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令和5年9月

更新日:2023年9月27日

「九月に想う」  今年のTPP(高松プライドプロジェクト)を終えて

 夏休み中の8月22日(火曜日)の午後、TPP(Takamatsu Pride Project)を開催しました。この事業は、子どもたちのシビックプライドを育むことを目的に実施したものです。シビックプライドとは、「都市に対する市民の誇り」のことで、「郷土をよりよくするために自分たちが関わっている」「自分が郷土の未来を創っている」という、地域の持続的な発展に当事者として貢献しようとする概念で、高松市教育委員会では、「高松で育ち、高松で学び、高松で暮らして良かったと思える教育」の一環として、児童生徒のシビックプライドを醸成しながら、将来、高松市の発展に貢献できる人材の育成を目指す取組みを進めています。
  
 今回のテーマは、 

 今回は、市内の小学校の約半分の23校から、6年生の代表児童42名が集まり、まちの観光大使として、地域自慢の発表を行うとともに、同じテーマで集まった他校の友達と、高松市をより良くするための具体的な取組みについて情報交換や意見交換を行いました。
 
 各小学校では、日ごろから総合的な学習の時間などを通して地域学習に取り組んでいます。その学習の中で、様々な地域の方々に出会ったり、地域の自然や伝統、文化に触れたりしながら、たくさんのことを学んでいます。児童は自分たちの住んでいる地域のお宝を熱い思いをもって紹介するとともに、高松市内のこれまで知らなかった、他の地域のよさについても知るきっかけになったようです。
 
 地域の人、自然、歴史、文化等の5つのグループに分かれ、準備した写真やパネル、動画などを使って、それぞれの地域の良さを発表した後、テーマに即して、これから大切にしていきたいこと、自分たちに何ができるかについて熱心に議論を行い、その後、各グループからのメッセージとして、自由な発想でアイデアを出し合いPR動画を完成させました。
  
 今回のTPPで私自身が感銘を受けたことの一つは、地域自慢として、中野武営を始めとする偉人のほか、多くの子どもたちが、例えば、登下校の見守り隊の方、魅力的な行事を考えてくれるPTAやコミュニティーセンターなどの方、あいさつ運動やボランティア活動を一緒にしてくださる地域の方など、普段自分たちを見守ってくれている身近な人々を取り上げていたことです。そして、グループ発表のまとめのキーワードを考える活動では、一番に「感謝」という言葉を挙げ、「自分も人の役に立てる人になりたい」という言葉もありました。子どもたちは自分が地域の中で育まれていることや、かけがえのない身近な存在の方々に、ちゃんと気づいているのです。  
  
 もう一つの発見は、子どもたちの変容ぶりです。最初は、自分の発表がうまくできるかで頭の中がいっぱいだったのに、グループのお互いの発表を聞き、知らなかった高松の魅力に興味を持ち、そこから自分たちが未来のために何ができるかを真剣に考え、そして、意見を述べ合ってまとめました。最後はPR動画で表現しグループごとに発表し合いましたが、これらの過程で、ほんの3時間前に出会った全く背景も個性も異なる友達と共に、語り合い、真剣に悩み、互いの意見を尊重し合いながら課題に立ち向かっていく。まさしく、これからの時代に求められる、将来を担っていく子どもたちの姿でした。子どもたちにとっては、「人間関係形成」や「課題対応能力」、「自己理解」につながる貴重な経験だったと思います。  
  
 さて、今日から新学期がスタートしました。多様な子どもたち一人ひとりが自分の思いや考えを自由に表現することができる。友達や先生に自分が認められ、うれしい気持ちになれる。困難に直面しても、みんなで力を合わせて解決していける。そんな、子どもたちが主体となった、魅力的な授業、学級活動が各学校で展開していくことを期待しています。
  
  

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