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市長定例記者会見(平成30年9月27日)

更新日:2018年10月4日

日時・場所

(日時)平成30年9月27日(木曜日) 午前11時30分から11時54分まで
(場所)4階会議室

報告事項

(1) 高松市在宅医療支援センターの設置について
(2) 第25回高松秋のまつり・仏生山大名行列の開催について
(3) 菊池寛生誕130年・没後70年記念事業の開催について

新規ウインドウで開きます。報道道発表資料はこちら

市長説明

 おはようございます。
 本日の題材は3点です。
 まず1点目は、「高松市在宅医療支援センターの設置について」です。
 本市では、医療・看護・介護等の多職種の専門職により構成される「高松市在宅医療介護連携推進会議」を設置していますが、その中で医師会等の御協力をいただきながら、在宅医療・介護連携推進事業を実施しているところです。
 その取組の一環として、今回、高齢者が退院した後等において、切れ目なく、医療・看護・介護の適切なサービスを受けながら、安心して在宅で生活するための支援を行うために、「高松市在宅医療支援センター」を設置するものです。10月1日から、市役所2階地域包括ケア推進室内に設置します。
 この在宅医療支援センターですが、在宅医療に関する相談対応のほか、医療機関から在宅への円滑な移行を行うための医療・介護関係者との連携調整、また、在宅医療の推進に向けた普及啓発などを行うこととしています。
 相談員は2名で、看護師やケアマネジャーなど、医療・介護に関する有資格者を配置しています。主に、医療・介護関係者からの相談に応じるということです。相談時間は、平日午前9時から午後4時まで、電話や電子メール、ファックスのほか、必要に応じて窓口でも直接相談を受けることとしています。
今後は、在宅医療支援センターを中心として、いわゆる在宅医療と介護の連携による地域包括ケアシステムの構築に大いに資するような支援体制の充実を図っていきたいと思います。

 2点目は、「第25回高松秋のまつり・仏生山大名行列の開催について」です。
 高松の秋の風物詩となっています「高松秋のまつり・仏生山大名行列」は、今回で25回目を迎えます。今年は、10月20日・21日の土日に2日間開催を予定しています。
 主会場は仏生山公園で、両日とも、野外劇場でのステージイベント等が予定されています。
 また、20日土曜日の午後7時からは、秋には珍しい花火大会が20分ほど行われます。翌21日日曜日は、午後2時から、仏生山商店街において、大名行列が行われます。今回、新たに仏生山町にみんなの病院ができましたので、このみんなの病院玄関前広場において鏡開きを開催する予定です。大名行列自体は、従来どおりJA仏生山支店前から行います。
 今回は、私自身が殿様役として参加します。また、うどん県副知事でもある女優の木内晶子さんには、お姫役で参加をいただく予定となっています。
 是非、多くの方にお越しいただきたいと思います。

 3点目は、「菊池寛生誕130年・没後70年記念事業の開催について」です。
 本年は菊池寛生誕130年・没後70年のメモリアルイヤーです。菊池寛をテーマとして、様々な記念事業を開催する予定です。
 三つありまして、まず一つ目は、「ふるさとと文学2018~菊池寛の高松」というテーマのもとに、11月10日土曜日に、サンポートホール高松大ホールにてシンポジウムを開催します。
 このシンポジウムでは、日本ペンクラブ会長吉岡忍氏の脚本による、菊池寛と高松の結びつきなどを描いた基調映像の上映を行います。また、俳優中村敦夫さんによる作品の朗読もあります。さらには、作家阿刀田高さん、下重暁子さん、松本侑子さん、菊池夏樹名誉館長、それから、山田健太さんの進行による座談会形式でのパネルディスカッションが予定されています。 
 二つ目は、菊池寛記念館第27回文学展「菊池寛生誕130年・没後70年記念 菊池寛をふりかえる」という展覧会を開催します。
初公開となります菊池家所蔵の古文書や、直筆の原稿、愛用品の展示のほか、菊池寛の肉声の再生や動画の上映など、菊池寛の実像に迫る展示となっています。会期は11月20日から12月26日まで、会場はサンクリスタル高松4階の企画展示室です。この会期中には、菊池夏樹名誉館長のほか、青山学院大学教授で菊池寛の研究者である片山宏行氏、また四国大学教授太田剛氏の特別講演会などの関連事業もあります。
 三つ目は、マンガ「菊池寛と日本文学史(仮称)」の製作・配布です。菊池寛を若い世代に知ってもらうために、その生涯や文豪との交流をエピソードを交えて漫画で分かりやすく紹介するものです。製作した漫画は市内の小中学校の図書室など公共施設に広く配布する予定です。現在、菊池寛の作品に親しむ「寛学」というものを市内の小中学校でやっていますが、さらに今回の漫画により、菊池寛の魅力を更に知ってもらいたいと思っています。
菊池寛生誕130年、没後70年ということで、このような三つの企画を用意しています。これを機会に、本市が生んだ文豪菊池寛の魅力に触れていただきたいと思っています。
 私からは以上です。

記者との質疑応答要旨

【記者】
 競輪事業の今後の展望

【市長】
 本市競輪事業は、長らく売上等が低迷する中で、厳しい経営を迫られているが、様々な経営努力等により、ここ数年は、どうにか一般会計への繰出しも行いながら黒字を維持している状況である。ただ、近年のレジャーの多様化とか、社会経済情勢の変化など、競輪事業を取り巻く情勢は現在も厳しく、今後とも厳しい状況が続くものと思っている。
 そのような中で、競輪事業検討委員会を立ち上げ、約1年に渡り様々な角度から検討していただいたところである。今後の経営状況等を判断するためには、売上高がどうなるのかということが一番中心的な話になると思うが、これは予想をどう立てるかという話であるので、この検討委員会の中では、現在の売上高がずっと続いた場合、要は0%で推移した場合と、一番厳しい状況であった平成22年から25年までのマイナス1.5%減等で減少して推移した場合に、どうなるかというシミュレーションを行っていただいている。0%とマイナス1.5%の推移に、ナイター照明を設置してナイター競輪を実施した場合と、現状のままの場合の収支のシミュレーションを行っていただいている。
 もう1つは、見込みが立たず廃止した場合にはどういう問題があるかといったように、存廃両方の両論併記で報告をいただいたところである。
本市としては、今後の売上高自体は厳しい状況で推移することを前提に、今後の経営努力とか、競輪事業をどうしていくのか、総合的に判断していきたい。
 売上高自体で決めるわけではないが、その辺りを十分に見極めながら、様々な御意見を踏まえて、年内には最終的な判断をして、方向性を見出していきたい。

【記者】 
 高松市手話言語及び障害者のコミュニケーションに関する条例(仮称)の制定の意図及び市民生活への影響について

【市長】
 聴覚障がい者とのコミュニケーションをいかに取っていくかは、ユニバーサルデザインのまちづくりとか心のバリアフリーを進めていく上で、非常に重要なものであると考えている。本市は、昨年12月に、オリンピック・パラリンピックに絡んで、共生社会ホストタウンに指定され、障がいのある人もない人も同じような形で、社会参加ができていくような社会づくりを目指している。その取組の一つとして、聴覚障がい者の手話を言語の一つとして位置付け、コミュニケーションを活発に図っていきたいと考えている。手話は言語だということは、障害者基本法の中で規定されているが、それを現場で普及させるため、手話言語条例を作ることにより、手話の社会的認知度を高め、市民の間で手話の重要性、コミュニケーションの活発化に繋げていくとともに、情報コミュニケーションに関する条例といったものを合わせて制定し、ユニバーサルデザインのまちづくり等に繋げていきたい。
 具体的に市民生活にどういう影響があるかについては、手話を聴覚障がい者の間でやりとりをする大切な言語と位置付けて、それぞれ市の役割、あるいは事業者の役割、市民の役割をきちんと位置付けることによって、より手話の普及というのが図られ、あるいはこの条例をてことして、手話通訳者の育成や広く市民の皆さんに知っていただくための研修等の施策をより充実させることができる。また、手話以外にも様々な音声の文字化アプリも開発されているので、そういうアプリケーションを市の窓口には必ず置くようにするなど、聴覚障がいのある方との間でも、コミュニケーションを図れるような、いわゆるユニバーサルなまちづくりに繋がるという効果が大いに期待できると思っている。

【記者】
 カマタマーレ讃岐の練習場等に関する支援について

【市長】
 専用の練習場やクラブハウスが必要だということは、J1に上がる場合の要件として定められているので、それを目指して様々な調整をしてきたが、現在、J2の中でも非常に厳しい状況である。ただ、専用練習場がなくて、様々な練習場を転々としなければならない環境が非常に劣悪だというお話は伺っている。最終的な成績がどうなるか分からないが、どうにかJ2に踏み留まってもらいたいと思う。仮に、J3に降格しても、練習場の環境は、より良いものに整えていく必要があると思うので、その辺りは、クラブ側と率直な話し合いが必要である。高松市も、出資者の一人として、きちんと話し合いをしてく必要があると思っている。

【記者】
 桜御門の整備状況に向けた状況に対する所見

【市長】
 桜御門については、約1年前から、建築に向けた入札手続きを実施し、それぞれ落札者がいながら、その落札者が事件とか事故等々により、処分を受けた関係で、本契約を結ぶことができなくなった。3回目の契約案件が、今回継続審議になったことについて、非常に残念に思っている。ただ、この件は法定手続きにより、適正に進めていかなければならないものなので、致し方ないものと思う。

【記者】
 玉藻公園の今後のビジョンについて

【市長】
 まず、桜御門の復元は、文化庁の許可が出ているので、できるだけ早く、きちんとした形で復元し、天守については、まだまだ宿題的なものがあるが、市民の盛り上がりもあるので、できるだけ早い時期に何らかの形で復元に向けた動きを更に進めていきたい。ただ、瀬戸芸が来年4月から始まるのは決まっているので、それには間に合わないが、少しでも瀬戸芸に訪れた観光客等の皆さんに玉藻公園も楽しんでいただけるよう、例えば夜の無料開放とか、夏の間のミストとか、あるいは披雲閣でのお茶会とか、様々な関連イベントを考えながら、盛り上げていきたいと思っている。

【記者】
 公営競技に対する所見

【市長】 
 公営ギャンブルは、競輪を始めとして、競馬、ボートレース、オートレース等があるが、基本的には、スポーツ的要素の競技を賭けの対象にした上で、その収益を地方財政、あるいは中央競馬は国の関係があり、公共団体の財政的なものに資するために行われているもので、公営競技として一つの枠の中で認められている。従って、意義については、時代の変遷により、大きく変わってきたが、一定のファン層、特に競輪はサイクルスポーツとしての要素が非常に強いので、存在意義は今もまだあると思っている。地方財政に資することが、一番の存在意義であるので、赤字が続き、財政状況を逆に厳しくさせるものであれば、厳しく見なければならないと思うが、一定程度黒字で運営しながら、地域の雇用も生み出しており、またサイクルスポーツにも資するというプラスの面もあるので、今後の見通しを十分見極めた上で、方向性を判断していきたい。あと、ギャンブル依存症についても指摘されているが、必要に応じた対策を市としても考えていく必要があると思う。

【記者】
 ふるさと納税制度に対する所見

【市長】
 ふるさと納税は、何らかの形で自分に関連する地方自治体に対して寄附を行うことによって、行政とか事業を支援したい気持ちをふるさと納税という形で表すもので、いわゆる地方創生の中での、一環の制度として、私は存在意義は非常にあると思うし、その趣旨は、ある程度理解ができる。ただ、いわゆる返礼品競争でカタログショッピングのようになり、返礼品によって寄附をどんどん集めている一部自治体の極端なやり方により、制度が歪んだのも事実だと思う。やはり、そこはきちんと是正をした上で、制度の適正な運用を求めていきたいと思う。
 今回、総務省がかなり厳しい形で抑制策を出したが、本来の趣旨に合った形で運用していただくことが非常に大事だと思っている。

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