No.12 エドマンド・ブランデン詩碑
更新日:2018年3月1日
碑主 エドマンド・ブランデン(1896年~1974年)
- 所在地
屋島東町(屋島山頂の展望台)
- 碑文
「まこと長い屋根のように、強者らが霊鎮まるこの丘は平地の上にかむさる。神の築くところ、冬の動風の中にがっしりと立つ、緑と白銀の鎧に身を固めて。遅いわれくの足どりもより高い斜面をいくつか踏みためて、巨松の下闇に白い梅が松明をかざす寺院の前にたどり着く。こゝで武士道栄えし頃の名工と詩人達が立像と象徴と古字の言葉で巡礼人に話しかける。さらに行けばこゝにも亦土産店や茶店や街路がある。やがて、高い青空にかゝる幻の月に見まもられつゝ、展望台に立てば、突如眼前に開く新しい驚き、髣髴の青海原に無言の波が小皺を寄せ、飛ぶ雲が濃紫の斑点を落している。あゝ(死の鎌と漏刻を持つ)時の老神よ、青と紫にかすむ彼方、大自然のなした鶏冠と王冠の何という拡がりと力強さぞ。このながめ時空の中にありやといぶかる。と、頭上の深淵で鳥が輪を描く、その両翼に一刷の雪をつけて。」(英文と訳文)
- 建立年月日
昭和29年11月1日(数度修復)
- 備考
英国の詩人。五年ほど日本に滞在、第二の小泉八雲といわれるほど日本の英文学の振興につとめた。この詩碑は、昭24年2月講演のために訪れた時、栗林公園掬月亭にて即興詩を求められたもの。昭和29年に高松市で開催された英語教育研究会四国大会に続いて、香川県英語教育研究会が建立。
訳は、ブランデンの東大在職時に教えを受けた当時香川県英語教育研究会会長・高松一高校長であった岡崎隆氏。
