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二ノ丸

更新日:2018年3月1日

玉藻公園の西入口を入るとすぐにあるのが二ノ丸です。江戸時代にもこの入口には二ノ丸と西ノ丸(現在は埋め立てられています)をつなぐ刎橋口(はねばしぐち)と呼ばれる小さい門がありました。しかし、三ノ丸から入る鉄門が二ノ丸の正門の役割を果たしていました。
ニノ丸は絵図等によると、生駒期から松平初期にかけては藩主の居住スペースである御殿がありましたが、三ノ丸に御殿が移動してからは倉庫があったようです。

鉄門

二ノ丸の入口には鉄門(くろがねもん)があり、その名の通り鉄板を張った門だったようです。平成15年10月に鉄門の西面石垣が崩れ、平成16・17年度において解体修理を行いました。修理に際しては、石材1石ごとに番号を付け、50間隔で墨を打ち、元の場所に戻しています。
石垣の中にひときわ大きな石がありますが、この石は全体に大きいのではなく、見た目が大きいだけで奥行きはとても薄い石です。このような石を鏡石と言います。なぜこのような大きくて薄い石を石垣に使っているのでしょう?それは、大きな石を調達し、運んで積み上げるだけの力があるように見せるためです。実際に大きな石を運んでくるのは大変ですし、費用もかかるので、鏡石のような大きくて薄い石を見えるところにだけ使用しています。

写真:鉄門東面石垣


石垣解体に伴う発掘調査では、石垣内部の盛土から17世紀中頃の土器が出土し、豊島石の切石で作られた東西約2.3メートル,南北約1.3メートル,深さ約80の穴蔵が発見されました。文献史料によると寛文2年(1662)に北西隅櫓(簾櫓と考えられる)に落雷があり、鉄門付近まで類焼し武具などが焼けたという記載があり、この頃に石垣を修築し、防災対策として穴蔵を作ったと考えられます。また、石垣の裏栗石層からは、多量の五輪塔が出土したことから、石材不足を補ったと考えられます。

写真:鉄門北側門台完掘状況

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