野生のイノシシ・シカを食肉として処理・販売しようとする方へ ~『高松市野生鳥獣衛生管理ガイドライン』を策定しました~
更新日:2018年3月1日
イノシシやニホンジカなどの野生鳥獣を食用として有効に活用するためには、衛生的で安全な食肉処理、販売に取り組む必要があります。
これら野生鳥獣の肉は、牛や豚の家畜と違って、と畜場法等の規制を受けないため、と畜場で公的な検査を受けることなく流通、取引されています。このため、取扱いや食べることに伴う動物由来感染症や食中毒の発生など衛生上のリスクが高いといえます。
このため、今般、高松市内で食用に供するために狩猟されたり、生態系バランスを保持するため、また、農林水産業の被害を軽減させるために捕獲された野生鳥獣の肉を食肉として衛生的に処理し、有効に活用していくための考え方や管理方法をまとめたガイドラインを作成しました。
高松市内でイノシシやニホンジカを捕獲、処理し、食肉として出荷される方々が、このガイドラインを指針として、より安全で安心できる猪肉を提供していかれるよう望むものです。
これから、イノシシやニホンジカを食肉として処理、販売を考えている方は、このガイドラインを参考に衛生的なと畜解体を実施し、食品衛生法上の許可を取得する必要があります。保健所までご相談ください。
シカやイノシシなどの野生動物の肉は、生で食べないようにしましょう!
近年、シカやイノシシなどの野生動物の肉を十分に加熱せずに食べたことで、E型肝炎を発症する事例が報告されています。
野生動物はE型肝炎ウイルスの感染している可能性もある以外にも、腸管出血性大腸菌やジストマ等の病原微生物に感染していることがあります。
野生動物の肉に限らず、肉を食べる際には中心まで十分に加熱してから食べるようにしましょう。
(参考)厚生労働省ホームページ
「食肉を介するE型肝炎ウイルス感染事例について(E型肝炎Q&A)」
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