家庭でできる!地球温暖化・気候変動対策!(省エネ・節電・行動等)
更新日:2023年12月25日
(目次)
1.省エネ・節電をしよう!
2.「カーボンフットプリント」を意識しよう!
3.使っているエネルギーの量を把握しよう!
1.省エネ・節電をしよう!
私達が使っている、電気・熱・動力などのエネルギーは、主に石炭・石油・天然ガスなどの化石燃料を由来に作られています。使うエネルギーを減らすことで、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出を減らし、地球温暖化・気候変動の進行を遅らせる、又は食い止めることができます。
また、再生可能エネルギー由来のエネルギーを使っている場合でも、使うエネルギーを減らすことは、社会全体で使う化石燃料由来のエネルギーの割合を減らすこと、温室効果ガス排出量を減らすことに繋がります。
家庭での省エネ・節電の取組(かがわ省エネ節電所)(外部サイト)
2.「カーボンフットプリント」を意識しよう!
「カーボンフットプリント」とは、直訳すると「炭素の足跡」となるように、商品・サービス等が、原材料の調達から、生産、流通、廃棄・リサイクルに至るまでの、ライフサイクル全体を通して排出する温室効果ガスの量のこと。つまり、『この商品・サービスを作る・使うために、どのくらいの二酸化炭素(温室効果ガス)が出たか』を表す指標です。
ある調査によると、47都道府県庁所在地のうち、高松市は、一人当たりの家計消費カーボンフットプリントが、5番目に多いようです。全国平均と比べても、11%程高い量となっています。
「カーボンフットプリント」は、省エネ・節電だけでなく、ものを長く使ったり、食事や健康に気を遣うこと等によっても減らすことができます。どんな行動が「カーボンフットプリント」を減らすことに繋がるのか、普段から意識することで、間接的にですが、温室効果ガスの排出量を減らすことに繋がります。
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全国平均・概要
高松市・概要
高松市・分野別
・Ryu Koide, Satoshi Kojima, Keisuke Nansai, Michael Lettenmeier, Kenji Asakawa, Chen Liu, Shinsuke Murakami (2021) Exploring Carbon Footprint Reduction Pathways through Urban Lifestyle Changes: A Practical Approach Applied to Japanese Cities. Environmental Research Letters. 16 084001
・小出 瑠、小嶋 公史、南齋 規介、Michael Lettenmeier、浅川 賢司、劉 晨、村上 進亮(2021)「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢:カーボンフットプリントと削減効果データブック」
脱炭素型ライフスタイルの選択肢(国立環境研究所)(外部サイト)
国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの効果を定量化(国立環境研究所)(外部サイト)
3.使っているエネルギーの量を把握しよう!
省エネなどの取組により、どの程度エネルギーを削減できたか、温室効果ガス等が削減できたか等の効果は、各家庭ごとに異なります。導入されている設備や住宅の断熱性能、各家庭のライフスタイルなどにより、取組前後での変化の大きさが異なるためです。
行動をしたことで、どの程度の効果が出たのか、どの取組が効果的なのか知るためには、そもそも自分がどれだけのエネルギ―を使っているのか、どの程度温室効果ガスを出しているのかを把握することが大切です。
電気・水道・ガスなどの料金の明細書や、給油・使用したガソリン・灯油の量などから、使ったエネルギー量やかかった料金、排出した温室効果ガスの量などが把握できるので、自分の家庭の現状がどうなのか、確認してみてください。
量を確認するためのツール「かんきょう家計簿」(かがわ省エネ節電所)(外部サイト)
なお、電気のみであれば、HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)や、太陽光発電設備等のモニター等から、時間別・日別・季節別などの詳細な利用量・利用状況を把握することができます。また、電力会社によっては、自分で特定の機器等を導入しない場合でも、詳細な電気の使用状況等について見ることができるサービスを、無料で提供している場合もあります。(例:四国電力「よんでんコンシェルジュ」)
<参考>「家庭」と「地球温暖化・気候変動」の関係性・関連性
地球温暖化・気候変動とは?
地球全体の平均気温の急激な上昇と、それに伴う気温・気象パターンの長期的な変化のことです。
19世紀後半からの地球温暖化・気候変動は、人為的な影響による、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量・大気中の割合の増加によって起こったと、IPCC(国連気候変動に関する政府間パネル)により断定されています。
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「家庭」が「地球温暖化・気候変動」に与える影響
例えば高松市では、市域全体で約230万t-CO2もの温室効果ガスが排出されていますが、そのうち、家庭(車の使用を除く。)から排出される温室効果ガスは約55万t-CO2であり、割合から言うと、市域全体のおよそ24%を占めます。(令和元年度実績)
また、「カーボンフットプリント」の考え方だと、全体の排出量の約6割にも及ぶ温室効果ガスが、家庭で利用される商品やサービスを生み出すために排出されているとも言われています。
私達の行動や選択、ライフスタイルなどを見直したり、それについて考えたりすることは、温室効果ガスの排出を抑制すること、ひいては、地球温暖化や気候変動を緩和したり、食い止めたりすることに繋がるのです。
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