平成24年度　第8回　「かがわITギルド」

　今回、「かがわITギルド」の皆様方と、平成24年度第8回「市長まちかどトーク」を開催しました。
　「かがわITギルド」は、昨年の東日本大震災の発生時に、大手の企業や地元のIT企業に勤める個人が連携し、安否情報を提供したという事例をもとに、香川県でもIT企業に勤める個人が普段から交流し、スキルを活かし、地域活動に参加することで有事の際に連携できるのではないかと言うことで、IT業に関わる若者による地域参画を目的として、活動されています。
　今回は、ITを使った地域の活性化に係る現状や問題点を中心に、活発に意見交換が行われました。

　私が高校生の時に、常磐街など瓦町駅周辺は多くの買い物客などで賑わっていたが、大学を卒業して高松へ戻ってきたら、人通りが少なくなっていた。東京だと、みんなが情報を発信しているので、様々な情報にたどり着くことが出来るが、高松だと、何かが行われていても、情報を手にすることが出来にくい。情報を映像や音で発信するデジタルサイトを、常磐街などの商店街の活性化に活用してはどうか。

　常磐街は、ひと昔前までは、人通りも多かったが、今は空き店舗が多く、人通りは少なくなっており、市としても、各商店街の活性化に向け、サポートしている。
　とりわけ、常磐街は、若者で賑わうエリアに再生しようと、中央商店街南部の活性化事業として、市が、空き店舗を活用して「ブリザーズスクエアトキワ（ブリスク）」を開設し、高校生や大学生らをターゲットに最新の音楽やファッションなどの情報を発信することなどに取り組んでいる。少しずつではあるが、光が見えてきたところなので、今後とも、情報発信など、皆さんの地道な活動を是非お願いしたい。

　現在、ユーストリームやフェイスブックなどソーシャルメディアが注目されている。市長自身も、フェイスブックブックなどを利用されているが、何を期待されているか。
　フェイスブックでの意見交換により、様々な情報を得ることが出来ており、横の繋がりを創造していく力は、すごいものがあるというのが実感である。
　災害時の情報ツールとしても効果的だが、私が進めている「創造都市」を創るためには、このソーシャルメディアがサポートしていくことは非常に大切である。「創造都市」は、芸術や文化などを活かして、都市の魅力を高め、都市を発展させていく考えである。その時に、芸術文化を産業や観光などと結びつけるのにソーシャルメディアが大いに役立つ。さらに、「創造都市・高松」を広く発信するためにも、シーシャルメディアの活用は最も有効な手段であると考えている。