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市長定例記者会見(平成19年7月25日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成19年7月25日(水曜日) 午前11時30分~11時55分
(場所)4階会議室

報告事項

1 市交際費に係る情報の本市ホームページでの公開について
2 平成18年度一般会計決算見込みについて
3 広告掲載封筒の使用開始について
4 墓参者の無料駐車場について
5 道の駅「源平の里むれ」オープンについて
6 交通安全シンボルキャラクターデザインの募集について

市長説明

 それでは、定例記者会見を開催させていただきます。
 まず、冒頭に、不正経理問題につきまして、私の方から、一言、お詫びを申しあげたいと存じます。
 昨日、教育委員会の処分が発表されております。また、消防局につきましては、事実関係の調査結果がほぼ確定でき、プレス発表させていただいたところでございます。
 この度の、美術館及び消防局で判明いたしました預け金問題につきましては、私といたしましても、誠に遺憾でございます。市民の皆様に大変申し訳なく、改めて心からお詫びを申しあげたいと存じます。
 また、昨日、発表いたしましたが、新たに、取引事業者から寄付金を受け取っていたというような、本当に信用を著しく損なう行為も判明いたしております。重ねて誠に申し訳なく思っております。本当に申し訳ございませんでした。
 私といたしましては、この調査結果を受けまして、今後、消防局の関係職員の処分について厳正に行ってまいりたいと存じます。
 また、この美術館と消防局の問題を教訓にいたしまして、公金の取扱いについて、研修体制を強化するなど、皆様の信頼回復に向けて、全力を挙げてまいりたいと存じております。

 それでは、題材について説明させていただきます。
 今回、私からお示しする題材は6項目ございます。多岐にわたりますので、簡潔にお話しさせていただきます。
 まず、1点目が、「市交際費に係る情報の本市ホームページでの公開について」でございます。
 市の交際費に係る情報につきましては、従来は、高松市情報公開条例に基づきまして、公開の請求があった場合に、個人に関する情報を除き、原則として公開をしてきたところでございますが、情報公開の徹底、また、市政の透明性をより高めることから、今後、市の交際費の情報について、幅広く公開をしていくものでございます。
 この8月1日から、7月1日以降に支出した市の交際費に係る支出年月日、支出件名、支出金額を、原則として全て公開したいと考えております。
 ただし、一部例外として、相手方のプライバシーに特別の配慮を要する場合については、相手方の氏名について、非公開とする場合があります。
 公開方法といたしましては、本市のホームページ「もっと高松」の中の「市長室から」のコーナーにおいて、公開したいと考えております。
 公開のやり方としては、毎月5日までに、前月分の交際費の執行状況を一括して、ホームページ上に掲載したいと考えているところでございます。

 次に2点目でございますが、「平成18年度一般会計決算見込みの概要について」でございます。
 詳細につきましては、午後、別途、資料提供をすることとしておりますので、私からは、全体的な概要を、お手元の資料に基づいて、簡単に御説明を申しあげたいと存じます。
 まず、18年度決算につきましては、合併後、42万都市となった本市の、新たな行政体制となって、初めての通年の決算になるわけでございます。
 予算執行に当って、市税を始めとする財源の確保、また、歳出全般にわたる合併効果の実現と事務事業の節減、合理化に努めながら、合併市町の速やかな一体感の醸成を図るとともに、防災への対応や福祉の充実、さらには教育環境の整備など、重点施策の選択と集中を一層徹底してまいったところでございます。
 まず、1ページの歳入でございます。
 1の市税収入でございますが、この市税収入が、個人市民税の定率減税の縮小あるいは個人所得の伸びによりまして、増加をしております。また、法人市民税が、一部業種の収益回復により増加をいたしまして、市税全体の決算額が約624億8千万円で、2年連続して前年度を上回っております。
 これらによりまして、歳入全体では約1,342億6千万円となっております。前年度比較ですが、合併して初めての決算ですので、適切に比較できる前年度はないのですが、17年度に6町と合併をし、その6町の決算を全て足し合わせた形で比較したのが、右側のページの参考でございまして、これと比較しますと、市税は約5億1千万円、率にして0.8パーセントの増、合計では162億円余、率にして10.8パーセントの減でございます。
 次に、3ページの歳出、目的別でございます。
 歳出全般につきまして、合併効果の実現あるいは事務事業の節減・合理化に努めました結果、決算額が約1,290億2千万円になっております。
 これを、右側の4ページになりますが、1市6町を足し合わせた17年度と比較すると、約133億3千万円、率にして9.4パーセントの減、1割近く歳出が減少しております。
 この結果、5ページ、決算の概況ですが、歳入総額から歳出総額を引いた、3の形式収支は、約52億4千万円の黒字となっております。ただ、翌年度への財源、約7億6千万円を引いた実質収支で出しますと、44億8千万円余の黒字ということでございます。
 次に、6ページですが、上段の表で、市債及び財政調整基金などの4基金の状況を書いております。
 それを前年度比較で申しあげますと、まず、市債ですが、市債発行の抑制に努めました結果、臨時財政対策債を除き、18年度末の市債残高は、約1,270億8千万円となっております。前年度と比べて約106億7千万円、市債残高が減少しております。
 これは、大きな点で、前年度から106億も減ったということは、着実に財政の健全化が進んでいるものと思っております。
 次に、4基金の状況でございますが、18年度末で約133億6千万円の残高で、前年度と比較して、約22億4千万円増加しております。
 以上が、決算の概況でございます。
 いずれにいたしましても、本市財政は、市税が回復基調にあり、明るい材料はございますが、我が国全体として、第二期地方分権改革が始まり、今後、財政面での一層の自立が求められているところでございます。
 国の地方財政改革等に負うべき部分も多いので、その点は、慎重な見極めが必要かと思っております。ただ、合併各町で建設計画等もありますので、その着実な推進はもとより、防災対策あるいは少子高齢化対策、また教育環境の整備など、喫緊の課題への迅速かつ適切な対応をしていかなければならないこともございます。
 また、今、策定いたしておりますが、20年度から新たな総合計画もスタートするわけですが、この計画に盛り込んだ事業の着実な推進に、財政需要も多額に見込まれますので、今後の財政運営に当たりましては、国の地方財政対策等の動向も見極めながら、情報公開や説明責任にも十分留意して、将来にわたり持続可能な健全財政の確立に向けて、全力を挙げて取り組んでまいりたいと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。

 次に3点目でございますが、「広告掲載封筒の使用開始について」でございます。
 今回、経費の節減をより一層努めるという趣旨で、広告掲載を行った封筒の使用を開始するものでございます。
 封筒の内容は、角2サイズが10万枚、長3サイズが20万枚、市民課・納税課等の窓口用封筒が12万枚でございます。
 広告掲載したこれらの封筒を提供してもらうことによりまして、約290万円の経費節減が図られることとなります。

 次に4点目でございますが、「墓参者の無料駐車場について」でございます。
 本年度から、峰山墓地、摺鉢谷墓地、紫雲墓地、宮脇町姥ケ池墓地及び姥ケ池東墓地への墓参者のために、市民病院の有料駐車場を、休診日に限り無料開放するものでございます。
 無料開放する時期は、お盆と、春・秋のお彼岸、お正月でございますが、今年度の場合は、8月11日・12日の土曜日と日曜日、9月22日から24日までの土曜日と日曜日と休日、正月の1月1日から3日まで、それから3月20日の祝日、これらの日を午前7時から午後7時まで、市民病院の駐車場を無料開放するものでございます。
 なお、お盆の8月13日と14日の両日は、ウィークデーですので、市民病院は無料開放しませんが、ちょっと遠くなりますが、これまでどおり、亀阜小学校の運動場を無料開放することにしております。

 次に5点目ですが、「道の駅「源平の里(さと)むれ」オープンについて」でございます。
 本市が、旧牟礼町から事業を引き継ぎまして整備を進めてきた、道の駅「源平の里むれ」が完成し、8月4日午後3時から供用を開始いたします。
 オープニング・セレモニーは、8月4日の午前10時30分から行うこととしております。
 この「源平の里むれ」は、香川県では18番目、四国で74番目、全国で858番目の道の駅で、本市では、「塩江湯愛(ゆめ)の郷(さと)センター」、「香南楽湯(らくゆ)」に次ぐ3つ目の施設になります。
 「源平の里むれ」という名称は、昨年の7月に公募し、114の応募の中から、選定されたものでございます。
 この「源平の里むれ」につきましては、今も、中越沖地震で被害が深刻でございますが、平成16年に発生した中越地震の教訓から、自家発電装置や防災トイレを整備しており、この道の駅に、防災拠点機能も合わせて持たせております。
 また、当駅が、85番札所八栗寺と、86番札所志度寺を結ぶ遍路道の中間にあり、また、その辺りで、四国遍路の父と称されております真念(しんねん)法師が、行き倒れになったという言い伝えから、遍路さんの休憩施設も設けさせていただいております。
 また、特産の庵治石で造られた石のモニュメントも配置しているほか、背後に、今、公園を整備中ですが、これにつきましても、順次、供用を開始する予定でございます。ドライバーの方だけでなく、多くの皆様方の憩いの場として楽しんでいただきたいと思っております。
 この「源平の里むれ」の道の駅の指定管理者は、株式会社四国にぎわいネットワークでございますが、その母体でございます東交バスさんで、いろいろなバスサービスの商品化も検討されているようでございまして、この当駅が、源平屋島地域の一つの観光の拠点となることを期待しているところでございます。

 最後に6点目でございますが、「交通安全シンボルキャラクターデザインの募集について」でございます。
 県内及び本市内での交通事故発生件数あるいは負傷者数は、増え続けておりまして、人口10万人当りの死者数も、昨年は、本市で7.7人を記録し、全国平均の5.0人を上回っております。また、香川県全体としては9.5人で、全国ワースト1という状況でございますので、さらに交通安全を推進していかなければならないことから、高松市交通安全都市推進協議会で「交通安全シンボルキャラクターデザイン」を新たに募集することにいたしました。
 採用されたデザインにつきましては、広報紙や交通安全啓発グッズなどに幅広く使用しまして、街頭キャンペーンや広報活動あるいは交通安全教室、イベントなどで大いに活用していきたいと考えております。
 募集期間は、8月1日から9月21日までで、詳細につきましては、お手元に配布しておりますチラシのとおりでございます。
 11月頃にキャラクターデザインを決定し、その後、ネーミングを募集し、今年度末に決定の表彰式等を行い、来年度から積極的に活用していきたいと思っております。周知方、よろしくお願いしたいと存じます。

 私の方からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 昨日、プール金問題の調査結果がまとめられたが、結果を見て率直な感想は。
(市長)
 昨日、調査結果がまとまった消防局の預け金問題だが、口座を全部点検して、当初言っていた交付金の11万円を別口座に振り替えた他に、新たな不明金が30万円と、以前から貯まっていたお金が20数万円残っていたことが判明した。事実関係から言えば、単純なことなのだが、調査の過程において、何のためのお金なのか、どういう形でこのようなものが出てきたのかが、なかなか明確にならなかった点で、まだまだ職員の意識が徹底していない、厳しい意識が足りないような気がした。
 ある程度、これで全容が明らかになったと思っている。ただ、30万円については、当初は違った説明だったのだが、結果として、取引業者から受け取った寄付金であったことが判明したことは、私にとり、かなりショックで、このようなお金を、そもそも受け取ること自体が言語道断である。これについては、著しく信用を損なう行為であると思っている。
(記者)
 当初と違った説明というのは、どういう説明だったのか。
(市長)
 当初は、何かで余ったお金が入ってきたのではという話だったので、追求をしていたが、最後になって、取引業者からのお金だと判明したとのことである。
(記者)
 当初、余ったお金だったということに関し、後で、そうではなかったと、変遷があったりするのは、消防局が意図的に隠したように感じるのだが、そのことに対してどう思うのか。
(市長)
 私も具体的な詳細については、直接関わっておらず、報告を聞いただけではあるが、隠したいというか、そもそも30万円は公金口座に入っておらず、総務課の管理していた私的口座に入っていたものだが、取引業者から何のいわれもない金銭を受け取るという意識自体が、問題である。
(記者)
 解明に向けた事務処理能力の遅さについては、どう思うか。
(市長)
 その点については、若干、混乱が見られたので、検証チームを作って解明をしたところ。消防局では組織的な混乱が見られたと思う。
(記者)
 その原因は。
(市長)
 職員意識の改革が徹底していなかったと思っている。
(記者)
 個人的な意見だが、このようなことをきちんとできないのは、行政マンとして非常に問題があると思うが。
(市長)
 今回の問題について、まず、事実関係に基づいて、隠そうとしたことなどを含めて、総合的に判断し、責任を明確にするとともに厳正な処分をして、今後の改善につなげたい。

(記者)
 昨日、美術館のプール金問題で処分が発表されたが、教育長のコメントがついた2枚の紙だけが、市政記者室に提供されただけだった。こういうことに対して、紙を投げ込むだけで、説明がないことを、どう思われるか。
(市長)
 私自身も記者会見を開くものと思っていたので、後で、資料提供だけだったと聞いて意外に思った。事の性格からして、市民の皆様にきちんと伝えなければならないし、市の考えをきちんと示さなければならないものなので、記者会見を開いて、対応すべきだったと思っている。
 今後、きちんとした判断をして欲しいということを、教育委員会に申し入れたい。

(記者)
 美術館のプール金問題、消防局のプール金の問題、そして数日前には投票用紙の交付誤り、ここ数か月で、不祥事が3件も続いている。四国の中核都市、香川の県庁所在地の都市として、その誇りを持っていると思うが、そういった組織がこれほどの不祥事を、短期間で起こすという組織体制について、何らかの策を講じるのか、考えを聞きたい。
(市長)
 美術館・消防局の不正経理の問題は、公金の取り扱い意識が非常に低かったということ、投票用紙の取り違えは、事務的なミスということで、性格が違うが、公の仕事に携わっている職員は、常に緊張感をもって、しかも、お金は税金に基づく公金であるという意識を持った上で、日頃の事務処理に当たらなければならない。今回のようなことを未然に防止する、あるいは、意識改革を徹底していくためには、情報公開の徹底が一番の前提だと思っている。また、様々な物事に対する事務処理についての説明責任を全うしていかないと、市民の皆様から信頼されるような組織にはなれない。
 今後、更に、情報公開の徹底、説明責任の全うを、しっかりと職員に意識してもらいながら、職員の意識改革を図りたい。このような不祥事が出て、市民の皆様の信用をかなり損なっていると思うので、信頼を回復して、信頼される市役所、組織にしていきたい。

(記者)
 交際費の公開の件だが、現在、交際費支給の対象は、市長のほかに副市長も対象となっているのか。
(市長)
 基本的には、市の交際費なので、代表する市長が交際費を支給されるのだが、市長の代理で、副市長や部長が出席した場合には、交際費を使う場合もある。基本的には、市を代表する市長名で執行するものである。

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