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市長定例記者会見(平成20年9月25日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成20年9月25日(木曜日) 午前11時30分~11時53分
(場所)4階会議室

報告事項

1 平成21年度協働企画提案事業について
2 トゥール市との姉妹都市提携20周年高松市訪問団の派遣について
3 レジ袋等の削減推進シンボルキャラクターの募集について
4 高松市立片原町駅前レンタサイクルポートの供用開始について
5 水源状況と今後の渇水対応について
6 高松第一高等学校創立80周年記念式典等について

市長説明

 それでは、定例記者会見を開催します。
 本日は、6件について、私から説明します。

 まず、1点目は、「平成21年度協働企画提案事業について」です。
 この協働企画提案事業は、平成18年度からスタートし、NPOを中心とした市民の皆さんと本市が協働で、課題について解決策となる事業に取り組むものです。
 18年度からスタートして3年が経過することから、21年度は、装いを新たに事業展開するものです。
 募集する提案事業としては、本市が市の課題解決を目指す「課題テーマ」を掲げて、その解決策を募集する「課題テーマ部門」と、NPO等がアイデアと特性を発揮し、種々の課題を出してもらい解決を目指す「自由テーマ部門」の2部門があります。
 この「課題テーマ」については、今回、各部局から広く、各課の「悩みのタネ」を募集したところ、60のテーマが集まっています。
 この「課題テーマ」について、NPO等からの、いいアイデアの提案を待ちたいと考えています。
 なお、事業自体は、来年度(21年度)の4月から3月末までの1年間で行うものです。
 これまでは、年度が始まってから、このような募集を行っていましたが、事業実施が8か月程度と、非常に短くなるという反省から、事業開始の年度前の10月に募集を行うことにするものです。
 事業の予算等は、20年度並みの、4事業程度で、1事業45万円を上限と考えています。
 もちろん、いい事業がどんどん提案された場合などは、柔軟に対応したいと思います。
 60の「課題テーマ」の中には、実際、「市民との協働」とは、なじみにくいテーマもありますが、現在、本市は、このような課題を抱えていることを、分かってもらえるだけでも意味があると考え、広く公開することにしました。
 なお、詳しい情報は、明日(9月26日)から、本市のホームページ上で公開したいと考えています。
 周知について、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、2点目は、「トゥール市との姉妹都市提携20周年高松市訪問団の派遣について」です。
 本市とトゥール市とは、昭和63年(1988年)に姉妹都市提携を結び、着実に交流を進めてきています。
 本年が、ちょうど20周年なので、トゥール市で開催される記念式典等に、私を中心とした公式訪問団を派遣し、先方との交流行事を行います。
 あわせて、本年は、1858年の10月、日仏修好通商条約が締結され、日仏両国の外交関係が樹立されてから150周年という節目の年なので、これを記念して、日仏両国の姉妹都市提携を結ぶ自治体が、金沢市の姉妹都市であるフランス・ナンシー市に、日仏の自治体関係者が集まり交流会議を実施しますが、これにトゥール市の代表団の方とともに、私も参加します。
 日程は、10月22日から29日までの8日間で、団員は、私、市議会議長以下、合計で8人の公式訪問団です。
 また、同時に市民親善使節団の募集を行い、ともども交流事業を行ってくることにしています。

 次に、3点目は、「レジ袋等の削減推進シンボルキャラクターの募集について」です。
 温室効果ガスの排出抑制と、ごみの減量化に大きな効果があるとされている、レジ袋等の使用量削減を推進するために、その運動のシンボルとなるキャラクターを募集するものです。
 テーマとしては、レジ袋等の削減推進をPRするのにふさわしい、親しみやすいキャラクターということで、今回の募集を行います。
 募集期間は、10月1日から31日までの1か月間で、応募資格は、市内に在住又は通勤通学の方としています。
 優秀賞を1点、佳作を2点選考したいと考えています。
 採用された作品は、今後、啓発用ポスターなどに広く活用したいと考えています。

 次に、4点目は、「高松市立片原町駅前レンタサイクルポートの供用開始について」です。
 現在、建設を進めているレンタサイクルポ-トが、10月6日、片原町駅前にオ-プンします。
 片原町駅前の書店跡地に整備するもので、規模としては、面積73平方メートル、収容台数は50台です。
 他のサイクルポートと、ほぼ同様ですが、利用時間は、午前7時から午後10時までで年中無休、利用料金は24時間100円で、ことでんの「イルカカ-ド」による支払いも可能です。
 本市としては、7か所目のレンタサイクルポ-トとなります。
 ちなみに、これまでの6か所は、高松駅、栗林駅、瓦町駅、栗林公園駅、市役所、南部駐車場です。
 1か所増えることで、ネットワ-クが広がり、利便性がより高まるものと考えています。
 なお、片原町駅自体は、1日当たり約5,000人の乗降客があり、このレンタサイクルポ-トによって、駅と商店街、「まち」が連結され、活性化に寄与するものと思います。
 ちなみに、6箇所1,000台のレンタサイクルの、平成19年度の利用状況ですが、年間利用者は約27万3,000人、1日平均では約855人と、かなり活用されています。

 次に、5点目は、「水源状況と今後の渇水対応について」です。
 先週末の台風13号や今週初めの前線がもたらした断続的な降雨で、早明浦ダムの貯水率が若干回復し、20日ぶりに0パーセントの状態から貯水率が幾らか戻りました。
 しかし、このまま雨が降らなければ、10月の初めにも、再び0パーセントになることが予測されており、厳しい状況には変わりがありません。
 9月の降雨量は、若干回復はしているものの、少雨傾向が続いています。
 これに伴い、水源情報を見ますと、本日(9月25日)0時現在で、早明浦ダムの貯水率は8.0パーセントとなっています。
 香川用水への供給量を60パーセント削減する第四次取水制限が現在継続実施されている状況ですが、本市には、日量約6万5,000トンの水が、早明浦ダムから県営水道を通じて供給されています。
 また、自己処理水源の各ため池等の貯水率は、大体60パーセントで、ほぼ平年並みに回復はしています。
 しかし、早明浦ダムの状況が今の状況なので、全体としては、非常に厳しい状況が続いているものと認識しています。
 そのような中で、市民の皆様の節水協力を得まして、渇水対応、特に、配水量の削減等に努めてきており、目標として、13万トンの配水量以内に抑えることを掲げています。
 日によって若干の増減はあるものの、全体としては、実配水量を目標以内に抑制できており、これまでは需要と供給のバランスが保たれています。
 市民の皆様の御協力に改めて感謝を申しあげたいと存じます。
 今後も、渇水対応としては、「自己処理水源の確保」と「使用水量の削減」の2点が基本ですが、このうち「自己処理水源の確保」については、予備水源である奥の池や、本津川の表流水などからの取水量を増やすとともに、関係土地改良区等の御協力のもと農業用水からの緊急融通等により確保しておりますが、今後とも、現在の確保量が、しばらくの間は維持できるよう、関係機関等に積極的に働きかけたいと思います。
 一方、「使用水量の削減」については、節水目標水量を日量1万7,000トンとしていますが、市民の皆様の協力をいただきながら、達成できている状況です。
 しかし、先ほども説明しましたが、現在でも、水源状況が厳しい状況であり、その継続が必要であると思っていますので、あらゆる手段や機会を通じて、市民の皆様への節水と水の有効利用の呼掛けを継続していきたいと考えています。
 このような状況ですので、市民の皆様には、いろいろ御不便、御苦労をお掛けすることになりますが、引き続き、なお一層の節水と水の有効利用に、御理解、御協力を賜りますよう、お願い申しあげます。
 また、記者クラブの皆様方には、このような状況等の周知について、御協力をお願いいたします。

 次に、6点目は、「高松第一高等学校創立80周年記念式典等について」です。
 高松第一高等学校は、昭和3年4月、高松市立第一中学校として開校しています。
 また、昭和15年創立の高松市立高等女学校と昭和24年に統合し、県下唯一の市立高校として現在に至っています。
 これまでに巣立った卒業生は、旧制時代を含めて、3万9,000人を超えており、各界各分野で活躍する有為の人材を数多く輩出しています。
 その高松第一高等学校が、昭和3年、高松市立第一中学校として創立以来、創立80周年を迎え、10月11日(土曜日)、創立80周年記念式典を、アルファあなぶきホール大ホールで開催します。
 その記念式典とともに、祝賀演奏会を11時30分から同ホールで行いますが、高松第一高等学校の卒業生である川井 郁子さんのヴァイオリン独奏が塩入 俊哉さんのピアノ伴奏で演奏されます。
 また、高松一高合唱部の混声合唱も予定されています。
 この80周年にあわせて、創立80周年記念事業募金を、高松第一高等学校の同窓会である桜紫会(おうしかい)が実施し、備品を寄贈していただいています。
 この場をお借りして御礼を申しあげます。
 記者の皆様方には、創立80周年記念式典等について、取材をよろしくお願いいたします。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 日仏自治体交流会議では積極的な提言を行うなど、市長の意気込みは。
(市長)
 日仏交流150年といっても、フランスはヨーロッパにあるので、行き来の機会が、そんなにあるわけではない。
 そのような場所に、せっかく行くのだから、今日的な環境問題や、フランスでは、特に食育などについても、かなり先進的に取り組んでいるので、そのような我々の関心のあるテーマについて、日本の状況を積極的に発表するとともに、フランスの状況も把握したいと思っている。
 短時間の会議なので、限界はあるが、積極的に意見交換し、より有意義なものにしていきたい。

(記者)
 10月に入れば農業用水の需要も少なくなるが、ため池などの自己水源の融通について、改めて検討する考えは。
(市長)
 関係土地改良区などに農業用水の緊急融通等は、引き続きお願いしたいと思っている。
(記者)
 今後、早明浦ダムからの緊急放流分6万5,000トンは減らされるのか。
(市長)
 農業用水の需要がなくなるので、ルールどおりにいけば、農業用水が減らされることも考えられる。
 そのような件は、吉野川水系水利用連絡協議会の方で種々検討されると思うが、ぜひ高松市への緊急放流分6万5,000トンは確保できるように、いろいろな対策をお願いしたいと思う。
(記者)
 いつごろまで水源の手当てができているのか。また、今後の見通しは。
(市長)
 本市の現状を、ごく大雑把に言うと、1日当たりの配水量13万トンのうち、6万5,000トンは早明浦ダムで、また、残りの6万5,000トンは自己処理水源で賄っている。
 早明浦ダムからの水は、貯水率が0%になった後は、発電用水の緊急放流分として確保していたが、現在、貯水率が8%にまで回復し、第四次取水制限のもとで、農業用水の融通分を含めて、この6万5,000トンを確保している状況である。
 以前に、発電用水は、2か月余りの80数日分は確保できていると聞いているので、少なくとも6万5,000トンは、発電用水の緊急放流で、2か月余りの間、ぜひとも対応してもらいたい。
 それに、農業用水の緊急融通や予備水源の確保等を合わせた自己処理水源の6万5,000トンを、早明浦ダムの緊急放流が続く間は、少なくとも確保したい。
 あわせて、節水対策により、少しでも使用量を減らすことで、万一、雨が降らなくても、断水する時期を少しでも先延ばしできるよう、対応していきたい。
(記者)
 断水の可能性は。
(市長)
 早明浦ダムから水が来なくなれば、確実に時間給水、断水をせざるを得ない。
 その手前、その見通しが立った段階で、夜間断水等の検討を真剣に始めなければならない。
(記者)
 自己水源の確保のめどは、例えば、10月いっぱいまでは立っているのか。
(市長)
 確実に、めどが立っているわけではない。
 緊急融通や予備水源の確保などを合わせて、どうにか確保している状況であり、このような状況を、できるだけ継続していきたい。
 まだ、確実に、めどが立っているわけではないが、少なくとも、香川用水、早明浦ダムの水が確保されている間は、自己処理水源も、あわせて確保していきたい。
 また、そのために、最大限の努力をしたい。
(水道局経営企画課長)
 地元の水源については、各土地改良区の皆さんと、また、県営水道の供給についても、県当局と協議を重ねている中で、今、はっきり言えるのは、10月10日ごろまでは、確実に供給量を確保できるということである。
 それ以降については、引き続き、関係土地改良区や県当局と協議したいと考えている。
(記者)
 一滴も雨が降らなくても、10月10日ごろまでは大丈夫なのか。
(水道局経営企画課長)
 その見通しである。

(記者)
 昨日、麻生新内閣が発足したが、そのことへの期待感は。
(市長)
 昨日、麻生内閣総理大臣が就任し、新内閣が組閣されたが、麻生総理が総務大臣のときに、直接、部下で仕えたこともあり、個人的な親近感はある。
 しかし、このような状況、政局だけに、非常に厳しい対応が、各方面で迫られることになると思う。
 市長として、お願いしたいのは、政局などの影響で、なかなか合理的に物事が運ばない部分はあると思うが、このような経済状況なので、当面の経済対策について、最重要課題として取り組んでもらいたい。
 そのためには、できれば補正予算を仕上げて執行に移せる状況にしてから、選挙を行うのであれば、行うという形にしてもらいたい。
 その後、国政の諸課題について、各政党等がビジョンをマニフェストの形で示した上で、しっかりした政策論争が交わされることを望みたい。
 私としては、以前から言っているが、地方政府の確立という課題を中心とした、実効性のある地方分権施策の推進について、ぜひ考えてもらいたいと思っている。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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