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市長定例記者会見(令和3年7月28日)

更新日:2021年8月9日

日時・場所

(日時)令和3年7月28日(水曜日)  午前11時30分から12時まで
(場所)防災合同庁舎301会議室

報告事項

(1)飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業及びガバメントクラウドファンディングの実施について
(2)令和2年度決算見込みの概要について

新規ウインドウで開きます。報道道発表資料はこちら

市長説明

 おはようございます。
 それでは定例記者会見を始めます。
 題材に入ります前に、本市の新型コロナウイルス感染症の発生状況等について一言申し上げたいと思います。
 現在、東京都をはじめとする都市部におきまして、第5波と言われていますように、感染者数が著しい増加傾向を見せています。こうした中、本市におきましては、6月末以降、新規感染者数がゼロの日が続いた時期もございましたけれども、7月中旬に入りまして、人数的には少ないものの、ほぼ連日新規感染者が確認されております。特に週間単位で見ますと、昨日までで前週比約1.9倍となるなど厳しい状況となっております。特に、接触歴が明らかでない陽性者や、20歳代の若者世代の増加が顕著となっております。先週末から4連休が終わったところでございますけれども、本市では今年のゴールデンウイークの後に一日の新規感染者数が45人を記録したこともございました。また、今流行しておりますデルタ株の感染力の強さを考えますと、いつ感染拡大の重大な局面に陥るかも分からない、余談を許さない状況にまだまだあると思っています。
 夏休みが始まりまして、今後お盆などには旅行や帰省など人が集まる機会や、普段会わない方と接触する機会が増えるということが想定されます。市民の皆様には引き続きマスクの着用、手洗い励行、換気の徹底などといった基本的な感染防止対策はもちろん、他の都道府県への不要不急の往来は慎重に検討していただき、感染リスクを下げる行動をとっていただきたいとお願いを申し上げたいと思います。
 次に、新型コロナワクチンの接種状況等につきまして、ご報告をさせていただきます。65歳以上の高齢者に対する新型コロナワクチンの接種状況につきましては、先週7月24日(土曜日)現在におきまして、191,310回接種を行っており、そのうち1回目の接種を終えた方が、105,355人で高齢者全体の89.3%、2回目の接種を終えた方が、85,955人で72.8%となっております。
 1回目の接種だけで見ますと、65歳以上の高齢者の方々の約9割近く方が、接種を終えられているということでございまして、ワクチン接種に対する市民の皆様の強い思いを感じるとともに、なんとかその思いにお応えすることができたとうことで一区切りであると考えを持っています。
 一方、本日午前9時から、64歳以下の方のワクチン接種の予約を開始いたしました。
 今回からオンラインによる予約受付をいたしておりますが、現在のところ、トラブルらしいトラブルは報告されていません。発生していないというふうに認識しております。
 今日始まったばっかりですけれども、10時半現在の予約状況を見てみますと、集団接種のうち、スマホやパソコン等ご自身で予約していただく枠、約5,072枠が約30分でいっぱいになっております。
 ただ、コールセンターで受付し予約をとる、約2,900人分は、こちらについては、現在のところ1割程度の予約が入っている状況でまだ空きがあるということです。個別接種については、あくまでもオンライン分の枠だけで見ますと、8月分から早い方から順次予約が入っている状況と聞いております。また、コールセンターの状況でございますが、午前9時から予約申し込みの対応を行っておりますが、現在50回線を設置しておりますけれども、だいたい7割程度の35回線程度が常に受電している状況で、必ずしもつながらないといった状況にはなっていないと聞いております。
 また、個別の医療機関に対する問い合わせについては、医師会や接種本部に確認をしたところ、各医療機関から特に目立った苦情等も入っていないと確認しております。いずれにいたしましても、予約の受付は、本日始まったばかりであり、今日から数日間の状況を把握し、接種希望者のニーズにできるだけ沿うように、臨機応変に対応するよう接種本部、職員に指示しているところでございます。
 それでは、題材に入ります。
 1点目は、「飼い主のいない猫の不妊去勢手術支援事業及びガバメントクラウドファンディングについて」でございます。
 近年、野外で繁殖した飼い主のいない猫、いわゆる野良猫の糞尿や鳴き声等によるトラブルが全国的に問題となっており、本市におきましても、市民の皆様から野良猫に関する苦情や相談が多くの寄せられているところでございます。
 このため、本市では、野良猫の無秩序な繁殖を抑えることにより、生活環境の悪化を防止するとともに、やむを得ず殺処分される不幸な猫の数を減少させることを目的に、飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の一部を助成する事業を、今年度から実施いたします。
 支援金額は、一匹につき1万円で、令和3年8月2日(月曜日)から申請受付を開始することとしております。
 また、事業の実施に当たりまして、ふるさと納税の対象となるガバメントクラウドファンディングを活用して、寄附金による支援をお願いするものでございます。
 寄附金の募集期間は、令和3年8月1日(日曜日)から9月30日(木曜日)までで、目標額は100万円でございます。
 この取組を通じて、動物の命の大切さや、人と動物の共生のあり方について考えていただく機会になればと存じておりますので、皆様の温かいご支援をお願いいたします。
 2点目は、「令和2年度決算見込みの概要について」でございます。
 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止と社会経済活動の維持との両立を図りながら、総合計画に掲げる本市の目指すべき都市像の実現に向け、各種施策に取り組んだところでございます。
 まず、新型コロナウイルス感染症に対応した主な事業といたしましては、高齢者を始めとしたPCR検査の実施や、出産応援特別給付金の給付のほか、市内対象店舗等でのスマートフォンを利用したキャッシュレス決済に対するポイント還元キャンペーンなど、本市独自の経済対策を実施いたしました。
 一方、第3期まちづくり戦略計画の主な事業につきましては、地域共生社会の実現を目指し、ほっとかんまち高松づくり事業を推進いたしました。
 また、市立小・中学校の児童・生徒に、1人1台の端末を整備するなど、ICT教育環境の整備を推進するとともに、児童の安全や快適な学習環境の確保を図るため、校舎の老朽化対策を実施いたしました。
 さらに、新香川県立体育館整備用地の取得を始め、企業誘致・起業支援による地域経済の活性化や、屋島・塩江などの活性化に取り組んだところでございます。
 決算見込みの詳細につきましては、本日、午後1時から、財政局より御説明いたしますので、私からは概略を御説明させていただきます。
まず、一般会計につきましては、歳入総額が、約2,177億円、歳出総額が、約2,133億円で、差引残額は、約44億円となり、この差引残額から、翌年度へ繰り越した事業費に充てるための繰越財源、約13億円を差し引いた、いわゆる実質収支は約31億円となるものでございます。
 決算規模といたしましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大への対応から、歳入・歳出ともに過去最大となり、平成29年度以来、3年ぶりの増となっております。
 また、実質収支につきましては、令和元年度の約27億円に比べ、約4億円の増で、単年度収支は、約3億円の黒字となっております。
プライマリーバランスは、減収補てん債など、借入が増加いたしましたが、3年連続の黒字となっております。
 次に、臨時財政対策債を除いた市債残高は、令和2年度末で、約1,015億円となっており、前年度末に比べ、約8億円の増でございまして、2年ぶりの増加となっております。
 また、財源対策基金の合計は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う事業の中止や、臨時交付金を始めとした、国の地方財政措置等により、財政調整基金を取崩すことなく、決算剰余金のうち、14億円を積み立てたことなどによりまして、2年度末で、約120億円となっており、前年度末に比べ、約19億円の増加となっているところでございます。
 次に、経常収支比率は、会計年度任用職員制度への移行による人件費の増などにより、前年度に比べ1.4ポイント上昇しております。
 一方、実質公債費比率につきましては、地方消費税交付金の増など、一般財源収入の増により、前年度に比べ0.3ポイント改善しているところでございます。
 以上が令和2年度決算の概略でございます。
 今後、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化することによる市税の減収が懸念される一方、感染拡大防止対策事業の実施に加え、社会保障経費の増大などについては、基金の取り崩しにより対応しており、財政運営が厳しい状況であることに変わりはないものと考えております。
 引き続き、スクラップ・アンド・ビルドの徹底や事務事業の見直しなど、行財政改革を更に推進しながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と、社会経済活動の維持との両立を図り、将来にわたり持続可能な財政運営の確立に、鋭意、取り組んでまいりたいと存じております。

記者との質疑応答要旨

【記者】
 64歳以下のワクチン接種のスケジュールを変更したことによる混乱は生じなかったのか。また、現時点での接種完了時期の見込みは。

【市長】                    
 まず、64歳以下の方の新型コロナワクチン接種予約スケジュールにつきましては、接種券について14日、16日、21日と年代別に分けて送付し、接種券が届いた段階で、予約をして接種ができますということにしていましたが、国からのワクチン供給が7月から6月供給分の半分近くになったということで、急遽、予約時期を延期し、本日7月28日(水曜日)からの一斉予約ということになりました。
 予約を延期したことについて、個別医療機関への問い合わせ等があったのではないかということですが、お聞きしている限りは、新聞広告や折込チラシなど、様々な方法で周知に努めたので、その影響もあり、特に大きなトラブルがあったり、あるいは苦情が入ったということは聞いていません。
 次に、接種希望者への接種完了時期の見込みでございますが、先日、香川県が11月末までには87%程度のワクチンが確保できるので、ほぼ希望者に打てるのではないかと試算を出されております。これは、国が示す全国のワクチン供給量を基に、県全体分におきなおして、試算したと聞いています。
 本市としても独自に試算を行ったところ、11月末までには、職域接種分、大規模接種分がどの程度になるのか、はっきりしないところはありますが、それらを想定した上で、概算で、対象となる市民の約83%に相当する量を確保することができる見込みでございます。ワクチン全てを接種することができれば、ほぼ希望する市民に対して12歳以上64歳以下の方について接種が行われるのではないかと想定しています。

【記者】 
 想定以上の高齢者が接種したことによるワクチン不足への影響は。

【市長】 
 想定以上に高齢者でワクチンを接種された方がいたということですが、その分については、国からある程度ワクチン供給がされたということで確保できています。ワクチンの供給量が削減されたのは7月分以降なので、高齢者接種分については6月分までのワクチンである程度賄えており、7月に供給が減ったあと、64歳以下の接種をどう対応していくかということで、改めて接種計画を作り、本日、予約再開にいたったということです。

【記者】
  野良猫の不妊去勢手術の支援にクラウドファンディングを導入する理由は。

【市長】
 非常に野良猫が増えてきているということで、近隣住民等の苦情が多くなっています。一方で野良猫が増えて、捕獲した上で、引き取り手がないような場合には殺処分となり、殺処分を減らしていきたい、動物愛護の精神も普及していきたいという中で、野良猫の不妊去勢手術は、非常に有効な手段の1つであり、本市においても取り入れようということで、本年度から事業として実施していくことにしております。

【記者】
 64歳以下のワクチン接種券の発送状況は。

【市長】 
 接種券については14日に50歳以上64歳以下、16日に30歳以上49歳以下、最終的に21日が12歳以上29歳以下を対象に発送していますので、4連休がありましたが、ほぼ昨日までに届いているということです。

【記者】 
 ワクチンの打ち手の確保のため、他の自治体との協力体制に関する検討はしているのか。

【市長】
 高松市のワクチン接種については、256の医療機関に協力いただいておりますし、集団接種もその都度、ある程度の規模で実施しているので、ワクチンさえあれば接種は可能と考えております。従いまして、国からの供給が前倒しになれば、こちらの接種体制を整えてやっていくということで、そうなれば11月末より早く完了する可能性もありますが、今の状況で国が見通しを立て、ワクチンを供給するという状況からすれば、だいたい11月末くらいに83%程度という計画で考えています。

【記者】
 市長自身はワクチン接種を受けたのか。

【市長】 
 高齢者について、一定の目途が立ち、64歳以下の接種券も送付が始まったということで、先々週に高齢者接種の1部の空き枠を使わせていただき、7月16日に接種1回目を受けさせていただきました。
 高齢者接種、基礎疾患のある方の接種を各医療機関で進めていただいておりますが、1バイアルで6人分なので、それが5人分、4人分となったときに空きの分については64歳以下の接種も可能ですという通知を各医療機関に行わせていただいています。そういう意味で、6人分の中の1人分として使わせていただき、接種を行いました。

【記者】
 64歳以下の予約開始時期について、公平性の担保についての考え方は。
 64歳以下の予約開始時期の公平性についての考え方は。

【市長】
 本市のコロナワクチンの接種については、256の協力医療機関の個別接種を主体としてやっていくということにしております。その都度、医療機関の必要数等に応じてワクチンを配布し、その上で医療機関側にどの人にどれだけ接種するのかっていうのを判断していただいた上で接種をしていただいているところです。当初、14日16日21日の接種券配布と同時に接種予約が行われる予定でしたが、供給の減少により、予約を1回延期していただいたということで、一回予約をはがしていただきましたが、その時に医療機関が保有しているものについて、高齢者接種は引き続きやっていますし、基礎疾患のある方についての接種も接種券がある限り可能ですということにしておりますので、その辺の対象の方中心に接種を行っている例はあろうかと思っています。それは医療機関の判断に任せるしかないと保健所から聞いています。

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