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市長定例記者会見(平成26年1月15日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成26年1月15日(水曜日) 11時30分~11時54分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)平成25年度高松市震災対策総合訓練について
(2)災害時特設公衆電話の設置について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 本日は、平成26年の初回の定例記者会見でございますので、一言、年頭の御挨拶を申しあげたいと存じます。
 まず、昨年末に、本市職員が窃盗容疑により逮捕されるなど、市民の信頼を失う極めて恥ずべき事態が起こっております。
 私は年頭の「仕事始め式」におきまして、改めてコンプライアンスの徹底の確保、また、公務員としての自覚を徹底する必要がある旨、職員に訓示したところでございます。
 不祥事が連続しており、何度も繰り返して、このような訓示を行わざるを得ないというのは情けない限りではございますが、とにかく再発防止と市民の皆様の信頼回復を図る必要があるということでございまして、この基本的なことを繰り返し周知徹底し、職員の自覚に訴えていくしかないと思っております。
 今後とも、出来るだけの信頼回復に努めてまいりたいと存じます。
 さて、我が国の経済状況でございますが、いわゆるアベノミクスの効果で、円安・株高が定着してきており、全体として、あるいは四国、高松の経済状況も、一応回復ということが確実になってきているところでございます。
 年末年始の世間の状況を、テレビ等で見てみましても、小売業や観光地なども、活況を呈したようでございますし、先行きにも明るさが出てきていると思っております。
 ただし、地方や中小企業等においては、景気回復が実感できないという声も、まだまだ多ございます。さらには、この4月には、消費税率の5%から8%へ引上げが予定されておりまして、景気の中折れを心配する声も上がっております。
 そのような中、政府はアベノミクスの効果を確実なものにするため、年末に5兆5千億円の国費投入も決定されたところでございます。内閣府等に勤めております私の友人の年賀状などを見てみますと、「とにかく今年はアベノミクスの効果を全国津々浦々に広めていこう」というのが合言葉のように書かれておりまして、是非とも、そのように願いたいと思っているところでございます。
 このような中、本市としましては、今年、第五次総合計画の最終の実施計画となります第四期まちづくり戦略計画が始まる年となります。
 私の2期目の実質最終年でございまして、マニフェスト2011の最終年でもございますので、この中で掲げております事業の成果といったものをきちんと出していかなければならないと思っております。
 従いまして、この戦略計画に掲げます重点取組事業を着実に推進していくことが、最も重要であると考えているところでございます。
 この重点取組事業の柱となりますのが、私が「持続可能性の先に灯す希望」という位置づけをしております4つのテーマでございます。
 1つ目が「多核連携型コンパクト・エコシティ」であり、2つ目が「コミュニティの再生」であり、3つ目が「創造都市」、4つ目が「地域包括ケアの実現」でございます。
 この4つのテーマに従って、それぞれの将来のビジョン、在り方をしっかりと見据えながら、今、必要とされる事業・施策を着実に推進してまいりたいと思っております。
 また、イベント関係で申しますと、今年は、昭和9年に我が国最初の国立公園として瀬戸内海国立公園が指定されてから80周年という記念すべき年でございます。指定日が3月16日ということですが、その日には、屋島や小豆島、また岡山の鷲羽山でキックオフイベントが開催されることになっております。また、7月には、環境省などが主催いたします記念式典が、本市で開催予定となっております。
 さらに、現在進めております屋島活性化キャンペーンや、県と連携し、サンポートで夏に香川ウォータフロントフェスティバルなども開く予定にしており、それら関連事業で盛り上げてまいりたいと思っております。
 また、10月末には、「第4回日仏自治体交流会議」という大きな国際会議が、本市で開催されます。これは、日本とフランスの姉妹都市提携を結んでいる自治体の市長、副市長などの幹部が一堂に会しまして、都市の経済、文化、都市開発の在り方などについて議論をする一大国際会議でございます。これらを成功裏に導いてまいりたいと思っております。
 加えて、民間主導のイベントも、いろいろなものがございます。特に大きなイベントとして、3月には、3回目の開催となります「高松国際ピアノコンクール」が予定されております。これは、4年ごとの開催ですが、今回も、全世界から約240名の応募がありまして、厳正な審査で選ばれた40名の若手ピアニストが、高松に集結して最終審査に臨むものでございます。
 昨年は、「瀬戸内国際芸術祭」という大きな国際イベントがございましたが、それに引き続く国際イベントであり、特に、世界の音楽ファンに、高松ブランドを売り込む絶好のチャンスでもございますので、街全体で歓迎ムードを盛り上げて、成功裏に導いていきたいと思っております。
 その他では、2年前に開催されて盛況でありました「瀬戸内生活工芸祭」が、9月に玉藻公園、女木島を会場として開催されますし、「高松盆栽大会」といった高松盆栽をPRするイベントも予定しております。また、フランスの団体と協働して、サーカスの創作をするというイベントもあるようでございます。さらには、街なかで展開されます音楽や大道芸のイベントなども引き続き開催され、その支援を行っていく予定にしております。
 そしてスポーツ分野でございますが、今年は何と言いましても、サッカーが非常に盛り上がるんじゃないかと思っております。ワールドカップが6月から7月にかけて、ブラジルで開催されますが、丁度合わせるようにカマタマーレ讃岐が、J2に昇格するということで、いよいよ3月からJ2の試合が、香川、地元で観られるものでございます。
 サッカーの他、バスケット、更には、野球、アイスホッケーといった、本市を拠点とする「おらがチーム」が存在するということでは、非常に有難いと思っております。これらのチームを応援しながら、スポーツ振興を図り、地域全体の活力に結びつけていければと思っております。
 今年一年、まずは、不祥事を起こさないこと、あるいは信頼回復ということが大前提ではございますが、干支の「午」に倣って、物事の頂点にあるように、また、天かける馬の如く、前途洋々、勢いのある年となるように、私を始めまして、市役所職員一同、新たな気持ちで業務に臨んでいきたいと考えております。
 皆様方には、引き続き、御理解と御協力をお願い申しあげたいと存じます。
 本年も、どうぞよろしくお願いをいたします。

 それでは、本日の題材に入らさせていただきます。
 1点目は、「平成25年度高松市震災対策総合訓練について」でございます。
 本市では、地域防災計画に基づきまして、毎年、震災対策の総合訓練を実施しております。
 本年度は、1月26日(日曜日)の午前8時30分から、高松市立川岡小学校を会場として実施いたします。
 この総合訓練でございますが、市民に対する迅速な災害広報をはじめ、地域住民が参加する避難訓練や安否確認、さらには、自主防災組織や住民による応急対応など初期体制の早期確立に重点を置いて、実施をするものでございます。
 特に、今回は高松市内で震度6強の地震が発生し、それに伴い多数の家屋が全壊し、また、火災が発生するほか、地域の中に大きなため池がございますことから、そのため池が決壊する恐れがあることを想定いたしております。
 そういう中で、まず、地域内の一時避難所へ避難していただいた後、川岡小学校へ移動するという手はずになっております。
 訓練の参加予定者は、参加機関・地域住民を合わせて約500人となっております。

 2点目は、「災害時特設公衆電話の設置について」でございます。
 本市では、NTT西日本の協力を得まして、大規模な災害時における避難者の通信手段として、災害時特設公衆電話を、避難所となります小・中学校や市有体育館、各コミュニティセンターなどへ、順次、今年度から設置をしてまいりたいと考えております。
 大規模災害の直後には、固定系や携帯系ともに設備が損傷していなくても、通信規制のために、つながりにくくなる恐れがございます。
 このような場合であっても、この災害時特設公衆電話は、優先的につながり、通話料が無料でありますことから、小銭やテレフォンカードを持っていなくても利用ができ、避難者の有効な通信手段になるものでございます。
 この災害時特設公衆電話の工事は、NTT西日本が実施しまして、電話機は本市が一括して購入することにしております。その上で、各施設に配備してまいりたいと思っております。
 今年度は、まず、52のコミュニティセンターに設置する予定でございます。
 来年度に、小・中学校や市有体育館など約90か所に設置をする計画でございます。
 NTT西日本との間で、設置に伴う覚書の調印式を、1月27日(月曜日)午前10時から、市長応接室で行うこととしております。
 取材の方も、よろしくお願いしたいと存じます。

 私からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 カマタマーレ讃岐のホームスタジアムについて、サポーターから高松市内に建設を求める声が出ているが、将来そのような考えを持っているか伺いたい。
【市 長】
 御承知のとおり、カマタマーレ讃岐は、そもそも高松商業OBサッカークラブからスタートしたもので、前身は高松FCであり、正に高松がホームタウンのチームであると思っており、そういう認識である。
 今回、J2に上がり、トップレベルの試合が観れることは非常に楽しみであるが、ただ、香川県内では、J2基準を満たすスタジアムが丸亀競技場しかないということで高松市内で試合が観れないというのは、若干、残念なところはある。
 ただ、丸亀競技場まで、何時間もかかるわけではなく、高速道路を使えば約40分で行けるし、多くの高松市民の皆さんにも、是非、J2のカマタマーレの試合を観てもらいたい。特に、シャトルバスの運行が中心になろうかと思っているが、県や丸亀市、公共交通事業者と連携しながら、利便性良く丸亀競技場へ行ってもらえる方策を考えたいと思っている。
 高松市内にホームスタジアムをということであるが、いつかは造りたいという夢は持っておきたいとは思っている。ただ、問題は、具体的になると、どこにどれぐらいの財源がかかって、誰が整備するのかなど、具体的に検討しないとならないが、今は、なかなか具体的な検討に入れるような状況ではないかと思っている。従って、今後の課題として幅広く市民の御意見をもらいながら、議会とのやり取りなども行っていきながら、その夢が実現することをいつか期待したいと思っているところである。

【記 者】
 職員の倫理対策について、一昨年、職員倫理条例を制定しているが、昨年、懲戒免職者が二人出た。綱紀粛正、コンプライアンスの徹底のほかに、具体的にどのような対策を考えているのか伺いたい。
【市 長】
 不祥事が、平成23・24年と続き、24年12月議会では、いわゆる職員倫理条例を定めて、今後の再発防止と職員のコンプライアンスの徹底を図っていこうと決めたところである。その矢先と言うか、次の年である25年において、不祥事で2人の懲戒免職者を出したというのは、本当に遺憾で、じくじたる思いである。では、不祥事を無くすために、新たなことは行わないのかということであるが、先ほども言ったように、やはり職員の自覚・意識のところであり、コンプライアンスの徹底、公務員としての自覚の徹底、これを図っていくしかないと思っている。
 ただ、言葉だけで言い聞かせても、なかなか意識が変わるものではないので、具体的には倫理条例の制定に伴い、不祥事撲滅推進プログラムというものを作っているので、それに掲げている事柄を実践していく。特に、リスクマネジメント会議を、所属ごとに開くように定めており、これを定期的に開催することを徹底してもらうことと、リスクマネジメント会議と重複する部分もあるが、朝礼を出来るだけきちんとやるということを言っている。そういう中で、職員の意識改革の徹底を図っていきたいと思っている。
 また、合わせて、職場の組織風土として、より自由に意見が言える、あるいは何か悪いことが起こりそうな時に寸前でストップがかけられるような、いわゆる風通しのいい職場づくり、そういう組織風土を作っていくことも大事かと思っている。それについても、いろいろな対策で努力したいと思っているところである。
 なかなか新たなことを行ったからといって、うまくいくというのは無いが、基本的なこと、今言ったことを具体的に徹底していくしかない。それを徹底して、とにかく二度と不祥事が起きないように、職員の意識改革を図り、明るい職場づくりができるように努力をしたいと思っている。

【記 者】
 一昨日、法然寺で火災が起き、二尊堂が焼失した。幸い国や県から文化財指定されているものは燃えなかった訳だが、創建時からの建物が燃えたことで、関係者は貴重な財産が失われたということで、ショックを受けている。原因が失火か放火かは、はっきりしていないところだが、文化財の防火等に関して、行政としてどういった関わりを持てばいいか、市長が考えていることがあれば伺いたい。
【市 長】
 今回の法然寺の二尊堂の焼失は、私自身もショックと言うか、非常に残念に思っている。江戸時代に建てられた創建時からの建物であり、松平家のお墓の入口の所に建てられている建物で、中の二つの仏像も合わせて焼失したということで、非常に残念である。
 どうにかならなかったのかということを、私も関係者に問い合わせたのだが、文化財には指定されていなかったということで、文化財にある程度指定されていれば、例えば火災報知機の設置であるとか、そういうことを指導したり出来た。今から言っても仕方のないことだが、出来ればある程度指定を先に行っておけばこういうことが防げたのではないかということを思うと、非常に残念である。従って、これから特に市内の文化財的に貴重なものについては、もう一度いろいろ調べ上げて、出来るだけ早く維持管理上、保全上の注意が行き届くような体制を作っていきたいと思っているところである。
 今回の火災の原因も分からないので、そんなに確たることも言えないが、ただ、残念だというのが第一である。

【記 者】
 先ほど言った市内の文化財を調べてというのは、もう具体的に指示しているのか。
【市 長】
 そういうことをこれから考えないといけないということは、文化財課と話をしている。出来るだけ文化財の指定までいかなくても、文化財的価値があるものについては、火災予防・防火などを呼びかけたいと思っている。
 その上で、本当に守らなければいけないものについては、きちんと指定の手続きなどを考えていくことで対応したいと思っている。

【記 者】
 高松天満屋の撤退がいよいよ近づいているが、市長が今把握している状況と、もし3月になって、後継が決まらなければ空店舗になってしまうが、見通しや目標として、どう考えているのか伺いたい。
【市 長】
 コトデンビルの所有者であることでんが主体となって、空いたテナントのキーテナントとなるべき業者などに当たっているという話を聞いている。ただ、まだ目処がついたという話は聞いていない。関係者といろいろ協議しているという状況である。
 市の公共コーナーが一部あるが、それをもう少し拡充するなど、コトデンビルを拠点施設として、ある程度利用していただけないかという話は伺っており、具体的に市としてはどの程度のことができるのか、今、内部で検討しているところである。
 3月末で撤退ということは決まっているので、その後、直ぐどうこうというのは時間的にもなかなか難しい状況になってきていると思っている。いずれにしても、前から言っているとおり、所有者であることでんの意向を第一としながら、市としても重要な拠点施設であると思っているので、出来るだけ相談をしながら、より良い方向に持っていけるように考えたいと思っている。

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