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市長定例記者会見(平成20年4月24日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成20年4月24日(木曜日) 午前11時30分~11時49分
(場所)4階会議室

報告事項

1 「高松市インフォメーションプラザえきなかサテライト」のオープン及びオープニングセレモニーの開催について
2 合併地区におけるごみ収集体制統一後の状況について

市長説明

 本日の記者会見の題材について御説明する前に、一昨日に公表した香南支所職員による新たな不適正経理の発覚について、まず、お詫びを申しあげたいと存じます。
 この度、香南支所において、前回と同じ職員に重ねて不祥事が判明したことは、市民の皆様の信頼を著しく損なうだけでなく、前回の調査時点において、虚偽の申立てを行っていたということで、私自身、怒りすら覚えているところです。
 市民の皆様方に改めて、心からお詫びを申しあげたいと存じます。
 誠に申し訳ございませんでした。
 今後、全容の解明に向けて、全力を挙げて調査を行うとともに、他にも同様の事例がないのか、また、事務の執行において不適切な処理が行われていないか、再度、全庁的に点検するように、指示をしたところです。
 また、関係職員の処分については、速やかに厳正に行うこととしておりますし、事実関係が判明し、必要があれば、刑事告発も含めて、対応を考えていきたいと思います。
 また、職員の綱紀粛正については、より一層指導を徹底してまいりたいと存じております。

 それでは、本日の題材の説明に入ります。
 まず、1点目は、「「高松市インフォメーションプラザえきなかサテライト」のオープン及びオープニングセレモニーの開催について」です。
 高松市のインフォメーションプラザ、観光案内所は、本市を訪れる観光客、旅行者の皆様方に情報提供を行って、利便に資するために、平成13年5月、サンポート高松の一部オープンに合わせて駅前広場に設置したものです。
 今のプラザは、19年度実績で、年間12万件を超える問合せがございまして、本市の観光振興に非常に重要な役割を果たしているものと考えております。
 新しい観光振興計画にも記しておりますが、さらに観光案内機能の充実を図り、プラザ業務の一部を高松駅の駅舎内においても行うために、今回、新たに「えきなかサテライト」をオープンしたいと考えております。
 「えきなかサテライト」は、高松駅の改札口を出たところの一角につくり、休みは年末年始のみで、その他は土曜日・日曜日・祝日も含めて無休で、朝9時から夕方6時まで業務を行います。
 オープンは5月1日で、当日の朝10時半から、駅舎内においてオープニングセレモニーを実施しますので、取材いただきますようよろしくお願いします。
 ちょうど5月3日からは、「世界麺フェスタ2008inさぬき」も開催され、大幅な観光客やプラザ利用者数の増加が予想されておりますが、まずは、順調にスタートさせたいと思っています。

 次に、2点目は、「合併地区におけるごみ収集体制統一後の状況について」です。
 この4月1日から、合併した6町においても、旧高松市のごみ収集体制に統一させていただきました。
 住民等の混乱が起こらないように、職員の巡回指導等も行ってきたところで、ごみの分別とか出し方は、一部、徹底されていない箇所が見受けられましたが、全体としては、概ね良好です。
 また、収集運搬についても、若干、収集時間が遅くなって、クレームがありましたが、全体としては、大きな混乱もなく、順調に推移していると報告を受けております。
 この結果、合併地区におけるごみの収集量は、新たにきちんと分別するようになったせいもありますが、燃やせるごみと破砕ごみが昨年度よりも減少しております。その分、プラスチック容器包装などの分別した資源ごみが増えております。
 したがって、半月の集計ではありますが、合併地区でも、ごみの減量あるいは資源化が、これによって、より図られていると思っております。
 また、4月29日からは、合併地区においても、初めて祝日収集を実施しますので、合併地区住民の利便性が向上すると考えております。

 次に、今、国全体におきまして大きな議論となっている「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)」の、本市における現在の状況等について、若干、お話します。
 まず、長寿医療制度(後期高齢者医療制度)は、4月1日からスタートしたわけですが、本市としても、9番窓口を専任の窓口として用意し、対応したところです。
 来客対応も、非常に多くの方が当初押し寄せたりもしましたが、大きなトラブルはなく、現在まで推移しております。
 また、実施初日は、相当窓口が混雑しましたが、その後、来庁者数、電話による問合せ数とも減少傾向にあり、少しずつは、制度に対する理解が進んできたと認識しております。
 制度の名前について、厚生労働省が、通称として、長寿医療制度と呼ぶことにしたことに伴い、本市でも、早速、制度に対する市民への円滑な周知と理解促進を図る趣旨で、4月14日から、窓口自体も「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)」に表示を変更するとともに、係の名称も「後期高齢者医療係」から「長寿医療係」へ変更を行ったところです。
 次に、保険料について、本市の国民健康保険制度から移行された方は、38,000人ほどいますが、その中で、どの程度の方が負担増となっているのか、あるいは負担減となっているのかを推計するよう、指示しております。
 ただ、本市の国民健康保険料には、均等割と所得割以外に、資産割や世帯平等割があります。それが、今度の長寿医療制度では、均等割と所得割だけになり、なかなか単純比較ができないので、今のところ、何人の方が負担増となっているのかは、出せておりません。ただ、何らかの推計ができないかということで、指示しまして、今、検討しているところです。
 ある程度、推計ができましたら、また、お知らせいたします。今のところは、はっきりとした数値として、お示しすることができかねますので、御了解いただきたいと思います。
 また、一部の地方公共団体、特に、県などの補助金を投入して保険料を引き下げるという動きがありますが、基本的には、この長寿医療制度自体が、国民皆保険制度を安定的で持続可能なものとするため、高齢者の医療費を国民全体で公平に負担しあうという制度として創設されたものでありまして、そのような制度の趣旨を踏まえれば、保険料負担の低減は、高齢者医療費全体の適正化によって図られるべきであって、一時的な助成制度というのは、なかなかなじまないと思っています。
 ただし、この保険料の算定基礎の一部となっております一部保健事業費、具体的には、後期高齢者の健康診査にかかる経費は、これまで国3分の1,県3分の1の負担だったものが、後期高齢者医療になって、県の3分の1の助成がなくなっております。
 それについては、県の広域連合長として、昨年10月に、県知事に助成を継続するよう要望書を提出しているところです。したがって、その部分については、ぜひ県に対し、応分の負担をお願いしたいと思っております。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 就任して、もうすぐ1年になるが、所感、感想は。
(市長)
 なかなか一言で言うのは難しいが、昨年5月2日に就任して、ほぼ1年が経とうとしている。時間的に振り返ると、あっという間という感じだが、市長になった後、やったことや、起こった出来事などを一つ一つ思い浮かべると、いろんなことがあったこともあり、まだ1年しか経っていないのかという気持ちである。
 ただ、全体として言えるのは、私が就任前に、こんなことがしたいとか、できたらいいなと思っていた、特に政策面については、ほとんど実行に移すことができたし、何らかの形で、私が思っているような方向に踏み出せた政策・施策などが多く、思っていた以上の成果が挙げられたという気持ちであり、充実感はある。
 具体的な事業は、たくさんあるので省略するが、まず市長就任時には、副市長が不在の状況だったが、5月には岡内副市長を選任し、7月1日には金井副市長を選任した。
 それから、政策主導型の組織転換ということで、8月1日に、新しく市民政策部を創設したが、組織を変更した上で、総合計画の策定に政策主導型の組織が当たれたというのが、非常に大きかったと思う。
 その他、いろんな事業やイベントに参加させてもらって、先ほども言ったとおり、充実感が十分にあったと思っている。
 具体的に、私は、街づくり、人づくり、行政改革の三つの柱のもとに、50項目のマニフェストを掲げているが、何らかの形で、着手なり前進、あるいは実現が図られた項目数は、これまでのところ49項目だった。残り1項目は基礎的自治体の調査研究だが、今日の午後、香川県市長会で提案して研究会を置く予定なので、これで全ての項目で、何らかの形で手がつけられることになった。
 その意味では、非常に満足している。
 ただ、一方で、昨年以降、美術館、消防局等で、不適正経理の問題が発生したほか、職員が住居侵入罪で逮捕されるという不祥事もあった。
 その点については、職員の意識改革が、まだまだ途上の状況にあり、しっかりやらなければと考えている。

(記者)
 昨日、香川大学、香川県と連携して、高松都市圏の将来のあるべき姿を探ってきた「広域拠点あり方検討委員会」から最終報告書が提出されたが、この報告書を踏まえた上で、どのように拠点づくりに取り組むか。
(市長)
 都市像としては、総合計画で「文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松」を掲げているが、私自身、高松市は、昔から四国の玄関口で、支店等が集まる中枢管理機能や拠点機能を持った都市であり、それが最大の特色だと思っている。
 それを、さらに維持しながら、より発展させていくことが重要で、今回、提出された最終報告書は、その方向に沿ったものであり、それを実現させるために、具体的にクリエイティブな街づくりという提案もなされている。
 その意味で、ありがたい報告書だと思っている。
 また、中枢・拠点性を高めるとともに、やはり高松市の最大の特徴は、風光明媚な瀬戸内海に直接面した都市ということで、「海園都市構想」という方向性も打ち出されており、私自身、共感を覚えるような提言だと思っている。
 その提言を、もう一度、私も勉強しながら、最大限に、これからの施策に生かしていきたい。

(記者)
 一昨日発表された、香南支所の職員による不適正な事務処理に関係して、市が一たん調査し、その打切り後に、市民からの情報公開請求で、新たな事実が判明した。どういう調査をしていたのか。
(市長)
 本人に直接面接し、文書で、これ以外にはないということを提出させた上で、あくまでも、封筒に入れたお金を金庫に置いておいて、それを渡しそびれただけだということを認定して、前回は調査を終え、処分を行ったわけだが、今から考えれば、それでは甘かったと思う。
(記者)
 私的流用の有無は、この場では報告できないのか。
(市長)
 まだ十分確定されていない部分があり、何とも言えない状況である。
(記者)
 まだ、はっきりしていないのか。
(市長)
 本人や周りの職員から聞き取りをするなど、いろいろな状況を調査中であり、そのような中、事実関係を固めていきたいと思っている。
(記者)
 本人も、まだ、はっきりと言っていないのか。
(市長)
 現在のところ、まだ調査中である。
(記者)
 今後、職員の意識改革について、市長の考えは。
(市長)
 今回の問題は、かなり職員個人の資質に負うところは多いと思う。
 前回の調査で、「これ以上ない。」と言ったものが、このように出てくるということ自体、公務員としての適格性自体も疑われるような話だと思っている。
 そういう個人の部分と、やはり組織としての仕事の仕方で、何らかのチェック機能が、きちんと働いてなかったということがある。
 そのような原因究明も、きちんとした上で、原因をはっきりさせて、このような問題に対処していくためには、どうしたらいいのかということで、具体的な改善方策を考えていきたい。
 いずれにしても、職員の意識の中で、公金を取り扱うには、1円でも、ないがしろにしてはならないことや、きちんとした使い方をせずに、少しでも疑われるようなやり方はしてはならないことを、もう一度、徹底していきたい。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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