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教育長ひと言

教育長が、教育に関する想いを「この月に想う」と題して綴ったコラムです。

「十月に想う」   図書館へ行きませんか

 
 今年の夏は猛暑の上、残暑もかなり厳しいものがありましたが、ようやく秋風が感じられる季節になりました。さて、秋になると毎年のように「教育長ひと言」に登場するのが読書の話題です。

 ここ数か月の間に、「読むことの大切さ」に関する新聞記事や教育誌を目にする機会が多くありました。毎年4月に実施されている全国学力・学習状況調査の結果からは、子どもたちの読解力の低下が指摘されています。SNSの普及の影響により、短文でのやり取りが広がり、長い文章を読んだり書いたりする機会が減っていることも原因の一つと言われています。一方で、毎日又は週に1回~3回程度新聞を読んでいる児童生徒の国語・算数(数学)の平均正答率が高いという結果も出ています。
 
 また、この9月に文化庁が発表した国語に関する世論調査(全国の16歳以上の6000人に実施)では、1か月間に本を1冊も読まない人が3人に2人の割合に上ることが明らかになり、若者を中心にスマートフォンやSNSの利用に押され「読書離れ」が加速している傾向がうかがえました。実際、別の全国データでも小学生の2割、中学生の3割が1日3時間以上SNSや動画視聴をしているという結果もあります。

 このような中、学校や家庭で子どもたちに多くの本に触れてもらう機会を提供することが、読書を好きになり、生涯を通じて本を読む楽しさを味わえる生活を送るための土台になると考えます。
 例えば、幼稚園やこども園、保育所では読み聞かせの時間を大切にしています。瞳をキラキラ輝かせて先生のお話の世界に入り込んでいる子どもたちの姿を見ると微笑ましく感じます。小学校でも、図書館指導員や地域のボランティアの方々による読み聞かせの時間を見学することがありますが、子どもは読み聞かせの時間が大好きです。

 
 高松市立図書館では、市内の団体に対し、1か月間、150冊を上限に本の貸出しを行っており、放課後児童クラブや子ども食堂、児童発達支援・放課後デイサービス等事業所なども対象にしています。また、各コミュニティセンターにも、図書館の分室があって本を借りることができます。さらに、移動図書館のことをご存じの方は少ないかもしれませんが、高松市には「ララ号」というとてもかわいらしい移動図書館車が3台あり、市内の各地域を月に1回(8月を除く)定期的に巡っています。

 読書の秋、本との出会いは様々だと思いますが、まずは大人が本を読んでいる姿を子どもたちに見せることも、読書環境として大切なことだと思います。そして、その様子がとても楽しそうであればなおのこと、子どもたちも本の世界に入っていけるかもしれません。
 
 高松市内には、林町の香川県立図書館を始め、昭和町の高松市中央図書館(サンクリスタル高松)、松島町の夢みらい図書館、また、牟礼町、香川町、国分寺町、瓦町サテライトにも市立図書館があり、たくさんの本を借りることができます。また、高松市図書館のホームページでは、おはなし会や各種イベントも紹介しています。
 この秋は、とにかく子どもたちと一緒に図書館に足を運んでみませんか?
 

お問い合わせ先

このページは教育局総務課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎10階
電話:087-839-2611
ファクス:087-839-2615
Eメール:kyoikusomu@city.takamatsu.lg.jp

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