このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらしの情報
  • 観光・文化・スポーツ
  • 事業者の方
サイトメニューここまで

本文ここから

市長定例記者会見(平成29年2月22日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成29年2月22日(水曜日) 14時00分~14時38分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)まちづくり戦略計画(第1期 平成28年度~30年度)重点取組事業(平成29年度新規登載)について
(2)平成29年度当初予算案について
(3)平成29年度組織機構の見直しについて

【市長定例記者会見】高松市まちづくり戦略計画(第1期 平成28年度~30年度)重点取組事業(平成29年度新規登載)について

【市長定例記者会見】平成29年度当初予算案について

【市長定例記者会見】平成29年4月1日から組織機構を見直します

市長説明

 こんにちは。
 定例記者会見の題材は3点です。
 1点目は「まちづくり戦略計画(第1期 平成28年度~30年度)重点取組事業(平成29年度新規登載)について」です。
 本市では、平成28年度からスタートした「第6次高松市総合計画」で掲げた「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」を実現するため、実施計画として「まちづくり戦略計画」を取りまとめています。
 既にまちづくり戦略計画に搭載している129事業に加え、29年度からの新規事業9事業を含めた138の重点取組事業のうち、29年度から「他事業と統合」するものが1事業、28年度に「完了」するものが6事業で、29年度の全事業数は131事業となっています。
 第1期計画の中間年に当たる29年度においては「たかまつ創生総合戦略」における弱点分野の補強等に取り組むため、9つの事業を新規登載事業として取りまとめています。
 まちづくりの目標1「健やかにいきいきと暮らせるまち」では、「こども未来館わくわく体験事業」や「若者育成支援推進事業」、まちづくりの目標2「心豊かで未来を築く人を育むまち」では、「小・中学校トイレ整備事業」、まちづくりの目標3「産業の活力と文化の魅力あふれる創造性豊かなまち」では、「高松産ごじまん品6次産業化等支援事業」、「サンポート高松トライアスロン大会開催事業」及び「MICE振興事業」、まちづくりの目標6「市民と行政がともに力を発揮できるまち」では、「オープンデータ推進事業」などが主な事業です。
 この「まちづくり戦略計画」を今後の予算編成及び事業実施の指針として、総合的かつ計画的な市政運営とまちづくりを行い、第6次総合計画の推進を図っていきたいと考えています。

 2点目は「平成29年度当初予算案について」です。
 平成29年度当初予算案がまとまりましたので、特色や概要について、説明します。
まず、予算概要ですが、一般会計の予算規模は、1,637億5千万円と、28年度当初予算の1,653億円より、額にして15.5億円、率にして0.9%の減となっています。
 歳出面では、28年度からスタートした「第6次高松市総合計画」に基づく「第1期まちづくり戦略計画」登載事業の重点取組事業に積極的に取り組んだことを始め、待機児童対策等として、認定こども園への移行や、保育所等の創設への補助による待機児童解消対策などの少子化に対処するための施策などを重点的に計上しています。
 一方、歳入面では、税収については、28年度当初予算比で、法人市民税が税制改正による税率の引下げなどにより、約3.3億円の減が見込まれますが、個人市民税が給与収入の増などにより、約8.6億円の増が見込まれるほか、固定資産税が新築家屋の増などにより、約6.8億円の増が見込まれます。市税全体で、28年度当初予算を約12.9億円、2.1%上回る、約641億円を見込んでいます。
 地方交付税については、国の29年度の地方財政計画のほか、合併算定替の縮小などにより、28年度当初予算に比べ、約29.4億円、率にして17.6%の減となる一方、臨時財政対策債は、約11.1億円、18.6%の増を見込んでいます。
 では、平成29年度当初予算案のポイントという資料に沿って説明します。
 まず、1ページをお願いします。平成29年度の当初予算の特色は、基本的な施策の着実な推進を図った上で、重点取組事業を通じて、子育て世代や障がい者など、様々な人々との「つながり・結びつき」を深めるとともに、国内外の人々との「交流」を促進し、交流の場となる、魅力ある「まちの創出」を図るということで、「“つながり・結ぶ”人・まち交流創出予算」として位置づけています。
 個別の特色として、1点目は、先ほど申しあげたとおり、一般会計の予算規模で対前年度を15.5億円下回る、約1,637億5千万円で、前年度に比べて減少するのは、5年ぶりとなっています。
 2点目は、重点取組事業です。「第1期まちづくり戦略計画」に登載している127事業に対して、重点的に約416億円を措置しています。
 3点目は、一般会計のプライマリーバランスです。まちづくり戦略計画登載事業の積極的な推進などに伴う市債借入額の増加により、残念ながら4年連続の赤字となったものです。今後とも市債残高に留意しながら、慎重な財政運営を行っていきたいと思います。
 4点目は、一般会計では依然として28億円の一般財源不足が生じており、財政調整基金の取崩しにより、収支の均衡を図っていきたいと思います。
 2ページをお願いします。「予算規模」です。一般会計は先ほど申しあげたとおりで、特別会計の合計額は、1,132億700万円となっており、28年度当初予算に比べ、約11億8,100万円、率にして1.0%の減となっています。これは、介護保険事業において、保険給付費の増などにより、約19.1億円、5.1%の増となったものの、競輪事業において、開催レースの規模の縮小等により、約24.4億円、16.4%の減となったことなどによるものです。
 また、企業会計は、病院事業会計では、新病院建設の本格化に伴う建設費などの増により、約82億円、92.7%の増、水道事業会計では、局庁舎建設事業費などの増により、約3億円、2.2%の増、下水道事業会計では、香東川流域下水道の県からの移譲に伴う資産購入費の減により、約65億円、23.3%の減となっています。
 これらの一般会計、特別会計、企業会計の合計は、全体で3,303億6,300万円、前年度比で約7億円、0.2%の減となっています。
 3ページをお願いします。「重点取組事業」です。
 その中で、「主なまちづくりの目標と重点取組事業」を説明します。
 まず、「健やかにいきいきと暮らせるまち」では、若者の自立を支援するため、協議会を設置し、施策の検討を進めるほか、子育て世代包括支援センターに配置する母子保健コーディネーターを増員するなど、子どもが健やかに生まれ育つ環境の充実を図ります。また、多様な障がいに総合的に対応できる基幹的な施設として、障がい者地域生活支援拠点を整備するなど、障がい者の自立支援と社会参加の促進に努めることとしています。
 次に、「産業の活力と文化の魅力あふれる創造性豊かなまち」では、県と連携して、盆栽産地である高松をPRするため、高松盆栽の郷構想の基本計画を作成し、特産品の育成・振興とブランド力の向上に努めることとしています。
 また、たかまつ国際ピアノコンクールやサンポート高松トライアスロンアジアカップ大会などの国際大会や中国・四国パラ陸上競技大会の開催など、本市の文化芸術の振興と元気を生み出すスポーツの振興を図るほか、高松ならではのMICEの振興を図るなど、観光・MICEの振興にも努めることとしています。
 10ページ以降に、重点取組事業のうち、新たに取り組むものなど、特色のある事業をピックアップして掲載しています。後ほど数点に絞って説明します。
 4ページをお願いします。「プライマリーバランスの状況(一般会計)」です。
 このうち、29年度の欄の(1)の公債費は約165億円で、(2)の市債借入額約240億円を差し引くと、約75億円の赤字となっており、26年度以降、残念ながら4年連続の赤字となったものです。
 これは、まちづくり戦略計画登載事業の積極的な推進などに伴う市債借入額の増加によるもので、今後とも市債残高には留意しながら、適正な財政運営に努めていきたいと思います。

 9ページをお願いします。「財務比率等(一般会計)」です。右側の表、ストックの状況について、説明します。
 まず、市債残高の見込みについては、29年度末では1,814億3,400万円となる見込みで、28年度末見込みと比べ、約86.8億円増の見込みとなっています。
 また、財源対策等基金の状況は、財政調整基金残高については、29年度に約28億円を取り崩すことから、29年度末残高が約92.3億円の見込みとなるほか、施設整備基金残高については、29年度に17億円を取り崩すことから、29年度末残高が約15.2億円となる見込みです。
 10ページをお願いします。重点取組事業のうち、主な事業について、いくつかピックアップをして説明します。
 まず、まちづくりの目標1「健やかにいきいきと暮らせるまち」では、ページ右側「こども未来館わくわく体験事業」として、こども未来館において、市民活動団体や大学等との連携による、より魅力あるイベントや体験プログラムを実施することとしています。
 11ページをお願いします。ページ左側「私立保育所・幼稚園等施設整備補助事業」では、子ども子育て支援推進計画に基づき、待機児童の解消を図るため、私立保育所等の創設や私立幼稚園の認定こども園移行に伴う施設の増改築などに対して助成をするものです。
 また、ページ右側「放課後児童クラブ事業」では、教室の増室や余裕教室の整備のほか、太田南・栗林校区の放課後児童クラブ施設を整備するものです。
 12ページをお願いします。ページ左側「若者育成支援推進事業」では、29年度から、高松市若者育成支援推進協議会(仮称)を設置します。若者が抱える課題やニーズに沿った、自立等を支援する方策を検討するものです。
 13ページをお願いします。ページ左側「障がい者地域生活支援拠点等整備事業」では、障がい者が住み慣れた地域で安心して暮らせる環境を整えるため、障がい者地域生活支援拠点を整備するとともに、基幹相談支援センターを中核拠点のほか、市内7か所の地域拠点に設置するものです。
 15ページをお願いします。まちづくりの目標2「心豊かで未来を築く人を育むまち」です。ページ左側「児童生徒指導推進事業」では、学習支援や教育相談等を行う「ハートアドバイザー」40人を小学校に配置するとともに、社会福祉士等の資格を有する「スクールソーシャルワーカー」12人を、年間を通して中学校に配置するなど、不登校、いじめ、暴力行為などの問題の改善を図るものです。
 また、ページ右側下段「小・中学校トイレ整備事業」では、老朽化が著しい小・中学校の屋内及び屋外トイレについて、洋式化や多目的トイレの設置など、トイレ改修の実施設計を行うものです。
 16ページをお願いします。ページ右側「給食センター整備事業」では、施設の老朽化や児童生徒数の急増に伴い、林・川添・多肥の3小学校、及び協和・龍雲の2中学校に対応する、新設第二学校給食センター(仮称)を整備するため、実施設計や地質調査などを実施するものです。
 18ページをお願いします。まちづくりの目標3「産業の活力と文化の魅力あふれる創造性豊かなまち」では、ページ左側「高松産ごじまん品6次産業化等支援事業」として、6次産業化や農商工連携を促進し、農産物の高付加価値化とブランド化を図るため、高松産ごじまん品の新たな加工品やサービスの開発に対するチャレンジを支援するものです。
 19ページをお願いします。ページ左側「伝統的ものづくり支援事業」では、さいたま市で開催される「第8回世界盆栽大会inさいたま」に出展し、盆栽事業者と連携して、高松盆栽のPR、盆栽の生産振興、輸出拡大による販路の拡大などを推進するものです。
また、県と連携して、高松盆栽の郷構想基本計画を策定するとともに、おみやげ盆栽推進モデル化事業を実施するほか、HPや盆栽マニュアルを作成するなど、高松盆栽の育成・振興並びにブランド化を図るものです。
 20ページをお願いします。ページ左側「高松国際ピアノコンクール事業」では、平成30年3月に、第4回高松国際ピアノコンクールを開催するほか、ページ右側「高松市美術館開館30周年記念事業」では、30年度に30周年を迎える高松市美術館のキックオフイベントとして、プレシンポジウムを開催するものです。
 21ページをお願いします。ページ左側「サンポート高松トライアスロン大会開催事業」では、世界のトップアスリートが参加する、トライアスロンアジアカップ大会を開催するほか、ページ右側「障がい者スポーツ推進事業」では、障がい者のスポーツ推進を図るため、本市スポーツ施設における環境整備のほか、29年度から3年間開催することが決定している「中国・四国パラ陸上競技大会」の開催や、その大会に合わせて様々なイベントを実施するものです。
 22ページをお願いします。ページ右側「屋島活性化推進事業」では、世界に誇れる本市のシンボルとなる屋島の再生を目指し、屋島山上交通アクセス向上対策事業や、屋島地区官民連携事業計画の策定に取り組むなど、屋島への観光客の誘客を図るものです。
 23ページをお願いします。ページ右側「海外誘客促進事業」では、本市への外国人観光客を誘致するため、関係機関等と連携を図りながら、誘客プロモーションを実施するほか、「2017日台観光サミットin四国」を開催するものです。
 26ページをお願いします。まちづくりの目標4「安全で安心して暮らし続けられるまち」では、ページ左側「危機管理センター(仮称)等整備事業」として、30年度早期の施設供用を目指し、引き続き、建設工事を実施するほか、防災行政無線の移設や高機能消防指令システム等の整備に加え、市民の防災意識の醸成や、防災知識の向上を図るため、1階ロビーを活用した防災情報発信スペースの製作に取り組むものです。
 29ページをお願いします。まちづくりの目標5「環瀬戸内海圏の中核都市としてふさわしいまち」では、ページ左側「新病院を核としたまちづくり推進事業(北側エリア整備事業、新病院アクセス道路整備事業)」として、29年度はエリア内道路の整備工事を始め、パークアンドライド駐車場や、西口駅前広場などを整備するものです。
 また、ページ右側「地域公共交通再編事業」では、ことでんの三条~太田駅間に、新駅の整備をするとともに、栗林公園~仏生山駅間の複線化事業と、バス路線の再編に不可欠な駅前広場整備事業を推進するほか、駅の整備に合わせて、持続可能な公共交通ネットワークを再構築するため、公共交通の再編に向けた運賃体系を検討するものです。
 31ページをお願いします。まちづくりの目標6「市民と行政がともに力を発揮できるまち」では、ページ左側「コミュニティセンター整備事業」として、市民の安全確保のため、中期整備指針等に基づき、29年度は、木太・川岡・屋島・太田の4つのコミュニティセンターの改築工事や実施設計などを行うほか、ページ右側「総合センター整備事業」では、地域行政組織再編計画に基づき、山田地区の東部南総合センター(仮称)の整備に向けた基本設計を実施するものです。
 32ページをお願いします。ページ左側「社会保障・税番号制度推進事業」、いわゆるマイナンバー制度では、引き続き、マイナンバーカードの交付を実施するとともに、普及キャンペーンを実施するほか、市民サービスの向上を図るため、戸籍や住民票などの各種証明書等のコンビニ交付などを実施するものです。
 重点取組事業の主なものに限って、簡単に紹介しましたが、詳細については、この後、財政局から説明しますので、よろしくお願いします。

 3点目は「平成29年度組織機構の見直しについて」です。
 本市が目指すべき都市像である「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」を実現していくため、平成29年度においても引き続き、効率的・効果的な組織体制の見直しを実施します。
 まず1点目は「ICT推進室」の新設についてです。ICTによる本市の諸課題の解決や行政の効率化、市民の皆様の利便性の向上を図るべく、本市のICTに係る基本的な方針を定めるとともに、様々な分野での利活用の検討や具体的な取組を行い、ICTを活用したまちづくりをこれまで以上に推進するため、情報政策課に「ICT推進室」を新設します。
 2点目は「こども園総務課」の新設についてです。認定こども園への移行を促進するとともに、就学前施設への指導監査体制を充実させることにより、施設運営の更なる充実・強化を図るため、健康福祉局こども未来部に「こども園総務課」を新設します。
 3点目は「衛生処理センター」から「衛生センター」への名称変更についてです。「高松市衛生処理センター」の廃止による業務内容の見直しに伴い、組織名称を変更するものです。
 4点目は「立地・創業・イノベーション支援室」の新設についてです。企業誘致・企業支援に関する建築、消防、環境関連などの様々な分野に渡る相談へのワンストップでの対応や、高松市創業支援事業計画に基づく創業支援に関する取組について、各支援機関と更に連携を深め、強化していくとともに、中小企業等を中心にイノベーション活動への積極的な参加を促し、生産性の向上等につなげていくため、産業振興課に「立地・創業・イノベーション支援室」を新設します。
 5点目は「施設整備室」の新設です。これは、中央卸売市場の新市場の整備に当たり、より効率的かつ迅速に業務を行うため、市場業務課に「施設整備室」を新設します。
 以上の見直しの結果、本年4月現在で、局及び部の増減はありませんが、課が1増、課内室が3増となります。
 私の方からは以上です。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 平成29年度当初予算案において、市長が重点的に力を入れた事業について

【市 長】
 新年度当初予算案では、キャッチフレーズを「“つながり・結ぶ”人・まち交流創出予算」としている。私が今年の年頭の記者会見で抱負として漢字一文字で「繋」(つなぐ)という字を掲げさせていただいたが、そういう「繋」、ネットワーク化みたいなものをより重点的にしていきたい。「繋」には様々な意味があり、一つとして人と人とを繋いでいく、特に子どもや高齢者等が孤立化しないように、また少子化対策として子どもたちが地域の中で孤立化しないための、待機児童支援対策や保育所・こども園の整備等を行いながら、子どもと地域、あるいは子どもと親の繋がりといったものを強化していきたいと考えている。具体的な事業としては、「妊娠期からの子育て世代包括支援事業」として、母子保健コーディネーターを現在の5人から9人に増員して市内全域に配置し、妊産婦を支援する。また、「障がい者地域生活支援拠点等整備事業」として、基幹相談支援センターを中核拠点のほか、市内7か所の地域拠点に設置するなど、様々な立場や状況の人が孤立せず、つながりや結びつきを深められる体制を構築していきたい。もちろん高齢者の方も地域包括ケアシステムの構築ということで、鋭意、関連事業を進めていきたい。
 またもう一つの「繋」として、公共交通の充実にも力を入れている。「新病院を核としたまちづくり推進事業」として、仏生山駅周辺が、南部地域の拠点となるよう、パークアンドライド駐車場や西口駅前広場などを一体的に整備をするほか、三条~太田駅間の新駅や駅前広場の整備、公共交通の再編に向けた運賃体系を検討するなど、集約型の拠点づくりとともに、それらを繋ぐコンパクトプラスネットワークのまちづくりに力を入れていきたいと思っている。
 その他の事業では、「伝統的ものづくり支援事業」として、さいたま市で開催される世界盆栽大会に合わせて、本市の伝統的ものづくりの代表でもある盆栽の魅力をPRするとともに、高松盆栽の郷構想を進めるなどして力を入れていきたい。
 また、魅力ある都市づくりとして、創造都市の推進を図り、芸術・文化・スポーツ関係の事業にも特に力を入れていきたい。来年3月の「高松国際ピアノコンクール」のほか、7月には「サンポート高松トライアスロン大会」で初めて国際級の大会となる「アジアカップ」も行われることから、このような大会等について支援をしていきたいと思う。また、屋島競技場「レクザムフィールド」が4月23日に新たにオープンし、そこで開催される、中国・四国パラ陸上競技大会など、障がい者スポーツの支援もしたいと考えている。そのような形で、魅力あるまちづくり、創造都市の推進というものにもより力を入れていきたい。

【記 者】
 概算で約10億円が必要とされた屋島ドライブウエイの無料化について

【市 長】
 ドライブウエイや山上駐車場の取得、あるいは一部を借り上げる借地料や無料化に伴い必要となる整備・修繕などの関連工事の概算として、約10億円が必要になると試算している。今後、地権者との具体的な価格交渉により金額が固まってくるのではないかと思っている。民間事業者が独自に昭和36年に開発をした道路と、山上の駐車場等について、市が買い取った上で、ある程度整備をして無料化にしていくということを考えると、概算としてその程度の額は必要なのではないかと思っている。

【記 者】
 屋島ドライブウエイの無料化による経済効果等について

【市 長】
 観光客がどの程度増えて、それによる経済効果がどれくらい見込まれるのかは、具体的には算定していない。
 ただし、屋島ドライブウエイの無料化によって観光客の入込客数の増加や、市民の皆様に、より屋島に親しみを感じていただき、山上に登っていただけるという効果は大いにあると思っている。今回、屋島全体の活性化の中の一つの位置づけとして、また、山上居住者の生活道路となっていることを踏まえると、公共道路としての役割もあることから、無料化を進めていこうとしているので、必ずしも観光客がどの程度増えて、経済効果がどれくらい見込まれるから10億円投じてもいいと判断しているわけではない。

【記 者】
 平成29年度当初予算編成において、最も苦慮した点について

【市 長】
 税収においては、個人市民税は増の見込みであるが、法人市民税が税制改正等の影響により減少が見込まれている。特に地方交付税においては、合併算定替の縮小などにより段階的に減少することもあり、一般財源の確保がかなり厳しい状況である。既存の経常経費等についてもマイナスシーリングをかけ大幅な削減を行い、それによって生み出された一般財源を、特にソフト事業を中心とした必要な事業に振り分けて編成した予算である。特に社会保障関係の経費への計上が一番苦労した点である。

【記 者】
 財源確保に向けた今後の取組について

【市 長】
 まずは国の方に地方財政対策として必要な一般財源を確保していただきたいという要望を出しながら、本市においても、地方創生戦略自体が税源の涵養につながることから、活性化のための事業等も行いながら一般財源を確保していきたい。それでも、かなり厳しい状況であると思っているので、特に重点的な事業にメリハリを利かせて予算を配分するなど、今後とも厳しく行っていかなければならないと思っている。

【記 者】
 プレミアムフライデーにおける高松市の取組について

【市 長】
 今回のプレミアムフライデーでは、今のところ特に考えていない。
 今後、状況を見ながら積極的には取り組んでいきたいと思っているが、現段階では体制がそこまでできていない。

【記 者】
 プライマリーバランスが4年連続の赤字となったことに対する今後の対応について

【市 長】
 プライマリーバランスが赤字となり、市債残高が増加しているというのは、大型プロジェクトが重なったことによるもので、ある程度予測していた状況であり、仕方がないと思っている。ただ、それがあまり過度に増えて、財政自体を公債費が圧迫することになると困るので、中長期的な見通しをきちんと立てて、その上でフレームの見直しが必要であれば、財政フレームを見直した上で、慎重に財政運用を行っていきたい。

お問い合わせ

このページは広聴広報課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話:087-839-2111  ファクス:087-839-2464
 
<広聴広報課> 
電話:087-839-2161
ファクス:087-861-1559

Eメール:pr_c@city.takamatsu.lg.jp

本文ここまで


以下フッターです。

高松市

〒760-8571 香川県高松市番町一丁目8番15号
電話:087-839-2011(代表)
法人番号1000020372013
Copyright © Takamatsu City, All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ