脱炭素型ライフスタイル推進モデル事業の実施状況について

高松市では、ゼロカーボンシティの実現を目的として、消費ベースで温室効果ガス排出量の約6割を占めるといわれる市民のライフスタイルの、脱炭素型への転換を推進しています。また、これらの取組等に賛同していただける個人・事業者・団体の方を、「脱炭素型ライフスタイル推進リーダー」として登録し、市民の脱炭素型ライフスタイルへの転換に御協力いただいているところです。

しかしながら、一口に脱炭素型ライフスタイルへの転換と言っても、達成目標や目標達成までの手法等にもよって、実施できる活動・取組等は様々であり、『何から』『何を』実施していくかというのは、一つの悩みどころです。

そのため、脱炭素型ライフスタイルへの転換を推進する取組等を実施したい、という際に、そのツールやパッケージとして活用できる事業等について募集し、事業の実施状況・結果等について公表することで、脱炭素型ライフスタイルへの転換の更なる推進を行います。

令和5年度は、以下の3テーマについてモデル事業の募集を行い、2事業者に業務を委託しました。

参加者を募り、市役所前の給水スポットを始点とするロゲイニングを実施したモデル事業です。ロゲイニングとは、地図をもとに、時間内にチェックポイントを回り、得点を集めるスポーツです。今回はマイボトルに給水をしながら、できるだけ多くのチェックポイントを回るとともに、ごみを拾って走り、点数を獲得するものでした。

お財布アプリ『マイデジ』を活用し、ゼロカーボンに関するスタンプラリーを実施したモデル事業です。

令和4年度は、以下の3テーマについてモデル事業の募集を行い、3事業者に業務を委託しました。

小学校・幼稚園・保育所の児童とその保護者を対象に、リサイクル工場の見学や海ごみクリーン活動等を実施したモデル事業です。

小学生が親子で参加できる企画。生ごみ処理機「キエーロ」の制作等を通じ、地域の方々と一緒に考え、具体的な行動を実践したモデル事業です。

ゼロカーボンシティ等について説明したパンフレットを制作。コンパクトながらもたくさんの情報が詰まっており、学習用教材や配布資料として、幅広く御活用いただけます。

上記の3つの取組について、「脱炭素型ライフスタイル推進リーダー」の方々が集まる会議にて報告を行い、各リーダーの取組の参考にしていただきました。

令和3年度は、制度運用開始直後ということもあり、「脱炭素型ライフスタイル推進事業」のモデル事業として、脱炭素型ライフスタイルについて学び、自ら考える力をつけるワークショップ（全3回）を開催しました。