プラスチック製品の一括回収モデル調査を実施しました
更新日:2025年2月10日
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が令和4年4月1日に施行されたことを受け、本市においても今後のプラスチックの収集やリサイクルのあり方について検討しているところです。
令和6年1月から令和6年2月にかけて、プラスチックの一括回収を実施した場合の収集量や、収集・運搬、処理における課題を把握するため、モデル調査を実施いたしました。
モデル調査の概要
1.実施期間
(1)令和6年1月31日(水曜日)
(2)令和6年2月7日(水曜日)
(3)令和6年2月14日(水曜日)
2.対象地域
古高松地区のうち約400世帯
3.対象品目
容器包装プラスチック(食品トレーやシャンプーのボトルなど)及び規定の大きさ・重量以下の製品プラスチック(歯ブラシやポリバケツなどの製品として使われるもの)
4.調査内容
(1)容器包装プラスチックと製品プラスチックを一括回収した場合の製品プラスチックの排出量の調査
(2)一括回収を行った場合のごみステーションの飽和状況
(3)南部クリーンセンターで中間処理を行った際の影響
5.調査方法
収集した400世帯分のプラスチックを南部クリーンセンターに運び込み、組成調査を実施
モデル調査の結果
容器包装プラスチックと製品プラスチックを一括回収した場合の製品プラスチックの排出量の調査について
・調査の結果、一括回収時の製品プラスチック排出割合は、最大で9.5%
・上記の結果から年間排出量を推計すると、
容器包装プラスチック:約6,000トン 製品プラスチック:約630トン
上記の推計値については、先行して一括回収を実施している他自治体と同程度の割合となっています。
一括回収を行った場合のごみステーションの飽和状況について
一括回収を実施した、各水曜日のプラスチック容器包装の日の排出量は増加したものの、ごみステーションからごみがあふれるなどのトラブルは発生しませんでした。
南部クリーンセンターで中間処理を行った際の影響について
一括回収したプラスチック製品を南部クリーンセンターの処理ラインに試験的に投入。
搬送コンベヤでの選別、圧縮梱包装置でのベール化(収集したものを圧縮し、結束材で梱包して俵状にしたもの)した際、特段の支障はありませんでした。
アンケート調査結果
アンケート調査結果について
モデル調査後、アンケート調査を実施いたしました。今後の課題等を把握するため、対象地区全世帯にアンケートを配布し、52件の回答がありました。
アンケート(全設問)
アンケート回答(設問1、2)
アンケート回答(設問3、4)
アンケート回答(設問5)
今後について
今回のモデル調査の結果から、一括回収を実施した際のプラスチック排出量の見込量や、ごみステーションの状況、処理を行う際に大きな問題がないことを確認できました。また、アンケート結果から、一括回収の実施は概ね好評であり、早く実施をしてほしいという声もありました。
一方で、破損・汚損しているプラスチック製品が対象になるか等、対象となるプラスチック製品の周知については、今後の課題として挙げられます。
今回のモデル調査の結果を踏まえ、今後のプラスチックの収集やリサイクルのあり方について検討していきます。
関連リンク
「プラスチックにかかる資源循環促進等に関する法律普及啓発サイト」(環境省)(外部サイト)
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