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市長定例記者会見(平成25年12月25日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成25年12月25日(水曜日) 11時30分~12時1分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)災害時の協力に関する協定書の締結について
(2)平成26年度当初予算の要求状況について
(3)サンポートホール高松開館10周年記念事業オペラ「扇の的 ~ここからはじまる~」について
(4)2014年高松市成人式の開催について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 今年最後の記者会見でございますので、冒頭で、この今年1年を振り返りましての所感を、私の方からお話しさせていただきたいと存じます。
 最初に、不祥事の話から始めなければならないのは、本当に残念でございますが、この度、本市職員が、窃盗容疑によりまして逮捕されましたこと、誠に遺憾に存じているところでございます。市民の皆様の信頼を大きく損なう行為であり、深くお詫び申しあげたいと存じます。
 御承知のとおり、昨年、一昨年も不祥事が連続いたしまして、昨年の十二月には、いわゆる倫理条例を定め、職員の倫理の徹底を図ってきたところでございます。
 その最中におきまして、今回、このような事態が起こっていたということでございまして、私自身としましても、誠に悔しく、また情けないといったような思いがしております。
 今後、警察当局の捜査に全面協力しながら、当該職員につきましては、事実確認の上、厳正に処分をしてまいりたいと思っております。
 合わせて、何度も何度も口をすっぱく言ってきておりますけれど、職員のコンプライアンスの徹底といったことが、まだまだ図られてないということでございます。
 また、被害者といいますか、多くの職員が巻き込まれた事案ということもございまして、全ての職員に対し、公務員としての自覚の徹底、さらなる徹底というものを図っていかなければならないと思っているところでございます。
 今後、きちんと対策を立てた上で、真剣に取り組んでまいりたいと思っております。
 それでは、一年を振り返ってお話をさせていただきたいと存じます。
 まず、国の方では、昨年12月に政権交代が起こりまして、第2次安倍政権となり、デフレ脱却、景気回復に向け、いわゆる3本の矢で、経済の再生を図っていこうという動きが進められてきたところでございます。
 その結果、ここに来まして、各種経済指標等々におきまして、回復という言葉が出てきております。四国あるいは、香川県の経済状況につきましても、緩やかに回復しつつあるということでございます。
 去る10月には、来年4月から消費税を8%に引き上げるという方針が正式決定されております。また、今月には、持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法、いわゆる社会保障改革プログラム法が成立しております。
 このことによりまして、財源の裏付けを持って、持続可能な社会保障を確保し、年金・医療・介護・少子化対策などの社会保障サービスの充実や安定化にも、今後、資するのではないかということで、期待を寄せているところでございます。
 他方、本市の状況を見てみますと、第5次高松市総合計画の「心豊かな人と文化を育むまち」など、6つのまちづくりの目標の下で、実施計画として第3期まちづくり戦略計画を策定して、各種施策に取り組んでおります。
 この6つのまちづくりの目標に沿いまして、今年、実施した事業の概略を振り返らせていただきたいと存じます。
 まず、まちづくりの目標1の「心豊かな人と文化を育むまち」でございます。
 これにつきましては、スポーツや文化芸術等の分野でございますが、まず、サンポート周辺と市街地を舞台にいたしました「サンポート高松トライアスロン2013」が開催されましたが、今年から、総距離51.5キロのオリンピックディスタンスに延長されております。市内外から約450名の選手が参加され、残念ながら、生憎の雨ではございましたけれども、中央通りを自転車が疾走する姿は、非常に多くの市民の感動も呼んだところでございます。
 さらに、スポーツ関係で、高松市南部スポーツ施設(仮称)の整備や高松市立ヨット競技場再整備の基本構想を策定するなど、スポーツ・レクリエーション施設の整備に努めたところでございます。
 また、「瀬戸内国際芸術祭2013」が開催されましたが、それと連携した取組として、期間中に、サンポート高松や中央商店街などで、様々な音楽コンサートや大道芸の公演等を実施いたしました。まちかどに芸術のあふれる文化芸術都市「アート・シティ高松」の推進や中心市街地のにぎわいを創出できたものと思っております。
 また、教育の分野では、小・中学校の普通教室等へ、空調機設置を計画的に行っております。さらに、中学校へスクールソーシャルワーカーの増員配置、小・中学校の学校図書館指導員の専任配置の拡充など、豊かな心と体を育てる教育の推進に取り組んだところでございます。
 次に、まちづくりの目標2の「人と環境にやさしい安全で住みよいまち」では、まず、高松市危機管理センター(仮称)等を、現庁舎の西側用地に整備するために、昨年9月に基本構想を策定しましたが、それを踏まえまして、今年、基本設計を完了したところでございます。
 また、環境の分野では、レアメタルなどの有用な金属の再資源化などを図るため、携帯電話やデジタルカメラなど21品目の使用済小型家電を、ボックス回収する実証事業を、10月1日から、香川県や関係市町と共同して取り組んでおります。
 次に、まちづくりの目標3の「健やかにいきいきと暮らせるまち」では、まず、市民文化センター跡地に、新たに、こども未来館(仮称)を整備するため、昨年度に策定しました基本計画に基づき、この6月に基本設計を取りまとめ、今現在、実施設計を行っているところでございます。また、昨年度から引き続き、展示設計につきましても進めているところでございます。
 次に、まちづくりの目標4の「人がにぎわい活力あふれるまち」では、瀬戸内海国立公園の一部であり、史跡及び天然記念物にも指定されております屋島の再生・活性化に向けまして、屋島活性化キャンペーンを始めております。
 イメージキャラクターとして、タレントの松本明子さんを「宣伝隊長」に、歴史等に造詣の深いタレントの荒俣宏さんを「探検隊長」に起用いたしまして、現在、キャッチフレーズとシンボルマークの作成等に取り組んでおります。これによりまして、屋島の再生・活性化を図ってまいりたいと考えております。
 さらに、中心市街地の活性化基本計画に基づく各種事業によりまして、再生されつつあります中心市街地のにぎわいを維持しながら、更なる活性化を図っていこうということで、中心市街地活性化基本計画の第2期計画を策定いたしまして、引き続き、中心市街地のにぎわいづくりを進めようとしているところでございます。
 また、6月には、都市交流で、合併前の旧国分寺町同志が交流しておりました栃木県下野市と本市の間で、「歴史文化交流協定」を締結いたしております。さらに、歴史的にもつながりの深い金沢市との間で、「文化・観光交流協定」を締結したところでございます。
 10月には、産業、ものづくり、観光、文化・スポーツ、国際交流などに関する施策を一体的に推進しながら、高松の都市ブランドイメージの向上を積極的かつ効果的に図っていくため、その総合的かつ基本的な指針となります「高松市創造都市推進ビジョン」を策定いたしております。
 次に、まちづくりの目標5の「道州制時代に中枢拠点性を担えるまち」では、チャイナエアラインが、3月に高松-台北間の定期航空路線を開設し、また、日本航空などが出資しております格安航空会社、LCCのジェットスター・ジャパンが、12月10日から、高松-成田間の定期航空路線を開設いたしております。
 さらに、春秋航空日本も、来年5月末から、成田線の開設を計画しているということでございまして、県等の御尽力によりまして、国内外の新規路線が設置され、国内外からの観光客の増加が大いに期待できると思っているところでございます。
 最後に、まちづくりの目標6の「分権型社会にふさわしいまち」では、地域コミュニティ協議会が主体的に行うまちづくり活動を推進するため、コミュニティ協議会に対する補助金を一元化しました地域まちづくり交付金につきまして、さらに自由に使えるように、事業の縛りを撤廃し、大きく6つのまちづくり活動に再編して、地域の活動が、よりスムーズに推進できるような制度改正を行ったところでございます。
 また、本市のファシリティマネジメントの取組の一環としまして、市有施設の保有総量等の適正化を図るに当たり、特に、市民目線で、率直な意見や評価を参考にしながら、このファシリティマネジメントを進めていくため、構想日本の御協力をいただき、先月ですが、全国に先駆けて、高松市公開施設評価を開催いたしまして、鋭意、公共施設等の再編整備計画に具体的に取り組んでいこうとしているところでございます。
 現在の状況といたしまして、経済は回復基調にはあるといいますものの、本市を取り巻きます社会経済情勢は、依然として厳しい状況でございます。このような中で、第5次高松市総合計画が目指すべき都市像として掲げております「文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松」の実現に向けて、多くの施策・事業を少しずつではございますが、着実に推進できたものと考えております。
 来る2014年も、この計画に盛られた各種事業等につきまして、円滑に進めていくために、特に、施策事業について、市民の皆様方に分かりやすく説明をして、御理解を得ながら進めていくことが一番大事と思っております。パブリックコメントの充実を図ったり、あるいは意見交換会のようなものも、適宜、開催するなど、幅広く御意見をお聞きしながら、市民の参画と協働による市民主体のまちづくりを進めてまいりたいと思っております。
 それでは、本日の題材に入らさせていただきます。

 まず1点目は、「災害時の協力に関する協定書の締結について」でございます。
 東日本大震災や、本年3月及び8月に香川県から、南海トラフを震源域とする地震による被害想定等が公表されたことなどを踏まえまして、本市におきましても、今後、発生が確実視されております南海トラフ巨大地震などに備えるべく、防災対策の充実・強化に積極的に、現在、取り組んでいるところでございます。
 その中でも、特に、電気関係で、災害により、大規模な停電等が発生した場合には、住民の生活の維持・安全が非常に脅かされるということでございますので、電力供給といったことが、非常に重要な課題でございます。そのようなことから、この度、災害時の迅速かつ円滑な電力供給設備の復旧等につきまして、本市と四国電力株式会社との間で、「災害時の協力に関する協定」を締結しようということに相成ったものでございます。
 具体的な協定内容といたしましては、災害復旧対策において、中枢となります市役所などの官公署の施設を、可能な限り優先的に電力供給復旧に努めていただくということや、電力供給設備の復旧作業に対して、市としても全面的に協力していくことなどが盛り込まれております。
 この協定の締結の調印式は、本日、午後4時から、市長応接室で行いますので、よろしくお願いしたいと存じます。

 2点目は、「平成26年度当初予算の要求状況の公開について」でございます。
 当初予算の編成作業につきまして、私が、最初に市長になった時のマニフェストに掲げておりました「情報公開の徹底」、これの取り組みの一つとして、予算編成過程を、いわゆる「見える化」するということで、行ってきているものでございます。
 平成26年度の当初予算につきましても、今回、要求の概要がまとまりましたので、本日から、ホームページで公開をしたいと思っております。
 この要求状況の概要を説明させていただきますと、まず、全体の規模でございますが、一般会計の要求総額が約1,579億円となっております。これを、25年度の当初予算額と比べますと、約105億円、7.1%の増となっております。特別会計と企業会計を合わせますと、全体では約248億円、8.6%の増となっております。
 大幅に増加となっておりますが、増減で主なものを見ますと、まず、減の方では、職員給与費が、給与カットの影響等もございまして、8.0億円の減、それから、高松駅南交通広場の整備が終わりましたので、12.7億円の減、また、東部運動公園も整備完了になりましたので、8.9億円の減などが、大きな要因でございます。
 増の要因といたしましては、まず、こども未来館(仮称)等整備事業で12.9億円の増、小・中学校施設耐震化事業で11.6億円の増、香川県農業試験場跡地北側エリア基盤整備事業で5.6億円の増、高齢者、障害者の施策・事業の見直しによるもので1.1億円の増となっております。
 また、4に記載しておりますように、平成26年度からスタートさせます第4期まちづくり戦略計画の中の重点取組事業の要求状況でございますが、全部で132事業、合計約313億円の要求となっております。
 今年度当初予算に比べますと、重点事業で13事業、約103億円の増、事業費ベースで48.9%の増となっており、まちづくり戦略計画の積極的な推進を図っていこうという内容になっております。
 今後の方針等でございますが、今、見ていただきましたように、要求総額は、今年度の当初予算額を大幅に上回るものとなっております。この財源確保も合わせて行っていった上で、査定をしていくことになろうかと思いますが、今後、財源状況等も十分見極めながら、的確な予算編成を行ってまいりたいと思います。
 昨日、国の予算が発表され、地方財政対策も公表となっておりますが、全体として、地方の一般財源総額が、対前年1.0%増で、ある程度プラス確保はされているということでございます。ただ、これから、交付税の配分基準等が定められていきますので、ある程度の枠は確保されたものの、それほど余裕のある状況ではないものというふうに睨んでいます。その辺の財源状況等もしっかりと見定めながら、的確な予算編成を行ってまいりたいと思っております。

 3点目は、「サンポートホール高松開館10周年記念事業 オペラ「扇の的~ここからはじまる~」について」でございます。
 サンポートホール高松の愛称で親しまれております高松市文化芸術ホールは、来年5月に、開館10周年を迎えます。
 これを記念いたしまして、5月17日(土曜日)、18日(日曜日)の2日間、市民参加創造型の企画提案事業としてのオペラ「扇の的」を上演することにしております。概要につきましては、9月5日(木曜日)に発表させていただいたところでございますが、改めまして、若干、御紹介させていただきますと、この扇の的は、屋島を舞台にした創作オペラでございます。
 台本や作曲・演出は、全て高松市出身又は在住の方ということにいたしております。さらに、公募いたしました出演者につきましても、「オール讃岐で」という呼びかけに、香川ゆかりの実力派の方々が、応募いただいておりまして、この度、キャスティングが決定いたしましたので、発表させていただくものでございます。
 2日間の公演でございますので、ダブルキャストでの公演となっております。
 主な配役といたしまして、ヒロインの葵役に、谷原めぐみさんと岸上美保さん。那須与一役には、若井健司さん。源義経役に、長船伸夫さんと牛野亮介さん。二位役には、渡辺りかさんと漆原美紀さんなどでございます。
 中でも、葵役の谷原めぐみさんは、新国立劇場オペラ研修所の研修生を経て、イタリア声楽コンコルソ・シエナ部門で金賞を受賞した、非常に国際的にも評価されている、実力の持ち主の方でございます。
 この「扇の的」ですが、源平屋島合戦の中でも、非常に有名なシーンでございます。
 皆様、御承知のとおり、那須与一が、この「扇の的」を射抜いたという物語でございますが、今回、その「扇の的」の場面を題材にはいたしておりますが、主人公は、那須与一ではなく、扇を持った平家の女性・葵にスポットを当てたオペラとなっております。
 800有余年の時空(とき)を超えて、サンポートホール高松で花開きます、このオペラ・「扇の的」に、大いに期待をいたしているところでございます。
 また、合わせて、その日に合唱を行っていただく合唱団員を、広く公募することにいたしております。
 この詳細等につきましては、本日(25日)の午後1時30分から、5階の52会議室で、実行委員会から発表がございますので、そちらの方の取材につきましても、よろしくお願いしたいと存じます。

 最後に4点目は、「2014年高松市成人式の開催について」でございます。
 2014年、来年の成人式を、1月13日(月曜日)の成人の日に、午後1時から1時間程度、サンポ-トホール高松において開催いたします。
 今回の対象者は、平成5年4月2日から平成6年4月1日までに生まれた方でございます。約4,000人の方がおられますが、例年の傾向からして、大体6割程度の参加ということで、約2,400人の参加を見込んでおります。
 今回の成人式のテーマは、「ハタチ~大人になる誕生日~」でございます。
 テーマは、成人式を企画・運営しております新成人を中心とした、公募による運営スタッフの皆さんが考案したものでございます。
 「生まれてから20年間、見守り、育て、時には叱ってくれた家族や学校の先生、地域の方々、そして、故郷高松に対するたくさんの感謝とともに、未来への決意を胸に刻み、新たなスタートがきれるように」というメッセージが込められたものとなっています。
 また、成人式の内容自体も、この運営スタッフの皆さんによる、言わば手づくりで考えられたものとなっております。
 式典の次第でございますが、まず、20歳のメッセージとして、新成人への一言インタビュー、また、お祝いメッセージとして、学校の恩師や人生の先輩等からの映像を、スクリーンを通して語りかけるものとなっております。
 また、昨年度から始めております、社会貢献活動も行うということで、成人式当日に、「ペットボトルのキャップ回収運動」を、成人式運営スタッフが中心となって、実施する予定となっておりますので、多くの方の御協力をお願いしたいと思っております。

 私の方からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 冒頭で今年の振り返りなどについて話があったが、来年、特に力を入れていきたい分野は。
【市 長】
 まず、来年3月に第3回の高松国際ピアノコンクールがある。これは、創造都市推進の大きな一大イベントになるし、これを成功させたいと思っている。
 また、来年は、瀬戸内海が初めて国立公園として指定をされて、80周年を迎える記念の年でもある。昭和9年3月16日に指定をされたが、その3月16日に合わせてキックオフイベントということで、屋島や小豆島などで記念イベントも開かれる。また、7月には、環境省、香川県及び本市の主催による国立公園の指定80周年記念式典も、本市で開催されることになっているので、それら記念式典、記念イベント等を主体にしながら瀬戸内海国立公園の80周年に関連して、いろんな事業を積極的に展開していきたい。
 屋島活性化キャンペーンを、丁度始めているところであり、特に屋島を中心として売り込めるイベント等を行っていきたいと思っている。

【記 者】
 窃盗職員に対する処分だが、具体的にいつ頃になるのか。
【市 長】
 本人に、事実確認等を行った上で、厳正に処分したいと思っているが、警察の捜査状況もあるので、それを待った上で、厳正に処分することになろうかと思っている。できるだけ事実確認が出来れば、早急に行いたいと思っている。

【記 者】
 職員の不祥事の関係だが、倫理条例を作っても今回のようにプライベートで問題を起こされると、なかなか実態把握であるとか防ぐ手だてが難しいかと思うが、今後、対策をどういうふうに行っていくのか、具体的に考えているものはあるのか。
【市 長】
 事案自体は、正にプライベートの部分で行われた、個人の経済活動に関することでの事件であり、まったくの不心得者がいたことになろうかと思うが、ただ被害者として多くの職員が困っており、また、仕事の関係で知り合いという仲での付き合いで生まれた事件でもあろうかと思っている。
 組織として、何らかの気の緩みや反省するべき点があったのではないかと思っており、その辺を市としても、もう少し検証してみたいと思っている。昨年、倫理条例を作ったものの、それを作っただけで満足しているんじゃないかと、それが行えていれば防げたまでは言えるかどうか分からないが、ちゃんと徹底しているのかと言われると、まだまだ取組が若干あまかったところがあるのではないかと、その辺のコンプライアンスの徹底、また、公務員としての自覚を促していくために、どういうことを行えばいいのか、行動に移して何らかのことをやる必要があるのではないかと思っているところである。
 今回の事件の反省をしながら、これまでの不祥事等をもう1回見直した上で、必要なことについて徹底を図りたいと思っている。

【記 者】
 職員の不祥事の問題で、多くの職員が含まれている。実態を把握するために、市として職員全体にアンケートを取るとか、また、具体的な被害に至っていないケースもたくさんあると思うが、それについても何か調べる予定はあるのか。
【市 長】
 具体的に被害にあっている職員については、基本的に全体を把握しており、個別に事情を聴取している。
 また、具体的な被害に至っていないケースについては、あえて調べることはしない。もちろん、自分は断ったという職員も何人かいるが、そういう状況等については、適宜把握したいと思っている。

【記 者】
 国が、全国のコンパクト・シティに取組んでいる自治体に対して、積極的に支援や推進をしていくと報道がされたが、高松として考えていることや期待していることは。
【市 長】
 本市のコンパクトなまちづくりについては、多核連携型コンパクト・エコシティの計画を策定し、今、具体的に進めているところで、それを、国が全体として支援する方策を充実してもらえることは、非常にありがたいことと歓迎したいと思う。ただ、今回、国が支援などをするからと言って、無理やりそれのメニューや方向性に合わせると、高松らしい実情に合った取組ができなくなると困るので、できれば高松がこうしたいという取組を、国がある程度支援してもらえるように働きかけを行いたいと思っている。

【記 者】
 先日、国の地震調査研究推進本部から、震度6弱以上の地震の発生確率の見直しがあったが、高松は14%くらい上がって、58%になったと思うが、これについての数字はどう思っているのか。また、これによって、何か対策の現況に影響を与えるのか。
【市 長】
 震度6弱以上の地震の発生確率が14ポイント、44%から58%へ上がったということだが、私どももびっくりして、いろいろ確認したが、南海トラフの地震の震源域がかなり沖合にあったものが、今回かなり近づいた想定になったもので、その影響が大きいと思われる。いずれにしても、44%であれ、58%であれ、今後30年以内に南海トラフを起因とする大地震が6割から7割の確率で起こると言われていたのだから、その時には、確実に高松には震度6弱以上の地震が来ると想定して対策をおこなっていかなければと思っている。今回、58%に上がったからと言って、何かを変えるということではないと思う。ただ、より真剣に必ず地震は来るんだと、来た時には震度6弱以上の地震が起こることを想定して対策をとっておかなくてはならないということで、対策を徹底したいと思っている。

【記 者】
 対策の徹底という中で、冒頭でも、危機管理センターの話もあったが、何かスケジュールを急ぐことは考えているのか。
【市 長】
 特に、スケジュールを前倒しするなどは考えてないが、基本的にこれまで取るべきとしてきた対策をしっかりと行っていくことになろうかと思う。
 津波対策などについては、これまで行ってきているので、それを継続してやるということだと思うが、今回の数字の変化は、揺れの確率がより高くなったもので、それについての対策をしっかりと行っていきたい。
 また、耐震化などの助成も行っているので、それについて、広く市民の方々に呼びかけていくことになろうかと思う。

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