市長活動報告（平成19年5月）

　「商業・サービスの高度化」、「回遊したくなる中心市街地づくり」、「定住人口の増加」を基本的方針とした「高松市中心市街地活性化基本計画」が、5月28日に内閣総理大臣の認定を受け、本日、首相官邸で行われた認定書授与式に出席しました。
　この計画は、本市中心市街地の歴史的背景などを踏まえ、商業機能を強化するための中心商店街の活性化を取組みの軸として捉えており、今後、本計画に基づき、各商店街の取組みに対する支援を始め、各種施策を行ってこととなります。
　市の取組みに国のお墨付きが得られ、商都高松の復活に弾みがつきます。

　東京の六本木ヒルズに、NPO法人が選定した全国の「恋人の聖地」の関係者等が集い、「全国プロポーズの言葉コンテスト」の受賞作品発表会が行われました。
　併せて各地の地域活性化に向けた取組み等をお互いに報告しました。
　本市では、2004年に大ヒットした映画「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地となった庵治町が「恋人の聖地」に選定されており、行政や地元住民の方々による取組みを紹介しました。
　ちなみにプロポーズの言葉の最優秀作品は「今ならもれなく一生幸せ保証付きでお買い得です！」というもので、本市特産の庵治石のプレートにこの言葉を刻んで、女優の菊川怜さんから贈呈していただきました。

　高松市農業委員会の通常総会に出席しました。
　現在、国においては、新たな「食料・農業・農村基本計画」が策定され、農業・農家にとって、大きな改革が実施されています。
　本市としては、今後一層、優良農地の保全や流動化の推進、さらには、農業後継者や認定農業者などの担い手農家の確保・育成に努め、魅力と活力のある農業の振興と豊かなまちづくりに取り組んでまいります。

　友好都市である南昌市（中国）の公式訪問団が本市を訪れました。
　南昌市とは、1990年の友好都市提携以来、友好親善使節団や、小中学生による相互交流訪問を始め、農業研修生や本市の大学・専門学校への留学生の受入れなど、民間・市民レベルを含め、活発な交流が行われてきました。
　南昌市長の訪問は7年ぶりであり、今後における更なる友好関係構築のため、交流を深めました。

　高松市老人大学の開講式に出席しました。
　本大学では、高齢者の方々の健康づくりや生きがいづくりを目指し、健康、文化、生活の3つの学科ごとに、有意義で盛りだくさんの講義が計画されており、今回は165名の方が入学されました。

　会長を務める四国国道協会の総会に出席しました。
　四国においては、近い将来、発生が予想されている「東南海・南海地震」に備え、万全を期するとともに、四国地方の道路整備水準が、全国平均より立ち遅れている現状を踏まえ、地域の実情に応じた計画的かつ効率的な道路整備が、強く求められています。
　今後、会長として、各方面への強い働きかけを通じ、道路予算の確保がなされるよう努めていくこととなります。

　会長を務める高松市防犯協会の総会に出席しました。
　本市は、今後とも、地域や関係機関と連携を図りながら、安全で安心なまちづくりに積極的に取り組んでまいります。

　5月11日から20日までの10日間展開する春の全国交通安全運動のオープニングで啓発パレードを行いました。
　重点項目として、「子供と高齢者の交通事故防止」を基本に、「飲酒運転の根絶」、「自転車の安全利用の推進」、「後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」、「横断歩行者の保護」という国や県の項目に加え、本市としても｢交差点と交差点付近の交通事故防止｣を独自に掲げ、交通事故防止に努めてまいります。