「性の多様性」講演会を開催しました!
更新日:2018年12月18日
講演会
LGBT啓発等推進事業の一環として、平成30年10月3日(水曜日)に「性の多様性」講演会を開催しました。たくさんの御参加ありがとうございました。
テーマ:「いろいろな性、いろいろな生き方」
講師:渡辺(わたなべ) 大輔(だいすけ) 氏(埼玉大学基盤教育研究センター 准教授)
日時:平成30年10月3日(水曜日)13時30分~15時
場所:サンポートホール高松 第2小ホール
講師として御登壇いただいた渡辺大輔氏は、現在、埼玉大学基盤教育研究センターの准教授であり、ジェンダー・セクシュアリティ教育やセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)支援を研究テーマとされています。また、御講義や御講演、執筆活動や授業づくり等さまざまな機会を通じて、性の多様性について学校でどのように教えたらよいかなどの情報発信もされております。御見識を交えながらも、身近な例えを挙げて分かりやすく御講演いただきました。
初めに、職種ごとにイメージされる性別があるというジェンダー・バイアス(性別役割などに関する思い込み)やカップルや両親は異性同士であるという認識の異性愛中心主義の考え方を強く持っている方が多く、このような枠組みを外してもっと自由に生きていけたらと述べられました。
また、性のあり方について、性別自認(こころの性)、身体的性別(からだの性)、性指向(好きになる性)という要素で見ると、性のあり方は少なくとも24通りあり、それでも全てのあり方を表しきれないことから、いかに性が多様であるか、さらに、小学校の低学年においても「性別違和」を抱くこともあり、いじめや暴力を受けることもあるので、小学校低学年(および幼児期)からの学習の必要性を御説明いただきました。
まとめとして、性が多様であることを前提とした環境づくりを進め、「当事者さがし」をすることなく、「性の多様性」を理解し配慮する準備があること、差別を許さないことを、積極的にアピールしてほしいと呼びかけられました。
本講演会は、性の多様なあり方について理解を深めるとともに、セクシュアル・マイノリティが直面する困難とその支援や配慮の方法について考える、大変有意義な機会となりました。
パネル展
「性の多様性」講演会の会場ロビーにて、LGBT(性的少数者)の啓発パネル展を開催しました。
日時:平成30年10月3日(水曜日)
場所:サンポートホール高松 第2小ホール メインホワイエ
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