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市長定例記者会見(平成27年1月26日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成27年1月26日(月曜日) 11時30分~11時50分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)高松市の新しいふるさと納税制度について
(2)第50回香川菊池寛賞受賞者の決定について

【市長定例記者会見】高松市の新しいふるさと納税制度について

【市長定例記者会見】第50回香川菊池寛賞受賞者の決定について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。
 本日は、私の方から2点について、発表させていただきます。

 まず1点目ですが、「高松市の新しいふるさと納税制度について」でございます。
 ふるさと納税でございますが、本市におきましても、平成20年度から導入しておりますが、ここ数年は、寄附の件数や金額とも伸び悩んでおりまして、100万円以上の大口の寄附を除きますと、年間200万円から300万円程度で推移している状況でございます。
 ただ、全国的にみますと、報道等でも伝えられておりますけれども、一部の自治体では、非常に高額なお礼品、あるいは人気のある商品を用意しまして、多額の寄附金を集めている自治体もあるという状況でございます。一方で、過剰なサービス合戦になっているのではないかと言ったような、批判と言いますか、意見もある状況かと思っております。
 今回、このふるさと納税につきまして、2015年の税制改正大綱で、大きく制度が変わろうとしております。
 地方創生を推進しようということで、このふるさと納税を活用するために、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」の創設が、税制改正大綱に盛り込まれております。
 これまでのふるさと納税の寄附控除は、所得税と住民税と両方あって、それぞれ確定申告が必要でしたが、これを個人住民税に一本化した上で、寄附控除の上限額を、現在の2倍に引き上げて、確定申告がいらないという手続きの簡素化と控除額の拡大が図られたものでございます。
 このように、ふるさと納税の状況、環境が変わってきておりますので、本市も、ふるさと納税制度の利用促進を更に図ろうと、内容を大きく見直して、2月1日(日曜日)から、新しい制度によって運用を始めたいと思っております。
 新制度の内容でございますが、お手元にお配りしておりますパンフレットを御覧いただきたいと思います。
 まず、表紙に書いております「申込及び払込の方法」でございますが、年度替わりの早い時期を目途に、ふるさと納税専用サイトを開設して、インターネットからクレジットによる払込みができるようにしたいと思っております。
 ただし当面は、現行制度の郵送やFAX、メールで申込をしていただくことになります。早い段階で、インターネットに切り替えてまいりたいと思っております。
 次に、お礼品でございますが、これまで高松市の場合、寄附していただいた方に、キウイやイチゴなど、高松ごじまん品の果物等を贈呈しておりました。
 ただ、リピーターということで、2年以上継続して寄附していただいた方に限っていたことや、寄附者がお礼品を選択できなかったという難点がございまして、それほど魅力的でなかったという反省がございます。それを今回、お礼品の内容につきまして、寄附金額に応じて、5,000円以上、2万円以上、それから5万円以上、これに区分をしまして、それぞれの金額に応じて、オリーブ牛やさぬきうどん等の食品、さらには、本市の特産品であります盆栽、漆器など、地場産業の振興の観点からも魅力ある品物を揃えることとしております。
 それから、品物以外のサービスということで、Bコースを選択していただいた方で、どうしても、ふるさと高松を離れて、帰りたくても帰れないという事情のあるような方に、ふるさとを想う気持ちにお応えできるように、故郷にあるお墓を清掃するサービスを、新たに付け加えております。
 このようなお墓の清掃サービスというのは、1月時点で、全国を調べてみますと、静岡県の西伊豆町にはありましたけれども、今のところ、中核市や四国の県庁所在地、あるいは香川県内の他の市町では、まだ無いということで、かなり全国的にも珍しい取組ではないかと思っております。
 それから、パンフレットの2ページ目の下段に、「寄附対象事業」と書いておりますが、これまでは、寄附金の活用先を12の対象事業から選択することにしておりましたが、メニューの数が多過ぎて、分かりにくいという指摘もございまして、対象事業を7つに減らしまして、分かりやすく表示をすることによって、こういうものに使って欲しいという、寄附者の意向を的確に選択していただけるようにしたものでございます。
 なお、これらのお礼品や寄附金の使途となる個別の事業につきましては、それぞれの時期に応じて、旬の品物を選んだり、あるいは本市が全国に発信したい事業などを、入れ替えていきたいと思っております。
 今後とも、寄附していただいた方が、本市への関心をより高めていただけるような、魅力あるお礼品等を常に揃えるように工夫を加えまして、本市のふるさと納税制度の充実を図って参りたいと思っております。

 次、2点目は、「第50回香川菊池寛賞受賞者の決定について」でございます。
 高松市が生んだ文壇の大御所「菊池寛」を顕彰しますとともに、郷土におきまして、創作活動を続けておられる優れた新人の発掘、育成並びに地元の文化の振興を図ることを目的としまして、毎年、香川菊池寛賞の実施をしております。
 今回は第50回という節目の回でございますが、香川菊池寛賞の入選作、及び奨励賞受賞作が決定しましたので、発表させていただきます。
 まず、入選作・香川菊池寛賞ですけれども、作者は堀川 佳(ほりかわ・けい)様、本名は池下 玲子(いけした・れいこ)様でございます。作品名は「床頭台(しょうとうだい)」となっております。
 また、奨励賞が、作者は三井 英美子(みい・えみこ)様で、作品名が「槌屋(つちや)」でございます。
 選考の過程ですけれども、昨年の7月1日から10月10日までの期間、応募を募りました結果、全部で65篇の作品が応募されまして、昨年末から、選考委員会委員による選考作業を行って、1月9日(金曜日)に受賞作を決定したものでございます。
 受賞作品の内容などにつきましては、受賞者及び選考委員長によります記者会見を、本日の午後3時から、5階の52会議室において行いますので、取材の程、よろしくお願いしたいと存じます。

 私の方からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 4月に執行される市長選挙についてだが、市長選挙は過去2回、無投票で当選しているので、政策論争が行われず、市民の方に選択肢が示されてない状態が続いている。
 今のところ、他に出馬を表明している方は、市長以外にはいないが、これまでの市長選挙で政策論争が行われなかったことについての受け止めは。
【市 長】
 過去2回の選挙において、それぞれ立候補者が私しかいなくて、無投票当選になったということで、無投票当選自体は制度的なものであるので、それが駄目だということではないが、やはり、あくまで選挙の例外的なものであると、私自身は思っている。
 と言うのは、首長選挙であると、複数の立候補者がそれぞれの政策等を戦わせて、選挙運動を行って、そして、住民の投票による結果によって選ばれるというのが、本来の選挙の形かと思っている。そういう中で、候補者が一人しかいなくて、一日だけの選挙運動期間で、投票行為がなくて無投票当選というのは例外的なものだと思っている。
 また、私自身にしても、自分自身が訴えたい政策・施策というのを、マニフェスト2007、あるいはマニフェスト2011で、1期目も2期目もそれぞれ用意させてもらい、市民の皆様に伝えながら、訴えたわけだが、選挙期間が一日しかないということで、選挙期間中に十分に市民の皆さんに浸透させる時間が非常に少なかった。また、選挙というのは、通常は市長という立場だが、選挙期間中は候補者という立場で市民の皆様と率直に意見交換ができる貴重な時間かと思うが、そういう選挙運動期間がほとんど無かったことで、その点については、非常に残念だと率直に思っている。
 ただ、選挙運動期間がほとんど無かった分、当選後、しっかりと私の政策を市民の皆さんに分かってもらうべく、1期目だと、ちょうど今の総合計画の策定時期に当たっていたので、総合計画に対する市民の皆さんの意見を問う、市民との対話集会を精力的に25回ほど全市内で実施したし、2期目だと、選挙が終わってすぐに、10回近く、その時点で問題となっている主な施策をテーマとして、市民との意見交換会などを開かせてもらっている。
 それにより、私がそれぞれの任期で実現したい高松のまちづくりの方向性、あるいは政策・施策について、市民の皆さんと改めて意見交換できたと思っている。
 ただ、そういうのを、選挙期間中に、報道等も通じていろいろなやりとりができるので、その点については、無投票だったというのは、残念だと思っている。

【記 者】
 市長選挙に関してだが、初めて当選を果たした時には、各政党の推薦で、前回は高松市議会の会派推薦だったのだが、今回、自由民主党香川県支部連合会からの推薦が出ているが、その要請をしたのはどういった意図だったのか。
【市 長】
 それぞれの政党なり、あるいは団体の方には、幅広く支持をもらえるような形で考えており、お互い、それぞれ政党、団体といろいろな話をする中で、今回、推薦願を出させてもらい、推薦を受けたということで、今後とも、他の団体、あるいは会派などとも、どういうやり方でやっていくのか、相談をしながら進めたいと思っている。

【記 者】
 ふるさと納税の件だが、今回、新しい制度による目標の金額設定はあるのか。
【市 長】
 そのようなものは設定していない。
 高松らしい品物、あるいは故郷たかまつに対する思いを、若干でも皆さんに示してもらうために、魅力あるものを揃えさせてもらったと思っているので、これまでよりも、できる限り多くの方々の寄附をもらいたいと思っているし、金額的にも相当伸びてくれたらという希望は持っている。ただ、目標というような形で掲げているものではない。

【記 者】
 ふるさと納税において、寄付金のお礼の品物に、いろいろ高額な物とか、寄付金合戦みたいなものが起こっていたと思うが、それについての考えは。
【市 長】
 あくまで「ふるさと納税」というのは、自らの故郷、あるいは関わりのある地方に対する気持ちを、税金を一部、そちらに寄付することで表す、そういう気持ちの表れとしての制度だというふうに理解をしているので、あまり、お礼の品で寄付金を、不特定多数の人から募るとか、そういうものに走るというのは、制度の趣旨からして、如何なものかと思っている。ただ、先ほども言ったけれど、故郷に対する思いを少しでも実現してもらうために、ある程度、故郷らしい、高松なら、高松らしいお礼の品とか、それ相応のものは、きちんと揃えておきたいと思っている。
 ですから、サービス過剰合戦になるのは好ましくないと思っている。

【記 者】
 墓地清掃サービスだが、他の都道府県の県庁所在地では無い状況だが、一方で過剰なサービスになるのも好ましくないということで、この墓地清掃サービスについては、どのようなものだと捉えているのか。
【市 長】
 お礼の品、物品をお返しするのも一つのあり方なのだが、このふるさと納税のあり方を議論する中で、やはり、寄付者のふるさとに対する思いを何らかの形で実現する、手助けしてあげるというものを何かないかということになった。その中で、墓地の管理を非常に心配して、いろいろな問合せをされている高松市出身の方が結構多いという話を聞き、そういうニーズがあるのではないか、ニーズがあるのであれば、墓地が心配だというニーズに応えられるような形で、お礼のサービスとして用意してはどうだろうかという意見があったので、公益社団法人シルバー人材センターに話してみると、請け負ってもらえるということになったので、こういうサービスを高松市として入れさせてもらった。
 率直な、高松市出身者のふるさとを思う気持ちに応えられるお礼のサービスではないかと思っている。

【記 者】
 西宮市長が偏向報道に対して、取材規制をするという発言をしたが、それに対する考えは。
【市 長】
 報道等でちらっと見ただけなので、あまり内容等は詳しくは知らないが、そもそも偏向というものが、何なのかというところは、客観的に決まるものではないし、やはり表現の自由、報道の自由というものは、もっとも尊重されるべきものだと思っているので、安易にそういうことは、行われるべきではないのではないかと思っている。

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