市長定例記者会見(平成21年3月3日)
更新日:2018年3月1日
日時・場所
(日時)平成21年3月3日(火曜日)午前11時30分~11時44分
(場所)4階会議室
報告事項
1 「都市交通に関するパネル展」の開催について
2 高松市立高松第一中学校の開校について
3 図書館「視聴覚資料(CD)予約制度」の導入について
市長説明
おはようございます。
それでは、定例記者会見を始めます。
本日は、3点について、私から発表します。
まず、1点目は、「「都市交通に関するパネル展」の開催について」です。
本市では、人口減少社会や地球環境問題に対応した、コンパクトで持続可能なまちづくりを実現する目的で、過度に自動車に依存しない、安全で快適に移動できる公共交通を基軸とした、利便性の高い交通体系の構築を図るため、協議会等で議論いただいているところです。
このような中、市民の皆様に、公共交通について種々考えていただくため、3月16日から24日までの6日間、市役所1階の市民ホールで「都市交通に関するパネル展」を開催します。
御承知のとおり、本市では、都市交通施策の指針である「総合都市交通計画」を、本年度と来年度の2か年をかけて見直すことにしています。
そのような取組みの一環として、このパネル展を開催しますが、昨年10月に市民1万人を対象に実施した「市民交通意識アンケート」の調査結果のほか、先進都市のLRTなどの新交通システムの事例等の紹介を予定しています。
この展示が、公共交通、自転車利用の有用性や、望ましい都市交通や都市生活のあり方、また、LRTなどの新交通システムを活用したまちづくり等について、市民の皆様への情報発信の機会にしたいと思っています。
多くの市民の皆様に見ていただきたいので、周知について、よろしくお願いします。
次に、2点目は、「高松市立高松第一中学校の開校について」です。
小・中学校5校の統合校である、小中一貫型の「高松第一学園」の校舎については、昨年3月の着工以来、順調に工事が進み、校舎棟が間もなく完成する見込みです。
本年4月には、最初の統合校である「高松市立高松第一中学校」が、新校舎で開校する運びになっています。
この「高松第一中学校」の開校式を、4月6日午前10時から、新校舎の4階で行います。
この式典では、「高松第一中学校」の校旗の授与や、校歌のお披露目を行う予定です。
式典の詳細な内容は、現在調整中ですが、決まれば改めて資料を提供します。
また、高松第一学園の校章については、統合対象の5校の児童・生徒等にアイデアの募集を行い、それらを参考にしながら、城内中学校出身のデザイナーである冨田 紀久子(とみた きくこ)氏がデザインした数点の中から、地域住民等の代表者から成る「新しい学校づくり協議会」で選定し、決定したものです。
これからの新しい学校にふさわしい、斬新で明るいデザインになっていると思います。
次に、3点目は、「図書館「視聴覚資料(CD)予約制度」の導入について」です。
図書館の新たなサービスとして、CDの貸出予約制度を、4月1日から開始します。
図書館資料の予約制度については、昨年2月から、新しい図書館情報システムが稼動し、新たに「インターネット蔵書予約」が導入され、図書については、利用者自身がインターネットを利用して、24時間いつでも図書館のホームページから予約ができ、本市の5つの図書館のいずれでも受け取れるようになっています。
その結果、利用者の利便性の向上と、窓口手続や事務の簡素化が図られています。
また、本年1月末までの1年間の予約件数は、全体で約18万9,000件と、前年度の1年間の約9万5,000件から、ほぼ2倍に増えています。
その約18万9,000件のうち、新たに始めたインターネットからの予約が約12万件と、予約全体の6割を占めるなど、非常に好評で、利用者からも「たいへん便利になった」などの声をいただいています。
図書館全体の利用についても、貸出数が年間で約292万3,000冊と、前年度の1年間の貸出数約273万6,000冊と比べると、6.8パーセントの増となっており、新たなインターネットの予約サービスが、図書館の利用増や、貸出数の増につながっています。
そのような状況の中、視聴覚資料についても、新たにインターネットの予約サービスを始めるものです。
なお、視聴覚資料のうち、DVDやビデオのような映像資料は、中央図書館のみで所蔵・貸出ししており、すぐには対象にできないので、まずCDについて、1人2点まで、図書と同様に、ホームページ上から予約し、本市の5つの図書館のうち、希望する館で受け取ることができるようにします。
ちなみに、中核市39市のうち、既に24市では視聴覚資料の予約を行っています。
ただ、本市のCD所蔵数2万3,849点は、中核市全体で4位に位置するなど、たくさんの資料を所蔵していますので、より一層、活用していただけるよう、新たにインターネットの予約サービスを始めるものです。
私からは、以上です。
記者との質疑応答要旨
(記者)
明日(3月4日)、いよいよ定額給付金の「財源法案」の再可決が、衆議院で行われる見込みだが、高松市の定額給付金の給付スケジュール等に係る考えは。
(市長)
明日(3月4日)、関係法案が再可決される見込みではあるが、これまでも説明したとおり、定額給付金については、私自身、一定の経済効果があると思っているし、国が意思決定すれば、円滑かつ確実に、市民の皆様に給付したいと思っている。
できるだけの準備は、これまでも行ってきており、例えば、システム改修も始めている。
ただ、準備には、どうしても時間がかかってしまう。また、国会で法案が通過し、確実に実施できる状況にならないと、できない準備等も結構あるので、それらは、関係法案の可決後に始めていくことになる。
現在の見込みでは、年度末の3月中に、お知らせを郵送できるかどうかの状況になるかと思う。
したがって、実際に給付が始められるのは、どうしても4月に入る見込みである。
法案の国会通過後に、より具体的に検討した上で、スケジュール等をお示ししたいと思う。
(記者)
確認だが、「お知らせを郵送」するというのは「申請書を郵送」するという意味か。
(市長)
そうである。
それが、年度末までにできるかどうかの状況だと考えている。
(記者)
麻生首相自身も、当初は定額給付金を受け取らないと言っていたのに、受け取る方向に考えが変わったようだが、市長はどうするつもりか。
(市長)
当然、私も受け取らせていただく。
基本的に、市民の皆様に、ぜひとも喜んで受け取ってもらいたい。また、できれば地元の経済、消費の活性化のために、地元で使っていただきたい。
もちろん個人ごとに使いたいものは、種々あるとは思うが、できれば地元の経済が活性化するような形で使っていただければ、ありがたいと思っている。
(記者)
実際に給付が始まるのは、4月から5月にずれ込む見通しか。
(総務部長)
まだ具体的には言えないが、できる限り4月下旬から5月上旬の連休前には、何とかしたいと思っている。
しかしながら、まだ明確には予定が立っていない状況である。
(記者)
ゴールデンウイーク前には、給付できる体制が整う見通しか。
(市長)
もちろん市民の皆様から申請書が来なければ、振込みはできないが、最初の振込みがゴールデンウイーク前までにできればと思っている。
(記者)
幾つかの課題があると思うが、現時点で考えられる代表的な課題は。
(市長)
まだ具体的に市民の皆様と、やりとりを始めてはいないので、あくまでも想定される課題だが、例えば、世帯ごとに給付することになっており、世帯で1つの預金口座をお示しいただくことになってはいるが、それで様々な世帯形態に対応できるのかどうか、クレーム等も個人単位では種々出てくるのではないかと想定している。
また、預金口座への振込みや、窓口での手渡しの際、いわゆる二重給付が生じないようにすることなどが、一番大変な課題になるものと想定している。
(記者)
屋島陸上競技場の再整備について、基本構想(案)は取りまとめられたようだが、今後、どのようなスケジュールで整備が進められるのかは、現段階では白紙だと聞いているが、この件に関して、何かめどや目標はあるのか。
(市長)
できれば手順を踏んで、順調に進めていきたいと思っている。
基本的には、市民の皆様の御理解を得ながら進めていく内容なので、いつまでには、絶対再整備するという形で、めどを定めてはいない。
ただ、基本構想(案)はできているので、今後、順調に進めば、所要の予算措置を行うとともに、来年度中には、基本計画を策定するという手順で進めていきたい。
(記者)
来年度中には、具体的な計画を策定したいということなのか。
(市長)
そうである。来年度中には、具体的な内容を含む基本計画を策定したい。
※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。
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