食育通信1月分
更新日:2020年1月1日
2020年1月通信
行事食を暮らしの中に
旬の食材「大根」について
大根は、古くから日本人になじみ深い野菜の一つです。春の七草の一つに「すずしろ」と言うものがありますが、これは大根のことです。大根には、沢山の種類があり、大きさや形も様々です。日本では、白い大根と赤いラディッシュが知られているぐらいですが、海外では真っ黒いものや表面だけでなく芯まで紅いものがあります。最近になって、日本でも赤、紫、黒などのカラフルな大根を作る農家も出てきています。
●大根のおいしい時期
品種改良が進み、春に収穫される品種から夏、秋、冬と季節によって収穫される品種も変わり、一年を通してそれぞれの大根の旬によって四季を感じることができます。一般的に出回っている「青首大根」は、晩秋から冬が旬です。この時期の大根は、甘味が増してみずみずしており、煮物やサラダ、漬物などに向いています。
始めは双葉になっています。→
成長すると大きな本葉に。→
立派な大根に成長します。
●おいしい大根の選び方
・青首の部分が明るい緑色もの
・触ったときに硬く張りがあり、みずみずしいもの
・二股や三股になっていないもの
・ずっしりと重みのあるもの
・ひげ根の穴が深くないもの
・葉付きのものは、葉に勢いがありしおれていないもの
大根も種類によって葉の形が異なります。
紅大根の葉
青首大根の葉
●大根の保存方法
葉の部分から水分が失われていくので、付け根近くから葉を切り落とし、根の部分と分けて保存します。根の部分は、ラップで包むか濡れた新聞紙で包んでナイロン袋に入れ冷蔵庫で保存します。
●大根のおいしい食べ方
大根は、葉、青首、中央、先端、など部位によって味が違います。それそれの特徴に合った調理法でおいしくいただきたいですね。
【葉の部分】
火を通しても、シャキシャキした食感が残ります。細かく刻んでスープや味噌汁の具にすると、おいしくいただけます。また、ごま油で炒めて鰹節とごま、ちりめんじゃこを混ぜ、醤油で味付けすると、ご飯によく合うふりかけができ上がります。
【青首の部分】
辛味が少なく硬めの触感なので、サラダや酢の物、炒め物に向いています。
【中央の部分】
みずみずしく軟らかい上に、もっとも甘味があるので、おでんやふろふきのような煮物にするとおいしくいただけます。
【先端の部分】
辛味が強く筋っぽい特徴があります。皮の近くに筋が多いので、煮物にするときは皮を厚めに剥くと食べやすくなります。皮はよく洗い、千切りにしてきんぴらにすると、歯ごたえを楽しんで食べることができます。
【大根をもっとおいしく食べるための調理ポイント】
米の研ぎ汁で下茹ですると、甘味が増して軟らかくなり、味が染み込みやすくなります。研ぎ汁がない場合は、水から火にかけて下茹ですると軟らかくなります。ぜひ、様々な料理にご活用ください。
【乾物】
大根を細く切って干した「切干大根」があります。栄養素が凝縮され、旨味があります。戻し汁にも栄養が溶け出ているので、戻し汁ごと煮物にしたり、味噌汁等に活用すると旨味が増します。その他に、茹でてごま酢和えにしても、おいしくですよ。
【☆保育所でお勧めのレシピ☆】
・切干大根ごはん→こちら
・切干大根のごまなます→こちら
・切干大根入り卵焼き→こちら
・大根のコロコロ煮→こちら
・けんちん汁→こちら
ぜひ、旬のこの時期にご家庭で作ってみてください♪♪
大根の葉のふりかけ
切干大根のケチャップ炒め
おでん
大根の三杯漬け
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平成23年度食育推進に関するポスター受賞作品
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