市長定例記者会見
最新の会見(令和7年7月8日)
市長定例記者会見を収録した動画をYouTubeで配信しています。
日時:令和7年7月8日(火曜日)11時30分~11時50分
場所:防災合同庁舎3階 災害対策本部室
1 報告事項 (1)犬猫一時保管施設の正式名称の決定及びネーミングライツ事業者の募集について
(2)「たかまつ政策アイディアコンテスト2025」の開催について
2 記者質問
市長説明及び記者との質疑応答要旨
それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。報告事項の前に、先日、プレスリリースいたしました「大ホールでグランドピアノを弾こう!&西本裕矢ミニコンサート」について、少しお話をさせていただきます。
9月15日(月・祝)に、サンポートホール高松におきまして、「大ホールでグランドピアノを弾こう!&西本裕矢ミニコンサート」を開催いたします。
このコンサートは、今年、サンポートホール高松に導入いたしました「スタインウェイ&サンズ」と「カワイ(Shigeru Kawai)」の2台の新しいフルコンサートグランドピアノを、市民の方などが大ホールのステージで弾くことができる、市民参加型のリレーコンサートでございます。
また、併せまして、本市出身で、「第5回高松国際ピアノコンクール」4位に入賞されました、ピアニストの「西本裕矢さん」を特別ゲストにお迎えし、オールショパンプログラムのミニコンサートも開催をいたします。なお、西本さんは、今年10月にワルシャワで開催されます「第19回ショパン国際ピアノコンクール」に出場されることとなっております。香川県人でショパンコンクールに出場されるのは初めてではないかということでございまして、すばらしいことだと思っております。
リレーコンサートでございますけれども、午前と午後の2部構成となっております。第1部が午前10時から、第2部が午後2時40分からの開演でございます。出演を希望される方は、本日から22日(火曜日)までの間に、インターネットの専用フォームからお申し込みいただきたいと存じます。なお、応募多数の場合には、抽選とさせていただきます。
また、ミニコンサートにつきましては、午後1時30分から2時30分までとなっております。なお、いずれも観覧は無料でございますが、リレーコンサートの出演は有料でございます。詳しくはサンポートホール高松のホームページを御覧いただきたいと存じます。
是非、多くの方々に、世界最高峰のピアノの音色を自ら楽しんでいただきたいと存じますので、周知方、よろしくお願いいたします。
それでは、報告事項に移りたいと思います。スライドを御覧ください。
本日は、「犬猫一時保管施設の正式名称の決定及びネーミングライツ事業者の募集について」「『たかまつ政策アイデアコンテスト2025』の開催について」の2件でございます。
まず、1件目でございますが、本市におきましては、今年度末にしゅん工を予定しております犬猫一時保管施設につきまして、この度、正式名称を「高松市動物管理ステーション」に決定いたしました。
この名称には、保健所で収容した犬や猫を、このステーションで一時的に飼養管理し、元の飼い主への返還や、さぬき動物愛護センター「しっぽの森」での譲渡につなげることで、「ここから1頭でも多くの犬や猫が新たな生活に向けて出発できるように」という願いを込めて名前を付けたものでございます。
また、本市では、市有財産の有効活用により新たな財源を確保し、地域経済の活性化を図るため、ネーミングライツ制度を導入しているところでございまして、この「高松市動物管理ステーション」につきましても、本年7月14日(月曜日)からネーミングライツ事業者を募集することといたします。初回の締切りは8月末といたしまして、以降、事業者が決定するまで、毎月月末を締切りとして募集するものでございます。契約期間は、契約締結日から3年以上5年以内の年度末日まででございます。
なお、応募方法などの詳細につきましては、市ホームページで御確認いただきたいと存じます。
市有施設に親しみやすい愛称を付けていただくことで、市民の皆様に犬や猫への愛着を深めていただくとともに、それぞれの企業のイメージアップにもつなげていただきたいと存じます。是非、多くの企業から御応募をいただきたいと存じます。
続いて、2件目は、「『たかまつ政策アイデアコンテスト2025』の開催について」でございます。
本市では、若者が理想とするまちづくりを政策アイデアとして提案することで、若者の本市への理解を深め、愛着を醸成することなどを目的として、平成29年度から「政策コンテスト」を実施しているところでございます。今回で7回目を迎えるということです。
今年度は、子どもの頃から地域の自然や歴史・文化に親しみ、その魅力を知っていただけるように、参加対象者に新たに小学生を加えます。また、新規事業の立上げ等に知見がある民間の人材をメンターとして配置し、参加者の政策立案時にメンターからサポートを受けられる体制を構築いたします。
また、フィールドワークの実施や政策アイデアの実証に要する費用といたしまして、最大10万円を支給するなど、新たな試みを取り入れることとしております。
参加条件ですが、本市に興味をお持ちの小学生から39歳までの方、1名から5名程度で構成されるチーム制ということになっています。応募期間は、本日から8月15日(金曜日)までで、参加チームが5チームを超えた場合には、抽選とさせていただきます。
参加者の皆様には、高松市長になったつもりで、自分たちの想像するまちづくりを考えて、政策プランを御提案・御発表していただきたいと存じます。
コンテスト当日には、私も審査員の一人として参加いたします。御提案のあった政策プランについて、審査を行いますけれども、フレッシュで柔軟なアイデアを積極的に御提案いただきたいと存じますので、是非、多くの方の御参加のほど、よろしくお願いいたします。
私からは、以上でございます。
記者質問
【記者】
高松競輪場が老朽化に伴う建替え工事のため、6月22日をもって一旦閉鎖となった。建替え後は自転車文化や観光の発進拠点に生まれ変わるようだが、新しい施設への市長の期待やオープンまでの取組などについて
【市長】
御承知のとおり、高松競輪場は相当老朽化いたしております。この老朽化した施設を再整備いたしまして、「競輪場を核とした『自転車を中心としたまち』の実現」を目的とした「高松競輪場再整備事業」を進めているところでございます。
今後、令和9年12月には競輪場の「プレオープン」、令和10年上期にはいろいろな機能を持った広場等を設けた余剰地部分も含めた「グランドオープン」を予定しております。
新競輪場でございますが、本年策定いたしました「高松競輪場の未来像を描く『ビジョン』」の考えの下で、誰でも気軽に訪れることができる「ひらかれた競輪場」を目指して、競輪施設を集約・コンパクト化して整備し、余剰地には、サイクルツーリズムの拠点となるホテルを中心といたしまして、多世代が集える憩いの場や、子どもたちが遊べる「広場」などを設けることとしております。
私といたしましては、新しい施設が、中心市街地や臨海部への回遊性を高めるなどして、本市の活性化やにぎわい創出につながることを期待しているところでございます。
また、去る6月22日には、解体前の最後のイベントを実施したところでございまして、昼の部、夜の部を合わせますと、7千人を超える多くの市民の皆様に御来場いただいたところでございます。
今月29日からは、一時的に休止しておりました、車券の発売を、東入場門を改修した「仮設場外車券売場」において再開をいたす予定でございます。また、再整備期間中におきましても、引き続き、「チータカ広場」での「夏まつり」や「子ども向けの催し」など、多くの市民の皆様に参加いただけるイベント等につきましては、積極的に開催してまいりたいと存じます。
工事期間中も親しまれる競輪場として運用していきながら、新しい施設へのリニューアルに期待をしてまいりたいと思います。
【記者】
高松市の犬猫殺処分の現状と、その現状について市長の所感
また、それを踏まえて一時保管施設に期待することは
【市長】
高松、あるいは、香川に野良犬や野良猫が非常に多いということもございまして、収容施設が手狭で、持ち込まれる犬猫の数が非常に多いということで、殺処分につきましても、全国でワーストという状況が続いていたところでございます。
その課題を、どうにかしたいということで、動物愛護センター「しっぽの森」を県と一緒につくり、より譲渡ができるような対策をとったり、一時保管施設としてある程度保管期間を長くすることによって、その譲渡の機会を増やすことで、殺処分が少なくなるだろうということで、動物管理ステーションを建設させていただいています。
非常に殺処分が多いということについては、残念ではございますが、どうにかしようということで、これまで対策をとってきているところでございます。一時保管施設ができれば、一気に殺処分が無くなるというわけではございませんが、動物の飼育の在り方について、市民に啓発を行いますと同時に、動物愛護センター
「しっぽの森」とセットで、一保管施設と共同しながら、殺処分をしなくても動物愛護が進んでいくようなシステムを、高松市内でも作っていきたいと考えているところでございます。
【記者】
トランプ米大統領が日本からの輸入品に対して25%の関税を課す方針を発表したが、これに対する市長の受け止めと、市内での影響や対応について
【市長】
トランプ関税の問題については、国と国との外交交渉の問題ですので、私がどうこう言って、どうにかなるものではないと思っておりますが、相互関税10%の上に、追加関税で25%一律の関税を課するということは、今までの常識的なことからは考えられなかったことであって、世界の通商とか貿易関係に大きな影響を与えると思っております。
特に日本につきましては、自動車等を中心に、アメリカが一番の輸出相手国でもありますので、大きな経済的な影響が出るものと心配をしております。
そのあたりについては、国と国との交渉になろうかと思いますので、しっかりと我が国の立場を主張していただきまして、どうにかしかるべきところで落ち着くことを期待したいと思っております。
日本だけの問題ではなく、全世界を相手にそのような輸入関税を掛けるということでございますので、世界的な議論になろうかと思っていますが、ある程度、合理的なところで決着が着くということを、私としては期待をしたいと思っております。
【記者】
市内での影響など、懸念する点はあるか
【市長】
輸出企業等については、かなり影響が出てくると思っております。高松市内に限った話ではないですし、自動車産業自体は、それほど本市の場合は大きくないということで、他の自動車産業が多い地域に比べれば少ないのかなと思っております。
いずれにいたしましても、アメリカへの輸出企業が市内にももちろんあるわけですので、多大なる影響があるということで心配をしています。
【記者】
何か対応策は、今後考えていくのか
【市長】
まだ交渉中と捉えておりますので、その結果を見た上でということになろうかと思います。
【記者】
4月頃から屋島周辺で猿の被害が出ているが、市民からの被害状況をどれくらい把握しているか
また、対策を考えているか
【市長】
最近、イノシシや猿も含めて、野生の動物が人里近くまで来る例が、全国的にも言われていますし、本市でも屋島あたりで、そのような状況が見られているところでございます。
屋島は、本市のシンボル的な観光地でもございますので、観光客等に被害が出ることを非常に心配しており、これまでも猟友会と相談をしながら、イノシシの柵やそういう対策も練ってきたところでございますけれども、猿の場合は非常に動きが早くて、なかなか猟友会の対応も難しいと聞いております。
猿が出てきたという話については、その都度本市にも御連絡を頂いた上で、対応を関係機関と一緒に対処しておりますが、今のところ、その都度ごとの対応のみになっておりますので、もう少し抜本的な解決策を、関係機関で話をしていかなければならないのではないかと思っております。ただ、そこまではまだ手がついてないところでございますが、これがどんどん大きくなるようであれば、由々しき問題として対応していかなければならないと考えております。
【記者】
人間及びペットへの被害の対応について、市民からの具体的な声は市長の耳に届いているか
【市長】
それは私の耳には届いておりませんが、猿が出てきたという目撃情報があって、大変だということについては報告が上がってきております。それについては、関係者でその都度対応させていただいているということで報告を受けております。
【記者】
今は様子見ということか
【市長】
様子見というか、抜本的な対応までには至っていないということかと思っています。
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