市長定例記者会見（令和2年10月28日）

（日時）令和3年10月12日（火曜日） 　午前11時30分から11時46分まで
（場所）高松市防災合同庁舎　301会議室

（1）10、11月の新型コロナワクチン集団接種の対象者等の変更について
（2）ネーミングライツ事業者の募集について

報道道発表資料はこちら

　まず、1点目は、「10、11月の新型コロナワクチン集団接種の対象者等の変更について」でございます。
　本市のワクチン接種でございますが、一週間前の10月21日（木曜日）時点におきまして、1回目の接種を終えた方が、全人口の71．0％、2回目の接種を終えた方が、62．4％となっております。
　ただ年代別に見てみますと、年代別の接種率では、若い世代ほど、低くなっている状況となっております。
若い世代の方の接種率が低いのはなぜかということですが、一部、間違った情報等に惑わされている方もいるという風にも聴いておりますが、よく聞く意見としては、お勤めの方々から、普段仕事をしながら2回接種の時間を確保するのは難しいという声をお聞きしております。
　この点につきましては、従業員の方々が接種することによって、職場でのクラスターの発生を未然に防止できるということにも繋がりますから、ぜひとも事業者の方々に意識を持っていただいて、できる限り、従業員の方々が接種しやすくなるような御配慮をお願いいたします。
　また、若い世代の接種率向上の取組として、今週の29日（金曜日）、明日の午後7時から午後10時まで、12歳以上の小学生、中学生、高校生を対象に、市役所13階会議室で集団接種を行うこととし、今週末から11月にかけて、土曜日、日曜日の集団接種を行う予定としていたところでございます。
　それにつきまして予約を取ったところでございますが、現在の集団接種の予約受付を見てみますと、全体で5割程度にとどまっている状況です。従いまして、広く接種を呼びかけ、受け付けるということにいたしまして、明日10月29日（金曜日）実施分につきましては、小・中・高校生以外の一般の方も接種対象にしたいと思っております。
　それと同時に、10月・11月の集団接種のうち、高松市役所13階大会議室で行われる集団接種については、予約なしでも接種をしようということで、接種開始時刻から1時間経過するまでに来場した方については、予約なしの接種も受け付けるということにしたいと思っております。
　なお、予約なしでも、接種に際しましては、接種券、本人確認書類、予診票の3点が必要です。また、1回目予約なしで受け付けた方の2回目につきましては、この表にございます通り、29日分であれば2回目は11月19日、30日であれば11月20日というふうに、2回目の欄で示した日で、時間は1回目と同じ時間で受け付けるということにしております。
　それから、今回の集団接種や個別医療機関の受付状況を踏まえまして、12月につきましては、集団接種は行わないことにしたいと思っております。従いまして、ワクチン接種がまだお済みでない方で、集団接種を検討されている方につきましては、是非とも、今回予約に空きがある会場での接種、11月末まででの接種をお願いいたします。
　なお、個別接種につきましては、本市のホームページでも掲載しておりますが、まだまだ予約に空きがある医療機関を掲載しておりますので、御参考としていただき、是非とも早めの接種を検討していただきたいというふうに思っております。
　2点目は「ネーミングライツ事業者の募集について」です。
　既に報道発表させていただいている通り、本市では、市有財産の有効活用により新たな財源を確保し、地域経済の活性化を図るため、公共施設のネーミングライツ事業を実施しています。
　今年度におきましては、10月12日（火曜日）から、スポーツ施設や文化施設など全16施設を対象に、令和4年度からのネーミングライツ事業者を募集しております。
　対象施設は、今回から新たに募集する「高松市総合体育館」や亀水町の旧衛生処理センター跡地に今年度オープン予定の「高松市亀水(たるみ)中央公園（仮称）」など7施設です。また、「高松市東部運動公園」等9施設は昨年度に引き続き募集するものでございます。募集期間は、10月12日（火曜日）から12月10日（金曜日）までとしております。
　また、今年度から、「高松国分寺ホール」につきましては、命名権の対価を、金銭での支払いのみから、物品の納入やイベントの実施、役務の提供等でも可能となるよう、対価の対象を拡大しております。
　なお、本市では、現在、屋島競技場の「屋島レクザムフィールド」、JR高松駅前広場公衆便所の「Hitz(ヒッツ)瀬戸の都トイレ」、多肥小学校歩道橋の「レクザム多肥小歩道橋」、この3施設につきましてネーミングライツをすでに実施しているところでございます。ネーミングライツは、市有施設に親しみやすい愛称が付与されることで、それぞれの企業のイメージアップにも繋がるものと思いますので、ぜひご協力をお願いいたしたいと存じます。
　私の方からは以上です。

【記者】
　新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備えた体制は。

【市長】
　これから冬場にかけましてインフルエンザの流行が懸念されています。昨年度も同様な状況でしたが、幸いにしてほとんどインフルエンザの流行は起こらなかったということで、そんなに大きな問題とはならなかったのですが、これが新型コロナウイルス感染症と同時流行するということになりますと、重症化の恐れというのも出てきますので、その辺を如何に防いでいくかというのが問題になろうかと思っております。
　基本的な対処方針としては、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種をどんどん進めていくということをまずはやっていきたいと思っております。
ワクチン接種に状況は先ほど言った通りですが、若者の接種状況が非常に低いということですので、これからのインフルエンザ等の流行も考えると、できるだけ早く、より多くの人に新型コロナウイルスワクチンを接種していただきたいということで、働きかけしていきたいと思います。
　同時に冬場に流行るであろうインフルエンザのワクチンについても接種希望者については、きちっと接種をしていただくということになると思いますが、2つのワクチンを同時接種するということになると、基本的には2週間、間を空けてほしいと専門家も言われております。その辺、新型コロナウイルスワクチンと、それ以外のインフルエンザを中心としたワクチン接種について注意事項を、本市ホームページに掲載していますほか、民間の医療機関に複数のワクチンを接種する前の注意事項というポスターを掲示するなど、それらを見ていただきながら、注意をしながらワクチン接種をしていただきたいと思っています。
　なお、この時期に発熱があってインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症が疑われるという場合には、まずはかかりつけ医やあるいは診療検査医療機関、県と市が共同で設置しております、香川県新型コロナウイルス健康相談コールセンターを設置しておりますので、そちらにお問い合わせいただいて、適切な対応を呼びかけしたいと思っております。

【記者】
　同時流行した場合の病床の確保について

【市長】
　県の方で指定医療機関等をある程度確保するということでお聞きしております。その辺、連携を十分に取りながら対応していきたいと思います。

【記者】
　新型コロナワクチンの集団接種の予約状況等について
【市長】
　そうですね。10月11月の集団接種については、市役所13階とみんなの病院の2か所で行う予定ですが、23日の日から予約開始しましたが、非常に予約が少ないということ、半分程度の予約だということで、空きがあるので、市役所の本庁舎に限って、予約なしで当日来た人、1時間以内ということにしておりますが、受付をし、接種を行っていくということにしたものです。
　ただし、先ほども言いましたように、接種券等3種類の書類については持ってきていただく必要があるので、その辺は広く周知をしたいと思っておりますが、報道の方でもご協力いただければと思っております。

【記者】
　予約なしの接種希望者が想定人数を超える可能性について

【市長】
　だいたい、市役所本庁舎の予約枠は1回につき140人強を考えています。予約率は日にちによって違いますが、10月30日（土曜日）は7割8割くらいになっていますが、日曜日は5割以下となっているので、ある程度今受け付けている状況がこれくらいなので、飛び込みで半分以上来るということは考えられないので、対応できるのではないかと思っています。

【記者】
　12月以降の新型コロナワクチン接種対応について

【市長】　
　高松市のワクチン接種は基本は個別医療機関における個別接種なので、250を超える協力医療機関でワクチン接種を行ってきたところです。
　10月11月についても、12月についても、まだまだ個別医療機関での予約に空きがある医療機関が50くらいはホームページに掲載しているだけあるので、そちらのいわゆるかかりつけ医でワクチン接種は対応していただくということです。どうしても集団接種でやりたいという方は、12月以降はやりませんので、11月末までにお願いをしたいということです。

【記者】　
　11月中の接種率の目標は

【市長】
　11月末までの早い時期にワクチンの接種希望者について全員に行いたいというのが国の方針なので、市としてもその方針に基づいてやってきていますが、先週の段階での1回目の接種終わった人の割合が、12歳以上の人口に対しては、8割を超える状況です。従いまして、3週間後には12歳以上の8割の人が2回接種を終えるということになりますので、ほぼ割合的に言えば希望する方全員に11月中旬、下旬までには接種が終わるかなと思っています。
　ただ、まだまだワクチン接種を希望される方、まだワクチン接種を迷っている方もおられるかもしれませんが、その辺につきましては、呼びかけ等を強めた上で、できるだけ希望者の方に早めに接種していただくということをお願いしていきたいと考えています。