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市長定例記者会見(平成22年9月7日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成22年9月7日(火曜日) 午前11時30分~11時52分
(場所)4階会議室

報告事項

1 岡山市と高松市との都市間交流について
2 認知症サポーター養成講座の実施について
3 「まちかど救急ステーション」標章交付式の開催について
4 菊池寛記念館第19回文学展記念講演会の開催について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。
 本日は、私の方から、4点について説明します。

 まず、1点目は、「岡山市と高松市との都市間交流について」です。
 昨年7月、玉藻公園披雲閣で、初めて高谷(たかや)・岡山市長さんにお越しいただき、私との間でトップ会談を行いました。
 その際には、今後、民間レベルを始め、まつりなどによる交流のほか、瀬戸内海の地域資源を生かした種々の形での都市間交流を、両市間で進めていくことで、合意を見たところです。
 その後、本年2月には、2回目となる会談を、岡山市で、ちょうど西大寺会陽(さいだいじえよう)の開催にあわせて行い、私も、その様子を拝見させていただきました。
 今回、3回目のトップ会談を本市で行うこととなり、現在開催中の「むれ源平石あかりロード2010」の様子を、高谷・岡山市長さんに見ていただくとともに、今後の交流等について話し合います。
 具体的には、9月18日の午後6時30分から、牟礼町の石の民俗資料館のエントランスホールで、高谷・岡山市長さんと私とのトップ会談を行います。
 昨年のトップ会談での確認事項等について話し合うほか、今後の連携等についても可能性を探りたいと考えています。
 その後、「むれ源平石あかりロード」の方へ移動し、午後7時15分ごろから、「石あかり」と洲崎寺での「石あかり月あかりライブ」を、高谷・岡山市長さんと私が一緒に見ます。
 この「むれ源平石あかりロード」は、御承知のとおり、平成17年に1回目を開催して以来、今年で6回目を迎えていますが、来場者数は、初年の3万人から、昨年の8万5,000人と、大幅に伸びています。
 牟礼地区の地域資源である、源平合戦の史跡と石材産業をうまくコラボレーションして、「石あかり」という新しい地場産品に結び付け、全国的に注目を浴びているイベントになっています。
 このイベントを、高谷・岡山市長さんと一緒に見ながら、民間主導による、まちおこしの活動を、本市として、大いにアピールしていきたいと思っています。
 特に、岡山市民の皆様にも興味を持っていただき、是非お越しいただいて、本市の活性化にもつなげていきたいと思っています。

 次に、2点目は、「認知症サポーター養成講座の実施について」です。
 本市では、認知症の人や、その家族を地域で支えるまちづくりに取り組んでいますが、御承知のとおり、認知症は、誰にでも起こり得る脳の病気で、85歳以上では、4人に1人に、その傾向が見られると言われています。
 ただ、認知症になると、記憶障がいや、理解・判断力の低下により、周りの人との良好な関係性が損なわれ、孤立するような状況が、往々にして起こってきます。
 そうなれば、さらに症状が進行し、悪循環を繰り返すことになるため、どうしても周りの人々の理解や心遣いがなければ、穏やかな生活は送れません。
 そこで、認知症の方を支える周りの人たちを、より多く養成するため、「認知症サポーター養成講座」を、平成21年度から開始しています。
 昨年度は、地域の民生委員、老人クラブ、老人介護支援センターの相談協力員の方々などを対象に、59回開催し、約2,000人の「認知症サポーター」が誕生しました。
 昨年度までは、ボランティアグループや各種団体を対象に実施していましたが、本年度は、高齢者が身近に利用する商店や銀行、郵便局の方々や、小学生などへも働き掛け、認知症を地域で支えるサポーターの拡大に取り組んでいます。
 さらに、今回、新たな試みとして、一般市民の方々を対象に「認知症サポーター養成講座」と講演会を開催します。
 具体的には、9月28日の午後1時30分から、市役所13階大会議室で、二部構成で実施します。
 一部は、「認知症サポーター養成講座」です。
 二部は、放送大学客員教授の小柳 晴生(おやなぎ はるお)先生をお招きして、「人が人を援助するとは~「話を正確に聴くこと」と「ゆっくり生きること」」というテーマで、講演をいただきます。
 一人でも多くの方々に、認知症についての関心を持っていただき、それぞれの皆様方と、認知症の方々と、その家族の方々を、地域でどのように支えていけばよいのか、また、何ができるのかについて、共々に考える機会になればと思います。
 申込みは、9月17日までに、電話又はファックスにより、地域包括支援センターあてにお願いします。
 定員は、先着100名です。

 次に、3点目は、「「まちかど救急ステーション」標章交付式の開催について」です。
 AED(自動体外式除細動器)の設置事業所が増えていますが、市民の皆様が、突然、呼吸や脈が停止するような重篤な状態に陥った場合や、不慮の事故に遭遇したときに、すぐ近くのAED設置事業所のAEDを使用して電気ショックを行うことで、救命措置ができることも考えられます。
 AED設置事業所を、より広く普及、周知するため、新たに「まちかど救急ステーション」事業を開始します。
 AEDについては、平成16年7月から、医師以外に、一般市民にも扱えるようになり、公共施設や不特定多数の人が集まる施設に設置が急速に進んでおり、救命への道が広がっています。
 しかしながら、どこに設置されているかが分からない状況であり、設置場所の公表や、維持管理の状況等が十分に把握できていない状況を改善することが大きな課題となっています。
 そこで、少しでも効率的な救命措置ができるよう、AED設置事業所の認定要件を本市で定め、その要件に適合した事業所を「まちかど救急ステーション」として認定し、標章を貼っていただくとともに、本市のホームページ等を通じて周知することで、少しでも心肺停止傷病者の救命率の向上や、安全安心なまちづくりにつなげていくために、事業を行います。
 9月9日の「救急の日」に、第1回の認定証と標章の交付式を、12事業所を対象に、消防局で行います。

 次に、4点目は、「菊池寛記念館第19回文学展記念講演会の開催について」です。
 菊池寛記念館では、毎年、菊池寛の業績をたたえるとともに、広く市民の皆様に文学に対する理解と関心を深めていただくため、「菊池寛記念館文学展」を開催しています。
 今回、文学展の特別行事として、記念講演会を開催しますが、その講師として、平成4年、「第107回直木賞」を受賞された伊集院 静(いじゅういん しずか)氏をお招きし、講演と、同氏と菊池寛記念館名誉館長の菊池 夏樹氏との対談を行います。
 少し先になりますが、11月5日の午後6時30分から、サンポートホール高松の第1小ホールで開催します。
 参加費は無料ですが、往復はがきに、住所、電話番号等を明記し、10月20日までに、菊池寛記念館の記念講演会係あてに、お申し込みください。
 なお、電話やファックス、Eメールでの申込みはできません。
 周知について、よろしくお願いします。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 昨日(9月6日)、浜田・香川県新知事が初登庁したが、高松市の立場で、今後の県政に期待する点は。
(市長)
 浜田恵造・新知事が就任されたが、香川県政の課題は多々あり、特に、高松市政との兼合いで、懸案事項等もある。
 また、100万県民のうち、42万の市民を擁する高松市ということで、お互いに切磋琢磨しながら、協調・連携して、行政運営に当たっていくことが非常に大事だと思っている。
 私は、市長就任以来、県と市の協調・連携をより強力にするため、真鍋・前知事さんとの間でトップ会談を、年2回、定期的に開催させていただいたが、もちろん浜田・新知事さんとの間でも、できれば継続して開催していただくとともに、そのような機会に限らず、様々な形で、県と市の連携・協力体制を築いていきたい。
 トップ会談等を通じて、主要な懸案事項等について、率直に話し合いながら、よりよい方向に政策を展開できればと思っている。
 今後、できるだけ早い機会に、新知事との間で懸案事項について話し合う機会を設ける方向で、事務的には、その旨を県側に伝えている。
 ただ、議会の日程等もあり、日程の調整を行った上で、できるだけ早い時期に、浜田・新知事と話し合い、お互いの懸案事項や考えを明らかにしながら、よりよい方向に政策を展開していきたい。
 当面、本市としては、県の農業試験場跡地における新病院の建設問題や、サンポートの北側3街区の整備方針等を、大きな問題として挙げることになると思うが、それらの問題について、できるだけ早く率直な意見交換を行い、連携体制を強めていきたいと思っている。
(記者)
 関連するが、新しい浜田県政に対して、高松市との関係で、特に要望したい点は。
(市長)
 地方分権型社会になり、自治体の役割はますます高まるとともに、各地域の運営のあり方は、各地域において自主的に判断していかなければならない時代になっている。
 そのような意味で、本市は、本市として、市民の参画と協働によるまちづくりの観点から、自治基本条例を制定し、各種施策を進めようとしている。
 県域全体を包括する広域的自治体の県には、是非とも、県としての大きなビジョンを掲げていただき、本市とも協議していただく中で、協調・連携しながら、これまで以上に、よりよいふるさとづくりに向けた体制づくりを行っていただきたい。
 そのような方向に向けて、私の方から、もちろん働き掛けをさせていただくが、浜田・新知事さんにも、お願いしたいと思っている。
(記者)
 浜田・新知事とのトップ会談について、事務レベルでは、開催に向けた打診を、県側に行っているのか。
(市長)
 現在、日程調整中の状況である。
 県議会が、9月末から10月中旬ごろにかけて開会される見通しのようなので、そのような点も含め、調整を行っている。

(記者)
 市民病院の香川分院の無床診療所化について、先日(9月4日)の住民説明会では、種々の意見が出されたが、市議会への関係議案の提出を含め、高松市の方針には変わりはないのか。
(市長)
 関係議案は、市議会に予定どおり提出させていただきたいと思っている。
 香川分院については、以前にも説明したとおり、旧香川町との合併協定書や、建設計画にも、香川病院として存続させることが明記されており、これまで医師の退職等が相次ぐ中で、ぎりぎりの状態で存続してきたが、現在、お願いしている常勤的な嘱託医師が、どうしても9月末で退職せざるを得ないという状況になった。
 そのような状況の中で、種々の可能性を探って検討してはみたものの、医師確保に向けた状況等は非常に厳しく、10月からは、無床の診療所にせざるを得ないと判断したところである。
 ただ、この判断は、合併協議の内容と相反することになるため、地元の香川地区の御理解を得なければならないということで、去る8月18日開催の香川地区地域審議会には、私も出席し、お詫びと報告をさせていただいたところである。
 さらに、この件について、地元住民の皆様の御理解をいただくため、先週土曜日(9月4日)には、住民説明会を開催させていただいた。
 説明会では、かなり厳しい意見等も出て、必ずしも理解が得られたという状況にはなってはいないが、現状等に鑑みると、無床診療所化はやむを得ないとの判断は変えていない。
 関係議案については、そのまま市議会に提出させていただき、市議会での議論等に、誠実に対応させていただきたいと思っている。

(記者)
 9月5日、「瀬戸内国際芸術祭2010」の来場者が、当初目標としていた30万人を突破したが、感想は。
 また、香川県では、3年後にも芸術祭を開催したいという方針のようだが、高松市としての考えは。
(市長)
 芸術祭については、天候に恵まれるとともに、特に、若い人たちが、当初の予想以上に、本市や会場の島々に来ていただいている。
 来場者数が、当初予想の半分の期間内に、目標の30万人を突破したということで、非常に喜んでおり、うれしいと率直に思っている。
 種々の要因がプラスに働いたとは思うが、やはり芸術祭自体が非常に魅力的なイベントであるということで、若い人たち、特に、女性や外国人に非常に受けていることなど、これまでになかったようなユニークさが、好評につながった一番の要因だと思っている。
 10月末までの期間中、種々あるとは思うが、とにかく大きな事故やトラブルもなく、最後まで、より多くの人でにぎわってもらいたいと願っている。
 また、芸術祭の終了後、作品の中には恒久的に残すものが一部あるが、どの作品を残し、維持管理をどうするのかというような件について、そろそろ話を詰めていかなければならない。
 また、当初から、芸術祭を3年ごとには開催したいという意向が、関係者にはあるが、それについてどうするのかを、はっきり決めていかなければならない。
 これは、私個人の考えだが、一過性のもので終わらせるべきではないと思っている。
 元来、目的が「海の復権」なり、地域活性化ということなので、繰り返し開催しながら、この目的が達成されるような方向に向けて、少しずつ進めていくことが大事だと思うので、3年に1回程度は、お祭り的なイベントを開催しながら、会期の終了後にも、その趣旨に沿ったような地域づくりを進めていくことが必要だと思う。
 次は3年後ということになるが、今後、3年に1回は開催できるような方向にできればと思っている。

(記者)
 国道193号(新空港通り)の寺井高架橋から、ことでんの駅のホームにコンクリート片が落下した事故について、発覚後、香川県からの発表が遅かったことや、橋の老朽化が全国的に問題になっていることを踏まえ、高松市としての対応策は。
(市長)
 橋の損傷度合いのチェックなど、橋の老朽化への対応は、最近、全国的に問題になっているので、現在、「橋梁長寿命化修繕計画」の策定に向けて取り組んでいる。
 本市でも、全部で、約1,500の橋があるが、そのうち、道路や鉄道の軌道上に架かっている橋が15あり、従来から、しっかりとチェックを行っている。
 これまでは道路パトロールの中で行ってきたが、「橋梁長寿命化修繕計画」の策定に当たり、平成21・22年度で、全橋を個別にチェックする予定にしており、チェックの過程で不具合が見つかれば、早急に修繕することにしている。
 今回の事故は、県管理の国道の橋で発生したものだが、本市が管理する道路では、そのような事故のないようにしていきたい。
 しかしながら、万一、事故が発生した場合には、迅速に公表したいと思っている。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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