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市長定例記者会見(平成22年10月26日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成22年10月26日(火曜日) 午前11時30分~11時55分
(場所)4階会議室

報告事項

1 芸術祭終了後の女木・男木島航路に係る最終便増便の実施について
2 自治会加入促進運動について
3 市制施行120周年記念事業・瀬戸内国際芸術祭連携事業「たかまつ大道芸フェスタ2010」の開催について
4 高松市地域包括支援センターの愛称募集について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。

 本日の題材に入る前に、先般の南昌市訪問について、簡単に報告します。
 前回の記者会見でも説明しましたが、私は、市民親善訪問団の皆様方とともに、総勢約150名で、10月14日から19日までの6日間、都市提携20周年を迎えた南昌市を訪問し、記念式典や記念行事等に出席するとともに、南昌市との友好親善活動等を行い、友好交流を一層深めてきました。
 日中間では、尖閣諸島の問題をめぐって、私の訪中期間中にも、中国国内では反日デモがあり、多くの市民や関係者の皆様方から御心配の声もいただきましたが、訪問団自体は、そのようなデモ等にも遭遇することなく、全員、病気もけがもなく無事帰国しましたので、まずもって、その旨を報告させていただきます。
 私が団長を務めた高松市代表団は、南昌市で、表敬訪問や、20周年の記念式典、記念植樹に参加するとともに、新しい都市開発区域や都市計画館などを視察した後、北京市、西安市の視察を行いました。
 一方、議長を始めとする議員グループの第2班は、大連市の視察等を行っています。
 また、高松市国際交流協会の佃副理事長を団長とする、総勢約140名の市民親善訪問団ですが、南昌市で、先ほど説明した公式行事等のほか、高松市芸術団体協議会の三味線や民謡のグループと南昌市の文芸グループが芸能を披露するとともに、高松市婦人団体連絡協議会が南昌市の女性団体と、また、香川県弁護士会のグループが南昌市の司法関係者と、それぞれ意見交換を行ったほか、高松市日中友好協会が高松・南昌友好会館の日本語講座の生徒との交流会を持つなど、様々な形で、市民と市民の、いわゆる「草の根交流」が図られました。
 今回の訪問で、南昌市が、市内に大小の湖を点在させた、カン江(かんこう)の水辺に広がっている緑が、とても美しい街であると感じた一方、都市開発が急速に進み、近年「世界の活気ある都市ベスト10」に選ばれるとともに、「経済発展が最も早い世界20都市」と紹介されているなど、すばらしい自然環境のもとに、経済の発展ぶりが非常に顕著である、魅力にあふれた都市であると改めて感じたところです。
 今回の南昌市への訪問が、本市の国際化や、市民レベルの国際交流を進める上で、大変有意義なものであるとともに、これを機に、さらに南昌市との友好交流が深めることにつながっていくものと考えています。
 以上、簡単ですが、報告を終わります。

 それでは、題材に移ります。
 まず、1点目は、「芸術祭終了後の女木・男木島航路に係る最終便増便の実施について」です。
 瀬戸内国際芸術祭は、先週、来場者が80万人を突破し、最終的には、90万人を超えるという大盛況であり、成功裏に終わろうとしています。
 芸術祭終了後の作品の管理等や、今後の展開等について、昨日(10月25日)の県知事とのトップ会談でも、県市間で種々協力・連携しながら検討していく旨、協議したところです。
 女木・男木島航路については、芸術祭の期間中、遅くまで運航していますが、芸術祭の終了後も、女木・男木島への観光客の定着化を図るとともに、各島の活性化に資するよう、航路のあり方を改めて検証する意味で、最終便の増便を、11月1日から12月26日までの56日間、継続します。
 最終便の増便については、昨年7月中旬から9月末にかけて実施した、運賃値下げの実証実験におけるアンケート調査でも、特に、最終便などの増便を求める意見が非常に多かったという事情があったことから、芸術祭の開催期間中に実施したものですが、12月26日までの間、それを社会実験として継続するものです。
 具体的には、男木島を19時に出航し、女木島経由で、高松港に19時40分に到着する往路と、折り返し高松港を20時に出航し、女木島経由で、男木島に20時40分に到着する復路を、各1便増やします。
 女木・男木島航路は赤字の離島航路ということもあり、最終便の増便継続に伴う追加の予算として、230万円を予定していますが、本市が全額を負担し、社会実験として行います。

 次に、2点目は、「自治会加入促進運動について」です。
 本市では、自治基本条例に基づき、市民主体のまちづくりを進めておりますが、その主体となるのが、地域コミュニティ協議会であり、また、その中で軸となっているのが、自治会活動です。
 ただ、最近、ライフスタイルや価値観が多様化するとともに、転勤等により住民異動が多くなっていることもあり、「自治会離れ」が進みつつあります。
 その一方で、社会問題化している「孤独死」や虐待というような悲しい事件も増えてきています。
 このような事件を未然に防ぐ意味から、また、災害の発生時に地域で連携して活動したり、地域ぐるみで犯罪を抑止する意味からも、自治会活動など、日ごろからの地域の連携が重要であると考えています。
 したがって、より多くの方が自治会に加入し、地域で互いに連携しながら、自治会活動を行っていただくために、11月を「自治会加入促進月間」とし、様々なキャンペーン等を行うことで、自治会活動の普及を推進したいと考えています。
 本市とコミュニティ協議会連合会、連合自治会連絡協議会の3者が協働しながら、キャンペーン等を実施します。
 基本的には、住民への呼掛けのほか、マンション管理業者や不動産所有者への協力要請、広報活動等を行うものです。
 詳細については、資料に記載していますが、取材等について、よろしくお願いします。

 次に、3点目は、「市制施行120周年記念事業・瀬戸内国際芸術祭連携事業「たかまつ大道芸フェスタ2010」の開催について」です。
 今週末の10月30日と31日、丸亀町商店街のドーム広場とサンポート高松のデックスガレリアの両会場で「たかまつ大道芸フェスタ2010」を開催します。
 この事業は、瀬戸内国際芸術祭の最終の土・日曜日に、最終盤を大きく盛り上げるために、また、市制施行120周年記念事業として、実施するものです。
 具体的には、海外アーティスト3組と、国内トップレベルの大道芸パフォーマー4組の計7組が、各会場で、ジャグリング、アクロバットなど華麗な大道芸を披露します。
 周知について、よろしくお願いします。

 最後に、4点目は、「高松市地域包括支援センターの愛称募集について」です。
 地域包括支援センターは、各地域で高齢者やその御家族が安心して暮らしていけるように、介護、福祉、健康、医療などの様々な面から、地域で包括的に、対象の御家庭を支援していく拠点として設置しています。
 平成18年に開設し、5年目を迎えておりますが、毎月の相談件数は1,000件を超えている状況です。
 しかしながら、市民の皆様方からは、まさに「地域で包括的に支援する」という名称なので、介護とか高齢者という言葉がなく、業務内容が分かりづらいという声もいただいているようです。
 市民の皆様方に地域包括支援センターを知っていただくとともに、より一層、御利用いただくために、今回、愛称を募集します。
 よりよい愛称を付けていただくことで、健やかな老いと介護予防の支援を充実させていきたいと考えています。
 募集期間は、11月1日から11月30日までの1か月間で、高松市在住、在職、在学の方であれば、誰でも応募できます。
 所要事項を記入の上、封書、はがき、ファクス、Eメール等で、積極的に応募していただきたいと考えていますので、周知について、よろしくお願いします。
 なお、愛称募集の結果については、来年の2月1日以降に発表し、来年度当初の4月1日から、使用させていただくことにしています。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 南昌市訪問時の公式行事や、市民レベルの交流行事に関して、尖閣諸島をめぐる問題の影響は全くなかったのか。
(市長)
 全くなかった。
 表敬訪問や記念式典は、新たに南昌市郊外に建設された江西省の迎賓館で行われたが、非常に大きな建物で、そこの大会場を正式に使用するのは、今回の記念式典が初めてだと聞いた。
 そのような真新しい豪華な迎賓館で、大々的に記念式典は行われた。
 また、その翌日には、河畔で記念植樹を行い、市民訪問団の皆様も参加して、クスノキを6本植えるなど、予定の行事が円滑に行われた。

(記者)
 女木・男木島航路の運賃について、11月以降は、芸術祭開催期間中の割引はなくなり、通常の運賃に戻るのか。
(市長)
 11月1日からは、通常の運賃に戻る。
(記者)
 昨年7月中旬から9月末に行った、女木・男木島航路での社会実験の効果を、どのように生かしたのか。
(市長)
 昨夏の、いわゆる「ワンコイン(100円)運賃」の社会実験では、アンケート調査を行い、その総括を行った。
 それを受けて、芸術祭の期間中、多くの方に女木・男木島に来ていただくため、「ワンコイン」とまではしないものの、運賃を引き下げたり、各航路共通のパスポートを発行したりしたほか、運賃以外にも種々の対策を講じた。
 その効果もあって、女木・男木島に予想以上の方々に来ていただけたと思っている。
(記者)
 女木・男木島への芸術祭の来場者は、予想を大幅に上回りそうなのか。
(市長)
 芸術祭全体の来場者数は、30万人という予想だったが、そのうち女木・男木島への来場者は、具体的に何万人とは予想を立てていなかった。
 全体の来場者は、当初予想の3倍になる見込みだが、女木・男木島への来場者は、私の心積もりからすれば、3倍以上である。
 直島や豊島は、有名な作家の作品等も多く、かなりの来場者が見込まれると思っていたが、女木・男木島に、ここまで多くの方に来ていただけるとは思っていなかった。
(記者)
 芸術祭期間中の女木・男木島航路の運賃値下げに対する高松市からの補助金の額の見通しは。
(市長)
 当初予算では約2,600万円を措置しているが、その約1.5倍の3,900万円から4,000万円程度になる見通しであり、今後、所要額を補正する予定である。
(記者)
 芸術祭がなければ、女木・男木島航路の最終便の増便は行わなかったのか。
(市長)
 もっと遅い時間帯の便が欲しいという要望は、島民の方を中心に、以前からいただいていたが、元来、赤字航路で、それほどの需要が見込めない事情もあった。
 しかし、芸術祭の期間中には、これほど多くの来場者があって、最終便を含め御利用いただいており、芸術祭の終了後も、島に来たいという方がおり、また、女木・男木島の一部の作品は、恒久的に残す計画もあり、その鑑賞に来られる観光客等の利便を図る意味からも、年末までの間は、最終便の運航を継続することにした。
 最終便の運航には、職員が必要となるが、芸術祭の期間中は、アルバイト職員で対応しており、これらの職員の一部を年末まで雇用する形で対応する計画である。
 正式の便として設定するわけではなく、あくまでも暫定的な社会実験として実施するものである。
(記者)
 実証実験の期間中にアンケート調査を実施するようだが、その実施方法は。
(交通政策課長)
 アンケート用紙を船内や切符売場に配置し、乗降の際などに回収する予定であり、専用の調査員などを配置する予定はない。
 また、地域の自治会等を通じて、島民向けにもアンケート調査を行う予定であるが、詳細については、今後、決定することにしている。
(記者)
 今回の補助金230万円の積算根拠は。
(交通政策課長)
 増便の継続により必要となる人件費のほか、燃料費や港湾の係船料などの経費である。
(記者)
 今回の実証実験のねらいは。
(市長)
 遅い時間帯の増発便の運航を継続してみて、観光客や島民の利用がどの程度あるのかを見た上で、恒常的な便として運航すべきかどうかを判断したいと考えている。
(記者)
 利用客数によって、その判断を行うのか。
(市長)
 目安にはすると思うが、本市が運航しているわけではなく、最終的には、あくまでも事業者の判断によることになる。
 本市としては、例えば、観光客の利便に資するという結果が出れば、事業者に増便を継続するよう要請はしたいと考えている。
 全体としては、赤字を抱えた離島航路なので、仮に、赤字が膨らむとすれば、それを誰が負担するのかというような問題はあると思う。
(記者)
 高松市の補助で、恒常的に増便を継続する考えは。
(市長)
 どの程度の額を補助すれば、恒常的に増便できるのかによって、判断することになると思う。
 芸術祭の余韻が残っている間に、そのあたりの様子を見るというのが、今回の社会実験の趣旨である。
(記者)
 今回の社会実験の結果を取りまとめる時期は。
(市長)
 増便を12月26日で打ち切った後、少なくとも来年1月から3月の間は増便を行わない予定なので、年度内には、今後の対応を含め、取りまとめを行いたい。
 島民の方からの要望も種々あるので、それらも踏まえた上で対応したい。
 なお、夜間の増便により、仮に赤字が縮小するようなことがあれば、事業者としては増便を継続するという判断になるとは思うが、いずれにせよ、最終的な赤字額には、離島航路としての補助対象として、補てんを行うことにはなる。
 そのような兼合いも見ながら、事業者等とも相談していきたい。
(記者)
 今回の増便のために、別の船を用意する必要はないのか。
(市長)
 現状の船で、十分対応できる。
(記者)
 芸術祭の期間中、航路によれば、島民が乗船できなかったこともあったようだが、次回の開催に向けて、高松市として何らかの対策を講ずる考えは。
(市長)
 女木・男木島航路では、そのような話は聞いていないが、小豆島と豊島との間の航路では、例えば、数十名の「島民枠」を設けて対応したとの話も聞いている。
 押し寄せる観光客に島民が排除されるというのでは、生活航路としては問題があると思うので、今回の芸術祭の状況等を、改めて検証した上で、例えば、最初から、数十名の「島民枠」を設けて対応するなどの対策は、今後、考えていきたい。

(記者)
 さきに体育館等の使用料の減免率を引き上げた「高松ファイブアローズ」への更なる支援策は。
(市長)
 体育館等の使用料については、さきに今年度中の減免率を引き上げたほか、新年度以降も、同程度の対応を行うことを決めている。
 日曜日(10月23日)の試合には、私も出向き、あいさつを行ったが、第1クオーターで16点差がつくなど劣勢で、途中で帰ろうかと思うほどだったものの、最後には逆転し、ホーム初勝利を収め、その歓喜に浸ったところである。
 また、「カマタマーレ讃岐」も、全国社会人選手権で優勝を果たすなど、良い結果が続いているので、この調子でJFLに昇格してもらいたいと思っている。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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