食育通信9月号
更新日:2020年9月1日
2020年9月通信
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旬の食材「椎茸」について
ひんやり涼しくなってくると、温かい食べものが恋しくなってきますよね。汁物やお鍋料理に欠かせないきのこ類。その中でも生椎茸や干し椎茸は、給食でよく出てくる食材です。椎茸は、名前の由来どおり椎の木の枯れ木に生えるキノコですが、椎以外にもクヌギやナラ、カシなどの落葉広葉樹にも発生します。
●椎茸のおいしい時期
椎茸の栽培方法には、原木栽培(木に菌を植え付ける方法)と菌床栽培(おがくずに菌を植え付ける方法)があります。今は、菌床栽培で作られる生椎茸が多く一年中流通されていますが、原木栽培は3~5月、9~11月に旬をむかえます。旬の時期は、香りも旨味も強く安価になります。
断面にすると肉厚が分かります。
丸みがあり、ヒダが白く新鮮な椎茸です。
●おいしい椎茸の選び方
・カサが開ききっておらず厚みと丸みがあるもの
・カサの内側のヒダが白く綺麗なもの(赤味がかっているものは、鮮度が落ちています。)
・カサの表面が薄茶色のもの
・軸が太く、短いもの
干し椎茸に水を加えて冷蔵庫で一晩戻すと →→
こんなにふっくら♪旨味たっぷりの戻し汁も使えます。
●椎茸の保存方法
【そのままの場合】
キッチンペーパーや新聞紙などで軸が上になるように包んでから袋に入れて、冷蔵庫の野菜室へ保存
(約1ヶ月持ちます。)
※椎茸は、水滴を嫌います。ビニール袋かポリ袋に詰められるか、ラップをかけて販売されています。
購入した時の状態のまま冷蔵庫に入れると、中が蒸れて水滴が付きます。その水滴が椎茸に付くと、
濡れた個所から痛み始めます。
【カットしたものの場合】
あらかじめ使う状態に切ってから、冷凍庫で保存
【大量にある場合】
2~3日間天日干しし、干椎茸にして保存
※干すのは、昼間だけにして、夜間は夜露が当たるので屋内にいれてください。
干すことで、旨味や香りが強くなり長期保存できます。
●椎茸のおいしい食べ方
【焼く場合】
旨味を含んだ汁が垂れてしまわないように、ヒダを上にして、オーブンやオーブントースターで素焼きにすると、おいしくいただけます。フライパンで素焼きにする場合は、先にヒダを下にしてさっと焦げ目を付け、汁が出始める前に裏返してヒダの部分に汁がたまるように焼き上げます。
【炒める場合】
和洋問わず、様々な料理に使えます。野菜炒め、パスタなどがあります。
【煮る場合】
煮物や汁物などに入れると椎茸の旨味が溶け出しただしになり、味に深みが出ます。
【揚げる場合】
パン粉を付けて丸ごとフライにすると、美味しいです。ヒダの部分にひき肉などを詰めた後、衣を付けて揚げてもおいしく仕上がります。また、天婦羅もお勧めです。
【軸】
軸には、旨味がたっぷり詰まっています。石づきの先の固い部分だけを切り落とし、柄の部分は手でほぐすか、包丁で斜めにスライスして調理してください。
【干し椎茸】
椎茸は、生鮮品のものと干したものがあります。それぞれに合った食べ方があります。干し椎茸には、生とは違った特徴のある香りと濃厚な旨味が出るだし汁が持ち味です。魚を使用できない精進料理では無くてはならない食材です。
ぜひ、旬のこの時期にご家庭で作ってみてください♪♪
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