平成22年度　第5回　「太田地区保健委員会」

　本市では、現在45地区に保健委員会があり、健康づくり推進プラン「健やか高松21」に基づき、地域住民の主体的な健康づくり活動を行うとともに、会員相互の親睦を図り、地域に密着した、きめ細やかな保健活動や献血活動を積極的に推進するための活動に取り組んでいます。
　今回は、「太田地区保健委員会」の皆様方と、第5回「市長まちかどトーク」を開催し、地域コミュニティ協議会などが行う各種活動のあり方や、保健活動の推進方策などについて御意見をいただきました。
　各地区の保健委員会では、それぞれ特色ある活動に取り組まれていますが、今後とも、元気で健康なまちづくりに向けて、地域において中心的な役割を果たすことが期待されます。

　地域コミュニティ協議会などが行う各種活動に対する市長の考えは。

　地域の各種団体は、これまでは連合自治会、保健委員会など、言わば「縦割り」の組織として、それぞれが別個に存在していた。
　地域コミュニティ協議会は、本年2月に施行した「自治基本条例」の条文にも明確に位置付けられているが、自治会の加入率が低下する中で、すべての地域住民、企業、団体などを構成員とする、地域を「横割り」で括る組織として、また、地域の諸課題を解決する基本的な単位として、概ね小学校区を単位に設けられている。
　もちろん保健委員会も、地域コミュニティ協議会に属しており、事業ごとに設けられた部会のうち、保健・福祉関係の部会の活動に主に携わっていただいていると思う。
　それ以外にも、NPOは、特定の課題について、「縦割り」でも「横割り」でもない、言わば「斜め」のコミュニティとして活動されている。
　今後は、地域の公共的な活動に、これら「縦割り」と「横割り」、「斜め」の組織が連携して取り組んでいただければと思う。
　なお、活動費等に充てていただく交付金は、一括して交付することにしたので、地域で十分に話し合われて、地域としての課題に重点的に配分するなど、工夫して活動に取り組んでいただきたい。