げていくとともに、これらの情報をオープンデータとして、市民の皆さんに公開している。
オープンデータを活用していただくことによって、より多くの方が的確な避難行動をとれるように、今後とも充実させていきたい。
【記者】
厚生労働省による再編・統合の議論が必要な公的病院の公表に対する所感
【市長】
今回、厚生労働省から、再編・統合が必要であると判断された424の公的病院の名前が公表されたが、私自身としても非常に唐突感があった。中身を見ても、全国一律の基準に当てはまった病院は全て公表ということで、病院の関係者としては非常に驚くと同時に反発もあったのではないかと思う。
これらの病院が、すぐ再編等が必要だと受け止められかねないような公表の仕方であり、地域住民にとっても誤解や不安を招くおそれがあることも懸念される。
これからブロック会議等や各県ごとの要望があれば説明会を開いていくと厚労省は言っているので、本来の趣旨等について丁寧な説明と共に、今後、医療体制をどうしていくべきなのか、これからの人口減少超高齢化社会において基幹病院となるべき、公的病院や公立病院の在り方が非常に重要だと思うので、その辺の厚生労働省の考え方を、それぞれの地域の方に説明をしていきながら、地域と一緒に考えていく。また、地域はその情報を得た上で、本来どうあるべきかについて、より良い方向性を住民と共に設置者や行政が一緒になって考えていく必要があると思う。
【記者】
高松版ナンバープレートへの期待について
【市長】
デザインを公募し、決定したが、瀬戸内海から見た高松ということで、屋島を中心として、「めおん」と思われるフェリーが浮かんでいる、海と屋島をモチーフとしたデザインで、高松のシンボルとなるべき図柄になったと思う。
そのナンバープレートを付けた車が高松ナンバーとして走ることで、高松のブランドイメージの向上や、市民のシビックプライド、ふるさとに対する誇りにつながっていくことを望んでいる。
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