市長定例記者会見(平成28年7月14日)
更新日:2018年3月1日
日時・場所
(日時)平成28年7月14日(木曜日) 11時30分~11時50分
(場所)4階会議室
報告事項
(1)屋島ドライブウェイ無料化社会実験の実施計画について
(2)高松市介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)に関するパンフレット及びカレンダーの作成について
(3)SETOUCHI SUMMER NIGHT FESTIVAL 2016の開催について
(4)5市連携クルージングモニターツアーの募集開始について
【市長定例記者会見】屋島ドライブウェイ無料化社会実験の実施計画について
【市長定例記者会見】高松市介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)に関するパンフレット及びカレンダーを作成しました!
【市長定例記者会見】遂に開催!SETOUCHI SUMMER NIGHT FESTIVAL 2016 ~真夏の夜の夢&ミュージッククルーズ~
【市長定例記者会見】本日募集開始!5市連携クルージングモニターツアー!
市長説明
市長定例記者会見の題材は4点です。
1点目は、「屋島ドライブウェイ無料化社会実験の実施計画について」です。
本市では、屋島ドライウェイの無料化に向け、無料化方針に係る調査研究や、関係機関との協議等を進めてきました。この度、国など関係機関との調整に一定のめどが立ちましたので、無料化した場合の影響を分析・評価するための無料化社会実験を実施する予定です。
実施計画の概要ですが、まず、時期は、有効なデータを得るために、繁忙期また閑散期、瀬戸内国際芸術祭2016秋会期などのイベントの開催時期等を勘案し、9月20日から12月20日までの3か月間と考えています。
この間、ドライブウェイの通行料金は無料としたいと思っています。ただし、山上の駐車場では、将来的に有料駐車場となることが想定されているので、一定の駐車料金(定額)を徴収する予定としています。
また、この社会実験では、今後の屋島活性化に必要となる、幅広い情報を収集し、分析したいと考えており、交通量調査はもとより、来訪者のニーズ調査や周辺環境調査、商業調査等も実施します。
実験終了後、速やかに実験結果の分析を行い、専門家や市議会等の御意見を伺った上で、今後の方針を決定していきたいと考えています。
2点目は、「高松市介護予防・日常生活支援総合事業(新しい総合事業)に関するパンフレット及びカレンダーの作成について」です。
平成26年の介護保険法の改正により、「介護予防・日常生活支援総合事業」、いわゆる「新しい総合事業」が創設され、来年の4月から本格的に実施することになっています。
本市では、この新しい総合事業を本年10月から段階的に実施をすることとしています。
新しい総合事業とは、要支援者等の生活支援や介護予防ニーズに応えるために、地域の実情に応じて、NPOやボランティア団体等も含めた多様な主体が参画し、サービスを提供していくものです。これらの内容を市民の皆様に広く周知し、御理解いただくために、事業の概要をわかりやすくまとめたパンフレットとカレンダーを作成しました。パンフレットには、新しい総合事業の開始に伴い、要支援1・2の人が利用していたこれまでのサービスからの変更点や、新設されるサービスの内容やサービス利用の流れ、相談機関について記載しています。
カレンダーには、パンフレットの内容に加えて、総合事業への移行時期をお知らせするとともに、認知症に関する理解を深めるための記事や日常生活の中で取り組むことのできる介護予防等の運動、お口のケアに関する情報等を掲載しています。パンフレットとカレンダーは、総合事業の対象者となる要支援認定者、はつらつ介護予防教室等の参加者のほか、民生委員や事業所等関係団体・機関に配布することとしています。
また、本市ホームページへの掲載や支所・出張所にも配置するとともに、市政出前ふれあいトークなどを通じて、市民の皆様に丁寧に周知を行っていきたいと考えています。
3点目は、「SETOUCHI SUMMER NIGHT FESTIVAL 2016の開催について」です。
7月23日から8月7日までの16日間、瀬戸内国際芸術祭に訪れる来場者を始め、県内外の観光客をおもてなしする夏の誘客イベントとして、「SETOUCHI SUMMER NIGHT FESTIVAL 2016 ~真夏の夜の夢&ミュージッククルーズ~」を開催します。
本事業は、高松市、香川県等で構成される「香川ウォーターフロントフェスティバル実行委員会」が開催するものです。
「真夏の夜の夢」では、午後5時から9時までの間、サンポート高松のハーバープロムナードにおいて、音楽やダンス、大道芸のショーによるステージイベントを開催します。また、ステージ周辺に開設された「食」のブースでは、県内の人気店24店舗が、地元食材を使ったイタリアンやフレンチ、中華、和食、スイーツ、地元グルメなど、様々なメニューを日替わりで提供することとしています。
「ミュージック・クルーズ」は、期間中の土曜日と日曜日、合計で6日間、高松・宇野間を運航する定期フェリー航路を利用して実施します。
午後5時40分に高松港を出港し、宇野港に寄港した後、午後8時に高松港に帰ってくる航路です。船上では、国内外で活躍しているゲストミュージシャン6組が、日替わりで演奏するジャズやクラシックなど、瀬戸内海の雰囲気に合うハイクオリティな音楽を聴いていただきながら、県内の人気料理店3店舗が県産食材を使って創作する、こだわりのイタリアン、フレンチ、日本料理を日替わりで召しあがっていただくもので、夕焼けに染まる瀬戸内海でのクルージングをゆっくり楽しんでいただける趣向になっています。
昨年まで実施されたウォーターフロントフェスティバル等に引き続き、本イベントが「高松市の夏のイベント」として認知をされ、交流人口の拡大、滞在型観光や県内各地への周遊型観光の推進につながるよう、一層、効果的なPR等に努めていきたいと思っています。
4点目は、「5市連携クルージングモニターツアーの募集開始について」です。
本市と、三豊市・新居浜市・瀬戸内市・福山市の5市で構成する「中四国・瀬戸内クルージングサミット」では、クルージングによる海からの視点での瀬戸内海の魅力を再発見するとともに、国内誘客等を促進することを目的に、今回クルージングツアーの商品化に向けた活動を開始しています。
この度、本年10月30日(日曜日)から31日(月曜日)にかけて、1泊2日で同サミットによるクルージングモニターツアーを実施することとなりました。このモニターツアーの概要ですが、チャーター船で瀬戸内海を一巡してから福山港、鞆(とも)の浦港、粟島港、女木島港、男木島港の順に寄港する予定です。それぞれの地域の観光と食を楽しんでいただくものです。瀬戸内国際芸術祭の秋会期中でもあり、ツアー2日目には島でアート作品も御堪能をいただけます。高松港発着のツアーになりますので、市民の皆様には、比較的気軽にアクセスできるのではないかと考えています。
本日より、本ツアーの募集を開始します。料金は大人29,000円、子ども25,000円です。なお、募集の締切は10月7日ですが、定員の70名になり次第、締め切ります。是非、この機会にクルージングを御検討いただければと思っています。
また、このモニターツアーの成果を基に、11月22日に福山市において5市首長によるクルージングサミットが行われる予定です。
私の方からは以上です。
記者との質疑応答要旨
【記 者】
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての選挙であったが、今回の参議院議員通常選挙の投票率などの結果に対する市長の所感について
【市 長】
7月10日(日曜日)の参議院議員通常選挙における本市の投票率は、48.86%で、前回(平成25年)の選挙の投票率51.10%よりも、2.24%低下している。言うまでもなく選挙は民主主義の根幹となる制度で、民主主義への参加の一番重要な機会であり、投票率が低下したということについては非常に残念に思っている。
また、今回から選挙権の年齢が18歳以上に引き下げられた。18歳と19歳の投票率は確定していないが、全体として投票率が低下したということは、若者への選挙権が拡大したことも含め、残念である。ただし、18歳、19歳の政治への参加意識や民主主義への参加意識は、報道等で知る限り非常に高まってきており、今までとは違った選挙になったのではないかなと考えている。今後、より民主主義が充実し、投票率が引き上げられるよう期待したいと思っている。
【記 者】
不正開票事件があってから初めての参議院議員通常選挙における開票作業に対する市長の所感について
【市 長】
御承知のとおり、3年前の参議院議員通常選挙において、開票事務における不正事件が発生したところである。大いに反省をしなければならない事件であることから、第三者委員会を設置し、改善策等を検討していただいたところである。その後、県知事選挙、衆議院議員総選挙、統一地方選挙が行われたわけだが、参議院議員通常選挙は今回初めてということで、3年前の不正事件を受けて、今回は選挙事務が厳正に執行されることを望んでいたところである。事務手続き等については、特段の大きな問題もなく、執行されたと思っているが、最後の段階で投票者数と投票総数が合わず、結果、一部不在者投票の不受理分をカウントしていなかったミス等が判明した点については大いに反省すべきと思っている。また、このようなミスにより、厳正、公正な開票事務を行うため、再点検を行うことになり、開票の確定時間が深夜まで及んだことについて遺憾である。選挙は民主主義の根幹であり、その事務の執行にあたっては、厳正かつ公正に行うことを徹底しなければならない。今回の選挙事務等についても、改善すべき点があれば改善し、次につなげていくことを選挙管理委員会に期待したいと思っている。
【記 者】
屋島ドライブウェイ無料化の具体的な手法と実施時期について
【市 長】
無料化については、基本的には有償譲渡の方法で行っていきたいと思っている。屋島ドライブウェイは、民間事業者が有料道路として収益を上げながら運営している道路である。それを有償譲渡で市が譲り受けて、無料化する方法になるのではないかと考えている。
屋島ドライブウェイは、有料の観光道路であるが、居住者のアクセス道路や緊急道路としての公共的な役割も持つ道路でもある。将来的には、市道化も見据えて、市が取得することが望ましいと考えている。無料化の時期については、これから行う社会実験等により浮かび上がる課題等を検証した上で、関係者並びに県議会、市議会等の意見も十分に踏まえながら、最終判断をしていきたいと考えている。2年前に屋島ドライブウェイの無料化検討を打ち出したが、新屋島水族館の閉館方針が出され、検討自体に遅れが生じている。
また、国等の関係機関との調整も必要なため、はっきりとした時期はお示しできないが、課題等を一つ一つ解決しながら、できるだけ早い時期に無料化を実現させたいと考えている。
【記 者】
屋島ドライブウェイ無料化に向けた一番の課題について
【市 長】
現在、民間事業者が運営していることから、譲渡交渉もある。また、駐車場の問題がある。駐車場については、管理面から有償化の方向で検討していきたいと思っているが、運用方法や運営形態について、様々な意見を踏まえながら確定をしていかなければならないと考えている。
いずれにしても、有償譲渡の交渉にある程度時間を要すると思う。
【記 者】
屋島ドライブウェイ無料化社会実験で、市長が期待する結果について
【市 長】
現在の屋島ドライブウェイの通行料金である630円を利用者が非常に負担に感じている。これにより、市民が屋島に登る機会が減っていることもあるかと考えている。
無料化の社会実験期間中、多くの方に気軽に屋島に登っていただき、屋島の素晴らしさを体感していただくとともに、無料になったことで、様々な人を屋島に誘っていただきたいと考えている。また、無料化の実験期間中は、9月の最後の連休のほか、10月からは瀬戸芸の秋の会期など、観光面での繁忙期にも入ることから、料金負担がなくなったことで、より多くの人が屋島に登っていただく効果が、ある程度期待できるのではないかと思っている。
今回、駐車場は一律料金で運営をしようと考えており、今後の運営形態のシミュレーションにもなると考えている。駐車料金の時間制など、検討のための1つのデータが得られれば良いと思う。
【記 者】
高松市における屋島の位置付けについて
【市 長】
高松の一つのシンボルと思っている。観光面でも、第一級の観光資源だと思う。それを今は十分に生かしきれていないし、市民の皆さんが気軽に屋島を楽しみ、素晴らしさを味わう機会が非常に少なくなっている。ドライブウェイの無料化は、施策の展開の中の一つの方法に過ぎないが、それによって、より多くの市民の皆様が屋島を楽しむ、また、観光客の皆様に屋島の存在、魅力を知っていただく機会になればと思っている。
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